いやぁここまで長かった・・・
今回は記念回特別編になります。どうぞお楽しみ下さい
俺は今日久しぶりに彼方とデートのため、家で身支度をしていた。
竜太「えっと・・・忘れ物は、無いな。行ってきま〜す!」
秋「行ってらっしゃい!!」
そして徒歩で待ち合わせ場所の河川敷駅へと向かう。俺が着くと、待ち合わせ時間の30分も前だというのに既に彼方が来て待っていた。
竜太「(やべっ・・・女子をまたせちまった)彼方!! おまたせ!!」
俺の声で彼方が振り返る。彼方はニッコリと笑顔を浮かべて駆け寄ってきた。
彼方「おはよ〜。竜太速いね〜?」
それをお前が言うか? いったい何分前から待ってたんだ?
竜太「彼方の方が速かったじゃないかよ・・俺も結構速く出たと思ったんだけど・・・いつから待ってたんだ?」
彼方「ん〜っと・・・30分くらい前かな?」
は? ちょっと待て。今の時間が待ちあわせの30分前なんだぞ? そのさらに30分前ということは彼方は本来のまちあわせ時間の1時間前に来ていたという事になる。
俺、完全にやらかしたじゃねぇか・・・。
彼方「ゴメンね? 楽しみでつい・・・」
エヘヘと苦笑しながら頭をかく彼方。そんなに楽しみにしてくれていたのか・・・・。
竜太「いや、こっちこそ長く待たせちまってゴメンな? じゃあ行こうぜ?」
彼方「うん!!」
そして、俺は彼方に右手を差し出し、彼方は自身の左手で俺の手を握って二人で手を繋いで歩きだす。
竜太「彼方・・・服似合ってる、かわいいよ。おしゃれしてくれたんだな・・・ありがとう///」
彼方「ありがと〜っ/// 竜太こそカッコいいよ?///」
お互いに気恥ずかしくて赤面する。そして、俺と彼方はインターハイ前のデートで来たことがあるカフェにやってきた。話では、またカップル専用メニューではあるが美味しそうなパフェが新登場したらしい。
店につくと、まだ開店して間もない時間だったのでそこまで混んではおらず直ぐに入ることができた。
が、メニューの注文の際にやはり・・・
店員「はい、それじゃあカップル証明の為にキスお願いします!! 頬っぺで大丈夫ですよ?」
彼方「うぅ・・人前だと恥ずかしいけど、もう彼方ちゃんたち付き合ってるから何も問題なしだよ〜? 来て?」
竜太「彼方///」
店員「え"っ?」
チュッ
俺は店員の言葉を無視して、まるで見せつけるかのように彼方の唇を奪った。そしてしばらく・・「も、もういいですから!!」なんだよこれからなのに・・・
店員「はい!! 証明貰いました! ただ今お持ちしますね? ちっ、見せつけやがってリア充が・・」ボソッ
本音だだ漏れですよ店員さ〜ん? しかし笑顔は崩さなかっただけ優秀な店員さんなのだろう。いやぁ、俺だったら絶対に顔にも態度にも出るね!!
店員「お待たせしました〜」ゴトッ
そして、パフェが来たので2人で食べ始める。結構量が多いな・・・
彼方「はい竜太? あ〜ん♡」
竜太「あ〜っ ♡」
パクッ
2人で食べさせ合いっこなどしていたら、周囲のカップルからも敵意の視線が突き刺さってきた。
いや、あんたら相手いるじゃん。
先程の店員はこっちをハイライトが無くなった目で見つめていた。怖いよ・・・・。
彼方「あ〜・・? どうしたの?」
竜太「いや、周りの視線がな・・・・」
彼方が周囲を見回すと、中々に鋭い視線が向けられていた。
もう視線の鋭さで串刺しになるんじゃないかってレベルだ。
彼方「むぅ・・・まぁいっか〜。あ〜んっ!!」
竜太「ムグッ!!」パクッ
彼方「美味しい?」
彼方が上目遣いで聞いてくる。
竜太「彼方に食べさせてもらったから凄く美味しいよ?♡」
なんなら彼方のあ〜んを添えればどんなゲテモノまで美味しく食べられるまである。(断言)
なんか周りのお客さんが次々とブラックコーヒーを注文してるんだがどうしたんだ?(スッとぼけ)
そして数十分後、食べ終わってお会計を済ませて店を出る。
なんかボソッと二度と来んなって聞こえた気がしたのは気のせいか?
彼方「あ〜美味しかった〜・・今日はグルメツアーだぜ〜!! 次は何〜?」
竜太「次はこの先の広場にある屋台のクレープ屋さん。そこのミックスベリーを食べたカップルは幸せになれるって言われてるんだと」
彼方「本当!? レッツゴー!!」
そしてクレープ屋さんに来たのだが・・・
彼方「え〜っ!? ミックスベリー売り切れ〜っ!?」
竜太(あれ? そもそもメニューに・・・・)
俺はメニューを見て気づいたのだが、メニューにはミックスベリーなど書いてなかったのだ。やめたのか・・?
しかし、よく見たらあることに気づいた。
竜太「(っ!! そういう事か・・・)すみません。じゃあラズベリーとブルーベリーを下さい」
店員「っ! 畏まりました!!」
そしてクレープを受け取って近くのベンチで食べる。
彼方「ミックスベリー・・食べたかったなぁ」
さて、種明かしするか。
竜太「彼方、そもそもあの店のメニューにはミックスベリーは無いぞ? メニューには無かっただろ?」
彼方「ええっ!? じゃあその言い伝えは・・・」
竜太「ほら、俺の食ってみろよ?」
彼方は?マークを浮かべながらブルーベリーのクレープを一口食べた。
竜太「ほら、ミックスベリー食べられた」
彼方「え? あ〜っ!! ラズベリーとブルーベリー!!」
竜太「御名答・・・・アムッ」
彼方「そっか・・食べたら幸せになれるミックスベリーってそういうことだったんだ。よく気づいたね?」
竜太「俺もびっくりしたよ・・・」
彼方「ほら、彼方ちゃんのも食べてよ?」
竜太「サンキュ」パクッ
彼方「エヘヘヘ・・・/// 」
竜太「・・・・・///」
なんか恥ずかしいな・・・・///
そしてその後は色々なグルメを食べ歩き、その日の夜
〜 近江家 〜
彼方「ただ今〜!!」
竜太「おじゃましま〜す」ソロソロ
俺は彼方の家で夕飯をご馳走になると前から約束していたので今日お邪魔した。
? 食ったら帰るぞ? 今「またやらかすのか?」と思った人、俺に謝りなさい。
彼方母「彼方お帰り。竜太くんいらっしゃい。ご飯できてるわよ?」
そして洗面所で手を洗ったらお母さんと遥ちゃんも一緒に全員で食卓に付く。
彼方「いただきます」
竜太・遥「「いただきます!!」」
彼方母「召し上がれ〜?」
そして夕食を美味しくいただき、そろそろ帰ろうかと思い挨拶して外に出ると彼方が見送りに出てくれた。
彼方「また今度行こうね・・・?」
竜太「おう」
そして、俺と彼方の唇がだんだんと近づき、距離が0になるのに時間は掛からなかった。
ー 続く ー
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