バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第十七問  余生を賭けた大脱走

  side 昂哉

 

 さあ、脱獄の始まりだ!

 

雄二「……俺にいい案がある……」

昂哉「……任せた!……」

 

 頼んだよ、雄二!Fクラス一の智将の実力を見せてやれ‼︎

 

雄二「お前らに提案がある。」

優子「何?」

雄二「これから自由行動にしないか?」

 

 なるほど、そうきたか!なら俺も手伝うよ!

 

霧島「…自由行動?」

優子「なんで?」

雄二「簡単に言うと4人全員が満足するのは無理だからだ。」

昂哉「人の好みってそれぞれだからね〜。」

雄二「だからそれぞれがやりたいように行動するのが一番だと思ったんだ。」

優子「なるほどね〜。」

霧島「…分かった。」

優子「アタシもそれでいいわ。」

 

 よっしゃ!言質が取れたぞ!これで俺たちは自由になれる!

 

雄二「よし、それじゃあ解散!」

昂哉・優子・霧島「「「は〜い。」」」

 

 さてと、俺は帰………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子・霧島「「待ちなさい(待って)。」」ガシッ!

 

 ろうと思ったらなんか優子に肩を掴まれたんだけど⁉︎雄二も霧島に掴まれてるし⁉︎どういうこと⁉︎

 

昂哉「ちょっと優子〜、これじゃあ俺が自由に行動できないじゃん!」

雄二「しょ、翔子もだぞ………。どうしてそんなに強く掴むんだ……?」

優子「だってアタシたちの自由行動は……」

優子・霧島「「昂哉(雄二)が逃げるのを防ぐ事‼︎」」

 

 嘘でしょ⁉︎

 

昂哉「ちょっと待ってよ⁉︎俺たちの自由は⁉︎」

雄二「人の妨害とはタチが悪いぞ……?」

優子「別に何してもいいんでしょ?」

霧島「…他者の自由を侵害しちゃダメなんて一言も言ってない。」

昂哉・雄二「「くそぉぉぉぉぉ‼︎」」

 

 そういうことかよ!大失敗じゃんか‼︎

 

昂哉「……雄二、何してくれてんだよ⁉︎……」

雄二「……こうなるとは、思ってなかった……」

昂哉「……全くもう!……」

 

 こうなったら俺のやり方でやらせてもらう!

 

昂哉「……次は俺の作戦でやるから!雄二は協力して!……」

雄二「……分かった。今回はお前に任せる……」

 

 さて、作戦実行だ!

 

昂哉「わ、分かったよ!とりあえずみんなで行動しよ!ね!」

霧島「…分かった。」

優子「それで、どこ行くの?」

昂哉「あのジェットコースターで!」

雄二「お!それは面白そうだな!」

優子「アタシもさんせ〜い♪」

霧島「…じゃあそこで!」

 

 この作戦の真髄はジェットコースターではない!そう…………

 

雄二「……その前にある人混みに紛れて消えるのか!……」

昂哉「……その通り!……」

 

 はぐれたことにしてそのまま逃げる‼︎

 

優子「うわ〜、凄い人混みだね〜。」

霧島「…はぐれちゃいそう。」

優子「心配だから手を繋ぐね。」ガッ!

霧島「…私も。」ガッ!

 

 えっ?なんか失敗したんだけど………

 

雄二「……おい‼︎これじゃあ逃げられないだろ‼︎……」

昂哉「……すぐに手を繋がれるとは、思わなかった……」

雄二「……クソ!こうなったらあの方法しかない‼︎……」

昂哉「……何か作戦でも?……」

雄二「……ああ!……」

昂哉「……そんじゃあ任せた!……」

 

 どんな作戦かな?

 

雄二「お、お前ら……、ジェットコースターは混んでるから他のにするか……?」

昂哉・優子・霧島「「「他の?」」」

霧島「…何かあるの?」

雄二「う〜んとな、それがまだよく分からないから、俺と昂哉で見てくるんだ。」

 

 なるほど!無理矢理2人を引き剥がすのか!

