竜太「これって、宇宙船!?」
神童「バカな・・・・・」
水川「いよいよ、始まるんですね・・・」
突如としてスタジアム上空に現れた宇宙船。その下部に埋め込まれていたスフィアが光ったと思ったら、ストームウルフに化けていた宇宙人たちが粒子となって回収され、変わりに1人の男が出てきた。
イナズマジャパン『!?』
天馬「宇宙・・人?」
?「おめでとう地球代表の諸君。君たちは
天馬「っ!? 今・・なんて」
神童「確かに、俺たちを・・・」
剣城「俺たちを、地球代表と言ったのか!?」
?「そう。君たちは日本という国の代表などではない」
竜太「日本、じゃなくて・・・地球?」
?「やはり君たちは、理由も聞かされずに戦っていた様だね?」
瞬木「瞬と雄太をどうした!!」
っそうだ!! 彼方やエマたちもどうなってるんだ!?
俺が問い詰めようとしたら、先に宇宙人が説明してくれた。
?「心配するな、寝ているだけだ「寝てる?」」
なら、ひとまずは安心なのか・・・?
天馬「寝てる? なんでそんなことを・・・「そこから先は俺が話そう!!」っ!! 豪炎寺さん!?」
フィールドに、現サッカー協会会長である豪炎寺さんが現れた。
豪炎寺「済まなかったな天馬。お前たちには、事情を語らずに戦ってもらった」
天馬「どういうことですか!!」
豪炎寺「全てを話そう。今、何が起こっているのかを・・・」
そして豪炎寺さんは全てを話しだした。
豪炎寺「君たちは、3ヶ月前に突如月が観測できなくなったニュースを知ってるか?」
竜太「はい。確か、宇宙空間に大量のチリが発生して、光を遮って観測できないって・・「いや、それは違うんだ」違う?」
?「そう。全く違う」
ー 3ヶ月前・サッカー協会 ー
豪炎寺「馬鹿げている。そんな話を信じろと?」
?「事実だ。お前たち人類が突きつけられた現実だ。18万8000光年先の銀河で行われるサッカー大会、グランドセレスタギャラクシーに出場してもらう」
豪炎寺「悪いが冗談を聞いているほど暇ではないんだ」
?「参加を断ればこの星は滅ぶぞ?」
豪炎寺「いい加減にしろ!!」
?「どうやら君はまだ自分たちが置かれている状況を理解できていないようだ・・・着いてこい」
そして、謎の宇宙人と豪炎寺は協会の屋上に向かう。
豪炎寺「こんなところに連れてきて何をするつもりだ?」
すると宇宙人は黒いボールのような物を出現させ、それを月のほうへと蹴り飛ばした。その玉は勢いのままに大気圏を抜けて、月へと到達。エネルギー場が月を包み込み、それが晴れると、月は影も形も無くなっていた。
豪炎寺「何ということを・・・・」
?「君たちが月と呼ぶこの星の衛星は消滅した。これでこの星の地軸はブレ始め、放っておけばいずれ天変地異に見舞われ滅ぶだろう。唯一救う方法は我々の力を借りる事だ」
豪炎寺「くっ・・・」
?「理解したか? お前たちに我々の提案を拒否する事などできないということを・・・」
ー 国会議事堂 ー
財前「では、交渉の余地すら無いということなのだな?」
豪炎寺「はい・・・・地球は喉元に刃を突きつけられているも同然です」
財前「・・・・地球の運命がその大会に賭かっているというわけか」
豪炎寺「これはサッカーに関すること、私に任せてもらえませんか? 必ず、希望への結果を残してみせます」
財前「分かった。頼むぞ豪炎寺くん!! 地球の存亡か掛かっているのだ、私も協力は惜しまない!!」
ー 世界議会会場 ー
?「聞くがいい、辺境の星の民よ!! 私は、銀河連邦評議会から派遣されてきた、"ビットウェイ・オズロック"だ。君たちの言葉を借りるなら、異星人・・・ということになる」
会場がざわめき出す。会場の全員が混乱している。
豪炎寺「皆さんお静かに!! 話を聞いていただきたい!!」
