虹ヶ咲×イナズマイレブンGO ~虹の彼方に~   作:松兄

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第73話:覚醒!猛牛と白い鳥

彼方「ゴメン…彼方ちゃんが油断したから…」

 

竜太「気にすんな彼方。勝負はここからだ! とは言っても…」

 

彼方「うん。暑いよね……」

 

絵里「ハァ、ハァ…暑い……」

 

鞠莉「内浦の夏も暑いけどそれを軽く上回りマ〜ス…」

 

天馬(やっぱり皆体力の消耗が激しいな)

 

そして試合再開のためにピッチに戻る。

 

ダクスガン「さあ、1ー0でガードンがリード! アースイレブンのキックからリスタートだ!!」

 

信介(キーパーの代わりはいないんだ…心配はかけられない……)

 

鉄角(っ! 信介……まさか?)

 

信介が肩を抑えたことで、見ていた鉄角が怪我に気づいた。

 

そして再開のホイッスルが鳴りボールはミアへ。

 

ホーネ「行かせんぞ!!」

 

ミア「甘いよ! [レゾナンスビート]!!」

 

ミアは敢えて相手の動きに呼吸合わせ、それを抜く一瞬にずらすことで相手のリズムを狂わせて突破した。

 

ホーネ「ええい、くそ!!」

 

ミア チラッ

 

天馬 コクッ

 

エトゥナ「行かせないわ!!」

 

そこに相手のディフェンスが走ってくる。ミアは直前にアイコンタクトを交わして意志を伝えた天馬にパスを出す。

 

天馬「よしっ!! 瞬木!!」

 

天馬は瞬木にパスを出す。パスは綺麗に瞬木の足元に……

 

ミスティ「ホーーーッ!!」

 

しかし渡る寸前でミスティにインターセプトされてしまいボールはミスティからシュービルへ。

 

アルベガ「オフェンス!! オプションRSだ!!」

 

ロダン「へぇ、僕にも蹴らせてくれるんだ?「ロダン!! 36から14だぞ!!」あーハイハイ。分かったよ」

 

そしてシュービルからロダンにパスがつながる。

 

絵里「通さないわ!!」

 

ロダン「それはどうかな?」

 

ロダンは小柄な体躯から生まれるスピードで一気に絵里さんを抜き去る。

 

絵里「くっ!!」

 

絵里さんは体勢を崩されながらも追いかけようとする。が、

 

ビキッ!!

 

絵里(痛っ!?)

 

信介「来る!!」

 

ロダン「ほらよっ!!」

 

ドゴオオォオオォオオオンッ!!

 

ロダンの強烈なシュートが信介を襲う。が、

 

鉄角「やらせねぇっ!!」

 

ドガアッ!!

 

鉄角がまさかの顔面ブロック。シュートは勢いを失い信介のもとに転がる。

 

信介「っ! 鉄角!!」

 

ロダン「ちっ!!」

 

鉄角「へへっ、ナイスセーブだ……!」

 

信介(鉄角………)

 

信介のゴールキックから試合を再開しボールは吹雪へ。しかし競り合いでクレステがボールを奪いヘディングでミスティに渡す。

 

ミスティ「エトゥナ!!」

 

そしてボールはエトゥナに渡り、エトゥナはドリブルを仕掛けてくる。

 

鉄角「行かせねぇ!!」

 

エトゥナ「[マグマカーペット]!!」

 

鉄角「[フットワークドロウ・改]!!」

 

必殺技同士がぶつかり合う。軍配は鉄角に上がりボールを奪い取る。

 

ダクスガン「ヘイヘイ!! 次々とアースイレブンゴールに攻め込むガードンだが、中々次の一点が奪えない!! 越すに越されぬゴールライン、コイツはストレス溜まる展開だ!!」

 

鉄角の必死のディフェンスによりガードンは中々シュートまで持って行けずフラストレーションが溜まる。だがそれは鉄角も同じ事だ。

 

鉄角「くそっ! …あれをやってみるか」

 

そしてガードンボールでドリブラーはコンダルム。そこに竜太がディフェンスに向かうが直前にホーネにパスアウト。

 

ホーネ「[カザンガン]!!」

 

ホーネのシュートがまたしても信介に襲いかかる。だがそこに鉄角が立ち塞がる。

 

鉄角の周りがボクシングのリングに変わり、相手のシュートを渾身のソバットキックで蹴り返す。

 

鉄角「攻撃こそ最大の防御だ!! [デッドストレート]!!」

 

ドゴオオォオオォオオオンッ!!

