未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side 昂哉
ということで俺たちは他のメンバーと別れた後、ババアと教室で話をすることになった。
昂哉「とりあえずはババアと改めて作戦会議ってわけ?」
雄二「ちょっと違うな。ババアの事情を説明してもらうんだ。妨害の原因はババアにあるはずだからな。教頭につけ込まれるなりの理由があるはずだ。」
そういうことね。それならババアが俺たちと取引をする動機になるよね。
昂哉「なるほどね〜。あと明久、黒幕はババアじゃなくて教頭だからね。そこを勘違いしないで。」
明久「分かってる………」
明久は人一倍仲間が傷つくのを嫌がる奴だからね。イライラするのも無理はない。
そんなことを思ってると遂にババアがやってきた。
ババア「待たせてすまんね。」
昂哉「いよぅばあさん、話を聞かせてもらえませんかねぇ!」
雄二「俺たちに隠し事をしている件について、だな。」
ババア「やれやれ、賢しいヤツらだとは思っていたけど、まさかアタシの考えに気がつくとは思わなかったよ。」
雄二「初めからおかしいとは思っていたんだ。あの話だったら何も俺と明久にも頼む必要はない。成績優秀な昂哉と姫路のペアだけで充分なはずだ。」
確かに。それかなり謎だったよね。
ババア「話を引き受けた教頭の手前おおっぴらにできないとは考えなかったのかい?」
雄二「それなら教室の補修を渋ったりはしないはずだ。教育方針なんてものの前に生徒の健康状態が重要なはずだからな。教育者側、ましてや学園の長が反対するなんてあり得ない。」
明久「つまりは僕と雄二を大会に出場させるためにわざと渋ったってこと?」
雄二「そういうことになるな。ところでババア、俺が一つ大会に関してある提案をしたのを覚えているか?」
ババア「科目を決めさせるってやつかい?なるほど、アレで試したってワケね。」
あれってちゃんとした理由があったんだ‼︎凄いね〜。
雄二「ああ。めぼしい参加者全員に同じような提案をしている可能性を考えたからな。もしそうならば俺たちだけに有利になるような提案は乗ってこない。だがババアは提案を呑んだ。」
どうしてもこの2人じゃないといけなかったんだね。
雄二「他にも学園祭の喫茶店ごときで酷い営業妨害が出るとは思わなかったからな。何よりウェイトレスを連れ出したのが決定的だった。ただの嫌がらせならここまではしない。」
だよね〜。いくらなんでもやり過ぎだもんね。というか犯罪だし。
ババア「そうか、向こうはそこまで手段を選ばなかったか……。すまなかったね。特に雲雀丘と姫路のペアを警戒しての事だったんだろうね。」
ババアが頭下げるなんて珍しいね。意外とちゃんと学園長っぽいとこはあるんだね。そんなことを思ってると雄二が言葉を返した。
雄二「さて、今度はそっちの番だ。」
ババア「はぁ、アタシの無能を晒すような話だから出来れば伏せておきたかったんだけどね………」
ババアの無能……。やっぱりそういうことか!
昂哉「ばあさんの目的はペアチケットの方じゃなくて白金の腕輪の方ですよね?」
ババア「おやおや、気付いてたんかい。」
やっぱりね。回収して欲しいのは普通そっちだよね。
昂哉「だってたかが遊園地のイベントごときにわざわざ横槍を入れる必要あります?無いですよね?だから本当の目的は腕輪の方の回収だと思ったんですよ。なに、自分で作ったからバグったとかですか?」
ババア「そうさね。」
明久「でもなんで僕らが勝ち取る必要があったの?」
雄二「あのな明久、回収だったら俺たちに依頼する必要はないだろ?そもそも回収なんて極力避けたいしな。」
明久「それってどういうこと?」
まあ明久はすぐには理解できないよね。ちょっと説明してあげるか!
昂哉「明久、例えば発売予定だった新作ゲームが発売日直前に発売中止になったらどう思う?」
明久「クソッ、と思う!」
昂哉「よし、それじゃあ同じゲーム会社が立て続けに同じことを起こしたらどう思う?」
明久「そのゲーム会社は作るのがヘタクソなんだと思う!」
昂哉「そう思うでしょ?それを今回の件に当てはめてごらん!腕輪を使ってもいないのに回収したら……」
明久「ババアが作るのがヘタクソだと思う!」
昂哉「その通〜り‼︎」
ババア「なんかムカつくけど事実だから仕方ないさね。」
明久が納得したところで腕輪のバグの話だ!
