それはある日の練習中だった。
竜太:「そっか····侑先輩カゼひいちゃったんだ」
歩夢:「うん····。それでね? 練習終わったらお見舞いに行ってあげてくれないかなぁ?」
竜太:「え? 俺で良いんですか? カゼひいてる時に男が行ったら嫌がるんじゃ···「普通ならね。けど侑ちゃんにとっては竜太君なら大丈夫だから。むしろ喜ぶと思うよ?」マジ?」
う~ん···気は進まないが行ってみるか。これで文句言われたら歩夢先輩に責任取らせれば良いし。
歩夢:「なんか物騒なこと考えてない!?」
はい毎度お馴染みの「女子はエスパー」疑惑。本当に何で考えてる事が分かるんだろう····。そして練習終了後、俺は侑先輩の家に向かった。
ピンポーン
チャイムを押したが応答が無い。今家の人居ないのかな····?「はーい···」あっ、
竜太:「侑先輩? 大海です。「竜太くん!? 何で····」歩夢先輩から行ってあげてくれと言われて「歩夢~!! 私は大丈夫だからうつると悪いし帰って」えっと、先輩今日家の人居ます?」
侑:「····居ない。」
竜太:「先輩、俺は大丈夫ですから。身体が弱ると心も弱って人恋しくなりますから側に居させて下さい」
侑:「·····今日、お父さんもお母さんも帰り遅いらしくて、本当は心細かったの。来てくれてありがとう·····/// 今開けるね」
ガチャ
ドアのカギが解錠される音がしてドアを開けると侑先輩が一緒に倒れてきた。俺は咄嗟に抱き留める。どうやらドアにもたれ掛かっていたらしい。
侑:「·····ゴメン////」ハア ハア
うっ、何か色っぽい。ってイカン!! 病人にこんなこと思ったら·····
竜太:「侑先輩、とにかく部屋に戻りましょう。歩くのがツラければおんぶしますけど····「お願い···ハァ ハァ」分かりました。」
俺は先輩をおんぶし、ドアのカギを閉めると家の中に入る。
侑:「ありがとう···////」ギュッ
っ!?//// 背中に侑先輩の2つの大きくて柔らかい物があたる。ってダメだダメだ!!鋼の理性を、紳士の心を持たないと!!
そして先輩を部屋まで運びベッドに寝かしつける。
竜太:「もう昼過ぎですけど何か食べますか?」
侑:「出来ればうどんとか食べたいけど作れな··「作れますよ?」えっ、本当に?」
竜太:「ええ。一応親父と母さんから家事と自炊は一通り教わってるんで。「そうなんだ···」じゃあパパッと作っちゃいますね。」
竜太:「出来ました。[かき卵うどん]です。少しでも栄養をと思いまして。「美味しそう···」熱いんでゆっくり食べ「熱っ」ほら言わんこっちゃない····」
先輩は今度はしっかりフーフーと冷ましてから食べる。味は大丈夫だと思うけど、
侑:「~~ッ♪」
スッゴい笑顔。どうやら美味しい様だ。良かった。
侑:「グスッ スゴく心に染みる優しい味····「あっ、食べたら薬飲んでくださいね? ここにあるんで。後何かやって欲しい事あります?」じゃあ·····食べて着替え終わったら、寝るまで手握って一緒に居てくれる?「そんなことで良ければ幾らでも」ありがとう····////」
そして先輩はうどんを完食し薬を飲むと俺は一旦部屋から出て先輩は着替える。その間に俺は体温計を用意する。
竜太:「終わりましたか~?」
侑:『終わったよ~』
部屋の中から返事が聞こえてきたので中に入る。
竜太:「先輩、熱計ってください。「分かった。」」
熱を計ると体温は38.7℃かなりの高熱だった。
竜太:「隣に居ますから。ゆっくり休んでくださいね」
侑:「ありがとう·····////」ハァ ハァ
そして先輩は眠りにつき、俺は先輩の寝顔をまじまじと見ていた。
竜太:(可愛い···///)
すると俺も眠くなり意識を手放した。
目が覚めると夕方6時。窓から茜色の光が差し込んでくる。俺は部屋を出てキッチンを借りてお粥を作るとラップをかけて薬と水も一緒にお盆に乗っけて先輩のベッド脇にメモと一緒に置くと、先輩のお母さんが帰って来たので事情を説明して俺は帰った。
侑:「う~ん? あれ? 竜太くん? さすがにもう帰ったかな? ガチャ 「侑? 起きた?」お母さん? 早いかったね」
侑ママ:「娘があんなツラそうな顔をしてたら心配にもなるわよ。けど、心配いらなかった見たいね?」
侑:「もしかしてお母さん竜太くんと「会ったわよ? 少し話したけど良い子だったわよ? あとお昼のうどんとかの洗い物もしてくれたのね。助かっちゃった。」そっか。」
侑ママ:「ふふ。侑スッゴく嬉しそうな顔をしてるわよ? 言い換えれば恋する乙女の顔ってやつ? 「っ!?」ふふ、ウチの娘にも春が来たかしらね?」
侑:「うるさい!!」
― 次の日 ―
侑:「治ったーーーー!!!」
カゼが治り、スッキリして気分が良い。そして今日は練習休みだと聞いていたので竜太に電話をかける。
侑:「あっ、竜太? 昨日はありがとね?」
竜太:『元気になったんですね。良かったです。今日はゆっくり休んで下さいね?』
侑:「うん!! ありがとっ♪」
さて、今日は何しようかな
― 続く ―
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