バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第十一問  チャイナドレスと審判買収合戦

  side 昂哉

 

 どさくさに紛れて雄二が霧島から逃亡した後、俺は女性陣が食べ終わるのを優子と待っていた。

 

優子「力哉と克哉は相変わらずだったわね……」

昂哉「そうだね〜。最近高校生にハマってるって言ってたし……」

優子「いつ捕まえるか心配だわ。」

昂哉「だね!」

 

 そんな感じのたわいもない世間話をしていると、召喚大会の運営からLINEがきた。

 

運営『雲雀丘君と姫路さん。3回戦の対戦相手が食中毒で棄権したため、貴方達の不戦勝とします。』

 

 これ絶対姫路のせいでしょ。

 

昂哉「姫路〜!」

姫路「あっ、はい!」

昂哉「俺たち3回戦は不戦勝だってさ〜。」

姫路「それは良かったですね!」

優子「運が良かったわね!」

昂哉「そうだね!それと全く関係ない話なんだけど、今日厨房入って飲茶作ったりした?」

姫路「は、はい!ちょっと人手が足りてなかったので手伝いました!」

 

 やっぱり…………

 

昂哉「姫路!」

姫路「はい?」

昂哉「その心遣いはありがたいんだけど、女子ウェイトレスによる集客効果の方が大きいからそっちの方を優先させてくれるかな〜?」

姫路「わ、分かりました!」

 

 これ以上死人を増やすわけにはいかないからね!そんな事を思ってると、

 

島田「さてと、食べ終わったところだし………」

 

 女性陣が食べ終わったみたい!さてと、戻る準備を…………

 

島田「瑞希と葉月は一緒に戻ろっか!」

姫路・葉月「「はい!」」

 

 えっ⁉︎

 

昂哉「島田、俺のこと忘れてるよ?」

島田「雲雀丘は木下さんと……」

優子「優子でいいわ。」

島田「じゃあウチも美波でいいわ!それで、雲雀丘は優子といるべきじゃない?」

姫路「そうですね!」

 

 嘘でしょ⁉︎

 

昂哉「ちょっと2人とも、俺を見捨てる気⁉︎」

島田「せっかくウチらの恋路も応援してくれるんだからさ、そのお返しがしたいと思って!」

姫路「応援されてばっかりじゃ申し訳ないですからね!」

昂哉「余計なお世話だ‼︎」

葉月「おじさん、メイドのお姉ちゃんと結婚を前提にお付き合いしてるんじゃないんですかっ?」

昂哉「違うからね!」

葉月「でもお姉ちゃんがそうだと………」

昂哉「おい島田!余計な事は言わないの!」

島田「は〜い♪」

 

 全く、どいつもこいつも人の人生を軽く扱いすぎなんだよ!

 

昂哉「とにかく、俺も一緒に帰るから!店の仕事もあるし!」

島田・姫路「「ウチら(私たち)が頑張るからさ(ので)!」」

昂哉「お前らが頑張っても厨房の負担が減るわけではないからね!ということで優子………じゃなくて一応霧島か!お会計よろしく!」

霧島「…はい。…それじゃあメイドのサービスはここまでで。」

優子「ありがとうございました!またのご利用をお待ちしております!」

昂哉「2度と使いません!」

 

 俺が死んじゃうからね。

 

昂哉「それじゃあ会計は?」

霧島「…野口英世を二枚か、坂本雄二と雲雀丘昂哉をそれぞれ一名ずつで。」

島田「坂本雄二と雲雀丘もががが‼︎」

昂哉「雲雀丘昂哉の支払は困難なので、代わりに坂本雄二を無期限のレンタルということでよろしいですか?」

霧島「…分かりました!」

姫路「あっ、雲雀丘昂哉君もががが‼︎」

昂哉「それじゃあ帰ろうぜ!」

葉月「は〜い♪」

 

 危うく俺が売られそうになっていたので、島田と姫路の口を塞いで雄二を売っておいたよ!これで俺の命が守れるなら安いもんだね!

