虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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今回敵側のある女の子と竜太、彼方が出合います。果たしてどうなるのか、お楽しみに!!

では、始まります!!


第129話:未来での一時

今まで敵として戦ってきた俺達とエルドラドは、共闘して未来の世界を脅かすセカンドステージチルドレンと戦うことになった。5日後の試合に向けての1日目の練習休憩に俺と彼方はエルドラドの人からこの時代の通貨を少し貰って二人で街を見に行く事にした。

 

〜 セントエルダ市街地 〜

 

彼方:「うわ〜・・・もう私達の時代の面影はほとんど無いね〜・・・」

 

竜太:「うん・・・」

 

何か俺自身が凄い気不味いなぁ・・・。

 

彼方:「ねぇ? せっかく彼女と一緒にデートなのに楽しく無いの?」

 

竜太:「楽しいよ? でも、さ、やっぱり心配掛けちゃったから少し気不味くてさ・・・」

 

彼方:「・・・・・・・」グイッ

 

すると彼方は俺の左腕を抱き寄せて腕に抱きついてきた。すると彼方の胸が俺の左手にムニュッと押し付けられる訳で・・・・。

 

理性が・・・!!

 

竜太:「あの・・・彼方さん?」

 

彼方:「彼方ちゃん悲しかったんだからね・・・?」

 

そうだよな・・・相談もされずに黙って行かれるなんて「信用してない」って取られてもおかしく無いし。

 

竜太:「ゴメン・・・彼方にはちゃんと言うべきだった。そんなつもりは無かったとしても、黙って行く時点で信用してないと取られても文句は言えないよな・・・」

 

彼方:「そこまで分かってるなら何で黙っていくかなぁ〜・・・・・」

 

ご尤もです・・・・ん?

 

竜太:「おい、あれ・・・・」

 

道路の前方を見ると、この間のセカンドステージチルドレンの中で何か貴族みたいな服を着た集団と同じ服を着た薄いグレーの髪にヘッドフォンを首に掛けた女の子が明らかに服装が一般人の大柄な男達に絡まれていた。・・・・危ないんじゃねぇか? あの男たちが・・・・・。

 

〜 ? Side 〜

 

はぁ、何でこうなるんだろう・・・。私達だって望んで力を持って生まれた訳じゃないのに、お母さんやお父さんにも・・世の中にも化け物って言われて・・・。 もういいやって思ったらこんなバカたちに絡まれて・・・アンタ達が私に勝てるわけ無いじゃん。セカンドステージチルドレン舐めないでよ・・・。

 

そして、その男たちが私を取り押さえようと向かってくる。仕方なく私は能力を使おうとした・・・次の瞬間、

 

竜太:「オラァアアァアアッ!!!」

 

ドガアッ!!

 

男たち:『ぐああっ!?』

 

?:「!?」

 

男たちの背後から私と同い年くらいの男の子が男たちを蹴り飛ばして蹴散らした。世間から化け物扱いされてる私たち・・いや、この場合は私を庇ってくれる人間がいるなんて思わなかった。

 

彼方:「こっち!!」

 

?:「え? えっ!?」

 

私の手を引いて男の子と一緒に場を離れる女の子。この2人には見覚えがある。確か雷門の大海竜太と近江彼方。SARUが自分たちに不都合な歴史に変えてしまうから絶対に殺してはならないと言ってた2人だ。

 

そして私の手を引いて近くの路地に入る。

 

竜太:「ったく・・・最悪だなこの時代・・・」

 

彼方:「ホントだよ・・・いくらそんな力持ってたって、私達の時代ならマトモな親だったら絶対捨てたりしないよ・・・」

 

?:「!?」

 

私は耳を疑った。彼らの時代なら私達はこんな目には遭わなかった? もしそうなら生まれる時代を間違えてしまったことになるかもしれない。そんなことを思ってると近江彼方の方が話しかけてきた。

 

彼方:「怪我はない?」

 

普通に心配してる・・・。なんで?

 

?:「別に助けて何て言ってないし」

 

彼方:「コラ! そういうこと言わない!! ほれほれ〜」

 

近江彼方が私の頬っぺをふにゃふにゃともてあそぶ。・・・何か、力を得る前の普通の子供だった時の事を思い出す・・・。

 

?:「さ、触らないで!!」

 

近江彼方の手を払おうとする私。ちょっと恥ずかしかったと同時に、普通の女の子に戻ったような感覚がして嬉しかったのは内緒だ。そして私は気になっていた事を聞く事にした。

 

?:「何で助けたの? 私は・・・」

 

竜太:「あぁ、確かに俺たちはエルドラド側で試合に出るから敵ではある。だが、それ以上にこの時代の人間たちの精神的なレベルの低さに腹がたったからだ。お前等はっきり言って200年前だったら多分ここまでの境遇にはなってないからなぁ・・・」

 

彼らの時代ならこうなってない? そんな訳・・・、

 

?:「じゃああんたたちの時代ならどうなるの?」

 

竜太・彼方:「「どんな理由があろうと自分の子供を放り出して追い出したりしたら親が刑務所にぶち込まれる」」

 

?:「私達みたいな子でも?」

 

彼方:「当然!!」

 

・・・信じられない。でも私達は過去の事はよく知らないし・・・、その時代出身の人の方が知ってるのは明らかだ。

 

彼方:「よしよ〜し」ハグッ

 

近江彼方が私を抱きしめて頭を撫でてくる。子供扱いはしないでほしかったが、それ以上に昔お母さんに同じようにして貰ったときの事を思い出してしまった。本当なら私だって・・・・。

 

そう思った瞬間、私は柄にも無くしばらく号泣してしまった。この人の腕のなかで・・・。

 

彼方:「落ち着いた?」

 

?:「少しあなたの母性が強すぎた・・・///」

 

ちょっと恥ずかしくなり目を反らして答える。SARUに見られたら怒られるだろうなぁ・・・・。

 

竜太:「大丈夫そうだな。じゃあな!! えっと・・・名前聞いてなかったな」

 

?:クスッ「あなた達みたいな人は初めてだよ・・・私の名前は"ナージェ" 。"ナージェ・ワタナベ"だよ!! じゃあね? 試合で!!」

 

〜 ?(ナージェ)Side out 〜

 

竜太:「なぁ、彼方・・・ワタナベって・・・まさか」

 

彼方:「千夏ちゃんの?」

 

今日出会ったセカンドステージチルドレンの女の子、恐らくは、千夏と曜さんの子孫であるナージェと少し話して思った。やっぱり力以外は俺達と何も変わらない。すべて終わったら彼らの両親達を全員シバいてやろうと心に決めてスタジアムに戻る俺と彼方だった。

 

 

 

ー 続く ー




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