虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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今回のお話で、ある2つの技を混ぜたような一人技が登場します。(シュート技)

登場人物たちの反応とともにお楽しみ下さい。


第55話:白熱の第5ゲーム

函館聖泉vs大海原(おうみはら)の試合は1-1の同点になり、大海原ボールでゲーム再開。

 

ホイッスルと共にボールはボランチの音村へと渡る。そこに函館聖泉のツートップ、理香さんと渡さんが前線からプレッシャーをかけにいく。

 

音村:「土方!!」

 

パスはディフェンス二人の間を綺麗に抜き土方に繋がる。しかしそれを北見さんが待ち構える。

 

北見:「今度こそ止めるで!! [ブリザードダンスッ・V3ィイイ]!!!」

 

北見さんのアクロバティックな舞を吹雪が包み込み、冷気で土方の足元を凍らせ動けなくなったところを北見さんはボールをかっ拐っていった。

 

北見:「氷室っち!!」

 

北見さんからのパスを受け取りドリブルで上がる氷室さん。大海原(おうみはら)MFの二海が正面からスライディングを仕掛けるがジャンプで躱す。

 

更にDFの香取も止めに入るが、氷室さんは自身のテクニックを生かしてヒールリフトでキレイに抜き去る。

 

氷室:「理香ちゃん!!」

 

そして、氷室さんと理香さんは二人でシュート体勢に入る。

 

二人はコンビネーションで交互にボールに冷気と回転をかけていく。するとボールは氷の竜巻に包まれ上昇。それを左右からツインボレーで蹴飛ばした。

 

氷室:「[爆・ホワイト....」

 

理香:「...ダブル...」

 

氷室・理香:「「インパクトッ]!!」」

 

ドッゴォォオオォオオオン!!!

 

荒れ狂う猛吹雪(ブリザード)が、地面を()てつかせながら大海原ゴールに襲いかかる。

 

首里:「これ以上点はやらん!! 【海の狩人ダイブマン・弐式】!!!」

 

首里は化身を発動。化身の、槍を持った右腕と共に、自身の右腕を振りかぶる。

 

首里:「[― トライデント ―]!!!

 

ぶん投げられた三叉の槍が、[ホワイトダブルインパクト]に正面から激突。ボールを串刺しにしようとする。が、[― トライデント ―]はパキパキと音を立てて凍りつき、遂にへし折られる。

 

首里:「なんだと!? ぐわぁぁああああっ!!!!!」

 

二人の()()()は、首里の()()()を破り、ゴールに叩き込まれた。

 

 

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果林:「凄い.....。必殺技で化身技を破ったわ.....」

 

彼方:「てことは~、ムニャムニャあの技は竜太の[デスファイア]位の...ヒツジさん....ムニャムニャ、スヤピ」

 

栞子:「彼方先輩また寝てる....。でも、[デスファイア]が一人技に対して[ホワイトダブルインパクト]は二人技ですから、一人のキック(りょく)と言う意味では竜太さんのほうが凄いです」

 

天城:「ダド」

 

せつ菜:「でも、「必殺技で化身技を破った。」この事実自体が凄いと思いますよ?」

 

歩夢:「......皆の基準がどんどんおかしくなってる気がするのは私だけかな?」

 

 

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2-1、函館聖泉リードの大海原ボールでゲーム再開。ホイッスルと同時にボールは土方に渡り、土方は笹野にパスを出す。

しかし笹野に対して渡さんと白戸さんがディフェンスに入る。

 

笹野:「行くぜぇぇええええっ!!! イィヤッホォォゥウウ!!」

 

フィールドが荒れる海へと変わり、ボールも平べったい楕円形、まるでサーフボードの様になる。笹野はサーフボードの様に変化したボールに乗り、波を乗りこなす。

 

笹野:「[サーフィンライド・V2]!!!」

 

笹野が二人を抜いた瞬間、高波が二人を打ち付け、二人はフィールドに叩きつけられた。

 

渡:「ガハッ!! ウゥ...ゲホッ......」

 

白戸:「い、痛い.....」

 

笹野は更にドリブルで中へと侵入。人見さんと良子さんがディフェンスにくる。

 

笹野:「まだまだぁあっ!! [マーメイドダイブ・V2]!!!」

 

良子・人見:「「!?」」

 

笹野と二人の周りが海の中へと変わり、ボールを両足で挟んだ笹野は、そのままドルフィンキックの水中高速機動で、上手く身動きの取れない二人を抜き去った。

 

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果北:「お兄ちゃん!! あれ私たちとお母さんの技だよ!?」

 

竜太:「大海原(おうみはら)のある沖縄は海に囲まれた島の県だからな。[マーメイドダイブ]を成功させるのに必要な要素を考えれば、できる人がいてもおかしくない。だけどこの技は、あの親父でも、見ただけじゃ出来なかったらしいのにな。」

 

[マーメイドダイブ]は、並大抵の努力では出来ない「水」への理解と、水中での的確な身のこなし、そして大量の空気を肺に留める肺活量が揃うことが前提の上で、練習を積む必要があるのだ。

 

母さんは産まれたときから家がダイビングショップを営んでおり、幼い頃から海で遊んでいたため高校入学の頃には、前提の3つを無意識の内だが揃える事が出来た。そんな母さんでも約10年かかったのだ。

俺と果北はそんな母さんの経験を元に効率よく教えられたため約7年でその3つが揃った。

 

お分かりだろうか? これだけの好条件が揃ったとしても、《完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)》を持ち、天才的な飲み込みの速さを持ってもそれだけかかるハズなのだ。

 

 

果北:「まぁ沖縄ならサーフィンとかダイビングやってる人多いんだろうけど、なんかムカつく。」

 

竜太:「確かに。」

 

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二人を抜いた笹野はシュート体勢に入る。すると、水の流れが笹野を包み、回転しながら上昇していく。

 

竜太:「おい!? あれまさか!!」

 

果北:「[激流ストーム]!?」

 

水流エネルギーが込められたボール。しかし笹野の物は更に回転が強烈になり、身体を捻りながら蹴ることにより、回転力がプラスされていた。

 

笹野:「[激流()()リュ()()]!!!!!」

 

激流ストームに更に回転力という要素がプラスされたそのシュートは、函館聖泉ゴールに突き刺さった。

 

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美歌:「な、何? 今のシュート......?」

 

果南:「恐らく私の[激流ストーム]と、豪炎寺くんの[爆熱スクリュー]を元にして編み出された技だろうね。多分使い手の能力を抜きにして技だけの威力で見れば、今の[激流スクリュー]は[激流ストーム]や[爆熱スクリュー]よりも高いよ。」

 

雷門・音ノ木坂・浦の星:「「「!?」」」

 

果北:「お兄ちゃん、私アイツ嫌い」

 

竜太:「俺も」

 

 

函館聖泉2-2大海原

 

― 続く ―




混ぜられた2つの技とは、
果南ちゃんの[激流ストーム]と、
豪炎寺くんの[爆熱スクリュー]でした。

実を言うと前作で果南ちゃんのシュート技名を[激流ストーム]にした時から[激流スクリュー]の存在は頭に有りました。

2年を経て、ようやく出せました。マンゾク!!

果北ちゃんと竜太に嫌われた笹野くん、メンゴ☆テヘッ!

はいイラッときましたね。

よろしければ感想及び評価の方宜しくお願いします。
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