 

教頭「………」スッ

 

 ん?あそこで立ち上がったのは…………教頭先生か!こんな所に居たんだ〜!お堅いイメージなのに、メイドが好きとは意外な趣味だね〜。今度会った時はからかってやろう!

 

 

 

 そんな事を思いながら教室に戻ると……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久・Fクラス男子他「「「「「うほほ、うほほ、うほほいほ〜い!チャイナドレスぅ〜♪」」」」」

 

 

 

 

 明久たちが奇妙な民族舞踊を踊りながら俺たちの方に迫ったきた。これはもしや…………?

 

昂哉「何?もしかして俺に着せようってんの?」

明久・雄二・Fクラス男子他「「「「「公園のおじさんは黙ってろ!」」」」」

昂哉「ちょっと⁉︎何も全員で否定する事なくない⁉︎」

 

 ちょっとしたジョークのつもりだったのにさ!

 

雄二「とにかく、これは姫路、島田、秀吉の3人に着てもらう。」

姫路・島田「「えっ⁉︎」」

秀吉「何故ワシもなのじゃ……」

明久「これでお客さんを増やすのさ!」

 

 成る程ね!そしたらやる事はただ一つだ!

 

昂哉「よし!それじゃあチャイナドレスに理解のあるこの俺が、3人の着付けを担当しよう‼︎」

姫路「優子ちゃんに言っておきますね!」

 

 何がダメだったんだ?もしかして………

 

昂哉「払う金が足りなかった?」

雄二「常識が足りないんだよ。」

 

 そっちかよ!

 

姫路「そんな貴方に嬉しい報せがあります!」

昂哉「嬉しい報せ?」

姫路「とりあえず自分のLINEを見てみて下さい!」

 

 俺のLINE?風俗のスペシャルクーポンとかかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子(LINE)『雲雀丘昂哉様。この度は私を再度ご指名下さり、誠にありがとうございます!つきましてはサービス(セクハラの罰)として石抱き、鞭打ち、火炙り、海老責め、釣責め、磔、四肢切断、串刺し、天井吊るしなどに代表される拷問フルコースを、お客様の所へ直接お伺いして行いたいと思います!是非後悔の念を胸に抱きながらお待ち下さい!』

 

 

 

 とんでもなく嫌な報せだった。

 

昂哉「3人とも、誠に申し訳ございませんでした。」

姫路・島田「「よろしい(です)!」」

秀吉「ワシは別に男じゃし構わないのじゃが……」

明久「秀吉、あの2人の弟なら男でもセクハラするんじゃない?」

昂哉「おい明久!俺と兄貴を一緒にしないで……」

秀吉「やっぱりワシは一人で着替えるのじゃ。」

昂哉「秀吉ぃぃぃぃぃぃぃ‼︎」

 

 俺はどこで何を間違えたのだろう?俺の天使が最近ちょっと冷たい………。

 

葉月「あのっ!」

 

 ん?葉月ちゃんはどうしたんだろう?

 

葉月「葉月も手伝いたいですぅ!」

 

 おお!やる気があるのはいい事だね!でも………

 

雄二「う〜ん。気持ちは嬉しいんだが服の数が足りないんだよな。」

 

 流石にこれは想定してなかったみたい。そりゃあそうだよね。小学生を無理矢理働かせる訳にはいかないし〜。一応アテはあるけど………

 

昂哉「俺が通ってるチャイナドレス風俗から借りる事は出来るんだけど、流石に葉月ちゃんに合うサイズは置いてないと思うしな〜。」

雄二「あったら大問題だろ。」

昂哉「とにかく、葉月ちゃんのお気持ちだけ………」

ムッツリーニ「………チャイナドレス、完成!」

 

 嘘でしょ⁉︎この一瞬で葉月ちゃん用のチャイナドレスを作ったの⁉︎

 

昂哉・明久「「流石ムッツリーニ!」」

ムッツリーニ「………俺の嗅覚を舐めるな!」

葉月「お兄ちゃん、ありがとうございますぅ!」

ムッツリーニ「………礼には及ばん!」

葉月「それでは早速ここで着替え……」

島田「るのはダメだからお姉ちゃんと一緒に更衣室で着替えようね〜。」

葉月「は〜い♪」

 

 ということでチャイナドレスっ娘が4人になりました!やったね!

