この場を借りてお礼を申し上げます。
では最終話、始まります!!
グランドセレスタギャラクシーの戦いが終わり、俺たちアースイレブンが故郷、地球に帰還し今日で1ヶ月が経った。
帰還した直後は色々と会見や取材、首脳陣との報告会などの事後処理やゴタゴタのせいでものすごく忙しかったが、ついに先日それが終わり、今日やっと学校に登校した。
学校に着くと、俺たちは瞬く間に生徒に囲まれ根掘り葉掘りの質問攻めにあった。まぁもれなく全員頭にハリセンブチ込んで黙らせたけど。
全校集会でも地球代表としてグランドセレスタギャラクシーに参戦したサッカー部員、そして先日雷門に編入してきたミアと嵐珠は壇上に上げられ盛大な感謝を貰った。
そして昼休み、生徒から逃げた俺たちはサッカー棟に来ていた。あっ、因みにミアと嵐珠もサッカー部の新入部員になったんだ!! まぁ、ミアと3年生たちは3月、後4ヶ月ちょっとで卒業しちゃうんだけど……選手権大会は一緒に戦えるから皆張り切ってる。
天馬「はぁ〜、この状況いつまで続くんだろ?」
竜太「さっき桐穂と果北からも連絡があったぞ? こっちと変わらないらしい」
彼方「そっか〜……」
神童「伊吹はバスケ部辞めてサッカー部に入部届持ってったら兵頭にレギュラーの座を賭けて勝負挑まれたらしい。返り討ちにしたとあったが」
竜太「てことは今度の月山国光のキーパーは伊吹か……」
こりゃ手強そうだ。
エマ「皆帆くんもスコットランドヤードの見学で昨日の朝ロンドンに立ったんだよね?」
竜太「さっき無事についたってLINE届いた」
エマ「そっか」
果林「九坂くんは? 無事に学校に戻れたの?」
天馬「何か友心の校長が、九坂を一目見て変化を感じ取ったらしくて、"今の君なら大丈夫だ"って二つ返事に戻るのを許可してくれたらしいです」
果林「そう、なら良かった」
彼方「真名部くんは? 提示した参加条件を破棄したんでしょ?」
竜太「ええ。あっ、噂をすれば……」
真名部から電話がかかってきたので電話に出る。
真名部「大海くん、久しぶりですね」
竜太「おう。そっちはどうだ?」
真名部「ええ、パパとママはちゃんとボクのことを考えてくれていた事が分かったので、今は平和にやってます。アースイレブンに参加していなかったら、ボクは今もパパとママの事が大嫌いだったでしょうね」
竜太「ハハッ、親の愛情が伝わりにくいだけの、ただの不器用な両親だったわけだ「…人の家の事情に首を突っ込まないでもらえるかな?」やべっ!!」
真名部「あ〜スミマセン。親が隣りにいたんですよ。元気な声が聞けて良かったです。ではまた」
竜太「おう」
その頃、真名部家
真名部父「どうせ不器用な父親だよ……」
真名部母「あらあら、でもその通りね。陣ちゃんの事を考えていたつもりで、逆にここまで自分の子を追い詰めていたなんて……」
真名部「ううん、ボクこそゴメンなさい」
真名部父「わたしたちも、もう少し親として頑張っていくよ」
真名部「うん!! じゃあ、ボクは勉強の続きしてくるね? 模試が近いから!」
真名部母「あらあら、後で差し入れ持っていくわね?」
平和な家族の光景があったという。
天馬「真名部は上手く行ったと……好葉は?」
栞子「この間LINEが来ましたよ? なんか今では好葉さんに勝てる人がいなくなってパワーバランスがひっくり返ったらしいです」
竜太「あらら……いじめっ子は面白くないだろうな」
栞子「でも、平和にやってると書いてありましたよ?」
竜太「そうか………」
本当に、日常に帰ってきたんだな………。
すると、チャイムが鳴り
栞子「あっ、午後の授業始まりますよ?」
天馬「急ごう!!」
彼方「ほら、竜太も!!」
彼方が、俺に手を差し出してくる。俺は彼方の手を取り、一緒に本校舎へと戻った。
キーンコーンカーンコーン
先生「今日の授業はここまで!」
