虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第93話:開幕、ファラム・ディーテ戦!

アースイレブンのキックオフと共に瞬木がドリブルで攻撃を仕掛ける。しかしすかさず剣城がスライディングを仕掛けてボールを奪い取る。

 

天馬「剣城……っ!」

 

剣城「ロダン!!」

 

剣城はロダンにパスを出す。天馬がディフェンスに入るが、

 

剣城「突っ込め!!」

 

天馬「あっ!!」

 

ロダン「ヒヒッ、ガラ空きだね!!」

 

神童「天馬! くっ、ディフェンス!!」

 

そしてロダンからヒラリにパスが出る。

 

侑「行かせないよっ!!」

 

ヒラリ「フフッ、捻り潰してやるわ!!」

 

ヒラリが水を放ってくる。侑先輩はそれを躱すが、放たれた水は急カーブして鋭利な刃物のように侑先輩の背に突き刺さる。

 

侑「ぐっ!!」

 

ヒラリ「[ジャックナイフ]!!」

 

侑先輩の頬にヒラリの平手打ちが炸裂。侑先輩は突破された。

 

ヒラリからボールは前線へと飛ぶが、真名部とガンダレスが走る。しかしガンダレスにスピードで奪われてしまう。

 

ガンダレス「リュゲル兄ぃ!!」

 

鉄角「させるかぁっ!!」

 

しかし鉄角が足を伸ばしてパスをカット。今度はアースイレブンの攻撃だ。

 

鉄角「キャプテン!!」

 

天馬「よしっ!! 「セレン!!」っ!!」

 

メルヴィル「貰った!!」

 

しかしここでファラム・ディーテの女子MFセレン・メルヴィルがインターセプト。天馬はボールを奪われる。

 

メルヴィル「剣城!!」

 

パスは剣城に繋がる。

 

剣城「よし、「剣城!!」天馬!!」

 

天馬「行かせない!!」

 

天馬と剣城のディフェンスとオフェンスのプレーの応酬。しかし剣城に天馬は突破されてしまう。

 

そこにヒラリとロダンが上がってくる。

 

ヒラリ「見せてやるわ!! ファラム・オービアス紫天王の力をね!!」

 

素子でロダンとヒラリが跳び上がる。

 

剣城「決めろ!!」

 

剣城が空中のヒラリにパスを出す。するとヒラリは空中でロダンにパスする。

 

伊吹「高さなら負けねぇ!!」

 

ロダン「掛かったね!!」

 

するとロダンはボールを足に付けて押しながら落下しくる。

伊吹が空中で片手でボールを抑える。しかしロダンは足に力を込めてボール越しに空中の伊吹を弾き飛ばした。

 

伊吹「何っ!?」

 

落下する伊吹。伊吹は何とか着地するが、

 

ビキィッ!

 

伊吹(ぐっ!!)

 

信介・神童「「!!」」

 

!! 足を捻ったように見えたぞ?!?

 

ダクスガン「ワーオっ!! 伊吹がガッチリとボールをキャッチしている!!」

 

神童「伊吹、大丈夫か!?」

 

伊吹「どうもしていない。こんな事でいちいち来るな!!」

 

神童(っ! 伊吹………)

 

信介「伊吹………」

 

そこからはファラム・ディーテの猛攻が続く。アースイレブンに攻撃の隙を与えず、ボールをキープし続け攻めたてる。

 

天馬「止める!!」

 

ロッツ「やれるものならやってみなさい!!」

 

ファラム・ディーテのこちらも女子のMFネオル・ロッツに天馬は躱されてしまう。

 

って言うかファラムのMF全員女だな。ヒラリはオバさ…ギロッ…も、女だし。

 

皆帆「三船さん!!」

 

栞子「任せて下さい!!」

 

しかし皆帆と栞子が二人同時にスライディングを仕掛けてボールを弾き、ボールは外に出る。

 

天馬「…俺がしっかりしないといけないのに……!!」

 

竜太「……おい天馬、そんなでサッカー楽しいのか?」

 

天馬「え?」

 

鉄角「おいおい、楽しくとか言ってらんねぇだろ!!」

 

真名部「負けられない試合なんですよ?」

 

竜太「そうかな……?」

 

天馬「…………」

 

リュゲルのスローインから試合再開。

 

天馬(確かに負けられない試合だ……)

 

リュゲル「ネオル!!」

 

天馬「させない!!」

 

しかしコレを天馬がカットする。

 

神童「ナイスカットだ天馬!!」

 

天馬はそのままドリブルで攻め上がる。

 

天馬(だけど俺は楽しむことを忘れていた。勝負にこだわり過ぎて、俺は……!! っ!!)