 

 

 

 

 ウェイトレスがチャイナドレスを着た効果と、明久と雄二の準々決勝で姫路たちも連れて宣伝した効果もあって、お客さんがめちゃくちゃ増えたみたい。準々決勝からは一般客にも公開しているからね!とにかくお客さんが増えて大満足だぜ‼︎そんな事を思ってると………、

 

明久「昂哉〜、教頭先生が呼んでるよ〜。」

 

 メイド好きの教頭に呼ばれた。というかここに来てるんだ!確か午前中も来てたけど、また来てくれたんだね!もしかしたらチャイナドレスに変わったから来たのかな?意外と話が合いそうだね、この人!

 

昂哉「は〜い!」

 

 そして明久と一緒にメイド&チャイナ先生の座っている席に向かった。

 

明久「えっと、さっきも言った通り僕が吉井明久で、」

昂哉「俺が雲雀丘昂哉です!」

教頭「ああ、君達が吉井君(笑)と雲雀丘君(笑)か。」

明久「先生、人の名前に(笑)はおかしいと思います。」

教頭「すまんな。教え子である君達の前では吉井君(馬)とか雲雀丘君(屑)とは呼べなくてね。」

昂哉「俺たちは職員室で一体どんな呼ばれ方をしているんですか⁉︎」

 

 調子に乗ってる教頭には一度お仕置きが必要だね!

 

昂哉「それでさっきまでメイド喫茶に通っていた教頭先生、俺たちに何の用ですか?」

明久「えっ⁉︎」

教頭「いや、特に用は無いんでね。」

 

 無いんかい!じゃあただ単に俺たちをバカにしに来ただけじゃん!もう怒ったかんな!許さないかんな!

 

昂哉「それならば先生、俺たちと一緒にメイドやチャイナドレスについて熱く語りましょう‼︎」

教頭「いや、私は別にそれが好きではないんだが……」

昂哉「そんな〜、恥ずかしがらないで下さいよ〜♪もしかして奥様にバレるのがマズいとかですか?」

教頭「ここここ、これは仕事の一環だ………。ばばば、バレても問題ない………っ!」

 

 嘘つけ。めっちゃ声震えてるやんけ。この人やっぱり意外と面白いね〜。そんな事を思ってると………、

 

秀吉「昂哉、明久よ。ムッツリーニが茶葉が切れたと言うておるから取りに行ってくれんかのぅ?」

 

 と秀吉に言われたので俺と明久は隣の空き教室に向かった。

 

 

 

 

 

 空き教室に着くと、早速俺たちは茶葉を探した。

 

明久「ええと、茶葉はどこだっけ?」

昂哉「確かこの棚じゃない?」

明久「あ、あった!」

昂哉「よし!それじゃあ持ってくか!」

 

 そして教室に戻ろうとしたとき………、

 

不良1「おい。」

 

 不良が3人入ってきた。こ、怖い!けど何しに来たんだろう?というか一応ちゃんと追い出さないと!

 

昂哉「あの、ここは部外者立ち入り禁止なんです!だから出て行ってもらえますか?」

不良2「そうはいかん。吉井明久と雲雀丘昂哉に用があるんでな。」

明久「へ?僕たちに何か用ですか?」

昂哉「俺は男に興味はないんで失礼しますね〜。」

不良3「お前に恨みはないけどとっととくたばりやがれ!」

 

 え⁉︎嘘でしょ⁉︎いきなりキレられたんだけど⁉︎

 

明久「昂哉、どうすればいいの⁉︎」

昂哉「分かんない!とりあえず逃げるよ!」

明久「うん!」

不良1・2・3「「「待ちやがれ〜‼︎」」」ガラガラ

 

 マズい!空き教室のドアを誰かが開けてしまった!この状況を見られるのは………

 

雄二「2人とも、さっきからうるさいけどどうしたんだ?」

 

 コイツならいいか。

 

