竜太の[ラストリゾート]がファラム・ディーテのゴールに突き刺さり、逆転したアースイレブン。ここで前半終了のホイッスルが鳴った。
伊吹(大海がカバーしてくれたから良かったが…このままじゃあ致命的な失点を招くかもしれない……。なら…)
フィールドに出ていた皆が自チームのベンチに戻る。すると天馬が伊吹に声を掛ける。
天馬「伊吹、何か言いたいことがあるんじゃないのか?」
伊吹「…ああ。足を挫いた。キャプテン、交代させてくれ」
天馬「そうか…よし、頼むぞ信介!!」
信介「うん!!」
伊吹「アースイレブンのゴール…お前に託す」
すると、
九坂「あっ、キャプテン…龍也さんがなんかソワソワしてるんすけど……」
竜太「あ〜我慢できなくなったな。…九坂、代わってやってくれるか?」
九坂「俺か? まぁ、良いけど……」
龍也「よっしゃ!!」
ったく、しょうがない大人だな。まぁこの
侑「ねぇ……」
天馬「侑先輩?」
侑「私の力も、ここまで来たらどこまで通用するか分からない。桐穂ちゃんと代わっていい?」
桐穂「!?」
天馬「高坂さんの《
桐穂:「分かった!!」
伊吹はベンチに座って氷水を入れた袋を足に当ててアイシングをする。そこに、神童先輩が声を掛ける。
神童「何故黙っていた?」
伊吹「お前にだけは、心配されたくなかったからな…」
コイツは……
真名部「そう言えば、グラウンダーの比率が多かった様に思いますね」
皆帆「確かに、ファラムの選手たちは伊吹くんの足にダメージを与えるような攻撃をしていたね……」
神童「黒岩監督の指示だな……」
エマ「いくらなんでも卑怯だよ……」
瞬木D「相手の弱いところを攻めるのは正しい戦略だろ?」
鉄角「だからって、何をしてもいいって事じゃねぇだろが!!」
神童「……それが黒岩監督なんだ」
瞬木D「へぇ? 嫌ってた割に、理解あるんだな?」
神童「ああ…。悔しいがな……」
ー ファラムベンチ ー
黒岩「もっと激しくコンタクトしろ。アースイレブンを潰すんだ……」
剣城「監督……」
黒岩「監督命令だ。実行しろ」
剣城「…………」
そしてハーフタイムが終了し、選手がポジションにつく。
ダクスガン「おおっと? アースイレブンはここで3人の選手を入れ替えて来たぞおっ!? GKの伊吹に変わって西園信介、MFは左右の九坂隆二を大海龍也、高咲侑を高坂桐穂に入れ替えてきたぞぉっ!!」
アースイレブン
フォーメーション
FW 竜太 瞬木
MF 龍也 天馬 桐穂
ボランチ 神童
DF 三船 皆帆 真名部 鉄角
GK 信介
そして、笛と共にファラム・ディーテのキックオフから後半戦開始。ボールはリュゲルに渡りドリブルで攻め上がる。
龍也「させるかっ!!」ギュンッ!!
リュゲル(速っ!!)
龍也さんのスライディングでボールが弾かれる。しかしボールはロッツの元へと転がりまだファラムボール。
竜太「行かせるかよ!!」
相手のフェイントに付いていき、竜太はボールを奪った。
竜太「桐穂!!」
ボールは桐穂に飛ぶ。
メルヴィル「そうはさせないわ!!」
しかしここでメルヴィルがパスカットする。
メルヴィル「ロダン!!」
裏に抜け出したロダンに斜め後方からのロングボールが入る。
信介「止める!!」
ロダン「ヒヒッ、また潰してやるよ!!」
そしてロダンがシュート体勢に入ると、背後で火山が噴火し、ボールが噴煙と雷を纏う。
ロダン「[カザンライ]!!」
以前のガードン戦で信介をふっ飛ばした必殺シュートが襲いかかる。
信介「止める!!」
すると信介は、サイドに避けてゴールをがら空きにして飛んできたボールめがけてダッシュ。思い切りパンチングをブチ込む。
信介「[極・ぶっとびパンチ]!!」
最終進化した信介の[ぶっとびパンチ]。ロダンのシュートをパンチングで弾き返した。
ロダン「何だとっ!?」
ダクスガン「西園ナイスセーブ!!」
天馬「良いぞ信介!!」
信介「よしっ!」
伊吹「やるな!!」
しかしボールはまだ生きている。コレを拾ったのは……、
ヒラリ「渡さないよっ!! リュゲル!!」
ヒラリが拾い、リュゲルにパスを出す。
リュゲル「オラッ!!」
リュゲルのノーマルシュートが信介に襲いかかる。
信介「ふっ!!」
しかし信介もパンチングで弾く。
真名部「西園くん、次来るよ!!」
信介「オッケー!!」
ガンダレス「オラよっ!!」