 

優子「それならスタッフに聞けばいいんじゃない?」

雄二「アトラクションの混み具合なんて時々刻々と変わるだろ。だから調べに行くんだ。見つかったら連絡するから。」

昂哉「それに、なんか面白そうなのがあるかもしれないから、ついでに見てくるね〜。」

霧島「…なら全員で見れば?」

昂哉「2人はか弱い女の子なんだから、歩くと疲れちゃうでしょ♪」

雄二「そうだな。」

優子・霧島「「か弱い女の子///」」

雄二「ということで、行ってくるぞ。」

昂哉「見つかったら連絡するからね〜!」

優子・霧島「「うん///」」

 

 よし!これで離れられたぜ‼︎

 

 そして俺たちは出口の方に……………

 

雄二「……昂哉、そっちじゃなくてこっちだ……」

 

 行かないの⁉︎

 

昂哉「……雄二、方向!……」

雄二「……このまま出口に行っても怪しまれんだろ。だから遠回りするんだ。時間をかければ本当に探してるかのようにも思わせられるしな……」

昂哉「……なるほどね!……」

 

 それなら確実だね!流石雄二‼︎

 

 

 

 

 

 

 しばらく歩いていると………、

 

雄二「昂哉、遂に遊園地の出口まで来たぞ‼︎」

昂哉「そうだね‼︎」

 

 とにかく、これで俺は優子から解放される!優子と結婚しなくて済む!木下昂哉にならなくて済むぜ‼︎

 

雄二「さあ、あの先に自由が待っているぞ‼︎」

昂哉「俺たちで掴み取ろう‼︎薔薇色のフリーダムライフを‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子「そう上手くいくかしら?」

霧島「…雄二の考えてることくらい、お見通し。」

 

 あれ?なんで?なんでこの2人がここにいるの?

 

雄二「お、お前ら、ちゃんと待ってなきゃダメだぞ……」

昂哉「そ、そうだよ〜!ゆ、雄二の言う通りさ……」

優子「ちゃんと探そうともせずに帰ろうとする人たちが言えることなの?」

昂哉・雄二「「い、いや……」」

霧島「…とにかく雄二は私に、雲雀丘は優子についてくること。」

昂哉・雄二「「はい………」」

 

 ということで作戦は失敗してしまった………

 

昂哉「……雄二、お前の作戦が霧島に読まれたら意味ないでしょ‼︎……」

雄二「……それを言われると何も言い返せねえ……」

昂哉「……クソ‼︎やはり俺たち2人の力では無理なのか……」

雄二「……おい昂哉‼︎ここで諦めたら俺達の余生はどうするんだ‼︎……」

昂哉「……仕方ないよ。俺たち2人じゃ……」

 

 ん?待てよ?

 

昂哉「……俺たち2人()()無理だね……」

雄二「……おい昂哉、ここで諦めるのか!……」

昂哉「……俺たち2人()()無理ってこと……」

雄二「……つまり……他に協力者を作ると言うことか!……」

昂哉「……その通り!……」

 

 2人で無理なら更に大人数で、ってやつだね!

 

雄二「……だが協力者なんてそう簡単に作れるか?スタッフの中には敵である明久達がいるんだぞ?まさか他のお客さんを利用するのか?……」

昂哉「……いいや、スタッフだね!……」

雄二「……マジで?それじゃあ明久達以外のスタッフを探さなきゃいけないな……」

昂哉「……いや、その必要はない!……」

雄二「……どういうことだ?……」

昂哉「……自然とスタッフが来るように仕向ければいいのさ!……」

雄二「……自然と来るように?そんなのどうやるんだ?……」

昂哉「……それはね……」

 

 こうして俺は雄二に作戦を伝えた。

 

 そして、いざ実行の時だ‼︎

 