昂哉「それでばあさん、そのバグはこの2人になら問題ないんですか?」
ババア「そうさ。アンタ達が使うなら暴走せずに済む。不具合は入出力が一定水準を超えた時だからね。だから吉井と坂本のペアを出してもらったのさ。アンタらは点数は低いが優勝する力は持ってたからね。」
昂哉「なるほど!点数が高い人が使うと暴走しちゃうんじゃ意味ないですよね!だからこのバカ2人に頼んだんですね!良かったね、バカでも役に立てて♪」
雄二「昂哉は後で始末するとして、そういうことがあると推測したから教頭達がババアの失脚を狙って潰しにきたのか。」
明久「ほぇ?」
また明久に説明しなきゃいけないのか。まあ分かってもらわなきゃ仕方ないししょうがないか〜。
昂哉「明久、ババアの次に学園長になれるのは誰だと思う?」
明久「教頭?」
昂哉「そのと〜り♪それで、学園長のポジションを今すぐにでも手に入れたい。そうしたらどうすればいい?」
明久「ババアを倒す!」
昂哉「そのと〜り♪でも本当にババアをぶっ殺すと犯罪者になっちゃうでしょ?自分が悪者になったら意味ないよね?」
明久「確かに……」
昂哉「だからババアを悪者にして追放するのさ!そうすれば次の学園長は?」
明久「教頭、君に決めた!」
昂哉「正解!」
まあ分かってもらえたようでなによりだ!
ババア「まあ雲雀丘と坂本の言う通りさね。というわけでアンタ達には優勝してもらいたんだ。」
明久「それじゃあ決勝の相手………には頼めないよね。」
雄二「なんせ常夏コンビだからな。」
昂哉「アイツらは教頭側の人間だからね〜。だからなんとしてでも2人は勝ってよ!」
雄二「ああ。」
明久「そうだね!」
雄二「じゃあ話は以上だ。明日は朝早いからこの辺で失礼する。」
ババア「分かったよ。それじゃあ明日は頼んだよ。」
昂哉・明久・雄二「「「おぅ!」」」
ということで俺たち3人は教室を後にして一緒に帰った。
帰り道、雄二が愚痴をこぼした。
雄二「とはいったものの、なかなかキツいよな。一応俺と明久が本命だと思って対策は立ててたんだが……」
明久「えっ?あの2人バカっぽいし今の雄二の点数なら余裕なんじゃないの?」
雄二って点数伸びてたんだ。知らなかったよ。まあ昔は俺みたく神童と呼ばれてたらしいからね!才能はあるんでしょう!
雄二「それなんだがな、常夏コンビは3年Aクラスなんだ。」
明久「えっ⁉︎」
昂哉「意外でしょ?」
明久「うん………」
俺も対戦表を見たときびっくりしたんだよね。だって超バカっぽく見えたんだもん。特に坊主の方。
明久「でもアイツらが例えAクラスだろうと絶対勝たなきゃいけないよね。姫路さんを拉致して不戦敗にしたんだし。弱音なんて吐いてられないよ!」
雄二「そうだったな明久、すまん。」
拉致して不戦敗…………そうだ!
昂哉「2人とも、こういう考えはどう?」
雄二「なんだ?」
昂哉「俺と姫路が不戦敗になったのだから、常夏コンビも不戦敗にしてしまえばいいと‼︎2人の努力が無駄になっちゃうけど……」
悪事でやられたなら悪事でやり返す‼︎これこそが俺のモットーさ‼︎
明久「マジで⁉︎」
雄二「それはいい考えだな。でもどうやるんだ?」
昂哉「姫路の飲茶!」
明久「なるほどね!」
手っ取り早く気絶させる方法だね。これで常夏コンビを適当なところに捨てて集合時間に間に合わせなくするのさ!
雄二「確かにいい案だが、奴らが俺達の出した物を食うと思うか?」
昂哉「それについては暗殺だね!ムッツリーニとか得意そうじゃない?」
雄二「確かにな。だが相手は2人。上手く暗殺が出来ると思うか?それにバレたときのリスクがデカいしな。清涼祭は外部からの客がかなり来るから隠蔽し切れない可能性が高い。それに、傷害事件の加害者がいる学園なんて知られたらヤバイだろ。」
確かに………。教頭の拉致の件もおおっぴらにして脅したいけど、それも無理だしね〜。だとすると兄貴に追いかけてもらうとか常夏コンビが大会会場に向かうのを力尽くで阻止するとかになっちゃうよね。そうなるとやっぱり暗殺が一番良い気がするけど………
昂哉「そうだね………」ピロン
ん?LINEが来たぞ?何だろう?
