俺たちが3手に分かれて東の集落に出発して数十分後、それぞれのチームは険しい溶岩地帯の山道を進んでいた。
天馬チームは、
鉄角「急ぐぞ!! さっさと石を見つけて俺は速く練習したいんだ!!」
座名九郎「そう言えば、さっきも熱心に練習されていましたね」
鉄角「ああ。俺さ、今サッカーが楽しくてしょうがないんだ。もっと強くなりたいって本気で思う。そのためにも速くソウルを出せるようになりたいんだ」
天馬「それでソウルを…」
瞬木D「そんなこと考えてたんだ?「何だよ悪いか?」別に?」
鉄角「それに、テツさんとも約束したしな。サッカーで宇宙チャンプになって帰ってくるって」
すると座名九郎は歌舞伎の見得を切り、
座名九郎「その心意気やお見事!! それだけの強い思いがあれば、ソウルを出せる日も近いかもしれませんね」
鉄角「本当か!? よっしゃー!! 絶対に出してやるぜソウルを!!」
真名部「あれ?「どうした真名部?」この岩さっきも見たような気がして…まぁ似たような景色が続いてますからね。迷わないように目印を付けておきましょう」
そして真名部は近くにあった石で岩に✕印を付けた。
天馬「よし、先を急ごう」
その頃、竜太チームは
栞子「あ、暑い……」
九坂「そんなに暑い暑い言ってると尚更暑くなるぞ?」
竜太「じゃあ全く別の事考えれば?」
九坂「別のこと? えっと…エアコン、アイス、冷たいジュース…って尚更暑くなってきた!!」
剣城?(そりゃあそんなこと考えてたら暑くなるだろ……)
戻って天馬たちのグループ
瞬木D「おい、またこの岩だぞ?」
座名九郎「完全に迷いましたね」
天馬「そんな……」
その様子をカメラで見ていたロダンは…
ロダン「ヒッヒッヒ、アースイレブン…この暑さで体力はどんどん奪われて試合の頃にはスッカラカンだろうね。やる前から勝ちが決まるよ」
アルベガ「姑息な手を!!」
ロダン「勝たせてあげって言ってるんだからさ、黙って見てなよ「くっ!!」」
真名部「とりあえず、太陽の向きと歩数を計算すれば迷うことはありませんよ」
カメラに映る真名部が放った言葉に、
ロダン「(ちっ、そんな知識があるやつがいたのか)ターゲット変更だ」
そして神童チームは
森村「あ、暑い……」
神童「大丈夫か好葉?」
森村「は、はい。」
すると、遠くから何かが飛んできた。
皆帆「機械の…鳥? ?! こっちに来るよ!?」
伊吹「伏せろ!!」
全員伏せると鳥は通り過ぎてそのまま旋回して戻ってくる。
伊吹「神童! 俺がコイツを引き付ける!! その間に皆帆と森村を連れて逃げろ!!」
神童「分かった!!」
そして神童は二人を安全な場所に連れていき、
神童「よし、ふたりはここで待っててくれ」
皆帆「神童くん?!」
神童は伊吹を助けに向かった。
伊吹「くっ!! このっ!!」
ロダン「まぁいいや。キーパーだけでも潰してやるよ」
そして鳥ロボットを操作して突っ込ませようとすると、
ガンッ!!
ロダン「ん? へぇ? アースイレブンの司令塔か、こいつは良いや。二人まとめて始末してやる」
神童はロボットに向かって石を投げ続けるガンッ、ガンッ、と音を響かせながら石が当たるロボットだが、お構いなしに突っ込んできた。
神童「くっ!!」
伊吹「神童!!」
神童・伊吹「「うわぁああぁああっ?!!?!?」」
二人は、マグマに向かって真っ逆さまに落ちていった。
ー アースイレブン練習場 ー
葵「天馬お疲れ様」
天馬「ありがとう葵「東の部族には会えたの?」だめだった。道には迷うし、なんの手掛かりも掴めなかったよ」
信介「僕たちの方も会えなかったんだ……」
葵「そっか、後は神童先輩たちだけね」
そこに神童先輩たちと行動していた皆帆と好葉が戻ってきた。
皆帆「神童くんと伊吹くんは!?」
天馬「えっ? 一緒じゃないの?」
二人は顔を見合わせる。
竜太「何かあったのか?」
森村「離れ離れになっちゃったの…」
その言葉に俺たち全員が動揺した。
その頃…
神童「うっ、あれ?」
伊吹「気がついたか?」
神童「この岩場があったおかげで助かったのか」
伊吹「ああ。だが、この絶壁を登らないと戻れないぜ?」
神童「やるしかないか」
そして2人は崖をクライミングの容量で登り始めた。だが、
神童「うわあっ!?」
崖は崩れやすく、捕まった岩が崩れてバランスを崩してしまい落ちるということが続いてしまった。
伊吹「神童!! っ!! うわぁっ?!」
神童「伊吹!!」
ガシィッ!!
間一髪で伊吹の手を掴み、伊吹が溶岩に落ちるのを阻止した神童先輩。だが2人の体力はそろそろ限界だ。
伊吹「た、助かった…」
神童「ああ…「神童、あの話…信じているのか? カトラって少女が宇宙を救うっていう話だ」伊吹…、俺は天馬を信じている。今回の代表だって、俺は全員か素人であることに絶望したが、天馬だけはなんとかなると信じて諦めなかった。だから、俺はあいつを信じてやりたい」
伊吹「神童…俺も、キャプテンを信じてみるか「伊吹…」速くキャプテンたちの所に戻ろうぜ」
そこに、
バサッ!!
神童「?!」
岩場に、一人のガードン人が止まった。翼を持ったガードン人。東の種族だ。
伊吹「なんだ? コイツは……」
?「……こんなところでは何だ、里に案内しよう。話はそれからだ」
そして神童と伊吹は後から来たガードン人に足で抱えられ、空から東の集落に到着した。
…To be continue
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