ではどうぞ!!
グランドセレスタギャラクシーが終わり、宇宙の星々が救われ日常が戻った地球。
アースイレブンメンバーとして共に闘った嵐珠とミアが雷門に編入し仲間になり、竜太たちサッカー部は今日も練習に励んでいた。
竜太「嵐珠!!」パスッ
竜太からのパスがディフェンスの合間を縫って嵐珠の足元に転がる。
嵐珠「ナイスパスよ!!」
すると嵐珠から青い光が溢れ出し、銀色の毛並みを持つ狼へと姿を変える。狼は身体を回転させてボールに纏わりつき、ゴールに突っ込む。
三国「止めるっ! [タマシイ・ザ・ハンド・Gx]!!」
三国先輩が、ラグナロクの時に大介さんから教えてもらった[タマシイ・ザ・ハンド]を最終進化させて発動。嵐珠のソウルストライクと激突する。
三国「ぐっ、うぉおおぉああぁあああっ!!」
必死に堪える三国先輩。紅いオーラの手は、ボールを思い切り掴み取りシュートは停止した。
嵐珠「悔しい! 止められたわ!!」
三国「良いシュートだ嵐珠!!」
円堂「よし、皆今日の練習はここまでだ!」
円堂監督の声で皆が監督のもとに集まる。
円堂「今日は皆からの要望があったからな。チームの結束を深める事にも繋がるし皆片付けと着替えをして部室に集合!」
天馬「はい! ありがとうございました!!」
雷門『ありがとうございました!!』
円堂監督は練習場を後にする。ただ嵐珠は……
嵐珠「皆の要望って何? ランジュ知らないわよ?」
そう言う嵐珠に皆が優しい目を向ける。
竜太「嵐珠、今日が何月何日か思い返して見ろ。そうすりゃ分かるから」
嵐珠が「えっ?」と呆けた顔をしている間に皆は片付けに入る。そして片付けを終え、皆は部室に向かう。竜太は嵐珠を部室まで連れてくる役を与えられていた。
嵐珠「いったい何かしら?」
竜太「ホントに気付いて無いのか? じゃあ開けるぞ」
そして竜太が扉を開け、嵐珠が中に入ると……
パパァあああんっ!!
雷門『嵐珠(鐘)! 誕生日おめでとう!!』
嵐珠が入った瞬間、皆がクラッカーを鳴らして嵐珠を出迎える。嵐珠は「ポカン……」と、間の抜けた顔をして訳が分からなさそう。
嵐珠「え、えっ? もしかして皆ランジュの誕生日を祝ってくれるの?」
愛「何言ってんのランジュ! 当たり前でしょ!!」
果林「嵐珠ももう私達の仲間だしね」
ミア「Happy Birthday…!」
嵐珠「皆……」グスッ
すると、突然嵐珠は泣き出してしまった。
天馬「ど、とうしたの嵐珠!?」
歩夢「何か嫌だった!?」
嵐珠「ち、違うの!!」
嵐珠は涙を擦り、話し始める。昔から、嵐珠は友達を作ろうとしてといつもの上手く行かずに一人でいた事。
自分が良かれと思ってアドバイスしたことも、気がついたら相手の神経を逆撫でしていたこともあった事。
相手の気持ちが……分からなかった事。
嵐珠「そのせいでランジュはいつも一人で……こんなふうに友達や仲間ができたことでさえ奇跡なのに、しかも皆から誕生日まで祝ってもらえるなんて……っ!!」
感極まったのか再び涙を浮かべる嵐珠。
かすみやしずくがそっと背を撫でてやり落ち着かせる。
エマ「少なくとも、私達雷門サッカー部はランジュちゃんのことを友達だと思ってるよ? ね、皆?」
エマ先輩の言葉に、全員が迷い無く頷く。
嵐珠「皆………っ!!」
天馬「さぁ! 嵐珠先輩の誕生会始めよう!!」
雷門『オーーーッ!!』
そしてその日は嵐珠先輩たちはとても楽しそうに笑いながら、話をしたり、一緒にゲームをしたりして遊んだ。
嵐珠はとても幸せそうな笑顔で笑っていた。
ー 嵐珠ちゃん Happy Birthday ー
ランジュちゃんハッピーバースデー!!
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