プロトコル・オメガを退け、剣城京介のインタラプトを守った俺たち。しかし、パラレルワールドの存在である優一さんは消滅してしまった。
天馬:「こんな····こんなのってないよ!! どうにかならなかったの!?」
ワンダバ:「それが、時空の定めなんだ」
フェイ:「彼は言ってたよ? 例え足が動かなくなっても、自分の力で乗り越えてみせるって」
天馬:「···············」
ワンダバ:「よし、現代に戻ろう」
そして俺たちはTMキャラバンに乗り込む。だが、彼方も神童先輩も、皆元気が無かった。
ワンダバ:「では行くぞ!! タイムジャ~ンプ!!!」
やるせない想いで現代に帰って来た俺たち。剣城が戻っているかを確認するためサッカー棟に入ると、
果林:「あら、天馬くんたち遅いわよ?」
剣城:「今日休みかと思ったぞ」
天馬:「剣城!! あっ··ねぇ、最近優一さんの具合はどう?」
剣城:「ん? ああ、手術も成功したし、ちゃんと良くなってるよ。もう松葉杖で歩けるくらいには回復してる」
天馬:「良かった~······」
剣城:「?」
するとサッカー棟のドアが開き、新校長となった火来校長が血相を変えて飛び込んで来た。
火来:「皆さん、大変です!!!」
歩夢:「校長先生どうしたんですか?」
火来:「先程、国会で"サッカー禁止令"が可決されてしまったんです!!!」
果林:「サッカー禁止令ですって!?」
皆が驚いている中、俺たちタイムジャンプしていた組はピンと来ていない。いや驚いてはいるんだけど·····
火来:「はい。サッカーをすることが、法律で禁止されてしまったんです。残念ながら雷門サッカー部は、本日を持って廃部です」
雷門イレブン:『『『ええーーーーーっ!?』』』
― 200年後・エルドラド ―
トウドウ:「サッカー禁止令とは、良くやった。「プロトコル・オメガ2.0」。アルファとは、レベルが違う様だな」
?:「ふふっ♪ ありがとうございますっ」
― 現代 ―
彼方:「な、何でそんな法律が?」
園田:「仕方無いのかもしれません。国際試合であんなことをしてしまったんですから」
竜太:「あんなこと?」
三国:「1ヶ月前の、「日本vsアメリカ」の国際親善試合だよ」
侑:「あんなのサッカーじゃないよ。ただの日本の恥さらしだよ!!」
?、そんな試合だったっけ?
天馬:「えっ? その試合なら俺もTVで観ましたけど、いい試合だったような······」
竜太:「俺も彼方の家で遥ちゃんと彼方と三人で観てたけど、おかしな所無かったぞ?」
彼方:「うん。彼方ちゃんも遥ちゃんも夢中で観てたもん」
聞くと神童先輩と信介も試合におかしな所は無かったと言う。? タイムジャンプ組だけだな·····
園田:「あなたたち何か他の試合と勘違いしてるんじゃないですか? あれがいい試合だったなんて······」
フェイ:「ワンダバ、もしかして·····」
ワンダバ:「恐らくプロトコル・オメガの仕業だ!! 油断も隙も無い奴らだ!!」
園田:「あの、あなたたちは······」
竜太:「ああ、海未先生たちは初めてでしたっけ? 実は·····」
― 状況説明中 ―
園田:「200年後の未来から来た!?」
龍也:「マジかよ······」
円堂:「········思い出した!! 俺も過去を変えられそうになったんだ!! 23年前に天馬たちが来てくれ無かったら、今頃雷門サッカー部は存在していない!!!」
天馬:「はい!! 高校生のときの円堂監督や豪炎寺さんに鬼道さんや風丸さんと一緒にプレー出来て楽しかったなぁ·····」
園田:「そうなんですか·····天馬くん、後ろ気を付けて」
天馬:「え? ······ヒィッ!?」
後ろを振り替えると、般若見たいに怖い顔をした皆が睨んでいた。まるで呪詛のようにブツブツと「ウラヤマシイ」と言っている。
フェイ:「まぁハッキリさせよう。天馬、竜太、君たちが観た日米親善試合の結果は?」
天馬・竜太:「「3-2で日本の勝ち!!」」
せつ菜:「全然違います····10-0で迎えた後半戦、日本代表の暴力行為で試合は中止になったんですよ」
円堂:「あの試合なら確か録画があった筈だ。見てみよう」
― ミーティングルーム ―
俺たちがビデオを再生すると、そこに映っていたのは、
クオース:「オラッ!!」
アメリカ選手:「グァアアアッ!!」
王将:「おっと日本またしてもレッドカード!! ん?! どうしたことだ!! 日本構わず試合を続けているぞ!!!」
審判:「レッドカードが見えないのか!! 止まりなさい!!!」
そこで映像は途切れた。
彼方:「彼方ちゃんたちが観たのと違うよ······」
天馬:「あれは·····プロトコル・オメガだ!!」
歩夢:「でも、何で天馬くんたちと私たちの記憶が違うんだろう?」
?:「ホーッ、ホッ、ホッ。それは歴史干渉の中にいたか、外にいたかの違いじゃよ。」
フェイ:「!! アルノ博士!!」
アルノ:「クロスワード・アルノ博士じゃ!! よろしくな!!」
なんかハイテンションなじいさん来た·····
― 続く ―
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