風俗公式(LINE)『限定割引!通常なら90分2万円のところをなんと………』
ただの風俗の割引の事だった。タイミング悪いな!
雄二「どうした?」
昂哉「いや、ただの風俗公式LINEからの宣伝だったよ。」
明久「そんなのあるんだ……」
雄二「まあそれはともかく、常夏コンビの妨害方法を考えようぜ。」
昂哉「そうだね〜。」
妨害方法ね〜。一体何が……………そうだ!いい事を思いついた!それに、さっきのはいいタイミングだったのかもしれない‼︎
昂哉「俺にいい案がある‼︎」
雄二「どうした?」
明久「気になる!」
昂哉「かくかくしかじかで〜。」
明久・雄二「「はぁ⁉︎」」
雄二「正気か、お前⁉︎」
明久「僕でも無理だと分かるよ!」
昂哉「それなんだけど、まず金は麻雀とパチスロで400万貯めてたのがあるからそれを使う‼︎後は俺の経験と人脈を活かす‼︎大人の力ってヤツを見してやんよ‼︎」
最近ギャンブル系の調子が良くて助かったよ!
赤田爺「昂哉……、御主が大人の力を見せるだって?笑わせるな‼︎」
うわ、びっくりした!
昂哉「じっちゃん⁉︎いつの間に⁉︎」
赤田爺「最初からじゃ。」
マジかよ‼︎全部聞かれてたんかい!じっちゃんだから良かったものの、常夏コンビだったらアウトだったね。ちゃんと警戒しとかないとな〜。
雄二「んで、何の用だ?まさか俺達への復讐か?」
明久「出来れば後にして欲しいな〜。」
赤田爺「そうではない。」
昂哉「じゃあ何なのさ?」
赤田爺「御主がまだ20歳のくせに一丁前に金を出して大人ぶってるのを叱りに来たのじゃ。その金は自分の為に使いなさい。」
そういう事⁉︎でもここは反論させてもらうよ!
昂哉「じっちゃん!これはとても大切な事なんだ‼︎それに、俺の意思で使うんだから問題ないでしょ⁉︎」
赤田爺「いいか若い衆、よく聞け。」
まさか説教?それとも浮気の事?それとも………
赤田爺「年寄りの金は若い衆の為に使うものじゃ‼︎」
じっちゃん………。協力してくれるのか………!
昂哉・雄二・明久「「「ありがとう!」」」
赤田爺「なぁに、儂の長年の人生経験からこの手の話には慣れとるのじゃ。それに儂としてもこの学園が大きく変わる事によってここの超可愛い女子高生達が傷つくのが嫌なのじゃ‼︎」
明久「そうだね!」
雄二「だとしたらやるしかないよな‼︎」
昂哉「金もあるんだし、俺とじっちゃんの経験と人脈からアテもある‼︎だから絶対に、この作戦を成功させるよ‼︎」
明久・雄二・赤田爺「「「オー‼︎」」」
こうして、俺たちは来たる明日の常夏コンビ妨害作戦に向けて準備を始めた。
side 明久
僕と雄二の役割は召喚大会の決勝に絶対に遅刻しないこと!だから………
明久「ふわぁぁぁ。おはよう、雄二。」
雄二「おはよう明久。たまには学校で寝るのもいいもんだな。」
明久「だね。」
雄二「よし、これで俺達は遅刻せずに済んだな。」
明久「だね。後は昂哉たちの活躍に期待するだけだ!」
雄二「ああ‼︎」
そして起きてからしばらく時間が経つと、いよいよ…………
昂哉『それでは只今より、「文月・初夏のローション祭り」を開催します‼︎』
屋上で拡声器を使っている昂哉の合図によって常夏コンビへの妨害作戦が始まった!
ということでババアとの会談Part2でした。話は常夏コンビを妨害して集合時間に遅刻させる方にシフトしましたね。まあ姫路も拐われて遅刻させられたんだから文句は言えないですよね。そして今まで良いところが無かったじっちゃんの活躍です!若者の為に自分の金を使う彼のカッコいい一面を見れたのではないでしょうか?
さて、次回はいよいよ清涼祭クライマックス、文月・初夏のローション祭りです。何をするのかは次回のお楽しみに‼︎
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