虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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今回は函館聖泉vs大海原です。暑さと寒さ、真逆の環境で日々鍛える両校の激突をお楽しみ下さい。

尚、試合は今回だけでは終わりません。

それではどうぞ。


第54話:北と南の戦士たち

第4ゲームの「浦の星vs陽花戸」戦が終了し、円堂監督の声で第5ゲームの対戦校である「函館聖泉」と「大海原」がフィールドで位置につく。

 

フォーメーション

 

函館聖泉

 

GK      尾永

 

DF 川永  ☆鹿角(良)  国近

 

ボランチ   人見  冷見

 

MF  白戸  北見  氷室

 

FW     渡  鹿角(理)

 

大海原

 

FW     深海  青根

 

MF   笹野  土方  二海

 

ボランチ     ☆音村

 

DF 綱海  来間  村上  香取

 

GK       首里

 

奇しくも日本の最北端と最南端の県の勝負になった。冬が近づけば雪のフィールドや雪掻きで足腰や体幹を鍛える函館聖泉、太陽照りつける常夏の暑さで体力を鍛える大海原。これは少し面白い勝負かもしれない。

 

ピィイイイーーーッ!!!

 

ゲーム開始のホイッスルが鳴り、大海原ボールでゲームスタート。

 

ボールはMFの土方に渡り、そのままドリブルで攻め上がってくる。そこに北見さんがディフェンスに入る。

 

北見:「行かせへん!! [フローズンスティール・改]!!」

 

ん、関西弁? 気になったがそれは後回し。土方は[フローズンスティール]を横にスライドして躱す。しかし躱した所を氷室さんに狙われボールを奪われる。

 

ボールは氷室さんからのロングパスで理香さんに渡る。そこに村上と香取がディフェンスに来るが理香さんは「キタキツネ」や「エゾシカ」といった野性動物の様に軽快な左右のステップで二人を抜き去りシュート体勢に入る。

 

フィールドが極寒の大地に変わり、空には北極圏や南極圏でしか観られない自然現象「オーロラ」が現れる。

ボールは瞬く間に凍りつき、それを理香さんが渾身の力でソバットキック。

 

理香:「喰らいなさい!! [ノーザン、インパクトッ・G2ッ]!!!」

 

ドゴォオオオオン!!

 

絶対零度の白銀のシュートが、ダイヤモンドダストを撒き散らしながら一直線に大海原ゴールを強襲。

 

首里:「止める!! ハァァアアアアア!!!」

 

大海原のGK首里の背後に黒いモヤ...化身オーラが現れ、槍を持った人の様な姿を形作る。中から現れたのは、先端が三叉に分かれた槍を持った荒々しい風貌の男性型の化身だった。

 

首里:「【海の狩人ダイブマン・弐式】!!!」

 

出現させた化身と共に、首里が大きく右腕を振りかぶる。すると化身も槍を持った右腕を振りかぶる。

 

首里:「[― トライデント ―]!!!」

 

首里が振りかぶった右腕を何かを投げる様にフルスイング。それと同じ動きで、化身は槍をシュート目掛けてぶん投げる。シュートは串刺しになって勢いを失い、キーパーの足元に転がった。

 

理香:「なっ!?」

 

首里:「これが俺の化身、【海の狩人ダイブマン】の技、[― トライデント ―]だ。音村!!」

 

首里のゴールキックからボールは音村へ。音村から二海、二海から青根へとパスが繋がる。

 

国近:「止めるよ!! [真・アイスグ「遅い!!」ギュンッ!! っ!? 速い!!」

 

国近さんを抜いた青根はフリーでシュート体勢に入る。

 

フィールドが大海原(おおうなばら)へと変わり、青根はボールと共に海の底へと沈む。そして暗い深海へと辿り着くと、縦に一回転して水流を生み出す。その勢いのまま、ボールをシュートする。水流を纏ったボールは、海面目掛けてぐんぐん上昇、地上へと飛び出す。そして槍のような鋭い水流を纏ったまま、ゴール目掛けて急降下する。

 

青根:「[真・シンカイジャベリン]!!!」

 

尾永:「なっ! 何よこのシュ....キャァァアアアッ!!」

 

ザシュウッ!!

 

シュートは、函館聖泉ゴールに突き刺さった。

 

1-0、大海原(おうみはら)リードの函館聖泉ボールでゲーム再開。開始のホイッスルと同時にボールは北見さんへと渡り、北見さんはそのままドリブルで上がる。

 

しかしそこにFWの深海と青根がディフェンスにくる。奪われる直前で北見さんは白戸さんにパスを出し、それが通る。白戸さんはディフェンスに来た笹野と来間をドリブルで抜き去り、理香さんにセンタリングを上げる。

 

首里:「何度やっても同じ事だ! 来い! 【海の狩人ダイブマン・弐式】!!」

 

理香:「同じじゃないわ!! 来なさい私の化身! 【氷虎アイビス・参式】!!!」

 

理香さんの背後に化身オーラが発生。四足獣の様な姿を形作る。中から現れたのは、肩、背中、尻尾に鋭利な氷柱を生やした、白銀の虎の化身だった。

 

【氷虎アイビス】と【海の狩人ダイブマン】が対峙する。理香さんは、センタリングを上げられ空中にあるボールに向けて跳びあがる。すると化身が自身の冷気でボールを凍らせ、理香さんのボールに対する蹴りの乱打と同じタイミングで、自身の爪による斬撃をボールに叩き込む。

 

理香:「[― ブリザードクロー ―]

 

化身:『ゴァァアアアアッ!!!』

 

ドゴォオオオオン!!!

 

化身の雄叫びによる衝撃波で更に威力を後押しされ、ボールは一直線に大海原(おうみはら)ゴール目掛けて飛んでいく。

 

シュートに対し、化身を発動させた首里は、化身と共に右腕を大きく振りかぶる。

 

首里:「止める!! [― トライデント ―]!!!」

 

化身が三叉の槍をぶん投げ、[― ブリザードクロー ―]に激突。力は拮抗し、辺りに緊張が走る。

 

理香:「ぐぅぅううう!!」

 

首里:「うぉおおおおっ!!」

 

ピキ....

 

首里:「!?」

 

[― トライデント ―]は、音を立てて凍りはじめる。そして穂先が完全に凍りつき、

 

理香:「行けぇえええっ!!!!」

 

化身:『ゴァァアアアアッ!!!』

 

【アイビス】が【ダイブマン】を自身の爪で切り裂き、ダイブマンは消滅。首里は叫びながら吹き飛ばされ、シュートはゴールに突き刺さった。

 

 

函館聖泉(はこだてせいせん)1-1大海原(おうみはら)

 

 

― 続く ―




【海の狩人ダイブマン】ですが、文中の描写では【海王ポセイドン】や、【海帝ネプチューン】と似た見た目なのかと思われるかもしれません。
説明しますと、武器はまぁほぼ同じと思って頂いて良いです。しかし化身の方は、下がダイビングスーツを着て、上半身裸(身体に多数の傷有り)の人間に近い感じの見た目をしており、【ポセイドン】や【ネプチューン】の様なアーマーは一切着けておりません。

ダイブマン:『己の肉体こそ最高の鎧なんじゃ!!』

はい、まぁという感じで今回も見て頂きありがとうございます。

よろしければ感想・評価の方宜しくお願いします。
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