 

蹴り返されたシュートは相手のシュートのパワーも上乗せされ凄まじい勢いでガードンゴールへとカウンターで向かっていく。

 

アルベガの計測機器はエラーを起こし、シュートはガードンゴールに叩き込まれた。

 

 

ダクスガン「アンビリーバボー!! 鉄角がディフェンスで弾き返したボールが、そのままガードンのゴールに突き刺さった!! これでアースイレブンが同点に追いついたぞぉっ!!盛り上がってきたぜベイベー!!」

 

信介「鉄角…凄かったよ今の必殺技」

 

鉄角「へへっ、ボクシングで言うところのカウンターパンチって所だな」

 

鞠莉「オー! アレは相手のパワーも利用したSHOOTという事デスね!!」

 

絵里「これなら、ガードンもそう簡単にシュートは打てないでしょ」

 

天馬「流れは俺たちに来てる! 勝ち越すぞ!!」

 

アースイレブン『おう!!』

 

 

 

 

ホーネ「あのDF……」

 

コンダルム「あんな技があるなら、迂闊には攻め込めないな……」

 

アルベガ「なに、データは修正した。次は止める!」

 

 

 

この試合を見ていたとある二人組み……

 

リュゲル「ロダンはどうするつもりかな? この試合」

 

ガンダレス「試合って言えばさ、試合前の夜って物凄く興奮しちゃって……」

 

リュゲル「目の前の試合を見ろよ……」

 

ガンダレス「目が冴えちゃって眠れないんだ……」

 

リュゲル「そういう時はな、ホットミルクを飲むと良いんだ」

 

ガンダレス「! それマジ!?」

 

リュゲル「ああ。ホットミルクだけに、ホッとするんだ」

 

ガンダレス「そうか! だからホットミルクか!! やっぱりリュゲル兄ぃは物知りだなぁ!スゲェなぁ!!」

 

 

 

口にしている内容からしてロダンの仲間のお馬鹿な兄弟の姿がスタジアムの観客席にあった。

 

 

 

そしてガードンのキックオフから試合再開。お互いにシュートを放っては放たれ、抜きつ抜かれつのデッドヒート。両チーム一歩も引かない試合展開に観客の熱気も高まっていく。

 

そしてボールはニーラに繋がりシュートを放ってくる。

 

鉄角「させるかっ!!」

 

鉄角が身を挺してブロック。ボールは信介の元へと転がり信介は片腕でキャッチした。

 

ロダン(っ! アイツ……そうか!! ボクだけの手柄にしようっと!!)

 

アルベガ「オフェンス!!17から4ポイント2だ!!」

 

コンドルム「ホーネ!!」

 

そしてボールはホーネへ…

 

ロダン「ボクがやるよ!!」

 

ホーネ「何っ!?」

 

アルベガ「何をする!! 勝手に動くな!!」

 

そこに鞠莉さんがディフェンスに入るがアッサリと抜かれてしまう。

 

ロダン(キーパーを潰しちゃえば、代わりはいない!!)

