ー 天馬 side ー
俺たちが雷門の皆との練習試合を終えて宿舎に戻ってきてから、俺たちは午後の2時からの練習まで休むことになり、各自部屋でゆっくりしていた。
が、そこに葵と竜太が飛び込んできた。
葵:「天馬、大変よ!!」
天馬:「葵、竜太どうしたの?」
竜太:「呑気な事言ってる場合じゃ無いぞ!! 九坂が喧嘩して警察に捕まったって!! 今監督が警察署に行ってるみたいなんだけど・・・」
!? ケンカ!? 九坂・・・何で
天馬:「その警察署ってどこ!!」
葵:「お台場署らしいわ・・・・」
俺は急いで警察署に向かった。
ー 天馬 side out ー
天馬が走っていったあと、残った俺たちは宿舎のミーティングルームに集まっていた。
真名部:「恐らくですが、九坂くんにはイナズマジャパンを辞めてもらう事になるでしょうね・・・・」
伊吹:「チームメンバーが試合前にケンカなんて、出場停止になってもおかしくないからな・・・」
伊吹は運動部だけあってそういったことに対する処分の重さを正しく理解していた。
神童:「あのバカ・・・・!!」
真名部:「九坂くん、ああ見えて相当危ない人らしいですよ? 確かこのチームに入った条件も、退学になった学校に仲間と一緒に戻してくれる様にってことだったらしいですし」
竜太:「九坂・・・・」
真名部:「ただ、1つ妙なんですよね・・・・」
竜太:「妙?」
皆帆:「うん。真名部くんと一緒に九坂くんのことを少し調べてみたんだけど、昔の九坂くんはどちらかというと気弱で凄く優しい子だったそうなんだよね。 でも、ある時期を境に今のようになっていったって・・・・」
竜太:「ある時期って?」
真名部:「さぁ・・そこまでは」
九坂・・・いったいお前の過去に何が・・・?
森村:「・・・九坂くん、怖がってるんです」ボソッ
葵:「? 好葉ちゃん何か言った?」
森村:「いえ・・・・」
そこに監督と一緒に天馬が戻ってきた。九坂も一緒に。
竜太:「監督・・・・」
黒岩:「九坂は引き続きイナズマジャパンのメンバーでいてもらう。異論は認めん」
!?
皆帆:「これは予想外の展開だね・・・・」
真名部:「いったいどうなってるんですか?」
九坂:「・・・・スミマセン。一人にしてください」
そして九坂は自分の部屋へと戻っていった。
竜太:「今は考えても仕方ないか・・・練習だ!! 明後日のサウジアラビア戦まで時間ないんだからしっかりやるぞ!!」
森村:「・・・・・・・・」
ー グラウンド ー
俺たちがグラウンドに出て練習を始めてしばらく経った頃、森村の姿が無いことに気づいた。
竜太:「あれ? 森村は?」
葵:「さっきトイレ行くって」
竜太:「ありゃ・・・聞いちゃまずかったな」
失敗したな・・・・・。
ー 森村 side ー
森村:コンコン「九坂くん・・・・」
九坂:「なんだ森村・・・俺を責めに・・「九坂くん、一人になるのを怖がってるの?」っ!? 俺が・・怖がってる?」
森村:「九坂くん、スゴく辛そう・・・なんのためにそこまでするの・・・・?」
九坂:「・・・・・強くならなきゃ、皆離れていくんだ。もうあんな目に遭わないために・・だから俺は強くなったんだ・・・!!」
森村:「そう・・・・」
そして森村は九坂の部屋を後にした。
九坂:(俺が・・・一人になるのを怖がってるか・・・)
ー 森村 side out ー
そして、試合までの2日間しっかりと練習し、真名部や皆帆たちも体力がつくなど確実に成果が出始め、いよいよサウジアラビア代表、〈シャムシール〉戦の日になった。
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