 

しかしすかさずメルヴィルが止めに入り、天馬の動きが止まった瞬間、リュゲルがスライディングで弾く。こぼれ球をヒラリが剣城に繋ぐ。

 

ヒラリ「剣城!!」

 

天馬(俺はサッカーを、自分で苦しいものにしてしまっていたんだ!!)

 

天馬がすぐに戻って剣城にプレッシングを掛ける。再びの攻防、天馬も必死に食い下がる。

 

剣城「天馬…お前の力はそんな物か!!」

 

天馬「っ、剣城!」

 

剣城「俺を親友だとでも思っていたのか! 親友に裏切られただけで、サッカーへの想いは消えて無くなるのか!!」

 

一瞬の隙を突き、剣城が天馬を突破する。

 

剣城「俺は違う!! サッカーをやってる時が一番、自分らしくなれる!! だから俺は戦うんだ!!」

 

天馬「っ!!」

 

神童「行かせない!!」

 

剣城「っ!!」

 

ここで神童先輩がスライディングでボールを弾きボールはフィールドの外に出る。

 

神童「……(このままでは…)「剣城は何も変わってない…」天馬?」

 

天馬「今やっと気付いた。剣城には、この戦いに全力で挑まなければならない何かがあるんだ! ……神童さん、楽しみましょう!!」

 

神童「っ?」

 

天馬「敵は剣城、俺達にとって最強の相手です。面白いじゃないですか!!」

 

神童「地球の…いや、宇宙の未来が賭かっているんだぞ?」

 

天馬「正直、この戦いの重みも本当に理解できているか分かりません。でも俺、剣城の言葉で大切なことを思い出したんです!」

 

神童「っ!」

 

天馬「この戦いは…この出会いは、この瞬間だけなんです!! だからこそ、想いと想いをぶつけ合って最高の試合にするんですよ!! それが、俺たちの大好きなサッカー…ですよね!!」

 

侑「うん、その通りだよ!!」

 

鉄角「おっしゃ! とことん突き進もうぜ!!」

 

九坂「そうっすよ!!」

 

天馬「これが最後の戦いだ。皆、全力で楽しんでサッカーやろうぜ!!」

 

アースイレブン『おう!!』

 

神童「天馬……大きくなったな」

 

剣城「(天馬……)ここからが本当の戦いだ!! 必ず勝利するぞ!?! 宇宙最強の星、ファラム・オービアスの名に賭けて!!」

 

ファラム・ディーテ『おう!!』

 

天馬がドリブルで攻め上がる。そこにキセノがディフェンスに入る。

 

天馬「[爆・風穴ドライブ]!!」

 

天馬が渦巻く風の道を作り出し、その穴を通ってキセノを突破。

 

モーム「通さん!!」

 

モームが技の発動直後を狙ってスライディングでボールを弾く。

 

モーム「ネオル!!」

 

ボールはネオルに繋がる。

 

九坂「行かせるか!!」

 

ロッツ「[ホログラムロック]!!」

 

するとネオルの背後にホログラムの両手が出現。九坂を掴み地面に叩きつけて突破する。

 

鉄角「止めてやる!! [フットワークドロウ]!!」

 

しかしカバーに入っていた鉄角が必殺技で奪い返す。

 

鉄角「大海!!」

 

鉄角からのロングパス。しかしロダンがインターセプトする。

 

神童「行かせない! [アインザッツ]!!」

 

しかし今度は神童先輩が必殺技で奪い返す。そのままドリブルを仕掛ける。

 

バルガ「[ロックハンマー]!!」

 

今度はファラム・ディーテがやり返し、バルガの必殺技でボールを奪う。

 

ボールは前線のメルヴィルに飛ぶが、侑先輩がカットする。

 

侑「このチャンス、逃さない!! 《天帝の眼(エンペラーアイ)》!!」

 

ディフェンスに入ったキセノを《天帝の眼》で突破。

 

バルガ「好きにはさせん!!」

 

するとバルガの身体から光が溢れ出し、黄色い甲殻獣に姿を変える。そのソウルは侑先輩に突進。角で付き回してふっ飛ばし、ボールを奪う。

 

そして、ソウルの力に反応し光子砲のエネルギーが充填される。

 

オズロック「フフフそうだ、良いぞ」

 

バルガ「反撃するぞ! ヒラリ!!」

 

ボールはヒラリに。ヒラリもソウルを発動。鳥のようなソウルの身体から発せられる七色の光に目が眩み、アースイレブンのディフェンスは突破される。

 

そしてまたしても光子砲にエネルギーがチャージされる。

 

ヒラリ「剣城!!」

 

剣城「先制点は俺たちが貰う!!」

 

伊吹「させるかよ!!」

 

剣城「行くぞ!!」ドガァアアッ!!

