ではどうぞ。
俺と彼方はあの後近くのファミレスに入り昼ごはんを食べ、後は何をしようか?と話しているとやっぱりサッカーと言うことになったため、俺はサッカーボールを取りに、彼方は運動しやすい格好に着替える為、一旦家に戻った。
彼方:「竜太くん~、お待たせ~」
俺が先に河川敷グラウンドで待っていると、ジャージに着替えた彼方がやって来た。
竜太:「よし! じゃあやろっか!!」
俺と彼方の勝負が始まる。俺がドリブルで彼方を抜きにかかるが彼方も必死に食らい付く。
俺が左右への連続フェイントで彼方を揺さぶるが何とか付いてくる彼方。結構レベルアップしてるみたいだな。
竜太:「やるな!! けど、」
俺が素早くルーレットを仕掛けると彼方は反応しきれずに抜かれた。
彼方:「あ~もう、悔しいな~」
竜太:「じゃあ攻守交代な? 彼方オフェンス」
彼方:「うん~」
彼方が攻める番になり俺がディフェンスに入る。彼方はシザースから右(俺から見て)に切り返すがその程度で抜かれる俺ではない。そして彼方の動きが一瞬遅くなった瞬間カットした。
彼方:「また負けた~」
竜太:「大丈夫。焦らず少しずつ上手くなろう?」
彼方:「・・・・うん!」
竜太:「よし! じゃあ二本目行くぞー!!」
彼方:「よ~し! 来~い!!」
俺がドリブルで突っ込むと彼方は必殺技を使ってきた。どんな技でも俺は破る自信があったのだが、1度目でその考えを改めることになる
彼方:「[フェアリ~ゾ~ン~]!!!!」
彼方が桃色の光を帯びた両手を地面に叩きつけると彼方を中心に半径4メートル程の半球体状のピンク色のドームが広がり、その中に突っ込んだ俺は身体に力が入らなくなり地面に倒れふしボールを奪われた。
彼方:「やった~! 取った~~~!!!」
竜太:「やられた。彼方あんな技を使えたのか」
彼方:「えへへへ~。褒めて褒めて~」
竜太:「凄いよ。偉い偉い」ヨシヨシ
彼方が俺の背中に手を回してハグしてくる。ねぇ? さっきから俺ご褒美貰い過ぎちゃう? 明日死ぬとか勘弁だぞ?
そして夕方まで一緒に練習し、今日は帰ることになったのだが
彼方:「良かったらウチで夕飯食べて行かない?」
竜太:「えっ? 俺は良いけど.......」
彼方:「よ~し決まり~、じゃあ行こ~~!!」
うん。絶対に何かしっぺ返しがあるよ。だって普通に考えてこんなことある? 彼女だったら分かるよ? けど付き合って無いんだよ?
そして恐る恐る周囲を警戒しながら彼方の家に行き、彼方が夕飯を作ってくれることになった。道中彼方からは「何やってるの?」と変な目で見られたが命に関わる可能性があるのでスルーする。
彼方:「じゃあ作っちゃうね~」
俺が彼方の夕飯を待っていると誰かが入ってきた。
?:「ただいまー。えっ? あなた誰ですか?」
彼方:「お帰り~
遥:「ふ~ん。貴方が。どうも、妹の
竜太:「どうも。大海竜太です」
遥:「大海? 大海ってまさか........」
彼方:「うん。龍也さんの息子だよ~?」
遥:「本当に!? ってことは果南さんの息子でもあるよね!?」
竜太:「そ、そうだけど?」
なんだこの子!? 目が血走ってるんだけど!!
彼方:「ゴメンね~? 遥ちゃんは果南さんの熱狂的な大ファンでさ~」
聞くと妹さんは中学3年生で今年が中学サッカー最後の大会らしい。こんなところでも母さんのサッカーに携わる女性への人気は凄まじいのか........
竜太:「そうなんだ。良かったら母さんに今度サイン書いて貰おうか?」
遥:「本当に!? お姉ちゃん!! この人凄く好い人じゃない!! 付き合っちゃいなよ!!!」
竜太・彼方:「「っ!?////」」ボッ
そして妹さんも交えてご飯を食べて俺が帰ろうとすると彼方と妹さんが玄関先まで見送ってくれた。
竜太:「じゃあまた明日。彼方」
彼方:「また明日ね。竜太くん~」
遥:「呼び捨て!!?」
そして彼方との1日は終わった。
明日からまた練習だ!! けどさ、悪いこと本当に起きないよね? ああ......、なんか緊張で胃がキリキリする。
― 続く ―
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