授業が終わりミーティングルームに集まった俺たち。土曜日は準決勝なのでおそらくその話だろう。
円堂:「皆も知ってる通り、雷門の準決勝の相手は「
龍也:「帝国は厳しい訓練により
親父がそう言うと全員の目が俺に集まる。そういう言い方止めてくれないかな
天馬:「帝国って、かつて40年間無敗で全国優勝し続けた全国屈指の超強豪ですよね!?」
円堂:「ああ。表向きはな」
神童:「表向き?」
龍也:「かつての帝国の総帥が勝つためには手段を選ばない卑怯なやつでな。サッカー部とは無関係の自校の生徒をけしかけて対戦相手の学校のサッカー部員ともめ事を起こさせて不戦勝を得たりな。そんなやり方を40年も続けてたんだ。もしあいつが今もいたら、絶対にフィフスセクターには従わないだろうな。「どんな形でも勝ちは勝ち」、「勝利こそ正義」って言う奴だったから」
歩夢:「そんな人が監督何だ」
円堂:「ん? 違うぞ。ソイツは22年前のFFIの最中にに海外で交通事故にあって亡くなった。今の帝国の監督は「
それを聞いた瞬間、皆がザワついた。
せつ菜:「鬼道!? まさか、初代イナズマジャパンの天才ゲームメーカー「
海未:「その通りです。そしてコーチは「
エマ:「てことはイナズマジャパンの二人が監督とコーチって事ですか?」
彼方:「なんか勝つ自信が無くなってきちゃった......」
竜太:「監督もコーチも元イナズマジャパン。雷門も一緒じゃん」
歩夢:「そうだよね。私たちだって伝説のイナズマジャパンの二人に教えて貰ってるんだもん。これからの練習次第で勝てるよ!!」
果林:「そうね。練習よ!!」
以前とは部内の空気が良い方向に大きく変わった。良いことだ
その日の練習は何と制限時間10分で俺たち15人(しずくは怪我が治っていないため除外)vs初代イナズマジャパンの親父、海未先生、円堂さんの3人の15vs3の変則ゲームだった。円堂さんと三国さんが其々キーパーに入る。
海未:「行きますよ。大海くん」
龍也:「おう」
ピィーーーーッ!!
マネージャーの葵が笛を吹きゲーム開始
それと同時に親父と海未先生がパスを回して攻め上がって来た
海未:「大海くん!!」
ボールを受け取った親父を果林先輩とキャプテンが二人がかりで止めに入る。
龍也:「[スプリントワープ・
果林:「嘘!? 速っ!!」
天馬:「止める!!」
天馬がスライディングを仕掛けるが海未先生とのワンツーパスで抜き去る。
せつ菜・歩夢・かすみ:「「「行かせません!!」」」
せつ菜先輩達が三人でディフェンスに入るが、
龍也:「[ウルトラムーン・S]!!」
がら空きの上を綺麗な宙返りで躱して抜き去り、海未先生にパスを出す。
彼方:「エマちゃ~ん、浜野く~ん!」
今度は彼方とエマ先輩と浜野先輩が三人で海未先生を止めにかかるが、時には膝、時には頭、そして踵と足にボールが吸い付いてるかの様なトリッキーな動きに抜き去られた。
海未:「大海くん!!」
パスが親父に通り霧野先輩、天城先輩、璃奈、信介が今度は四人で止めに入る。
霧野:「止めて見せる!!」
親父が突っ込んで霧野先輩を高速ルーレットで抜き去った直後、天城先輩の必殺技が襲う。
天城:「[ビバ!万里の長城]!!!」
天城先輩が高く聳える万里の長城を呼び出しブロックを試みるが、あろうことか親父は万里の長城の壁を垂直にドリブルしながらかけ上がり上から抜き去った。
天城:「だド!?」
信介:「璃奈ちゃん!!」
璃奈:「オッケ~」
信介と璃奈が親父の着地直後を狙うが、親父は着地する前に空中で海未先生にパスを出す。
龍也:「園田!!」
竜太:「貰った!!」
海未先生へのパスをカットしようと足を伸ばすがボールには強烈なバックスピンがかかっており俺の足に触れる前に、着地を完了しゴール前へと走る親父の元へ戻った。
龍也:「[ひとりワン・ツー・A]!!!」
遂に、親父と三国先輩が1vs1になる。
三国:「俺に止められるのか.....?龍也さんのシュートが「三国!! 行くぞ!!」は、ハイ!!」
親父が跳ぶと背後に武士型のマジンが現れ親父がシュート体勢に入るとマジンが刀を振り上げ、親父が左足を振り抜くと同時に刀を降り下ろす。
龍也:「[スサノオブレード・Gx]!!!」
ドッゴオオォォォォオオオオオオン!!!
三国:「くっ!! [バーニングキャッチ・改]!!!」
ガガァアアアアッ!!!
三国先輩が燃える右手でシュートに掴みかかるが、
三国:「(なっ!? 何だ!! この凄まじいパワーは!?)うわぁぁああああ!!?」
ザシュウッ!!
果林:「す、凄い......!!」
神童:「あれが伝説のシュート技・・・[スサノオブレード]!!」
龍也:「よし! まだまだ行くぞ!!」
雷門:「は、ハイ!!」
それから毎日みっちり練習し、いよいよ帝国戦の朝を向かえた。
― 続く ―
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