明久「雄二、ちょうど良かった!」

昂哉「この3人が雄二をご指名だって!」

不良1・2・3「「「はぁ?」」」

雄二「成る程な。それじゃあ俺の交渉術の出番ってわけか!」

 

 そうさて俺たちは雄二に不良の始末を任せて教室に戻った。どうやら教頭先生は奥さんにバレるとマズいと思ったのか居なくなったみたい。

 

姫路「さて、そろそろ準々決勝に行きますか!」

昂哉「そうだね!」

明久・島田「「ファイト〜!」」

雄二・ムッツリーニ「「行ってら。」」

秀吉「健闘を祈るのじゃ!」

昂哉・姫路「「は〜い!」」

 

 ということで準々決勝です!3回戦が不戦勝だったこともあって、久々の召喚大会だよ〜!初めての観客の前での戦いだし、姫路のためにもここはきちんと勝たないと‼︎そのためにも楽な相手だったら良かったんだけど、肝心の対戦相手は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家角「貴様ら、せいぜいこの俺を楽しませたまえ。」

 

 ケツ先生なんだよね。俺はこいつに気に入られてないから理不尽な審判で負けるかも知れない。だから最大の敵なのさ!

 

昂哉「あちゃ〜、ケツ先生が相手か〜。」

姫路「いや、先生は承認担当ですから……」

工藤「ボクたちが相手だよ〜。」

美穂「よろしくお願いします!」

 

 うわ〜。絶対にこの2人は気に入られてそうじゃん。厳しいな〜。

 

昂哉・姫路・工藤・美穂「「「「試獣召喚(サモン)」」」」

 

 

 

物理

 

2年Fクラス 雲雀丘昂哉 254点

2年Fクラス  姫路瑞希 478点

        VS

2年Aクラス  工藤愛子 325点

2年Aクラス  佐藤美穂 503点

 

 

 工藤は普通のAクラス並なんだけど、佐藤がかなり強いね。物理なら優子と霧島に次ぐ3位とかじゃないかな、この感じだと。

 

家角「始めたまえ。」

 

 ちなみに俺と姫路は物理の実力そのものは校外模試を受けた結果だと同じくらいだよ。なんなら姫路は物理が苦手だから俺より下といっても過言ではないね。でも姫路は家角(コイツ)に気に入られているから実力以上に点数が取れてるんだよね〜。

 

 そういえばこの間のテストは酷かったな〜。

 

 

 

 

(1)

姫路の答え

『 T=L/v_0 』

 

家角のコメント

正解。字が綺麗なのでおまけで+1点。

 

昂哉の答え

『 T=L/v_0 』

 

家角のコメント

正解だが、字が汚くて読みにくいので-3点。

 

 

 

 まだこれは分かる。厳しすぎると思うけどね〜。

 

 

 

(2)

姫路の答え

『 v_1=(m-M)v_0/(m+M) 』

 

家角のコメント

正解。顔が綺麗なのでおまけで+3点。

 

昂哉の答え

『 v_1=(m-M)v_0/(m+M) 』

 

家角のコメント

正解だが、顔が汚くて(みにく)いので-5点。

 

 

 

 これはいくらなんでも酷すぎるでしょ⁉︎なんでテストで老け顔の事をバカにされなきゃいけないのさ!

 

 

 

(3)

姫路の答え

『 v'_1=(m-eM)v_0/(m+M) 』

 

家角のコメント

正解。日頃の授業態度も良いので+30点。

 

昂哉の答え

『 v'_1=(m-eM)v_0/(m+M) 』

 

家角のコメント

答えの書き方が悪いので不正解。

 

 

 

 書き方が悪いってなんだよ!俺と姫路の解答は全く同じなのに!それに、どう悪いのか説明を求めても………、

 

家角「この俺の時間をそんな下らない事で使わせるな。貴様の頭で考えろ。」

 

 とか言って教えてくれなかったし。

 

 

 

(4)

姫路の答え

『 v'_n=n(m-M)(m+M)v_0 また、v'_∞= 』

 

家角のコメント

不正解だが、この難問を頑張って解こうとした痕跡が見えるので+100点。

 

