虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第101話:最終決戦 開始!!(キックオフ)

長かった戦いも、いよいよ最後の決戦が幕を開けた。アースイレブンのキックオフから試合開始。

ボールを持ってドリブルで攻め上がる瞬木を先頭にアースイレブンのオフェンス陣がイクサルフリートの陣地に斬り込んでいく。

 

瞬木D「神童!」

 

神童「よし、九坂!!」

 

パスを回して様子を伺いながら攻め上がるアースイレブン。まずは九坂が仕掛ける。

 

オズロック「……闇に沈めろ」

 

イクサルフリート『了解!!』

 

するとイクサルフリートの選手全員からドス黒く、肌がヒリつく様なオーラが発せられる。それはスタジアム中に広がり、観客もアースイレブンも一瞬面食らう。

 

 

ポトムリ「イクサル人の心が生み出す闇の力……これもライフエナジーです!!」

 

ララヤ「決勝戦で、剣城や他の者たちが発したものとは明らかに違う……! こんなにも肌を刺す様な物だったか?」

 

カトラ「イクサル人の怒り、憎しみ……彼らを突き動かす衝動その物では?」

 

ポトムリ「はい。恐らくは……」

 

 

九坂「っ! だからって、負けられっか!!」

 

九坂が果敢に攻め上がる。そこにディオネがディフェンスに入るが、捕まる前に天馬にパスを出す。

 

天馬「よしっ!!」

 

ボールを受けて仕掛ける天馬の身体から、イクサルフリートとは真逆、"プラス"の性質を持つライフエナジーが発せられる。デスピナがボールを奪いに来るが、

 

天馬「うぉおおおっ![Zスラッシュ・Gx]!!」

 

デスピナ「っ!!」

 

天馬の[Zスラッシュ]がデスピナを突破。今までとは明らかに技の勢いが違う。

 

ダクスガン「Amazing!! 松風渾身の[Zスラッシュ]が、イクサルフリートを突破したぁっ!!」

 

 

ポトムリ「天馬くんのライフエナジーが、必殺技に更に勢いを与えています!!」

 

 

葵「凄い、天馬!!」

 

信介「これが天馬の答えなんだ。"サッカーを悪用する奴を許さない"……その想いが、力を高めているんだよ!!」

 

天馬を止めようと今度はタルヴォスが来るが、フェイントからの股抜きで抜き去った。

 

嵐珠「天馬くん、行っちゃいなさい!!」

 

尚もドリブルで攻め上がる天馬。神童先輩にパスを出す。

 

神童「よしっ!」

 

ディオネがディフェンスに入ると、凄まじい威圧感が放たれる。神童先輩は気圧され、ボールを奪い取られてしまう。

 

瞬木D「どうしたんだ神童!!」

 

神童「すまん、奴の目に弾かれた……」

 

瞬木D「っ!」

 

神童「あんなにも憎悪を剥き出しにした目は初めてだ……」

 

瞬木D「へぇ? 面白い連中だ………」

 

ディオネがドリブルで攻め込む。そこに戻ってきた天馬がスライディングでボールを狙う。巧くカットし、ボールを奪い返す。

 

ディオネ「っ! 野郎!!」

 

天馬がドリブルで斬り込んでいく。

 

オズロック「阻め」

 

イシガシ「了解」

 

オズロックの指示でイシガシがディフェンスに向かう。しかし、"接触する!"というタイミングで瞬木にノールックでパスを出す。

 

ダクスガン「オーーウッ! これは見事なノールックパス!!」

 

瞬木D「よしっ!」

 

イシガシ「それでは、貴方を絶望へとご案内致しましょう」

 

するとイシガシは必殺技を発動する。

 

イシガシ「[ジャッジメントレイ]!!」

 

瞬木を背後からレーザーの雨が襲う。レーザーの着弾時の爆発に巻き込まれ瞬木は吹っ飛び、ボールは弾かれてサイドラインから外に出る。

 

瞬木は衝撃でしばらく倒れていたが、何とか立ち上がる。

 

瞬木D「何が…ご案内だ! お前の案内なんか……要らねぇよ!!」

 

神童「瞬木……!?」

 

瞬木D「コイツら結局、不幸自慢か!!」

 

イクサルフリート、エーギルのスローインから試合再開。ボールはユミルに飛ぶが、トラップする直前に自慢のスピードを活かした瞬木がインターセプト。攻め上がる。

 

ダクスガン「瞬木すかさずボールを奪ったぁ!!」

 

瞬木D「へっ!!」

 

ユミル「イ〜〜ッ!!」

 

しかし瞬木にイシガシがディフェンスに入る。イシガシから憎悪を剥き出しにした威圧感が放たれ、瞬木も気圧されてカットされてしまう。

 

瞬木D(ちっ!!)