今度はガンダレスのノーマルシュート。信介はこれも弾く。転がったボールは……
剣城「………」トッ
真名部「計算できてますよ!!」
すぐさま剣城に対して真名部がディフェンスに入る。
しかし剣城はボールにスピンをかけてターンからのパス。ターゲットは、
剣城「決めろ!!」
リュゲル・ガンダレス「「おう!!」」
シュート体勢に入った二人。リュゲルの、手に黄金のリンゴが出現。それを一口かじって上に放り投げるとガンダレスの雄叫びでリンゴに闇のエネルギーが注ぎ込まれる。それを、2人は思い切りツインシュートで蹴り飛ばす。
リュゲル・ガンダレス「「[スクリーム・オブ・エデン]!!」」
バラン兄弟の必殺シュートが、アースイレブンゴールに襲いかかる。
信介「やらせない!! [極・ぶっとびパンチ]!!」
再び信介の[ぶっとびパンチ]。しかし今度は弾き飛ばされてシュートはゴールに突き刺さった。
ダクスガン「ゴーーールっ!! リュゲル、ガンダレスの凄まじい必殺シュートだぁっ!!」
リュゲル「こういうのを決まったって言うんだ!」
ガンダレス「凄げーーっ! やっぱ凄ぇや俺たち!!」
信介「コレが…ファラム・ディーテの力……」
天馬(剣城……)
剣城(天馬……)
天馬「皆! まだ同点になっただけだ!! 勝ち越すぞ!!」
アースイレブン『おう!!』
アースイレブンのキックオフから試合再開。
ボールをいったん神童先輩に戻してゲームを組み立てようとする。が、そこにヒラリがプレッシャーを掛ける。
ヒラリ「抜かせないわよ?」
神童「くっ、真名部!!」
神童先輩はボールをいったん真名部に戻す。が、それを読んでいた剣城にカットされる。
真名部「抜かせません!!」
皆帆「通さないよ!!」
二人が連携してディフェンスを掛けるが、剣城のフェイントで抜かれてしまう。
そしてゴール前にボールが転がる。
信介「させるかっ!!」
信介が飛び出してボールをダイビングキャッチしようとするが剣城の軽いワンタッチで躱されてしまう。
信介「しまった!?」
伊吹「マズイ!!」
天馬「ここで入れられたら!!」
剣城「喰らえっ!!」ドガァアアンッ!!
剣のシュートがガラ空きのゴールに迫る。
鉄角「させるかっ!! [デッドストレート]!!」
カバーに入った鉄角のカウンターシュートがファラムゴールに一直線に飛んでいく。
アルゴ「今度は止める!! [リバウンドレイヤー]!!」
アルゴの必殺技で、カウンター[デッドストレート]は弾き返され、ボールはボールはメルヴィルへ。
メルヴィル「ナイスよアルゴ!! 「通さないよっ!!」っ!!」
しかしここに桐穂がディフェンスに入る。
桐穂「《
瞬間、桐穂の視界がモノクロに変わり、余計な思考情報が遮断され脳の処理能力が飛躍的に向上する。
桐穂(………)ユラァッ
動きが極限まで速くなったことで、目の前で動きが止まったように見えるメルヴィルからボールを掠め取った桐穂。ここで《加速世界》は終了する。
メルヴィル「っ!? ボールは!? っ、いつの間に!!」
ダクスガン「な、なんという速さ!? 目にも止まらぬ早業でボールを奪ったぁ!!」
桐穂「瞬木くん!!」
パスは瞬木に飛び、瞬木はしっかりとトラップする。
瞬木D「やるじゃねぇか!!」
バルガ「好きにはさせん!! [ロックハンマー]!!」
瞬木D「何っ!?」
ボールを奪われた瞬木。ボールは一気に前線へ。
ガンダレス「もらった!!」
鉄角「させるかよっ!!」
鉄角がスライディングで弾きボールは外に出ていったん試合が止まる。
信介「鉄角! さっきはありがとう!!」
鉄角「おう!! 全力で守るのが俺の役目だ!!」
真名部「スミマセン。今度は抜かせません!」
皆帆「ああ! 絶対に止めるよ!!」
信介「うん!!」
龍也「次は俺たちの番だな!!」
桐穂「うん!!取られたら…」
栞子「取り返すまでです!!」
瞬木D「ま、決めるのは俺だろうけどな」
天馬「(皆……っ!)神童さん、最終ラインを上げましょう! ゴールは大丈夫です」
神童「…ああ、そうだな!!」
竜太「おう! 攻めるぞ!!」
チームが1つになってファラム・ディーテに向かって行ってる。この勢いで押し切るぞ!!
アースイレブン 2 ー 2 ファラム・ディーテ
ー 続く ー
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