虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第61話:告白 for エマ・ヴェルデ

合同強化合宿2日目の練習が終わり、宿舎に戻り夕飯の時間。今日の夕飯は監督たちが作ってくれた野菜と肉たっぷりのチャーハンとサラダ、中華スープの3品。それは良いのだがチャーハンの量がどう見ても一人前500gはありそうな量だった。・・・女子食べきれるのかな?

 

穂乃果:「お腹減ってるだろうなと思って多目にしておいたよ。」

 

桐穂・美歌:「「わ~い!! 頂きま~す!!!」」

 

波未:「桐穂? はしたないですよ?」

 

サファ:「美歌ちゃんも急いで食べると身体に悪いよ?」

 

音ノ木坂と浦の星の、名家の娘組が其々のキャプテンに注意する。おいキャプテン、それで良いのか?

 

羽丸:「ハムハムもぐもぐ!!」

 

羽丸は思い切りがっついていた。相当腹減ってたんだな。

 

波未:「国木田さん凄い食欲ですね.....」

 

竜太:「さすが3代目「食い意地はる女子選手」だな。」

 

羽丸:「そんな不名誉な称号は要らないズラ!! あと初代と2代目は誰ズラ!?」

 

竜太:「小泉花陽さんと国木田花丸さん」

 

春香・羽丸:「「ママに何てこと言うの(ズラ)!?」」

 

まぁ羽丸弄りはこれくらいにして俺たちも喰おう。

 

量が多いと思ったチャーハンを、意外と皆ペロリとたいらげていた。俺が食ってる最中、エマがチラチラと俺の方を見てきて少し気になったが.....。そして「ご馳走さま」をし、全員各チーム、更に男女別に部屋に戻りしばらく過ごしていた。

 

竜太:「すいません。ちょっと飲み物買って来ます」

 

俺はキャプテンに断りを入れて、渡り廊下の所にある自販機に向かった。

 

ガコンッ

 

飲み物を買い、俺が部屋に戻ろうとすると、

 

?:「あれ? 竜太くん?」

 

誰かに呼ばれ、声のした方を見ると、

 

竜太:「エマ?」

 

エマが立っていた。エマは此方に駆け寄って来て、

 

エマ:「飲み物を買いに来たの?」

 

竜太:「そうだけど......」

 

しばらくお互いに無言が続く。な、何?この雰囲気?間が持たない.....。そして意を決して俺が話しかけようとすると、

 

竜太:「なぁ「ねぇ?」 な、何?」

 

エマ:「屋上行かない? 少し話したい事があるの。」

 

見るとエマの頬は紅くそまり、儚げな雰囲気に変わっている。

 

竜太:「わ、分かった」

 

それから俺とエマは、宿舎として使われておらず、見張りの監督たちの居ない西校舎の屋上へ向かった。

 

屋上への扉を開け外に出ると、(そら)には満天の星空が広がっていた。それを、エマと二人で眺めていると、エマが語りかけてきた。

 

エマ:「綺麗な星空だね.....。私の故郷では見れたけど、東京では見れないね.......」

 

竜太:「エマの故郷はスイスの、しかも山岳地帯なんだろ? そりゃあ此処よりもっと綺麗な星空が見えるだろ?」

 

エマ:「うん........」

 

竜太:「......エ「私ね? 好きな男の子がいるの」 ? そうなんだ。スイスに?」

 

エマは少し頬を膨らませたかと思ったら苦笑し、首を横に振る。

 

エマ:「私の好きな人は一年生で、ずっとフィフスセクターに怯えてビクビクしながらサッカーしてた私たち2・3年生に、勇気と希望を見せてくれた」

 

?、天馬か信介か?剣城はそんときはバリバリのフィフス側だから違うし、俺も違うだろうな。......俺モテないし。

 

エマ:「その人のプレーは、一つ一つが力強く洗練されてて、完全に魅了されたの。それと同時に本心では思ってたの。先輩として負けたくないって」

 

? 天馬か? でもアイツそこまでのレベルだったっけ?

 

エマ:「その人は帝国戦で私と果林ちゃんがケガさせられたとき、本気で怒ってくれて、「俺の仲間を傷付ける奴は絶対に許さん!!」って。すごい仲間思いの優しい人なんだなって。それに一緒に帰ったときも、私のことを優しい人だとか、仲間をよく見ててくれるとか、一緒に居て頼りになるって言ってくれて、心の中で私にもチャンスがあるのかな? って思ったの。」

 

!? そんなのもう1人しか、

 

竜太:「まさ...か......」

 

エマ:「うん、そうだよ」

 

エマはしっかりと俺の目を見据えて、頬を紅くし懸命に伝えてきた。

 

エマ:「竜太くん!! 私は....貴方の事が好きです!!!!///////」

 

エマは自身の純粋な想いを、しっかりと俺に叩きつけてきた。俺は声も出なかった。

 

エマ:「だから、私と......付き合って下さい!!//////」

 

竜太:「......ゴメン「っ、そう....」」

 

エマは、今にも泣きそうな顔になる。

 

竜太:「今は、まだ「今?」」

 

「今」その言葉を聞いた瞬間、エマの目に光が戻る。

 

竜太:「俺、今まで女の子に告白されたこと一度も無かったし、恋愛的な意味で好きになった女子も居なかったから、そもそも人を好きになるって言うのがどう言うことか分からないんだ。だから、俺がエマの事をどう思ってるのかハッキリするまで.....、俺の気持ちの整理がつくまで、返事は待って貰えないかな......」

 

エマ:「.....分かった。ちゃんと返事してね?」

 

竜太:「それは当然。このままインターハイを勝ち進んで、決勝が終わったら答えを出すよ。それまでは......悪い」

 

エマ:「うん。楽しみにしてるね? でもライバル多いからなぁ」

 

ん? ライバル多い? その言葉に俺は違和感を覚える。

 

竜太:「ライバル多い?」

 

エマ:「竜太くんは物凄く、呆れるほど鈍感だから言っておくけど、竜太くんモテるんだよ? 「はぁ? そんな訳....」もしも今まで告白されたことが無いんだったら、それは女の子が告白する勇気が出なかっただけだから。結構いるよ? 貴方の幼馴染たちや雷門の中にも竜太君を狙ってる人」

 

竜太:「っ、........../////////」

 

俺の顔は茹でダコの様に真っ赤になってる事だろう。幸い今は夜、暗闇のせいで分からないとは思うが、

 

エマ:「じゃあ私は戻るね?」

 

そう言ったエマはすれ違い様に、

 

チュッ

 

竜太:「!?!?//////////」

 

エマは俺の頬にキスして、屋上から去っていった。

 

俺は心臓をバクバク言わせて、顔を真っ赤にしながらしばらくその場で呆然としていた。

 

 

 

― 続く ―




竜太ギルティ(° 言°)
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