昂哉の答え

『 v'_n=(m-Me^n)v_0/(m+M) また、n→∞のとき0<e<1よりe^n→0となるので、v'_∞=mv_0/(m+M) 』

 

家角のコメント

貴様ごときがこの俺が作ったこの難問を正解するなんて甚だ図々しい。身の程を弁えろ。不正解とした上で更に-100点。

 

 

 

 頼むから死んでくれ。お前のようなものは生まれてさえ来ないでくれ。お前が存在しているとこの世の理が狂うのだ。

 

 

 

 

 

 まあとにかく、コイツが審判だと色々といちゃもんをつけられる可能性が高いんだよね〜。

 

工藤「行くよ、美穂!」

美穂「そうですね、愛子さん!」

姫路「私が盾になるので、雲雀丘君はなんとか相手にお酒を飲ませて下さい!」

昂哉「了解!」

家角「雲雀丘。女を盾にするなど男としてあり得ない。男として間違ってるので不戦敗と………」

 

 ほらやっぱり!突っかかってくると思ったよ!だから………

 

昂哉「家角大先生!ここで貴方様のクラスである俺たちが負けてしまったら大先生の評価は下がってしまいますよ‼︎」

 

 審判である先生を説得(買収)する!

 

家角「なんだと⁉︎貴様ら、絶対に負けるなよ‼︎」

昂哉「なんならここで勝ちにしてくれてもいいんですけどね〜。」

家角「なるほど、その手があったか‼︎」

美穂「先生⁉︎流石にそれはダメだと思います‼︎」

家角「なんだ貴様。この俺に口答えをするのか?罰として貴様らは不戦敗に………」

工藤「家角大先生!そんな事を大勢の人の前で言うと先生の評価が下がってしまいますよ?」

家角「何だと⁉︎雲雀丘、貴様はこの俺を騙そうとしたな⁉︎罰として……」

姫路「僭越ながら申し上げます。私が思いますに、家角大先生は普通に審判をされるのが、自身の評価を上げると言う意味では最もよろしいかと。」

家角「姫路の言う通りだな‼︎流石だ‼︎ではそうするとしよう‼︎」

 

 まあ大勢の観客の前でこんなやりとりをしてる時点で評価はダダ下がりだけどね〜。コイツはバカだから気付かないと思うけどさ。

 

 とにかく、ケツ先生の説得には成功した。だから今は目の前の勝負に集中するだけさ!

 

姫路「2人ともまとめてかかってきて下さい!」

工藤「それじゃあ遠慮なく!」

美穂「私も!」

昂哉「そんじゃあ俺は焼酎で!」

 

 度数的にはそれくらいだからね。ただ攻撃を受けると度数が下がっちゃうから、なるべく無茶はしない!

 

工藤「なっ⁉︎ボクの召喚獣がフラフラしてる!」

姫路「私まで飲まないようにしないと………」

美穂「私は大丈夫みたいです!」

昂哉「嘘でしょ⁉︎」

 

 マジで⁉︎確かに召喚獣の酔い具合は本人の酒の強さに依存するけどさ〜。焼酎並の度数のお酒をストレートで飲んで平気な人っているの⁉︎佐藤の3年後が楽しみだよ〜。

 

 ちなみに姫路は前召喚獣の練習かなんかで召喚獣に飲ませたら、酔ってフラフラになった後すぐ動かなくなったからめちゃくちゃ弱いって知ってるんだよね。だから絶対に彼女の召喚獣の口にお酒が入ってはいけないのさ!

 

姫路「なるほど!それじゃあ私は佐藤さんを相手にします!」

昂哉「OK!」

美穂「愛子さんの召喚獣の酔いを覚ます方法は……」

工藤「逆転の発想だよ、美穂!ボクの召喚獣を覚ますのではなく………」

美穂「姫路さんのも酔わせればいい!」

工藤「正解!」

 

 わお!それに気づかれたのはマズい!だから………、

 

昂哉「姫路、一気に殺っちまおう!」

姫路「はい!《熱線》‼︎」

工藤・美穂「「きゃあ!」」

昂哉「オラァ!まだまだ飲め飲め!」

工藤「アルハラだよ〜!」

美穂「ならこっちも!《燎原(りょうげん)の炎》‼︎」

 

 ん?激しい炎が全体に燃え広がって……………ってマズい!

