虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第77話:緑の惑星ラトニーク

水川さんが俺と話していたカトラを目撃。自分の目で見てしまっては流石に信じないわけにはいかなかった。

 

天馬「ポトムリ、見たんだね…カトラを」

 

ポトムリ『カトラ姫は、本当に生きておられたのか……』

 

天馬「これで俺の話、信じてくれるかな……?」

 

ポトムリ『ああ。この目で確かに見たからな…だが、なぜ君だったのだ? 私ではなく、なぜ?』

 

天馬「ポトムリ……」

 

ポトムリ『星が滅ぶとき、姫が未来を託したのは、この私のハズだ……』

 

天馬は何も言わずにポトムリの言葉を聞く。すると、時間経過により抜け殻状態の水川さんが倒れ込む。

 

天馬「水川さん!!」

 

そして、先頭車両に皆を集めポトムリが先程見た光景を話す。

 

九坂「じゃあ、そのカトラって子はほんとにいるのか?」

 

水川「ええ、この目で確かに見たわ。私がカトラ様を見間違えるはず無いわ」

 

龍也「てことは、4つの石を集めてその子のところに辿り着けば宇宙を救えるという話も信憑性がかなり高くなったってことだな」

 

豪炎寺「ああ。その通りだ」

 

その頃

 

 

ー ファラム・オービアス王宮 ー

 

剣城は王宮内を歩いていた。

 

剣城(? ……話し声?)

 

ドノルゼン「女王が指示したと言うのか? 民の声を聞けと」

 

貴族「はい。お前たちは民の苦しさを知らないと……お叱りを受けました。」

 

剣城は壁に張り付いて聞き耳を立てる。すると、突然ドノルゼンは高笑いをした。

 

貴族「どうなされました?」

 

ドノルゼン「大方地球人に下らぬ考えを吹き込まれたのであろう。あの亡き国王陛下に似た男にな……」

 

剣城(俺が、死んだ国王に似てる……?)

 

それでララヤは俺に父親の面影を見て……?

 

ドノルゼン「女王とあの者に表舞台から消えてもらう頃合いかもしれんな」

 

貴族「しかし、それでは反逆の罪に問われませんか?」

 

ドノルゼン「案ずることはない。女王陛下は病に伏せ、しばらくお休みになるとすればいい。そしてしばらく経ったら病の進行により亡くなったとでも言えばいくらでも言い訳がたつ」

 

剣城(っ!!)

 

剣城は、ララヤの元へと走った。

 

ー ララヤの部屋 ー

 

ララヤ「ドノルゼンが!? 信じられぬ…あの者は、ずっと妾を支えてくれていた……」

 

剣城「アイツは、ララヤを敬うフリをして好きなようにこの星を食い物にしていたんだそして、その結果が……」

 

ララヤ「っ!!」

 

ララヤの脳裏には、スラム街で見た全てを奪われた人々の光景がフラッシュバックした。

 

剣城「すぐにドノルゼンを捕らえさせるんだ! でないと、お前の身も危ない!」

 

ララヤ「じゃが……!」

 

すると、部屋に兵士たちがなだれ込んできた。

 

剣城「遅かったか!!」

 

ララヤ「っ! ドノルゼン!!」

 

ドノルゼン「ララヤ様は王位の重さに疲れておいでです。しばらくお休み頂くのが宜しいかと」

 

ララヤ「妾は疲れてなどおらぬ!!」

 

ドノルゼン「その者に何を吹き込まれたかは存じませぬが、ララヤ様にあられては静かなお部屋で好きなだけまどろまれるのが良いかと……」パチンッ

 

ドノルゼンが指を鳴らすと、兵士が一斉に剣城ととララヤに向かい二人を捕らえてしまった。

 

ララヤ「離せ!!」

 

ドノルゼン「ご案じ召されるな。女王陛下はお飾りに過ぎません。政はこのドノルゼンがつかさどっておりますゆえ何一つ変わりません」

 

ララヤ「くっ!!」

 

ドノルゼン「そう。何一つ……」

 

 

その頃、アースイレブンは……

 

アースイレブン『虫!?』

 

案内役のイシガシさんからの通信映像が入り話を聞いていた。

 

イシガシ「はい。準決勝の相手、惑星ラトニークの相手は虫から進化した種族なのです」

 

嵐珠「アタシ虫大嫌いよ!?」

 

ミア「ボクもそこまで得意じゃないんだけど……」

 

エマ「…………」ガクブル

 

エマ先輩が震えている。そう言えばエマ先輩は虫、大の苦手だったな。

 

竜太「虫か……確かに虫はもしも全生物が同じ大きさだったら最強の生き物って言われるくらいに高い能力を持ってる。その身体能力を持ってるとなったらかなりキツイ相手だな」

 

森村「虫か、ウチは好きだな……。虫さんって、短い命を一生懸命生きてるから……」

 

九坂「森村らしいな……」

 

葵「ホントだね?」

 

イシガシ「では、到着をお待ちしてます」

 

そして、ギャラクシーノーツ号ラトニークステーションに降り立った。

 

イシガシ「惑星ラトニークにようこそ」

 

彼方「虫から進化した種族かぁ……」

 

葵「やっぱり、なんだか怖い……」

 

森村「大丈夫」

 

森村、優しいんだな……

 

イシガシ「大丈夫ですよ。彼らとても礼儀正しく、穏やかな種族ですただ彼らは……」

 

そしてステーションの外に出ると、ラトニーク人の集団が待っていた。

俺たちが身構えると、数人が前に出てきて、

 

?「アースイレブンの皆さん、遥かな旅路を経て、ラトニークにようこそいらっしゃいました。私達はあなた方地球人を、心より歓迎いたします」

 

ラトニーク人『歓迎いたします!!』

 

黒岩「丁重なお出迎え、感謝いたします」

 

?「私は、ラトニークイレブン監督を務めるシムールと申します」

 

黒岩「黒岩です」

 

すると脇に控えていラトニーク人たちが歌い始めた。何だ?

 

イシガシ「彼らは、お客様をお出迎えするときにこうして歌を歌い歓迎の意を示すのです」

 

シムール「慣れない環境でしょうが、選手に案内させますので是非この星を見て、そして知ってください」

 

信介「礼儀正しくていい人たちだね!」

 

天馬「うん!!」

 

瞬木D「裏が無ければ良いけどな」

 

天馬「どういうこと?」

 

瞬木D「いい人ぶってるやつは信用できないってこと」

 

?「えっと、地球ではこういうときなんて言うんだっけ?」

 

葵「えっと、こんにちはかな?」

 

?「そうそう! こんにちは!!」

 

アースイレブン『こ、こんにちは……』

 

?「ボクはバンダ! ボクが代表してラトニークを案内します!!」

 

コレが俺たちとラトニークイレブンの初対面だった。

 

 

 

 

ー 続く ー




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