 

飛んだボールは嵐珠の方へ。

 

嵐珠「貰うわ!!」

 

嵐珠が思い切り跳躍する。しかしディオネに、遅れて飛んだにも関わらず上昇速度、高さ両方で上回られてしまい先に取られてしまう。

 

ディオネ「フッ!!」

 

ディオネはヘディングで前線へとパス。

 

ダクスガン「ボールを受けたのは……オズロックだあっ!!」

 

天馬「ディフェンス!!」

 

皆帆「ああ!!」

 

真名部「行かせません!!」

 

オズロック「フッ……」

 

オズロックが不気味に笑ったかと思ったら、力任せの強引なドリブルで二人を吹き飛ばして突破する。

 

鉄角「くっ、森村!!」

 

森村「はい!!」

 

鉄角「[真・フットワークドロウ]!!」

 

森村「[真・このはロール]!!」

 

二人の必殺技が同時にオズロックを襲う。が、

 

ドガァアァアアァアアッ!!

 

鉄角・好葉「「うわぁああああっ!?」」

 

二人同時の必殺技でさえも、ただのドリブルで破られてしまった。

 

ダクスガン「アンビリーバボー!! 恐るべきオズロックのパワー!!」

 

皆帆「大丈夫!?」

 

好葉「凄い……」

 

するとオズロックの身体が薄っすらと明滅した。何か来るぞ!!

 

神童「っ!!」

 

天馬「伊吹!!」

 

鉄角「止めろ伊吹!!」

 

伊吹「来い!!」

 

オズロックはシュート体勢に入る。オズロックが真上にボールを蹴り上げると、ボールが流星群のような数に分裂。それらが流星の如く一斉にゴールに襲い掛かる。

 

オズロック「[スターゲイザー]!!」

 

伊吹「っ! [真・ライジングスラッシュ]!! っ! ぐわぁあぁああぁあっ!!」

 

伊吹が必殺技を発動するがアッサリと破られて伊吹ごとゴールに叩き込まれてしまった。

 

ダクスガン「ゴールッ!! 先制点はイクサルフリート!!」

 

伊吹「クッソぉ!!」

 

アースイレブンは凄まじいオズロックのシュートに呆然となる。

 

オズロック「これが、イクサルフリートのサッカーだ……」

 

天馬「っ!!」

 

するとオズロックは笑い、

 

オズロック「私達は長い間、より過酷な環境に堪え、乗り越えてきたのだ。この程度の戦いどうという事は無い」

 

天馬「…ッ!!」

 

 

ポトムリ「アースイレブンは先制点を決められると、逆に闘志に火が付くのです。「負けられない」、「負けたくない」、「必ず勝つ!」その強い想いが、彼らを成長させてきました。大丈夫、先制点はアースイレブンの勝利を呼びます!!」

 

カトラ・ララヤ コクッ!

 

瞬木D「あの案内係、とうとう本性を出してきたぞ……」

 

天馬「イシガシさん……」

 

瞬木D「凄げぇ気迫だったぜ?」

 

剣城「これまでの相手も、星の存亡を賭けて気迫のこもったサッカーをしていた。だが、イクサルフリートはそれ以上だ……!」

 

神童「"サッカーの様で、サッカーじゃない"、そんな気がする」

 

天馬「サッカーじゃない?」

 

神童「黒岩監督は狂気と言っていた…ボールを奪おうと突っ込むと、奴らの心の抱える闇に引き摺り込まれそうになる」

 

瞬木D「ソイツをぶち破ってボールを奪うには、今まで通りのサッカーなんて通用しないぜ!?」

 

天馬と剣城と神童先輩は考え込むが、天馬が口を開く。

 

天馬「俺は、自分のサッカーをやる。真正面からぶつかっていく!!」

 

すると、他のみんなも集まってくる。

 

九坂「キャプテンの言う通りだろ、それで良いと思うぜ?」

 

鉄角「それが俺たちのサッカーだもんな!!」

 

天馬「皆……! よし、取り返すぞ!!」

 

アースイレブン『おう!!』

 

瞬木D「フッ……」

 

オズロック「攻めてこい、地球人」

 

天馬(オズロック……!)

 

 

そして、アースイレブンのキックで試合再開のホイッスルが鳴った。

 

 

 

 

アースイレブン 0 ー 1 イクサルフリート

 

 

ー 続く ー




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