 

 

昂哉「酒が燃えるぅぅぅ‼︎」

 

 

 佐藤の召喚獣は俺の召喚獣と相性最悪じゃん!アルコール度数が上がれば上がるほど炎も強くなるんでしょ⁉︎ヤバイよこれ!眼鏡っ子で大人しそうな雰囲気をしてるのに、攻撃は激しいとかギャップが凄すぎるでしょ!ただでさえ酒が強いのに、こんな力まであったら最悪だよ〜。

 

昂哉「こうなりゃ一気に決着をつけてやる!」

工藤「望むところ!」

姫路「行きますよ!」

美穂「はい!」

 

 頼む!なんとか勝ってくれ!お願いだから‼︎姫路のためにも‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物理

 

2年Fクラス 雲雀丘昂哉 0点

2年Fクラス  姫路瑞希 1点

        VS

2年Aクラス  工藤愛子 0点

2年Aクラス  佐藤美穂 0点

 

 

 

 ふぅ………。凄いギリギリだったぜ……。

 

観客1「凄い熱戦だったな!」

観客2「めちゃくちゃ面白かったよ!」

観客3「最初の審判買収合戦が嘘みたいだぜ!」

観客4「後でこの2クラスの出し物に行ってみようかな?」

 

 観客も随分盛り上がってくれたみたい。これで宣伝効果もバッチリだ!

 

姫路「危なかったです………」

昂哉「佐藤が姫路の熱線をモロに食らってなかったらボロ負けだったね………」

美穂「愛子さん、ごめんなさい………」

工藤「ボクこそ点数が少なめでごめんね〜。」

昂哉「2人も凄かったよ!特に佐藤!全然酔わないし酒は燃えるしで相性最悪だったよ〜。」

工藤「お酒に炎は相性抜群だからね!」

姫路「雲雀丘君がもし腕輪の力を使えていたら大変な事になってましたね………」

美穂「雲雀丘君の腕輪の力って何なのですか?」

昂哉「度数96度のお酒!その名もスピリタス!」

美穂「それはそれは私の炎でよく燃えそうな攻撃ですね………」

 

 多分一瞬で燃え広がって俺の召喚獣が死んでたね。というか明久とか居たら巻き込まれてフィードバックでヤバいことになりそう。

 

工藤「それじゃあ2人とも、準決勝頑張って!」

昂哉「もちろんそのつもりさ!」

美穂「期待してます!」

姫路「はい!」

観客5・6・7「「「俺たちからもな〜‼︎」」」

昂哉・姫路「「は〜い!」」

 

 皆からも応援されてる!最高の感覚だね‼︎

 

 ちなみにケツは………、

 

家角「如何です、この崇高な俺が作り出した勝負は⁉︎」

観客5「おい、クソ野郎‼︎」

観客6「テメェは審判なんてやめちまえ!」

観客7「ついでに教師もやめちまえ‼︎」

家角「何だと⁉︎貴様ら、この崇高で尊大なる俺の事を馬鹿にするというのか⁉︎許さないからな‼︎」

 

 皆からも罵倒されてる!最高の感覚だね‼︎

 

 

 

 さて、準決勝まではまだまだ時間があるから喫茶店を頑張りますか〜!そんな事を思いながら教室に戻ると、そこには……………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

島田「ご注文は何にします?」

力哉・克哉「「お嬢ちゃんで‼︎」」

 

 一家の恥がいた。




 ということでチャイナドレスからの準々決勝でした。美穂の召喚獣についてですが、武器そのものは漫画と同じ鎖付き鉄球ですが、腕輪の力は激しく燃え広がる炎にしました。ちなみに通常攻撃については炎によって鉄球が熱くなって更に攻撃力が上がる設定です。

 物理のテストの部分は数研出版さんの物理重要問題集2014から一部抜粋しました。

 さて、次回は兄貴とのやり取りです。お楽しみに!

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