パーフェクトカスケイドの圧倒的な力に圧倒されて前半を終えた俺たち。このままじゃあ・・・、
アーサー:「どうしたんだ松風天馬、何を迷っているんだ?」
天馬:「だって・・・俺には皆を上手く引っ張れない。リーダーには向いて無いんです・・・」
愛:「・・・・てんてん、愛さんたちは別にてんてんに引っ張ってもらおうとは思ってないよ? 確かに
桐穂:「愛ちゃんなんてこと言うの!?」
愛:「けど、てんてんはリーダーじゃなくてキャプテンでしょ?」
天馬:「え?」
神童:「天馬、確かに俺は皆に上手く指示を出せる。お前よりもな。だが、お前の役目は全く違うものだろう?」
天馬:「それってどういう・・・「答えはフィールドで見つけるしかないな」・・・・」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
黄名子:「このままじゃあ・・・ウチがフェイを守らないといけないのに・・・」
すると、フィールド外の地底湖からブクブクと泡が立ち、すごい勢いてマスタードラゴンが飛び出してきた。
サカマキ:「!?」
黄名子:「マスタードラゴン!! 良かった!! 元に戻ったやんね!!」
マスタードラゴンは穏やかな瞳で黄名子をジッと見つめている。すると、黄名子とマスタードラゴンが光に包まれる。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
M・ドラゴン:『貴女の深い愛情、私には届いていました。貴女には守りたい物があるのですね・・・?』
黄名子:「はい!!」
M・ドラゴン:『確かに愛情はとても強い力です。しかし、ただ優しいだけでは大切な物を守ることはできません。本当に守るのならば、〈強さ〉と〈賢さ〉を併せ持たねばなりません。貴女の愛に敬意を評し、私の力を預けましょう。〈野獣の獰猛さ〉と、〈賢者の頭脳〉、決して使い方を誤らぬ様に・・・』
ー ー ー ー ー ー ー ー
そして光が晴れると、プラチナブロンドの髪色に変化し、穏やかな中にも力強さを感じる姿へと変わった黄名子が立っていた。
ワンダバ:「き、強制ミキシマックス・・・」
そして、マスタードラゴンは洞窟の奥へと姿を消した。
黄名子(ドラゴンMix):「マスタードラゴン・・・ありがとう!! ウチ、やってみせるやんねっ!!」
そして、ハーフタイムが終了し、後半戦のためにフィールドに出る。
ピィイイイーーーーーッ!!!
パーフェクトカスケイドボールで後半戦開始。すると相手は早速全員化身アームドを発動する。
レイ:「何をしてもムダだ 「行かせないやんねっ!!」」
すぐさま黄名子がディフェンスに入る。
頼む、流れを変えてくれ!!
黄名子:「マスタードラゴン・・・行くやんねっ!! [きらきらイリュージョン]!!」
黄名子の背後にマスタードラゴンが現れると同時に花火が上がる。相手が気を取られた瞬間、黄名子はフィジカルを生かして無理やりボールを奪い取った。
レイ:「っ!!」
黄名子(ドラゴンMix):「キャプテン!!」
そしてボールは俺に繋がる。
天馬:「っ!!」
バド:「やらせない」ズザアッ
しかしDFのバドにスライディングで弾かれてしまいボールはサイドラインを割って外に出る。
天馬:「っ! (やっぱり・・・)」
アーサー:「天馬、お前に問おう。リーダーとは何か?」
天馬:「皆で目的を達成するために皆を纏める人です。」
アーサー:「キャプテンとは何か?」
天馬:「それは・・・リーダーをやる上で必要な・・」
アーサー:「ふむ、お前には何も見えていない様だな・・・「へ?」皆の声を聞け。そうすれば見えてくる」
霧野:「天馬、お前にはお前にしか出来ないことがある」
信介:「そうだよ!! メンバーが悩んでるとき、隣で一緒に悩んでくれて・・・」
せつ菜:「仲間の歩幅が遅れたら、一緒に隣を歩いてくれる。それがあなたです!!」
天馬:「ッツ!!」
アーサー:「天馬、私はお前の中に〈王〉の器を見た。しかもそれは、私ですら理想とする王の姿。民の苦しみを理解し、我が事の様に悩むことが出来る、そんな王をな」
神童:「そのとおりだ天馬!! 俺たちのキャプテンは、だからこそそれができる、お前と竜太しか居なかったんだ!!」
天馬:「っ!? 俺が・・・王に・・・」
アーサー:「円卓の騎士よ!! 私を使え!! そして松風天馬!! お前が勝利へと導くのだ!!」
大介:「ムッ、松風天馬とアーサー王を、ミキシマックスだ!!」
ワンダバ:「なっ!! 天馬とか!?」
大介:「アーサー王が天馬を王の器と認めたのだ!! 絶対に成功する!!」
ワンダバ:「分かった!! 行くぞ天馬!! ミキシマックス!!」
ミキシマックスガンの光が天馬とアーサー王を包み、それが晴れると、髪が伸びて金髪に変わった、堂々たる王の姿があった。
そして雷門ボールのスローインから試合再開。フェイのスローからボールは俺に渡ると、そこにレイ・ルクがディフェンスに入る。
レイ:「行かせはしない」
天馬(アーサーMix):「負けるもんか!! ウォオオォォォオッ!!」
そして俺が片手を上に掲げるとその手に剣を握り、一刀でディフェンスを切り裂いた。
天馬(アーサーMix):「[王の剣]!!」
レイ:「っ!」
俺はついにレイ・ルクを突破。そしてアウトサイドにパスを出す。
桐穂:「ナイスパス!!」
サカマキ:「!? 止めろ!!」
パーフェクトカスケイドのディフェンスが桐穂さんに襲い掛かる。
桐穂:「行くよ!! 《加速世界》展開!!」
それを発動した瞬間、私の視界は色を無くしてモノクロになる。それと同時に全員のスピードが極端に遅くなる。
桐穂:「はあっ!!」
私はディフェンスを全員抜き去りシュート体勢に入る。
桐穂:「[プロミネンスドライb・・・「やらせない」っ!?」
しかし空中で不意にシュートブロックを受けたため反応できずに私は落下。地面に叩きつけられる。
桐穂:「ぐっ、ぅううぅううあっ・・・」
神童:「高坂!! ・・・ダメだ、足に異常をきたしてる腫れ方だ!!」
そんな・・・こんなことで・・・「おい!! 諦めんのか!?」!? この声は!!!
俺達全員が声の方を見ると、明らかにこの物語の世界の物ではない。。というか俺達の時代のパーカーを着てフードを被った人が立っていた。
アーサー:「ん? ・・・・ほう?(この肌がひりつくような威圧感、こんな者が居たのか)」
そしてその人はフードを取ると、
?:「俺にとっては1年ぶりだな。皆・・・・」
天馬:「っ!! あっ、あぁぁあ〜〜っ・・・遅いよ!! 竜太!!」
果北:「全く・・・いつもいつも・・・」
竜太:「悪い、修行が長引いちまった・・・桐穂、頑張ったじゃねぇか!! 後は任せろ!!!」
桐穂:「試合終わったらお説教だからね!!」
竜太:「分かってるよ!!」
そして、俺たちにとっては三日前だが、本人にとっては長い間様々な時代で修行してきた俺達のエースが帰還した。
雷門1ー4P・カスケイド
後半残り20分
フォーメーションチェンジ
FW 剣城 竜太 果北
MF せつ菜 神童 天馬 フェイ
DF トーブ 霧野 黄名子
GK 信介
ー 続く ー
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