俺のアームド状態での[マッハウィンド]が、信介のミキシ技の[大国謳歌]を打ち破って同点ゴール。そして試合時間はあと僅か。円卓の騎士ボールで試合再開。
ボールは梨菜さんに渡ってそこからフィールドの味方の流れを、調律するかの様にコントロール。静かに、しかし力強く、パスを繋ぐ。
天馬:「果北ちゃんにマーク入って!! ストロウとデブーンは剣城に!!」
俺の指示でフェイがデュプリをコントロールしてそれぞれマークにつかせる。しかし、
梨菜:「ふっ!!」
ここで梨菜さんのゲームメイクが変わった。先ほどの静かなゲームメイクから、一気に侵略するかの如く苛烈に攻め立ててくる。
神童:「せつ菜!!」
そしてボールはせつ菜先輩に渡る。
せつ菜:「行きますよーーーっ!!」
せつ菜先輩がゴール前へと攻め上がると、そこへ剣城と果北ちゃんが合流。3人でシュート体勢に入る。
月夜をバックに、3人の背後に白銀の魔狼が出現する。剣城、果北ちゃんの2人が前方へとダッシュするとせつ菜先輩が2人の間にシュートを蹴り込み、2人はそれを挟み込むようにして真上へと蹴り上げる。
せつ菜:「これで私達の勝ちです!!」
せつ菜・剣城・果北:「「「[グランフェンリル・G4]!!!」」」
せつ菜:「無駄です!!」
ドガァアァアアァアアアッ!!!
しかしシュートは4人を纏めて吹き飛ばし、ゴールへと一直線。そこへ、
天馬・フェイ:「「させるかぁあぁああぁああああっ!!!」」
ドガァアアッ!!
しかしその間に俺とフェイは戻って二人同時に蹴りを叩き込んでシュートブロック。しかしそれでも僅かにパワー負けして弾き飛ばされる。
フェイ:「くっ!! マッチョス止めろ!!」
マッチョス:「[エクセレントブレスト・V3]!!」
これだけブロックして、マッチョスはやや引き摺られながらもシュートを止めた。
ピッ、ピッ、ピィイイイーーーーッ!!!
ここで試合終了のホイッスルが鳴り、5ー5の同点で試合終了。
天馬:「ハァ、ハァ・・・負けないだけで精一杯だった・・・・・・」
桐穂:「いやいやいや、私達を全員相手にしてほぼ2人だけで戦ってる様な物で引き分けって寧ろ凄すぎるでしょ!?」
神童:「ああ・・・。勝てると思ったんだがな・・・」
天馬:「って言うか皆さん俺に何か恨みでもありました?」
侑:「え? 無いよ?」
は? いやいやいや・・・あれだけ本気で叩き潰しに来て無いんですか?
神童:「ああ、インターハイの時もそうだが、俺達はお前と今はいない竜太に引っ張ってもらってたからな・・・。いつかお前たちと本気で敵として戦ってみたいと思ってたんだ。1人のプレイヤーとして・・今回たまたまいい機会だと思ったからやっただけだ」
!! なんだ、そうだったんだ・・・。
アーサー:「会話は済んだか?」
ああ、そうだ入団テスト!!
アーサー:「2人共合格だ!! どんなに強大な相手でも決して諦めないその心。それが私が最も見せて欲しかった物だ!!」
葵:「良かったね天馬!!」
天馬:「あお・・・っ!?」
黄名子:「ボソボソ 葵ちゃんはメローラ姫やんね」
姫って・・・どんだけいい役なのさ・・・。
すると、空から黒い龍が・・頭に漆黒の鎧を着た騎士を乗せて飛んできた。
アーサー:「マスタードラゴン!? メローラ!! 城の中へ!!」
葵:「は、はい!!」
そして葵が城に入ろうとすると、黒い騎士が何かの玉の様なものを葵に向けて投げてきた。
黄名子:「危ない!! 「きゃっ!? 黄名子ちゃん!!」」
すると玉が当たった黄名子は中に閉じ込められて黒い騎士の手に渡った。
黒騎士「アーサー王、そして円卓の騎士、この娘を助けたくば、〈嘆きの洞窟〉へ来い」
天馬:「黄名子を返せーーーーーっ!!」
そして、黒いマスタードラゴンと騎士は飛び去っていった。
ー 続く ー
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