人類最強の男 作:焼肉定食
「…あの!!」
「ん?」
「私もクローバーさんの家にいってもいいですか?」
俺はキョトンとしてしまう。何がそして少しだけそういうことかと少し苦笑いをしてしまう
もしかしてだけどハジメに好意的な勇者なのかと技能で悟ってしまう
「もしかしてハジメと話したいのか?」
「は、はい。」
「……別に俺はいいが、えっと?えっとごめん。名前言ってくれないか?俺まだ名前覚えきれてないんだよ」
「白崎香織です」
「んじゃ香織だな。俺のところは一応孤児院だし。それに教会もよく思わないんだよ。獣人族や森人族がいるからな。だから正直危険性が増すんだけど」
「えっ?獣人族?」
するとさっき髪を結んでいた女の子がこちらを向くと
「……えっ?」
髪を括った黒髮の女性。その女性をしばらく見てしまう。
ミリア……いや。違うか。
遠目だったから気づかなかったが全く昔殺されたミリアと顔が瓜二つの女性がそこには立っていた。
身長ととある部分がミリアよりも大きいので違うので違うって分かったのだが……
「……あの、どうしました?」
すると女性が覗き込んでくる。それを俺は首を振り答える
「えっ?あぁ悪い。ちょっと昔の仲間の奴と瓜二つだったからな。んでなんだ?」
「えっと。私も行きたいのだけど。ダメかしら?」
「……別にいいが。さすがに二人以上は無理だ。晩飯の用意してないからな。」
これ以上はパンクする。というよりも獣人族に興味があるのか?
「あの、そういえば獣人族と教会って何かあるんですか?」
「……ん?知らないのか?教会は一切魔力を持っていないから差別しているんだよ。」
とハジメと同じような質問に答える俺。すると二人は少し驚きを隠せないでいた
「そんな」
「まぁこの世界では俺の方が変なんだよ。俺はまぁもう慣れみたいなもんだし。帝国は奴隷とか普通に売っているしな」
「帝国ですか?」
「強さこそが正義の国だな。戦争の参加率も一番多いんじゃないか?まぁ結構荒くれ者が多いし犯罪も多いな」
俺はそういうと女性二人は少しだけ嫌な顔をする。やっぱりそんな顔をするのかと少し笑ってしまう。
「あの。どうしたんですか?」
「いや昨日のハジメと全く同じ顔をしてたからな。ちょっと面白くて。えっと?悪い。まだ全員名前覚えられていないから」
「八重樫雫です。」
「ん。雫だな。まぁそれならちゃんと先生さんに伝えてくれ。まぁ歓迎会みたいなものはひらけないけどな。」
すると二人が先生さんに報告しに行ったんだろう。少し生徒とは違い別の方に歩いていく
『私の夢?……そうね。みんなが幸せに暮らせることかしら』
「……バカ。最初にいなくなってどうするんだよ。」
小さく呟く。記憶の中では会えるのに2度と会えないもどかしさに少しだけ気分が沈む。
俺は一度天を見上げる。俺は胸につけてある一つの指輪を握った
「うっす。帰ったぞ。」
「「「「お帰り!!」」」」
「っと。ただいま。」
「……えっと。これは?」
俺の家で俺に抱きついてくるちびっ子達に俺は苦笑してしまう
「ん?俺の家族だけど。」
「いや、いすぎでしょ。なん人くらいいるのよ。」
「…ん〜150人くらいかな?教会から亜人族って呼ばれる人は。人族を含めたら300人くらいは寝泊まりしてる、」
「えっ?」
「う〜ん。一応いうなら反教会組織的な役割だな。基本的に人種差別をしないって点では小さなことだとってこらシグルト!!飛び乗ってくるな!!」
狐耳の少年に俺は小さく苦笑してしまう
「元々樹海しか獣人がいないんだけどさ、一応奴隷や樹海の外に捨てられたりしている奴ばっかりだけどな。での樹海に帰りたくないってやつばっかりでな」
「お兄ちゃん優しすぎるもん。それにリリィお姉ちゃんがおいしいものくれたり、クララお姉ちゃんがお勉強を教えてくれたりするんだよ。お兄ちゃんも休みだったら遊んでくれるし。怒ったら怖いけど」
「……まぁそんな感じだ。一応家事は基本的に獣人達で回しているな。人間族達は資金集めかな?まぁ例外もあるけど」
と俺はそう答え近くの森人族のスヤにハジメを呼んでくるように伝える
「慕われているんですね」
「まぁな。俺たちのパーティーにも獣人達と森人族がいるし。まぁ俺自身元々スラム生まれってこともあるからな。元々教育も受けてこなかったからな。教会の影響を受けていなかったっていうのもあるんだけど」
「もしかしてスラム出身者もここに?」
「あぁ。結構多いぞ?今日会ったセイレーン全員も元々はスラムっていうよりも……まぁぼんやり伝えると花売りの捨て子だよ。」
「……花屋さん?」
「……そういうことね。」
雫はどういう意味か分かったらしい。花売りの意味を
「……正直この獣人にも花売りの子供は多いんだよ。正直貴族になるとそういう悪事も普通に見逃すことが多いし、俺もあまり手を出せない。証拠がなければこの孤児院もすぐに潰されるだろうしな」
まぁそうなれば俺は徹底抗戦で絶対に王国は潰すけど。
教会が手が出せないのは二年前に大規模な戦争になったことも原因になっており、それほど集められると思っていなかったのか30万近くの軍勢で一度戦争に勃発したことがあったのだが、冒険者ギルドが俺たちのところにつき、こっちも30万近くの軍勢になった。こちらの被害は重傷者3000人にだったことになったが教会の連合軍はおよそおよそ10万近くがなくなり負傷者を含むと15万。それが第一次ギルド教会戦争と呼ばれ体裁的にギルドが敗北したことになったのだが、ギルド側の方が有利な講和条件になったことはいうまでもないことだった。さらに恐ろしいのはこの戦争に俺たちラックズは参加していないこともあるのだ。
色々思い出しているとぐったりとしたがやりきったようなハジメがいた。
「お帰り。クローバー。えっと、ってえっ白崎さんと八重樫さん?」
「あぁ。ただいま。ハジメ用があるのは香織の方だったよな?一応料理を作るように連絡してあるから。それと今日この後昨日話せなかったことを話そうと思っていたところだけど。」
「えっと連絡ですか?」
「あぁ。天職に連絡員っていう念話技能を持った奴がいるんだよ。」
と俺は軽く説明するとするとぱりんと音が聞こえる。勇者よりも爽やかで俺とは違いイケメンと呼べる俺たちの唯一と呼べる一般人の盾役はは少しだけキョロキョロとしながら雫を見つめる
「えっ?ミリア?」
「……似ているけどちげーよ。ただいま。アレックス」
俺はやっぱりそう思うかと苦笑してしまう。
やっぱりこの孤児院を、いや俺たちのリーダーだったミリアは未だに全員の記憶に残っているんだなと小さく息を吐いた。