彼との出会いは11年前。私が6才の時にママと一緒に親友のすずめちゃんの家に遊びにいった時だった。その日はママたちの高校時代のサッカー部のチームメイトが皆ですずめちゃんの家に集まっていた。
南ことりさんと娘の南すずめちゃん。
園田海未さんと娘の
西木野真姫さんと娘の
小泉花陽さんと娘の
星空凜さんと娘の
矢澤にこさんと娘の矢澤ここなさん。
東條希さんと娘の
絢瀬絵里さんと娘の
そして私とママを含めた9組が集まっていた。
ことり:「みんな? 今日もう一組ママたちの友達が親子で来るから仲良くしてね?」
すずめ:「ママ、女の子?」
海未:「違いますよ? 男の子です」
波未:「お.......、男の子ですか?」
蘭:「怖い子じゃないと良いな~」
春香:「う.......、うん」
凜:「蘭と春香ちゃんと真理奈ちゃんと同い年にゃ」
真理奈:「そ、そうなんだ」
真理奈ちゃんは興味無さそうにしているが嘘だとすぐにわかる。真理奈ちゃんが髪の毛を指でクルクルしてるのは誤魔化してる証拠なのだ。
私たちがどんな子なんだろうと思っているとチャイムが鳴り、
絵里:「あっ、ことり、来たみたいよ」
ことり:「うん。ちょっと出てくるね」
そしてことりさんが迎えに行き、しばらくして一組の夫婦と男の子が入って来た。
龍也:「皆久し振り。元気そうだな」
真姫:「龍也、果南、久し振り」
桐穂:「えっ? ひょっとして大海龍也さん?」
穂乃果:「そうだよ桐穂? 私たちのイナズマジャパン時代のチームメイトの大海龍也くんと松浦果南ちゃんだよ?」
絵里:「私はロシア代表だったけどこの二人にずいぶん苦しめられたわ」
そして私が視線を向けると、男の子は果南さんの影に隠れてしまった。
桐穂:「私、高坂桐穂!! 君は?」
竜太:「お、大海竜太です」
すずめ:「竜太くん、一緒にサッカーやらない?」
すると竜太くんはパアアと顔を輝かせて「する!」と言ってきたので皆でボールを持って庭にでた。
真理奈:「桐穂ちゃん!!」パスッ
桐穂:「ここなちゃん!!」パスッ
ここな:「理沙!!」パスッ
理沙:「すずめちゃん!!」パスッ
すずめ:「希理歌ちゃん!!」パスッ
希理歌:「竜太くん!!」パスッ
竜太くんにパスが行くと、竜太くんは爪先でボールを上げてリフティングを始めた。胸、膝、頭、踵とまるでボールが吸い付いてるかのようなボールタッチだ。
蘭:「凄いにゃ~」
竜太:「えっと、蘭さん!!」パスッ
蘭:「ナイスパスにゃ」
蘭ちゃんの足にピタリとパスが通り蘭ちゃんも驚いている。
蘭:「凄く捕りやすいにゃ」
桐穂:「ねぇ! せっかく10人いるんだしミニゲームやろうよ!!」
真理奈:「良いわね! やりましょう!!」
ここな:「じゃあふたりずつグーパーで分かれましょう。」
そしてチーム分けは
グーチーム
東條希理歌、園田波未、西木野真理奈、高坂桐穂、大海竜太
パーチーム
南すずめ、星空蘭、小泉春香、矢澤ここな、絢瀬理沙
倉庫からミニゴールを2つ取り出して設置しグーチームボールでゲームスタート。ボールは真理奈ちゃんに。
真理奈:「桐穂ちゃん!!」
私がボールを貰うとここなちゃんと春香ちゃんがディフェンスに来る。
ここな・春香:「「止めるわ(ます!!)!!」」
波未:「桐穂! 竜太が空いてます!!」
竜太くんはマークを振り切って絶好の位置に居たので竜太くんにパスを出した。
竜太:「ナイスパス!! やあぁぁああああ!!!」ドガァアアアアッ!!!
そのシュートは明らかに5才の子供が蹴るボールの威力じゃなかった。すずめちゃんは恐くてボールを避けてしまいそのままシュートはゴールに突き刺さった。
竜太:「あっ!? ご、ごめんなさい!!」ショボン
理沙:「な、何? 今の威力.......?」
すずめ:「こ、恐かった」グスッ
桐穂:「・・・・凄い!!」
桐穂以外:「え?」
桐穂:「竜太くん凄いよ!! 何であんな球蹴れるの!?」
竜太:「れ、練習いっぱいしたから.......」
桐穂:「よ~し!! 私もいっぱい練習するぞ~!!」
私の夢は、またいつか開かれるかもしれない世界大会で、ママたちと同じ日本代表になって世界一になること。たとえ年下でもこの子を目標に頑張ろう!!
それからはゴールデンウィーク、夏休み、お正月の年に3回くらい私たち9人と竜太は会うと一緒に練習するようになった。それが何年も続き、
― 5ヶ月前 / 元旦 神田明神 ―
私は高1になり竜太は中3。今年の4月から竜太も高校サッカーに入ってくる。でも今の高校サッカーにはフィフスセクターというとんでもなく邪魔極まりない連中がいる。私は神奈川に住んでいるという竜太の父方のおばあちゃんの家に来ていた竜太を呼び出して一緒に初詣していた。
桐穂:「竜太はどこの学校にいくの?」
竜太:「俺? 東京の雷門に行こうと思ってる」
桐穂:「そっか。じゃあ何処かで闘えるかもね」
竜太:「もしそうなったら全力でやるからな?」
桐穂:「うん!!」
きっと、私は何年も前からこの年下の男の子に惚れてしまっていたんだと思う。彼に会う度、声を聞く度、胸がドキドキする。いつか絶対、想いを伝えるんだ!!
― 現在 / アキバスタジアム ―
実況:「お待たせしました!! これよりインターハイ東京都予選決勝戦、雷門高校vs音ノ木坂学院、選手入場です!!」
桐穂:「行くよ皆!!!」
音ノ木坂イレブン:「はい!!」
神童:「絶対勝つぞ!!」
雷門イレブン:「おう!!」
竜太:「皆......」
幼馴染たち:「竜太......」
竜太・幼馴染:「「勝負!!」」
遂に、試合が始まる。
― 続く ―
何度も言いますが桐穂ちゃんはヒロイン候補には入っていません。オリ主とオリヒロのカップルにしちゃうとこの物語の場合ラブライブ要素を入れる意味が無くなっちゃうので。
桐穂ちゃんゴメンね?
感想・評価宜しくお願いします。