オズロック「この星より18万8000光年の彼方に、"ファラムディーテ"という太陽がある。その星の太陽系には、ファラム・オービアスという星があり、この星同様知的生命体が住んでいる。しかし、ファラム・オービアスは、突如として出現したブラックホールによって、数カ月後には滅びる運命となってしまった。彼らは死の宣告を受けた、そこで・・生き延びるために銀河のほかの星に向けて、侵略戦争を仕掛けることを宣言した」
オズロックの言葉に皿に会場がざわめく。当然だ、宇宙戦争などと・・・
オズロック「しかし宇宙戦争は賢き方法とは言えない。我々はファラム・オービアスに別の解決方法を提案した。ブラックホールの出現は、宇宙そのものに起こった厄災であると、銀河に生きる全ての種族が生き延びたいと思うのも当然だ・・・そこで銀河連邦評議会は、安全な惑星に住む種族を、公平かつ平和的手段で決めることにしたのだ!!」
議員「バカな!! そんなものその星の問題ではないか!! 我々には関係ないことだ!!」
オズロック「愚かな・・ファラム・オービアスは、銀河でも最高の叡智と軍事力を有する星、戦争にでもなればこんな星1時間も持たんよ・・・。銀河連邦評議会としても、最大限の交渉を重ね、ここまでこぎつけたのだ。平和的かつ公平なやり方で。兵器ではなく、その星の民の身体能力を競い合うやり方で勝敗を決定する。戦争など行えば星自体を傷付けかねない。不毛な殺し合いなどせずに生き延びる種族を決める。これが我々が導き出した最良の答え・・即ち、銀河を巻き込んだ惑星間サッカー大会、"
議員「何ということだ・・・自分たちの居場所を明け渡す者たちを決めるサッカー大会か・・・」
オズロック「そうなる。大会上位の星から自分たちの住む星を取っていく、そういうルールだ。もちろんファラム・オービアスも出場し生き残りを掛けて戦った。極めて公平だ。」
議員「では、最下位にさえならなければ助かるということなのだな?「それは違う」なにっ!?」
オズロック「銀河広しといえど、生物が快適に住める星は数えるほどしかない。巨大惑星であるファラム・オービアスの住人を収容するには、それらの惑星の約99%が必要になる」
議員「なっ!! では・・・我々が生き残るには」
オズロック「そう、君たちが生き残るには、GCGでの"優勝"、以外に無い。すでに先行して行われている別ブロックにて、ファラム・オービアスは決勝進出を決めている。故に、ファラム・オービアスよりも先に星を選ぶ権利を持てるのは、優勝者のみだ」
議員「優勝できなければ、地球は侵略されるというのか!!」
オズロック「フッ、寧ろ感謝すべきではないかな? 一方的な侵略ではなく、全ての星の者たちに平等にチャンスが与えられたのだから・・・」
********
竜太「グランドセレスタ・・・ギャラクシー・・・」
剣城「星の代表による、宇宙規模のサッカー大会か・・・」
神童「出場しなければ地球は滅び、負ければ地球は侵略される・・・」
豪炎寺「その大会に優勝し地球を救うために、お前たちは集められたんだ。地球代表、「アースイレブン」として」
天馬「俺たちが・・・アースイレブン!?」
伊吹「っ! 俺たちは、世界大会の予選に出ていたはずだ!!」
オズロック「いや? 実際に行われていたのはグランドセレスタギャラクシーの銀河辺境Aブロック予選だ」
竜太「っ!! てことは!!」
オズロック「そう、君たち以外のチームすべてが異星人だ・・」
真名部「そういうことだったんですか・・・・」
オズロック「では選手諸君には、早速準備に取り掛かってもらう。大会に出場するための旅立ちの準備をね」
天馬「まさか!! 俺たちが宇宙へ!?」
鉄角「何ぃ!?」
伊吹「そんなの・・・」
九坂「有り得ねぇ!!」
そして、宇宙船のスフィアが光りオズロックを回収。宇宙船は消えていった。
観客席「う、うん? あれ・・・」
観客の人たちが次々と目を覚ましていく。良かった、ほんとに寝てるだけだった・・・
葵「天馬・・・・」
種の存亡を賭けた惑星間サッカー大会、グランドセレスタギャラクシー、そして地球代表アースイレブン・・・どうなるんだ?
ー 続く ー
感想・評価募集中です!!