虹ヶ咲×イナズマイレブンGO~虹の彼方に~   作:松兄

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第91話:決勝戦の相手は・・・

いよいよ決勝戦の当日。グランドセレスタスタジアムには、超満員の観客が詰めかけた。チラホラと他の星の観戦者も見える。

 

ー スタジアム内・ファラム・オービアスVIPルーム ー

 

ララヤ「戦えるのか? 相手は剣城の故郷の星だぞ?」

 

剣城「ああ。寧ろ本当に戦いたかった奴らと戦えるんだ。今からワクワクしてる」

 

ララヤ「本当に戦いたかった奴ら……?」

 

剣城「ララヤ、この試合をしっかりと見ているんだ。女王として、ここで起こる事を見届けるんだ!」

 

ララヤ「しかと分かった」

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

そしてアースイレブンsideでは、

 

竜太「グランドセレスタスタジアム……ここで今日、地球の運命が決まるのか………」

 

すると、スタジアムのモニターに一瞬妙なものが映った。何かの銃撃戦に見えたが……

 

天馬「何だ? 今のは……?」

 

 

ー ファラム・オービアス選手控室 ー

 

剣城「この試合、ファラム・オービアスが絶対に勝利する! 分かっているな!!」

 

バルガ「容易い! 嵐が咲く花を散らす様に容易い!!」

 

ロダン「ヒッヒッヒ、分かってるよ」

 

ヒラリ「いくら女王の命令とはいえ、あなたがキャプテンなんて納得できないわ!」

 

剣城「ふっ、誰にも文句は言わせない。俺がファラム・オービアスを勝利に導く!!」

 

 

 

ー アースイレブン選手控室 ー

 

天馬(泣いても笑ってもこれが最終決戦……。キャプテンとして、俺が最後までチームを引っ張らないと……)

 

天馬が皆の方を振り向くと…

 

天馬「っ!!」

 

全員、とっくに覚悟は決まってると顔が言っていた。天馬をキャプテンとして信頼している証だ。

 

天馬「皆……」

 

その時、控室を含めたスタジアムのモニターに映像が映った。

 

オズロック『ファラム・オービアスの全人民に告ぐ』

 

オズロック…?

 

 

ミネル「っ!?」

 

ララヤ「何事じゃ!?」

 

 

オズロック『ファラム・オービアスは、このビットウェイ・オズロックによって占拠された。この星の8つの中枢管理センターも既に支配下にある。脱出用宇宙艇700万隻も同様だ。我々はここに新国家、"イクサルフリート"の建国を宣言する!!』

 

オズロックの背後に、他の10人の影が映る。

 

マジかよ………。

 

ミネル「イクサル?! まさか…復讐………」

 

ララヤ「どういう事じゃ?」

 

 

オズロック(ついに、この時が来た…。我が故郷イクサル、遥か昔…ファラム・オービアスによって滅ぼされた星。再建を託された我ら184名は脱出し、時が来るのを待ちながら永い眠りにつく事となった。…どれほど時が経ったのか、目覚めは突然だった。しかし目覚めることができたのは私を含めて11名のみ。だが、それでもやらねばならない。故郷の再建と、ファラム・オービアスへの復讐を!!)

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

ララヤ「ファラム・オービアスが、オズロックの星を滅ぼしたのか?!」

 

ミネル「……200年も前の話です。当時のファラム・オービアスは、侵略戦争を繰り返していました。ララヤ様のお父上のアクロウス王はそれを憂い、この国を変えようとなさったのです」

 

ララヤ「…復讐」

 

オズロック『聞くがいい。お前たちが負ければ脱出のための移民船団は自動的に爆破される。かつてお前たちに滅ぼされた数多の星の様にな。だが地球との戦いに勝てば移民船団は返してやろう。それまで精々滅ぼされた星の者たちが味わった恐怖を、噛み締めるがいい……』

 

そして、映像は途切れた。

 

ファラム・オービアスの控室は、重苦しい空気に変わってしまった。ファラム・オービアスは決勝に進んだ時点で、負けても存続は決まっていた。

しかし、これでこの試合何としても勝たねばならなくなった。

 

剣城「……まさか、怖気づいてる訳じゃ無いよな? 宇宙最強の星が聞いて呆れる」

 

アルゴ「!!」

 

剣城「自分たちの故郷を命を賭けて守る、俺は最初からそう覚悟を決めている」

 

アルゴ「守るべき者たちのため、ファラムの戦士の誇りを捨ててはならない……!! そうだ!我らの命、この試合で燃やし尽くそうぞ!!」

 

ファラム・ディーテ『おう!!』

 

 

 

ー アースイレブンside ー

 

伊吹「くそっ、オズロックの奴!!」

 

皆帆「流石に、ここまでは読めなかった」

 

すると、控室の扉が開いて女の子が1人入ってきた。

 

天馬「!! カトラ!!」

 

この子が!?

 

天馬「本物…だよね? やっと会えた!」

 

カトラ「良くここまで辿り着いてくれましたね。あなたなら、きっとやり遂げてくれると信じていました」

 

天馬「でも、せっかく集めた希望の欠片は奪われてしまって……」

 

カトラ「大丈夫です。4つの石は無事に私のもとに届きました」

 

天馬「えっ? それじゃあ……これで宇宙は!!」

 

カトラ「残念ながらまだです。最後の条件は、この試合に勝利すること」

 

天馬「勝てば宇宙を救えるの?」

 

カトラ「はい。ただ、この戦いはかつてないほどに激しいものとなるでしょう。あなた達にも、命の危険があるかもしれません。命を賭けて戦えますか?」

 

天馬「……皆そうだったよ」

 

天馬は、これまでの試合を思い出す。どの星の人も、自分の星を守るために命を賭けて戦っていた。俺達はそれを見届けてきたんだから。そんなことは今更だ。

 

天馬「だからフィールドに立つ以上は、俺たちの全てをぶつけるつもりさ!! 絶対に勝って宇宙を救う。俺たちを信じて送り出してくれた、色んな星の仲間たちのためにも!!」

 

カトラ「はい!」

 

 

カトラが控室を出ると、ピクシーが姿を変え、

 

サージェス「羨ましいもんだ……ところで、アイツに賭ける理由は?」

 

カトラ「感じたのです。天馬の中に、"心"の力を…!」

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

ダクスガン「イェーーイっ!! ついに来た! グランドセレスタギャラクシーThe・FINAL!! この試合に勝って生き残るのは、ファラム・オービアスか? それとも地球か!? スタジアムのテンションも、ますますヒートアップしてるぜベイビー!!」

 

その頃、オズロックはスタジアム地下のコズミックプラズマ光子砲の操作コンパネの前にいた。

 

俺たちがフィールドに入場しようとすると、

 

竜太「おい、あれは!!」

 

天馬「っ! 剣城!!」

 

すると後ろ姿だがソイツは立ち止まり、

 

天馬「やっぱり剣城だ!!」

 

天馬は剣城に駆け寄る。

 

天馬「剣城! 無事だったんだね!!」

 

すると、剣城は来ていたローブを取った。しかし、アースイレブンは絶句した。

 

アースイレブン『!?』

 

剣城は、アースイレブンではなく、ファラムイレブン、ファラムディーテのユニフォームを着ていたからだ。

 

天馬(剣城…どうして!?)

 

 

ー 続く ー




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