虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

447 / 471
第88話:到着、決勝の地 ファラム・オービアス

イシガシさんからの連絡を受けた俺達は、決勝戦に向けて必死に練習を積み重ねていた。

 

伊吹「ふっ!」ガシイッ!!

 

伊吹はシュートを力強くキャッチ。今までよりも練習に気合が入っていた。

 

伊吹「(剣城…お前のシュートが俺を鍛えてくれた。あの練習が無ければ……)今の俺は無い! 必ず勝って、お前を助ける!!」ガシイッ!!

 

鉄角も、岩山フィールドでフィジカルアップの練習をしていた。

 

鉄角(剣城……)

 

剣城『サッカーは生き物だ、目を背ければ襲い掛かってくる野獣だ。喰われるのが嫌なら目を逸らさず、すべてを見るんだ』

 

鉄角(お前に言われた言葉、忘れて無いぜ!!)

 

ブラックルームのホログラムフィールドの外では、

 

葵「皆…頑張って……」

 

おばちゃん「まぁまぁ、皆気合入ってるね! 頼もしいねぇ!」

 

その頃天馬は砂漠フィールドで、

 

天馬(俺たちが勝てば、剣城も水川さんも皆助けられる)

 

その時、天馬のフィールドが消えた。

 

天馬「あれっ!? 神童先輩? 竜太?」

 

神童「天馬、竜太と一緒にオレの部屋に来てくれ。話したいことがある」

 

天馬「分かりました」

 

竜太「俺も何の話か分からないんだ。なんだろうな?」

 

そして天馬と竜太が二人で神童先輩の部屋に行くと神童先輩が待っていた。

 

神童「来たか……」

 

竜太「話って何ですか?」

 

神童「…監督は、以前から剣城が偽物だと気づいていた節がある」

 

!! なんだって!?

 

天馬「監督が!?」

 

神童「ああ。偶然見てしまったんだ……監督が、剣城の2つの画像データを照合している所を……あれは、剣城の本物と偽物の照合データだったんだろう」

 

竜太「じゃあ何で言わなかったんですか? 言ってくれてれば今回の事だって未然に防げたかもしれないのに!!」

 

神童「俺もそれが分からない……!! 何故、偽物だと分かった段階で手を打たなかったのかが……。俺は、最近の剣城の様子が気になっていたが、まさか偽物とすり替わっていたとは思いもしなかった! もしかしたらこの大会は、俺たちが思っているほど単純な物では無いのかもしれない」

 

天馬「っ!」

 

神童「この大会の裏には、何か大きな陰謀があるように思えるんだ」

 

天馬「陰謀って……」

 

神童「あくまでも推測だが、きっと答えはファラム・オービアスにある。剣城の事も、そこで何か掴めるかもしれない」

 

竜太「全ては、ファラム・オービアスに……」

 

そしてギャラクシーなノーツ号はワープに入るため、俺達は先頭車両に集まって座席の安全バーを締める。

 

天馬「剣城、無事でいてくれよ……」

 

その頃……、

 

ポトムリ「…………ん?」

 

ピクシー「ピクぅっ!」

 

ポトムリ「ピクシー、来てくれたのか」

 

ピクシー「ピクぅっ!!」

 

ポトムリ「でも見つかるとまずい。君は隠れてるんだ」

 

ピクシー「ピクぅ?」

 

ポトムリ「君は私が守るから……」

 

 

 

ギャラクシーノーツ号は一気に星の海をワープし、数秒後、ファラム・オービアス宙域に到達した。

 

エマ「ファラム・オービアス……」

 

竜太「あれが…ブラックホールか」

 

彼方「星が今にも呑まれそう……」

 

鉄角「デッカイ化け物みたいだな……」

 

瞬木D「へぇ? コレがブラックホールねぇ……?」

 

 

 

そして、神童先輩は監督室に向かった。

 

神童「黒岩監督、お話があります」

 

黒岩「何だ?」

 

神童「あなたは、剣城が偽物とすり替わっていた事に気付いていましたね?」

 

黒岩「……見たのか? あのデータを」

 

神童「気づいていたのに何の手も打たなかった。それは何故です!? あの石があれば、宇宙を救えるかもしれないんですよ? もとよりあなたは地球を、宇宙を救う気など無い…そうじゃないんですか!?」

 

黒岩「……………」

 

神童「確かにあなたは、監督として高い能力を持っている。ですが俺は、あなたにずっと違和感を覚えていました。あなたのサッカーに対する思いは、俺たちの思いとは違う。あなたの目的は一体何なんですか!!」

 

黒岩「私はサッカーの……"神"になる」

 

神童「っ!?」

 

黒岩「サッカーという概念を、宇宙の歴史に刻みつける事が私の目的だ」

 

神童「なっ!!」

 

黒岩「素晴らしいと思わんか? サッカーというちっぽけなゲームが、人の運命をもて遊ぶだけでなく、宇宙の運命をも左右している!! 私が全てを捧げたサッカーとは、それだけ気高く、大きなものだった。それこそが、私が愛し、呪い続けたサッカーだ!!」

 

神童「どうかしてる……!! 俺達は、貴方の狂気に付き合うためにここまで来たんじゃない!! 影山零治、サッカーを貶めようとした闇の皇帝……俺達は、もうあなたについていけません!!」

 

黒岩「そうか……良いだろう」

 

そして、神童先輩は監督室を出ていった。

 

 

 

ー 先頭車両 ー

 

神童「………………」

 

天馬「神童さん、どうしたんです?」

 

神童「あ、あぁ……何でもない」

 

そして、ギャラクシーノーツ号は、ファラム・オービアスステーションに着陸した。そして俺たちが外に出ると、

 

イシガシ「皆様ようこそいらっしゃいました。ここが決勝の地、ファラム・オービアスです」

 

そしてその頃、オズロックの乗る宇宙船もファラム・オービアス宙域に到着した。

 

ー 続く ー




感想・評価点募集中です!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。