生徒「起立! 礼!!」
生徒『ありがとうございました!!』
………………
あっという間に時が過ぎて年が明け、俺達は正月の冬の選手権で見事東京都代表になり、全国決勝で浦の星女学院と当たった。まぁ結果は、俺たちの勝ちで雷門サッカー部は夏冬の全国ダブル優勝を成し遂げた。
そしてもう2月。3年生の卒業が迫っていた。
天馬「竜太、いつ彼方先輩に渡すの? もうすぐ卒業しちゃうんだよ?」
竜太「分かってるよ……」
そう。去年のグランドセレスタギャラクシーの事で、俺は国から報酬として300万円ほどお金をもらってあるものを購入した。どうしても必要だったんだ……。
天馬「はあ、竜太がまさかこんなにもヘタレだったとは…「張っ倒すぞ?」事実でしょ?」
うぐっ! そう言われると言葉が出ない……
天馬「ほら、部活行くよ?」
そして部活で汗を流し、今日の練習も終了。俺は覚悟を決め、彼方を誘って一緒に帰った。
竜太「………彼方、寄り道して良いか?」
彼方「? うん」
そしてやってきたのは河川敷。
竜太「覚えてるか? インターハイ予選の万能坂戦の前……」
彼方「…覚えてる。あの時の彼方ちゃんはビクビク怯えながらサッカーしてて、好きなサッカーなのに全然楽しくなかった。でも、竜太たちが変えてくれたんだよ?」
竜太「違うよ。皆が頑張ったからだ、勿論彼方も……」
彼方「竜太……」
竜太「っ、彼方先輩……!」
突然の先輩呼びにビックリする彼方。俺は、鞄から小箱を取り出し、彼方先輩に向けて箱を開ける。
彼方「っ!!」
中には、彼方のイメージを意識した紫色の宝石、アメジストが嵌め込まれた指輪が、入っていた。
竜太「俺が高校卒業して、サッカー選手でも、普通に働いても、安定した収入を得られるようになったら……オレの……お嫁さんになってください!!」
彼方「……はい。彼方ちゃんを、竜太のお嫁さんにしてください……。指輪…はめてくれる?」
竜太「分かりました」
竜太は、指輪を彼方の左手の薬指にはめる。
彼方「竜太……ふつつか物ですが、これからよろしくね?」チュッ!!
将来を誓った二人は、お互いの思いを確かめ合うかのように唇を重ね続けた。
〜 4年後 〜
俺は高校を卒業し、東京を拠点とするJ1リーグのサッカーチームに入団。メキメキと実力を伸ばし、今シーズンの新人賞を取った。
っていうか、他のみんなは歳と共に化身とかソウルの力を使えなくなったのに、俺はプロになっても未だに両方使えるんだよなぁ……。
おかげで周りからはズルいと言われるがこればかりはどうしょうもない。
そして今日は……、
司会「それでは、新婦入場」
白い衣装に見を包んだ俺が待つチャペルに、純白のウエディングドレスに見を包んだ彼方が入場してくる。今日の式には、スイスからエマ先輩、アメリカからはミア、現在スペインリーグで活躍している嵐珠や剣城たちも予定を合わせて駆け付けてくれた。
当然、雷門の皆やアースイレブンとして共に戦った皆も……。
歩夢「おめでとう彼方先輩! 竜太くん!!」
愛「幸せにね!!」
伊吹「大海、近江、おめでとう!!」
遥「お姉ちゃん…幸せになってね……(号泣)」
彼方「皆……」グスッ
竜太「彼方……」
司会「では、誓いのキスを……」
俺は彼方の顔を覆っていたヴェールを外し、そっと、唇を重ね合わせた。
これから、俺が彼方と…これから産まれるもしれない、まだ見ぬ子供達を守って行くんだ!!
ラブライブ✕イナイレGo 〜虹の彼方に〜 Fin.
というわけで、長かった竜太くんの物語は完結となります。2年と4ヶ月位の間でしたが、ご愛読頂いた方、試しにでも読んでくださった方、感想をくださった方、評価くださった方、応援してくださった方、たくさんの方の支えがあり、こうして無事に完結となりました。
また機会があるかは分かりませんが、またいつかお会いしましょう。
それでは!!