虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第65話:不自然の真相

からくり兵馬俑チームに同点に追い付かれて雷門ボールのキックオフから試合再開。

 

神童先輩はボールを再び侑先輩に預ける。

 

そこにまたしてもへいば8がディフェンスに入る。だが、そう何度もやられる程侑先輩は弱くなど無い。

 

侑:「今度こそ!! 《天帝の眼(エンペラーアイ)》!!」

 

侑先輩は再び、相手の動きの未来を見通す《眼》を使う。しかし、

 

侑:「っ!?」

 

へいば8:「ボールハイタダク」

 

へいば8にまたしてもボールを奪われた侑先輩。どうなってるんだ? いくら何でもおかしいぞ?

 

ボールは、へいば8から斜めにグラウンダーのセンタリングで此方のディフェンスの裏に抜け出していたへいば11に渡ってしまう。マズイぞ! もう劉備さんの腕は限界なのに・・・・・!!

 

へいば11:「ギギッ [ギアドライブ]」

 

空中に浮かぶ歯車に乱反射し、不規則な弾道でシュートが劉備さんに襲い掛かる。

 

劉備:「手が使えなくても盾にはなれる!!」

 

すると、劉備さんは両腕を十字にクロスさせてシュートを止めるのでは無く"ガード"した。勢いに押されながらも劉備さんは気合いでシュートを弾き飛ばした。

 

信介:「す、スゴイ・・・・・・」

 

しかし運悪くボールはへいば9の真正面に転がってしまい、へいば9はクイックでシュートを撃って来る。今のガードの衝撃で劉備さんはおそらく腕が上がらないダメージを負ってしまった筈。ディフェンスも皆カバーに行ける位置には居ない。だが、

 

劉備:「腕が使えなかろうと、まだ身体も頭も残っておるわぁああぁああっ!!」

 

すると今度は劉備さん、飛んで来るシュートに真正面から思い切りヘディングで頭をぶつける。シュートは劉備さんが思い切り頭を上へと振り上げると、クロスバーを超えてフィールドの外へと出て行った。マジかこの人・・・・・・

 

天馬:「す、スゴ過ぎる・・・・・・」

 

愛:「こんな人が背中を守ってくれてたら、頼もしい処の話じゃ無いよ・・・・・!!」

 

信介:「劉備さん、何でそこまで・・・・「それが"劉玄徳"だからだ」」

 

関羽:「兄者はこれまでに、自然災害や疫病で苦しむ民の姿を大勢見てきた。しかし、役人の手にもやれることの限界があり、後手に回ってしまうことが多かった。だから兄者は、ならば自分が立ち上がろうと決意した。そんな兄者の姿に、大勢の民が付いてきた」

 

張飛:「その場の思いつきでやったんだろうと笑う奴もいる。だが、そんな大事に真っ先に動こうとするなんて、誰にでも出来る事じゃねえんだ!!」

 

劉備:「信介、交代だ。「っ!! 兄者!?」 勘違いするな。意思を曲げた訳では無い。守れる者が守る。それだけだ」

 

信介:「劉備さん・・・・・」

 

劉備:「信介、キーパーは最後の砦だったな。頼んだぞ。「っ! ハイ!!」」

 

 

 

雷門

 

GK 劉玄徳 out → GK 西園信介 in

 

 

 

天馬:「信介!! 頼んだぞ!!」

 

信介:「うん!!」

 

皆が気合いを入れる中、俺は侑先輩に声を掛けた。

 

竜太:「侑どうしたんだ? いつもならあの程度・・・・」

 

侑:「分からない。何て言うか、動きが何時もと違って・・・"見えない"の」

 

 

へいば7のコーナーキックから試合再開し、ボールが上がる。ボールは緩やかなカーブを描きながらへいば10に飛ぶが、神童先輩がヘディングでクリアする。そしてボールは侑に渡る。

 

侑がドリブルで攻め上がる。へいば8は先ほどのコーナーキックの為に上がっており、残すはディフェンスの3体のみ。

 

へいば3:「ギギッ 止メル」

 

侑:「[ライトニングアクセル・A]!!」

 

侑が必殺技を発動し、イナズマの如き速さで駆け抜ける。しかし、技の終了直後の無防備なタイミングをへいば2に突かれてしまう。だが、

 

竜太:「させるか!!」

 

そこに俺がフォローに入って奪い返して侑先輩にボールを戻す。

 

侑:「ありがとう・・・・」

 

竜太:「調子が悪い時は誰でもある。俺達がカバーするさ!!」

 

侑:(本当に心強い後輩だなぁ・・・・・・)

 

何か吹っ切れた様な雰囲気に変わった侑先輩はペナルティエリアまで侵入し化身を発動する。

 

侑:「はあああああっ!! 【戦場の女神ジャンヌ・零式】!! [ー バルキリーロード ー]!!!

 

侑先輩渾身の化身シュートがへいば1に襲い掛かる。へいば1は技の体勢に入るが、

 

へいば1:「ギギッ [ビームこb・・・・ ドガアアアアアンン!!!」

 

侑先輩のシュートは相手が技を発動する前にゴールに突き刺さった。

 

侑:「ヨッシ!!」

 

竜太:「ナイス!!」

 

竜太・侑:コツン

 

俺と侑先輩は、軽くこぶしを合わせて互いを讃えた。

 

 

侑先輩のシュートが決まり2-1で再びリードする雷門。からくり兵馬俑のキックオフから試合を再開し、ボールはへいば10に。そこへ天馬がディフェンスに入る。

 

天馬:「[ワンダートラップ]!!」

 

天馬が必殺技でボールを奪い取ると、相手はサッカーでは普通有り得ない戦術を取って来た。

 

何と、キーパー以外のフィールドメンバー全員で此方のメンバーをピッタリとマークしてきた。ここまでなら有り得るかもしれないが、相手はそれを"オールコート"で行っているのだ。

 

竜太:「サッカーで"オールコートマンツーマンディフェンス"だと!?」

 

侑:「そんな!? このディフェンスは、バスケみたいな小さめのコートだから体力が何とか持つんだよ? なのにサッカーみたいな大きいコートでやったらすぐに体力何か・・・」

 

竜太:「っ!! そうか!! こいつらはそもそも生き物ですらないから体力切れとか、精神面とか、筋肉の収縮みたいな概念が無いんだ!! だから彼方の必殺技も効かないし、侑の眼も機能しなかったんだよ!!」

 

侑:「っつ!! そうか!! 何でこんな簡単な事に気付かなかったんだ私!!」

 

俺達が焦っている隙に天馬はボールを奪われ、そこからボールはへいば11に飛び、ダイレクトで必殺シュートを撃って来る。

 

へいば11:「[ギアドライブ]」

 

信介:「ダメだ、軌道が読めない!! 「信介!! どちらに球が飛んで来るか分からないなら、運に任せて飛んで見ろ!!」 そんないい加減な?!」

 

劉備:「決断を躊躇するなと言っている!! 判断が遅れれば、大切な物を失うぞ!!」

 

信介:「でも、「信介ーーーっ!!」 もうどうにでもなれーーっ!!」

 

すると信介はゴールの枠外に出てゴールをがら空きにする。そこに相手のシュートが飛んできた、瞬間に、ダッシュで真横からボールに向かい、思い切りダイブしながらパンチングをかます。

 

信介:「[ぶっとびパンチ]!!!」

 

弾かれたボールは真上に飛び、信介の足元に転がった。信介は、相手のシュートを止めて見せたのだ。

 

 

 

雷門 2 - 1 からくり兵馬俑

 

 

ー 続く ー




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