― ? side ―
?:「ここが雷門ですね」
竜太:「天馬急げ!! 朝練遅刻するぞ!!」
天馬:「もーーー!! 何で目覚まし鳴らないんだよーーーーー!!!!」
竜太:「遅刻したら一人で[キョ○イレンゲキ]10発一度に受けて貰うからな?」
天馬:「ひええええ!? 嫌だああああ!!!」
騒がしい人たちですね。一年生でしょうか?
― ? side out ―
― 天馬 side ―
俺と竜太は案の定朝練に遅刻し、罰としてグラウンド10周を言い渡され走るハメになり、グラウンド10周が終わった時竜太はまだ少し余力があったが俺はゼェゼェと息を荒くしていた。
神童:「これに懲りたら気をつける様に」
竜太・天馬:「「はい......。すみませんでした」」
竜太:「天馬のせいだぞ。後で受けて貰うからな?」
俺と竜太は二人揃ってキャプテンに頭を下げるが、もとはといえば俺の寝坊が原因なので竜太に脇腹を小突かれる。
天馬:「うう.....はい」
そしてそのあとの朝練も終了し授業を受ける為に教室へ
クラスメイト:「おい聞いたか松風? このクラスに転校生が来るって話」
天馬:「へぇ? どんな人なの?」
クラスメイト:「俺少しだけ見たけど凄っごい美少女!! おまけにお淑やかな雰囲気でお嬢様見たいな!!」
天馬:「そ、そっか.....」
こいつが見たのは絶対少しじゃないでしょ。 軽く引くよ。
そんな話をしていると、先生が教室に入って来た。
先生:「お前ら席に着け~」
先生の言う通りに俺たちは席に着く。すると先生のあとから、黒髪を肩辺りまで伸ばした凄く綺麗な女の子が入って来た。その子を見て同じ女子ですら感嘆の声を漏らしている。
先生:「じゃあ自己紹介を」
?:「はい。「
そう言って三船さんはペコリと頭を下げた。
先生:「じゃあ席は......、松風の隣が空いてるな。そこに座れ」
栞子:「はい」
先生に答えて三船さんは俺の隣に座る。俺が「宜しく」と挨拶すると、三船さんも「宜しくお願いします」と返してくれた。・・・男子の皆、そんな俺を嫉妬と怨みの籠った目で見ないでよ。なんか葵から嫌な視線を感じるんだけど。
先生:「それじゃあ朝のホームルームを始めるぞ」
その日1日、三船さんの机には人だかりが出来ていた。そして放課後、俺は三船さんに部活はするのかと聞いてみた。
栞子:「はい。サッカー部に入ろうと思ってます」
それを聞いた瞬間項垂れる他部の男子たち。女子はそんな男子たちを呆れた目で見ている
天馬:「そうなんだ。このクラスだと俺とかすみサッカー部なんだよ。葵はマネージャー」
栞子:「そうなんですね。ではサッカー部室に案内して頂けますか?」
天馬:「オッケー」
そして部室棟エリアで他の皆と合流して一年生全員と三船さんでサッカー棟に向かった。
天馬:「ここだよ」
栞子:「お、大きい.......。えっ、これサッカー部だけの部室ですか?」
竜太:「ハハッ。その気持ちはよくわかるよ。俺たちも初めて見たときは同じ感想を持ったからね」
そして中に入ると既に彼方先輩や三国先輩たち三年生が来ており、俺たちは先輩たちに挨拶する。すると果林先輩が三船さんに気付き、
果林:「あら? その子誰かしら?」
天馬:「今日一年生のクラスに転校してきた三船さんです。聞いたらサッカー部入部希望ということでしたので連れてきました」
そんな話をしていると、円堂さんと鬼道さんがやって来た。
円堂:「皆揃ってるか?」
天馬:「円堂監督! いえ、キャプテンたち二年生がまだです」
円堂:「そうか。ん? その子は誰だ?」
俺が監督に三船さんのことを説明すると円堂さんが三船さんに質問した。
円堂:「三船!! サッカーは好きか?」
栞子:「えっ.....はい! 大好きです!!」
それを聞くと円堂さんはニカッと笑い、
円堂:「よし! 入部を認める。サッカーをやりたいやつが入るのが、サッカー部だからな」
三国:「ふふ。円堂監督らしいな」
天馬:「そうですね」
そして二年生が来たので監督から三船さんにユニフォームとジャージが渡され、三船さんも俺たちも男子と女子それぞれの更衣室でユニフォームに着替えてグラウンドに出る。
竜太:「三船さんはどのポジションなの?」
栞子:「DFです。私結構腕に自信があるんですよ?」
竜太:「おっ、言うねぇ。じゃあちょっと勝負してみる?」
栞子:「良いですよ?」
そして三船さんと3本勝負することになり、
竜太:「行くよ!!」
俺がドリブルで高速で攻め上がると三船さんはディフェンス技の態勢に。
右手の平を開いて下から上へ振り縦の網を。そのまま右手を三船さんから見て左から右へと振り横の網を。二つ併せて格子状の網を作りだした。
栞子:「[ハンタアァァアアズ、ネット]!!!」
竜太:「うわっ!!」
三船さんは網で俺を絡めとりボールを奪った。この子強い!!!!
せつ菜:「竜太さんが奪われた!?」
円堂:「二本目開始!!」
俺がドリブルで上がると三船さんは、
栞子:「何度やっても同じ事です!![ハンタアァァアアアズ、ネット]!!!」
竜太:「同じじゃないぜ?[ウォーターベール・
俺が地面にボールを両足で蹴りこむとその場から三船さん目掛けて水柱が発生していき、[ハンターズネット]を抜けて三船さんを吹っ飛ばした。
栞子:「キャアッ!!」
竜太:「大丈夫?」
俺が三船さんの手を掴んで立たせると三船さんは呆然とした顔で、
栞子:「初めて抜かれた.......」
円堂:「3本目するか?」
栞子:「いえ、いいです。私のディフェンス技は今のところ[ハンターズネット]しか無いので同じ様にされて私の負けです」
すると皆三船さんのもとへ集まってきて「竜太から初見でボールを取る何て凄い!!」とか、「普段どんな練習してるの?」等色々質問攻めにされていた。
竜太:「三船さ・・「栞子」へ?」
栞子:「皆さんのことは名前で呼んでるじゃないですか。私のことも名前で呼んで下さい」
竜太:「分かったよ。
栞子:「っ!!//// 必ず貴方に勝ちますから!!」
おっと、どうやらライバル認定された様だ。
新しい仲間、「三船栞子」を加えた俺たち雷門イレブン。いよいよ全国大会に向けた練習に入る。
彼方・エマ・果林・歩夢・せつ菜:「「「「「ライバルが増えた.......」」」」」
― 続く ―
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