 

剣城のシュートに伊吹が飛びつきパンチングで弾く。しかしこぼれ球は剣城のもとに転がり、逆方向に連続でシュートする。

 

伊吹「くそっ!」

 

伊吹は飛んだ勢いのままゴールポストを使って三角跳び。またしてもパンチングで弾く。

 

ダクスガン「わーおっ! 剣城の連続シュートだ! だが伊吹も粘る!!」

 

ビキイッ!

 

伊吹「ぐうっ!!」

 

天馬「っ!!」

 

信介「やっぱり足を!!」

 

そして弾かれたボールは空中に上がり、

 

剣城「止めだ!! [バイシクルソード]!!」

 

剣城の必殺シュートがゴールに突き刺さり、ファラム・ディーテに先制点を奪われてしまった。

 

ダクスガン「ゴーーールっ!! 剣城のシュートでファラム・ディーテが先制!!」

 

 

鉄角「あの野郎…容赦ねぇな……」

 

九坂「まぁ、俺たちへの最高のもてなしってことじゃねぇか?」

 

伊吹「ハッ、良いねぇ……決勝戦はこうでなくちゃな!! まだまだこれから! もう一点もやらないからな!!」

 

天馬「皆……っ! そうだ、まだまだこれからだ!」

 

アースイレブンのキックから試合再開。しかしガンダレスにボールを奪われてしまう。

 

ガンダレス「ロダン!!」

 

ロダン「ヒヒッ、行くよ!! [カザンライ]!!」

 

ロダンの灼熱のシュートがアースイレブンゴールを襲う。

 

伊吹「止める![ゲキリンダンク]!!」

 

ここで伊吹の新必殺技。空中から凄まじい勢いでボールを叩きつけ、[カザンライ]を止めて見せた。

 

天馬「新必殺技だ!!」

 

神童「アイツ…この土壇場で!!」

 

伊吹「よしっ、このまま一気に!! っ!!」

 

しかし、アースイレブンのメンバーはピッタリとマークされておりパスが出せない。

 

伊吹「っ、 フーーーっ」

 

すると伊吹はバスケのドリブルのようにボールを付き始めた。

 

神童「っ! (伊吹…)」

 

鉄角「アイツまた!?「いや、あれで良い」なんだって!?」

 

伊吹(あるはずだ。パスするポイントが!)

 

ガンダレス「アイツ何やってるんだ?」

 

神童(っ!! 伊吹!)

 

伊吹(っ! あそこだ!!)

 

伊吹はボールを持ったまま跳躍し、バスケのダンクの動きを応用した渾身のロングスローでボールをぶん投げた。ボールは神童先輩へ。

 

神童「竜太!!」

 

天馬「竜太、頼む!!」

 

竜太「任せろ!!」

 

そして俺はソウルを発動。海竜、モササウルスへと姿を変える。俺のソウルはフィールドという海を泳ぎ回り水面に大ジャンプ。雄叫びを上げてシュートを放った。

 

アルゴ「っ! 止めっ…!?」

 

ザシュウッ!!

 

しかしキーパーに反応すら許さず、シュートはゴールに突き刺さった。

 

竜太「よっしゃあ!」

 

天馬「竜太!!」

 

 

 

信介「やったね!!」

 

葵「ナイスシュート!!」

 

 

 

ダクスガン「大海のシュートが決まり、アースイレブン同点に追い付いた!!」

 

竜太「決めてやったぜ!!」

 

天馬「ああ!! 最初の一点だ!!」

 

剣城「……やはり楽しませてくれる相手だ。でもそれもここまでだ!」

 

天馬(この試合、俺たちが絶対に勝つ!!)

 

 

 

アースイレブン 1 ー 1 ファラム・ディーテ

 

ー 続く ー




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