ファルトレク開始から30分が経過し、残り時間は後半分。まだ残っている逃走者は良子さんと神童さん、璃奈と桐穂と波未とすずめ、栞子と俺、理沙とかすみとしずく、蘭と彼方、果林とエマ、ここな、あと・・・・「雷門、「松風天馬」捕獲。残り16名」おっと天馬が捕獲された様だ。後は今言った16人だな。
栞子:「だいぶ減ったみたいですね」
竜太:「そうだ・・「音ノ木坂、「矢澤ここな」捕獲。残り15名」だってさ」
どうやらここなが捕まったらしい。
栞子:「捕まえたのは誰だと思いますか?」
竜太:「ん~.......、果北じゃねぇかな? つーかほとんど捕まえたのは果北だろ」
ガサガサッ!!
栞子:「っ! 誰!?」
蘭:「あれ? 竜太と三船さんだにゃ」
彼方:「二人一緒だったんだね~」
果林:「もう、私をほったらかして他の女とイチャついてたのかしら?」
竜太:「誤解の上に尾ひれ付いてるから。それとそう言うこと恋愛的に好きでもない男に言わん方が良いぞ? バカな男は勘違いす・・・・「バシィイイイン!!!」痛ってぇ!! 急に何だよ!? いきなり平手打ちしやがって!!」
果林:「うっさい!! アンタが馬鹿なのが悪いんでしょ!!! この女たらし!!!」
竜太:「はぁ? 何なんだよ.....って皆も同じ顔してる!?」
彼方:「・・・たらし」
エマ:「最低」
蘭:「最低だにゃ」
栞子:「流石にあれは無いです」
竜太:「何で!?」
どうやらここに俺の見方はいないらしい。俺変なこと言ったかなぁ?
そして合流した俺たち6人で行動することになったが、その間女子の冷たい視線が俺に針の様にブスリブスリと刺さっていた。泣きそうになるが警戒しながら森のなかを進む。
竜太:(!! 皆、ストップ)
果林:(どうしたの?)
竜太:(あそこ見てみろ)
皆が目をやった方向には、
梨菜:「ん~? いないわね」
彼方:(あの子は浦の星の......てことは鬼だね)
栞子:(そう言うことですね。向こうに行きましょう)
竜太:「いないか?」
エマ:「うん。大丈夫みたいだよ?」
すると、またアナウンスが流れた。
「函館聖泉、「鹿角良子」雷門、「神童拓人」捕獲。残り13名。残り時間15分」
蘭:「函館聖泉も全滅かにゃ?」
果林:「神童くんも一緒にってことは二人一緒に行動してたのかしら?」
竜太:「だろうな.......」
そしてしばらく茂みの裏に潜伏し身体を休めているとまたアナウンスが鳴った。
「音ノ木坂、「絢瀬理沙」雷門、「中須かすみ」、「桜坂しずく」の3名捕獲。残り10名。残り時間5分」
そして茂みの上から顔を出し辺りを見回す。鬼はいない。
竜太:「このままいけるかな?」
果林:「ちょっ!! 竜太それフラグ!!」
果北:「見つけたぁぁあああああ!!!!!」
ズドドドドドドドドドド!!!!
前方から果北がもの凄い勢いで走ってくる。ヤバい見つかった!?
竜太:「散開っ!!」
俺たちは一人一人全くの別方向に逃げる。これなら果北は一人しか追いかけられない。誰を追う? って.........
竜太:「俺かよぉぉぉおおおお!!?」
果北:「何言ってんの!! 当たり前でしょうが!! お兄ちゃんが一番厄介なんだから!! やっと見つけた!! 絶対捕まえる!! 大人しく捕まりなさい!!!」
竜太:「誰が捕まってたまるか!! 逃げ切ってやる!!!」
俺と
「音ノ木坂、「星空蘭」雷門、「近江彼方」、「エマ・ヴェルデ」の3名捕獲。残り時間1分」
果北:「待てーーーーーー!!!!」ズドドドドドド!!!
竜太:「待つかぁぁあああああ!!!」ズドドドドドド!!!
幸い果林は捕まってない。逃げ切れたか身を隠す事が出来たのだろう。
千夏:「あっ!! いた!!」
竜太:「よりにもよって今度は千夏かぁぁあああああっ!!?」
俺は伸びる千夏の手をヒラリと躱して逃げる逃げる。しかしそろっと約5分間の全力ダッシュになるため息が.........
美歌:「いたーーーー!!!」
千夏:「美歌ちゃんそっち塞いで!!!」
竜太:「くそっ!!」
前後を塞がれたがここは山のなか。左右には逃げられるため右に折れて逃げる。すると、
「音ノ木坂、「南すずめ」、「園田波未」雷門、「天王寺璃奈」、「三船栞子」の4名捕獲。残り3名。残り20秒」
果北・美歌・千夏:「「「待てぇぇええええ!!!」」」
竜太:「待つかぁぁあああああ!!!」
必死の逃走劇を繰り広げる俺。そして、
「終了です。逃走成功者、雷門、「朝香果林」、「大海竜太」音ノ木坂、「高坂桐穂」。以上の三名です」
竜太:「や・・やった......!!」ゼー、ハー....ゼー..ハー.......
果北:「クソーーー! 外周かーーー!!」
千夏:「竜太速すぎ」
美歌:「戻ろうか?」
そして俺たちが皆の所へ戻るとすでに桐穂と果林がいて皆と話していた。全員いるか確認したところ全員いた。遭難者ゼロ。
そして
― 続く ―
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