昂哉「Sorry, Yuko! I want to go to the toilet!」

雄二「翔子、俺もだ。」

優子「昂哉、急に英語でトイレ行きたいだなんて、どうしたの……?」

霧島「…怪しい。」

雄二「いや、俺達はただトイレに行きたいだけなんだ。」

昂哉「そして身体の中に溜まっているものを外に発散したいのさ!」

優子「わ、分かったわ……。とにかくいってらっしゃい。アタシたちはここで待ってるから。」

昂哉「よろしく〜!」

霧島「…いってらっしゃい、ダーリン♡」

雄二「勝手に結婚したことにするな。まあ行ってくるぞ。」

 

 ということで俺たちは作戦を実行するためトイレ………のそばの広場まで来た。

 

昂哉「雄二、それじゃあやるよ!」

雄二「ああ‼︎」

 

 俺たちがやる事といえば………それは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂哉・雄二「「Vamos!!!!!」」

 

 野球拳だ。

 

昂哉・雄二「「(Vamosの歌詞)」」

 

 作戦はこう。まずはトイレに行くフリをして優子と霧島から離れる。次に俺と雄二で野球拳を行い他の客の前で脱いで大騒ぎする。そして最後に駆けつけた係員の命令で出禁になって、この遊園地から出ざるを得ない状況を作るのだ!こうして係員の手を借りる事によって、2人だけでは不可能だった遊園地からの脱獄を可能にするのさ‼︎更には身体の中に溜まっていたストレスも外に発散出来るから一石二鳥だね!

 

昂哉・雄二「「じゃん、けん、ぽん‼︎」」

 

 

 

昂哉→グー

雄二→パー

 

 

 

 俺が負けたから脱ぐのは俺だね!さあ、係員を呼びつけて出禁になってやろうじゃないか‼︎

 

昂哉「だっしゃぁぁぁい‼︎どうだい俺の素晴らしい肉体はぁ⁉︎」

雄二「おいおい、そんなウイスキーの樽みてぇな腹でよく自慢できたなぁ⁉︎」

昂哉「何を言うか‼︎ちゃんと20年間熟成して育てた身体じゃい‼︎それに、俺の身体の強みはこれじゃあない‼︎」

雄二「じゃあなんだって言うんだ⁉︎まさか足と足の間にあるまち針のことじゃあねえよなぁ⁉︎」

昂哉「まち針だとぉ⁉︎俺が散々風俗で鍛えまくったご立派様に対して舐めた発言をしやがって‼︎よぉ〜し、そうなったらいち早く負けて脱いでやるぜ‼︎」

雄二「上等じゃねえか‼︎俺が身ぐるみ全部剥がしてやる‼︎」

昂哉「ああ‼︎じゃあ次行くよ‼︎Vam……」ガシッ

 

 ん?誰かに肩を掴まれたぞ?まさか係員か!よし!これなら合法的に……いや正確には違法だけど、なんとか出禁になる事が出来るぜ‼︎さらばだ、監獄遊園地よ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子「服を着ろ。さもなくば死ね。」

 

 一番見つかっちゃいけない人に一番最初に見つかってしまった………

 

昂哉「あっ、はい。わ、わかりました……」

優子「アンタ本当に何考えてんの?」

昂哉「いや、その、なんでもありません……」

優子「とにかく服を着たら行くよ〜。」

昂哉「はい………」

 

 ということで万策が尽きてしまった………。ちなみに雄二は……

 

霧島「…雄二、脱ぐなら私にだけ見せて♪」

雄二「しょ、翔子⁉︎そ、それは無理だ‼︎」

霧島「…へえ?それは他に女でもいるってことなの?

雄二「いや、そう言う事じゃないから‼︎とにかく俺は服を着る‼︎これでいいな⁉︎」

霧島「…う、うん……」

 

 霧島にガッカリされてた。

 

 

 

 

 万策が尽きたためしばらく4人で歩いていると、

 

フィー(CV.??)「お兄さん達、フィーが面白いアトラクションを紹介してあげるよ♪」

 

 どっかで聞いた事のある声をした遊園地のマスコットキャラクターが現れた。




 ということで昂哉と雄二の2人で如月グランドパークからの脱出を試みましたが失敗しました。やはり2人の考えを読める優子と翔子が上手でしたね。

 さて、次回はお化け屋敷に入ります。お楽しみに!

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