〜 雷門 Side 〜
俺たちは突如として豹変して思い切りオウンゴールを叩き込んだフェイの後を、母さんたちと共に追いかけてスタジアムの選手エントランスに来た。そしてフェイを見つけ、
天馬:「待ってよフェイ!! 味方じゃないってどういう事!?」
フェイ:「言葉通りだよ。僕はもう天馬たちの味方じゃない。思い出したんだ・・僕が・・・セカンドステージチルドレンであることを」
っ!! 全員に動揺が走る。フェイが・・・セカンドステージチルドレン?
フェイ:「僕の父さんは、僕のセカンドステージチルドレンとしての力が怖くて僕を捨てたんだ。そして1人で寂しかった所を、SARUに声を掛けられたんだよ。SARUは、「君のその力は気味悪くなんか無い。未来のための素晴らしい可能性だよ」と言ってくれた。その時初めて僕は存在を肯定された気がしたんだ」
果南:「フェイくんも・・・捨てられてたの・・・?」
天馬:「フェイ、前に言ったよね!! サッカーを守りたいって! 未来にもサッカーが好きな人は居るって!! あの言葉は嘘だったの!?「嘘なんかついてないさ」っ、SARU・・・」
SARU:「僕はフェイを君たちの所に行かせる前に、フェイの、"セカンドステージチルドレンとしての記憶"を消した」
なっ! 記憶消した!?
吹雪:「何でそんなことを・・・」
吹雪:「簡単だよ。いくら目的のためでも、フェイは嘘をつけるような奴じゃない。だから僕達の仲間としての記憶が邪魔だったんだ。故に記憶を消去し、このタイミングで戻したのさ。だから君たちの元に現れた時のフェイは、ただサッカーが大好きな純粋なサッカー少年だった筈だよ?」
そういう事だったのか・・・。
フェイ:「悪いね天馬・・・もう行くよ。僕もセカンドステージチルドレンなんだ。こんな化け物いなくなって清々したでしょ・・・?」
フェイの顔に自虐じみた陰りが見えた。アイツ・・・、
竜太:「フェイ!! 例えお前がセカンドステージチルドレンでも、俺たちはお前を化け物だとは思わないからな!! 絶対に諦めてなんかやらねぇ!! 覚悟しておけ!!」
フェイ:「っ!!」
フェイは一瞬身体がビクッとして立ち止まったが、またSARUと共に行ってしまった。
天馬:「竜太・・・」
竜太:「たとえそんな力があろうと、アイツも・・他の奴らも化け物なんかじゃない・・・俺たちと同じ・・・人間だ・・・!!」
果南:「その通りだよ・・竜太・・・・・」
母さんは俺の肩に手を掛け、俺と共に拳を握りしめて、フェイの去った後を見詰めていた。
それを、一組の集団に見られていた事に・・ここにいる誰も気付かなかったが、
?:「あの人たち、本気なの? 私達を・・
?:「気にしてんなよ・・・アイツらだって他の奴らと同じさ」
?:「でもその"他の奴らは"あんな言葉すら言ってはくれなかったよな・・・、なぁ?」
ナージェ:「・・・・・うん。(次の試合で、あなた達の覚悟を試させて貰うわ。私達・・チーム・ギルが!!)」
ー 続く ー
フェーダの中にも不穏な動きが?
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