虹ヶ咲×イナズマイレブンGO~虹の彼方に~   作:松兄

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第32話:自分嫌い

 ブラックルームでの初特訓の翌日早朝・・・・

 

葵:「う〜んっ!! 気持ちのいい朝・・・あっ、九坂くん早いね」

 

九坂:「おはよっす。なんつーか・・・目が覚めちまって、身体動かしたかったっつーか・・・・」

 

葵:「ふふっ、そっか!!」

 

 すると宿舎から1人出てきた。

 

葵:「あっ、好葉ちゃんおはよう!! 散歩?」

 

森村:「っ!! は、はい・・・失礼します・・・・」

 

 そして森村は宿舎エリアから出ていった。

 

 

ー ヨットハーバーグラウンド ー

 

鉄角:「よし! 気合入れて練習するぞ!!」

 

タッタッタッ!!

 

真名部:「ゼェゼェ・・選手のコンディションは日によって左右されます・・!! その日の体調に合わせたペースで練習するのが合理的なんです!!」

 

鉄角:「なんか言ったか?」タッタッタッ

 

皆帆:「真名部くんの言ってる事は正しいよ? ・・・()()()だけはね・・」

 

真名部:「なんか棘のある言い方ですね!!」

 

皆帆:「真名部くん無理しないほうがいいよ?」

 

タッタッタッ

 

真名部:「皆帆くんこそ息が上がってますよ?」

 

ダッダッダッ!

 

皆帆:「何を!?」

 

ダダダダ!!

 

鉄角:「・・・・何やってるんだ? アイツら?」

 

 そして先にランニングを済ませていた俺たちは皆の走りを見ていた。

 

天馬:「皆すっかりやる気になってくれた・・・!!」

 

竜太:「ああ。最初はどうなるかと思ったけどな・・・」

 

神童:「天馬・・・1人足りないぞ」

 

 え? 俺たちが走っているメンバーに目を移す。ってか真名部と皆帆もうへばってるし・・・。

 

天馬:「あっ!! 好葉がいない!!」

 

剣城:「言われてみれば・・・朝食の時もいなかったな・・」

 

葵:「あ・・・じゃああのまま・・」

 

竜太:「心当たりあるのか?」

 

葵:「うん。朝散歩に行くって言って出ていったの」

 

皆帆:「ゼェゼェ・・・散歩って・・森村さんのこと?」

 

 あっ、走り込み終わったみたいだ。

 

皆帆:「それならたぶん公園じゃないかな? 前にそこで野良猫と遊んでるのを見たことあるよ?」

 

真名部:「それならボクもありますよ? 森村さんは動物好きですし・・・空き時間にはそこに行ってるみたいですよ?」

 

葵:「天馬、私が呼んでくる。準決勝が近いんだからみんなは練習してて!!」

 

天馬:「うん。葵頼んだよ!!」

 

 そして空野は走っていった。

 

竜太:「よし、練習だ!!」

 

〜 葵 side 〜

 

野良猫:ミャ〜オ ガツガツ

 

森村:「お腹が減ってたんだね・・・いっぱい食べて良いよ?」

 

野良猫:ミャ〜

 

森村:「ふふっ「こんなところにいたんだ?」ヒッ!?」

 

 すると猫たちは私に警戒して逃げていった。そして私と好葉ちゃんは近くのベンチに座り、

 

葵:「猫が好きなの?」

 

森村:「は、ハイ・・・」

 

葵:「そっか・・・好葉ちゃん!!」

 

 好葉ちゃんはビクッと肩を震わせた。?、私なにかした?

 

葵:「悩みがあるなら聞くよ? ほら、私一応マネージャーだし!!」

 

森村:「・・・聞いて・・どうするんですか?」

 

 へ? どうするって・・・?

