虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

269 / 471
第88話:(かげ)

きょ、恐竜が親・・・・・・?

 

竜太:「う、嘘だろ?」

 

トーブ:「嘘なんかじゃねーぞ? オラはトーチャンのタマゴから産まれたんだ」

 

いやいやいやいや、人間が恐竜のタマゴから産まれる訳・・・・・・、

 

トーブ:「あそこにオラの産まれたタマゴの殻があるぞ?」

 

水鳥:「いや、んな訳・・・・・っておい!! これって!?」

 

水鳥さんの声で皆そちらに駆け寄る。そこには、

 

竜太:「こ、これSFとかでよく見るタマゴ型の救命カプセルじゃねぇか!?」

 

フェイ:「本当だ・・・・・・。でも、天馬達の時代の物じゃ無い。でも、僕たちの時代より明らかに旧式だ・・・・・・・多分僕たちの時代よりも2~30年は前の物だよ?」

 

かすみ:「って事は・・・・・・・」

 

俺達は全員トーブを見る。

 

トーブ:「あん? 一体どうしたんだ? 飯にすっぞ?」

 

トーブは森で取ったと思われる木の実や何かの肉を用意していた。

 

竜太:「しょうがねえ、飯にするか・・・・・」

 

俺達は飯を食いながら俺達の目的をトーブに話した。

 

トーブ:「ん? 強い恐竜を探してんのか?」

 

天馬:「うん。ティラノサウルスよりも強い恐竜・・「天馬!! ティラノサウルスって言う名前は僕たちの時代の人が付けた名前だからトーブは分からないよ」」

 

トーブ:「知ってっぞ? ティラノサウルス「え!?」でもティラノサウルスって、そんな強くないけどなぁ・・・・・?」

 

それを聞いて信介が驚きの声を上げる。

 

信介:「ええ!? ティラノサウルスだよ!? そんな事無いでしょ?」

 

トーブ:「いや? トーチャンの方が強いぞ? っていうか普通にトリケラトプスにも負ける事あるしな」

 

トリケラトプスって名前も知ってるのか・・・・・。

 

フェイ:「じゃあトーブが知ってる中で1番強い恐竜って誰?」

 

トーブ:「ん~、それなら"ロックスター"だな。「ロックスター? そんな恐竜聞いた事無いよ?」ああ。一応ロックスターもティラノの一種なんだけどな? 明らかにそこらの有象無象とは訳が違うんだぞ。比べものにならないくらいデカくて、パワーも桁外れなんだ。同じ生き物なんだけどそいつだけが特別って感じだぞ?」

 

ワンダバ:「よし!! じゃあターゲットはそのロックスターで決まりだ!! トーブ、そいつはどこにいるんだ?」

 

トーブ:「この辺の強い奴らが集まってる"獣の谷"って所の洞窟に住んでるんだ。ロックスターはそこのボスだからな」

 

フェイ:「そんな強い恐竜が集まってる中で1番強いのか・・・・決まりだね」

 

天馬:「トーブ、明日案内してくれない?」

 

トーブ:「おう。良いぞ? なら今日はもう寝るぞ? 獣の谷はここよりずっと険しい道だからな」

 

かすみ:「う、嘘・・・・・かすみん本気で死んじゃいますぅ!!!」

 

しずく:「かすみさん、頑張ろう?「うう、しず子~!!」」

 

神童:「おい、トーブもう寝たみたいだぞ? 静にしろ「そうじゃな。やっと話が出来るわい」アルノ博士!?」

 

出たよ神出鬼没爺さん。

 

アルノ:「皆が想像しておる通り、トーブ君は未来の人間じゃ。ただし、恐らく170~180年くらいだと思うがな。あの頃にワシはタイムマシンを発明したんじゃが、当時は精度が拙く事故が良く起こってたんじゃ。彼は恐らくその事故でこの時代、運よくあの翼竜のタマゴに紛れる形で飛ばされたんじゃろう」

 

璃奈:「そっか!! 本で見たことがある。明らかに自分の子供じゃ無いけど自分の巣のタマゴから産まれれば自分の子供だと思い込むっていう生き物の習性。そして子供も初めて見た物を親だと思うって・・・・」

 

栞子:「はい。私もそうだと思います」

 

アルノ:「彼の親はワシの方で探してみよう。お前さん達は時空最強イレブンの方を頑張るんじゃぞ?」

 

雷門:『『『はい!!』』』

 

竜太:「・・・・・・悪い。俺ちょっとボール蹴って来るわ。「え、竜太?」 すぐ戻る・・・・・」

 

天馬:「どうしたんだろう?」

 

神童:「大海には大海の考えがあるんだろう。俺達は明日に備えて寝るぞ?」

 

 

ー 竜太 Side ー

 

竜太:「・・・・・くそっ!!」

 

俺はかなり苛ついていた。幕末で、親父を取り戻したと思ったのに・・・・ザナークも知らない横槍が入って結局取り戻せなかった!! 何より、トーブのあのスタミナとスピード・・・・俺なんか遥かに越えている!!!

 

竜太:「俺だって・・・・・・!!!」

 

でも、ダメだったら? 俺が点を決められなくなったら、どうなるんだ? 皆春に出会った頃とはまるで別人な位にパワーアップした。かすみは果北ともやりあって勝てる実力になった。だんだん皆との差が縮まってきてる。もし追い越されたら?

 

竜太:「・・・・・・ダメだな。練習するか」

 

恐竜時代の夜に、ボールの音がこだまする。しかし俺はどうしても胸の不安が拭えなかった。

 

 

ー 続く ー




感想・評価宜しくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。