 

鉄角「アイツ!! ワザと信介にぶつけるつもりか!!」

 

そしてロダンは必殺シュートの体勢に入る。火山の噴火からイナズマを纏った獄炎のシュートを蹴り落とす。

 

ロダン「[カザンライ]!!」

 

鉄角「くっ、止めてやる! ぐっ、」

 

鉄角・信介「「ぐぁああぁあああっ!!!」」

 

シュートはふたりごとゴールネットに突き刺さり、再びガードンが勝ち越した。

 

 

鉄角「悪い…相手に逆を突かれた……」

 

天馬「信介…怪我してるんじゃ無いのか?」

 

信介・鉄角「「!!」」

 

豪炎寺「信介、無理はするな。恐らく、皆に心配をかけまいと黙っていたんだろう。鉄角はそれに気づいて全力でカバーしてたんじゃないのか?」

 

鉄角「ハハッ……やっぱ騙せねぇか……」

 

信介「ゴメン……」

 

「そうか……よし! この先は皆でカバーしよう! 1つのパスも通さないぞ。力を合わせてゴールを守ろう!!」

 

信介「皆……」

 

鉄角(俺にもソウルが出せれば……(サッカーは生き物だ…食われたくなければ全てを見るんだ)全てか……)

 

そしてアースイレブンのキックから試合再開。しかしガードンの猛攻にボールを奪われ、そのままロダンに繋がってしまう。

 

ロダン「トドメを刺してやるよ!!」

 

鉄角((サッカーは生き物だ。目を背ければ襲いかかってくる野獣だ)見せてやる!! 俺の中のサッカーという、野獣の姿をーーっ!!」

 

すると鉄角の身体から光が溢れ、赤いバッファローへと姿を変える。そしてバッファローはシュートを放とうとしていたロダンを、角で何度と突き回し、弾き飛ばしてボールを奪い取った。

 

天馬「鉄角がソウルを!!「テツカド! こっちだ!!」ミア!!」

 

そしてボールはミアへと繋がる。そこにシュービルとミスティが止めに入ると、ミアの身体からも光が溢れる。するとミアは美しい白鳥へと姿を変え、ボールを両足で抱えたまま飛び回り最後に低空飛行で相手を弾き飛ばした。

 

シュービル「なにっ!?」

 

ダクスガン「ワーオっ!! 鉄角とテイラーがダブルでソウルを発動!!鉄角は地球の陸地に生息する猛牛バッファロー、テイラーは地球の冬の空のマドンナ、スワンのソウルだぁああっ!!」

 

ミア「リュウタ!!」

 

そしてここでボールは竜太へ。そこへ彼方先輩がまたしてもオーバーラップ。竜太は中に走った瞬木に意図を持ったパスを出してメッセージを伝える。

 

メラピル「やらせるか!!」

 

コンダルム「シュートは撃たせん!!」

 

瞬木D(? ボールに強い前回転がかかってる。あんなボールトラップミスしたら上に……待てよ? 近江と大海が上がってる。この二人のシュートはどちらも空中から撃つ技が多い……もしかして、上に上げてくれって事か!!)

 

意図を察した瞬木は、ここでボールをヒールで後ろ手に蹴り上げ後方の上空へと上げる。シュートだと思っていたガードンのディフェンスはまたしても崩れた。

 

竜太「彼方行くぞ!!」

 

彼方「うん!!」

 

そして竜太と彼方先輩はそれぞれ[アクアトルネード]と[ダークトルネード]の体勢に入り、二人同時に必殺技を叩き込んだ。

 

竜太・彼方「「[デュアルトルネード]!!」」

 

闇と水、2つのエネルギーが込められた竜巻がアルベガを襲う。アルベガは機械の腕を使いキャッチを試みる。

 

アルベガ「グリッドD3・アジャスト!」

 

アルベガの腕がシュートの勢いを抑え込む。そして機構から蒸気が吹き出し更にパワーを上げる。だが……

 

アルベガ「くっ!! バカな!? 勢いが収まらな…っ! ぐぁあぁあああっ!!」

 

俺と彼方のシュートはアルベガの守りをこじ開け、ゴールに突き刺さった。

 

そしてここで前半終了の笛が鳴った。

 

 

 

アースイレブン 2 ー 2 ガードンイレブン

 

ー 続く ー




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