 

森村:「ウチのこと、笑いものにする気なんでしょ・・・?」

 

葵:「っ!? そんなこと!!」

 

森村:「!! ご、ごめんなさい!!」

 

 そして、好葉ちゃんは走っていってしまった。

 

葵:「好葉ちゃん・・・・」

 

 そして、私は皆の所に戻った。

 

〜 葵 side out 〜

 

 好葉を迎えに行った葵が戻ってきたタイミングで、食事や生活の世話をしてくれているおばちゃんが走ってきた。

 

オバちゃん:「アンタたち〜っ!! 大変だよコレ!!」

 

葵:「? なんですか?」

 

 オバちゃんは手に持っていた紙を渡してくる。どうやら手紙の様だ。

 

竜太:「"このままイナズマジャパンにいる自信がありません"だって?!」

 

九坂:(森村っ・・・・・・)

 

オバちゃん:「あの子・・・大丈夫かね・・・?」

 

葵:「さっき会った時に連れてくれば良かった・・・」

 

天馬:「葵・・・・」

 

 そして俺たちは好葉のことについて話し合うことにした。

 

瞬木:「このまま辞めたほうが、森村さんのためになるのかな?」

 

真名部:「彼女には性格的にもスポーツ自体が向いてないと思いますよ?」

 

皆帆:「確かにね・・・。彼女からは闘争心という物を感じない。そういう競技自体向いてないんだろうね」

 

九坂:「・・・・・皆、アイツのこと何も分かってねぇんだな」

 

皆帆:「? どういうこと?」

 

九坂:「アイツは大した奴だよ。俺が何に恐がっていたのかを、ひと目で見抜いたんだから・・・」

 

天馬:「九坂・・・」

 

九坂:「アイツと俺の悩んでた物って、なんか似てる気がするんだよな。"自分に向き合えない"っつーか・・ホントは森村は、仲間や友達と一緒になにかするのは好きなんじゃねぇかな・・・?」

 

 

天馬:「オレ、探しに行ってくるよ。皆は練習してて?」

 

九坂:「いや、オレも行きます!!」

 

瞬木:「オレも行くよ。あんな手紙残したせいで、戻るに戻れなくなってたらかわいそうだし・・・・」

 

竜太:「俺も行くよ。他のみんなは・・「おっと、俺も行くぜ?」鉄角・・よし、行くぞ!!」

 

葵:「好葉ちゃん・・・っ!? 水川さん?」

 

水川:「森村好葉は人を恐がってる。特に女の子を・・・故に、あなたのことも」

 

葵:「っ!? 女の子を・・・?」

 

水川:「マネージャーならそれくらい気づかなくては・・・」

 

葵:「・・・・・・・・」

 

 そして俺たち5人と葵は手分けして好葉を探しに出かけた。

 

ー ミーティングルーム ー

 

皆帆:「真名部くんは行かなかったんだ?」

 

真名部:「仮にボクが見つけたとしても、ボクには彼女の心に響く言葉を用意できない。だから適材適所で任せたまでです。皆帆くんも同じ考えなんでしょう?」

 

皆帆:「まぁね・・・で? これはマッハタイガーのデータだよね? 何か面白いことが分かったって顔だね・・・・?」

 

真名部:「ええ。 まだ仮説の段階ですが・・・この大会に違和感がありましてね」

 

 

 

 

 あれから数十分探し回ってるがどこにもいない。電話で連絡を取ったが鉄角や瞬木も見つからないそうだ。

 

 

九坂:「いねぇ・・・どこかアイツの行きそうなとこ・・・・」

 

天馬:「考えてみたらオレもあんまり話したこと無かったからな・・・」

 

竜太:「それを言うならオレもだ・・・」

 

葵:「私・・マネージャー失格かも・・・」

 

天馬:「!! そんなこと言ったら・・俺だってキャプテン失格だよ・・・・」

 

九坂:「そんなこと言ってたって仕方無いっすよ・・なにか思い出せること・・「あっ!?」っ! ん?」

 

 見ると、九坂の足に小さな女の子がぶつかってしまっていた。

 

女の子:「ご、ゴメンナサイ・・・」

 

九坂:「大丈夫だよ・・ほら、ニンジン落としたぞ?」

 

葵:「お使い? エライわね?」

 

女の子:「ううん!! ロバさんのオヤツなの!!」

 

 ロバ?

 

女の子:「アッチにロバさんとかウサギさんがいるの!! お腹すかせてるから行くね?」

 

 そして、女の子は走っていった。

 

竜太:「天馬、確か好葉って・・・」

 

天馬:「動物好き・・・」

 

天馬・竜太・九坂・葵:「「「「動物園!!」」」」

 

 そして、俺たちは動物園に直行した。

 

ー 続く ー




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