未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side 昂哉
兄貴によって強引に連れ戻された俺は、昼食会場で………
優子「あっ、昂哉!ここに座って!」
何故か大勢のお客さんの前に座る事になった。
昂哉「えっ、何これ?」
優子「ウェディングプレゼントクイズだって♪今から出される問題に5問連続で正解したら如月グループが提供する最高級のお試し結婚式ができるらしい♪」
昂哉「えっ?」
お試し結婚式だと⁉︎ふざけんなよ‼︎そんなのしたら俺が優子と別れられなくなるじゃん‼︎よし、こうなったら何がなんでも間違えてやる‼︎雄二も同じ意見っぽくアイコンタクトで俺と協力することを誓った。
スタッフ(CV.秀吉)「それでは雲雀丘昂哉様がお戻りになったということで早速始めたいと思います♪まず第一問!坂本雄二さんと翔子さんにお聞きします♪」
どうやら最初は俺じゃないみたい。じゃあここは雄二に任せるか!
スタッフ(CV.秀吉)「お2人の結婚記念日はいつでしょうか?」
おかしい。問題の意味が分からない。
霧島「…毎日が記念日///」
雄二「は?」
スタッフ(CV.秀吉)「正解で〜す♪」
雄二「やめてくれ!恥ずかしさのあまり死んでしまうから‼︎」
嘘つけ‼︎なんだよその答えは⁉︎クイズとして間違ってるでしょ⁉︎
スタッフ(CV.秀吉)「次は第二問!雲雀丘昂哉さんと優子さんにお聞きします♪」
力哉・克哉「「頑張れ〜、昂哉〜、優子〜‼︎」」
次は俺の番か……。それと優子の苗字をサラッと変えるんじゃないよ‼︎それに兄貴たちは声デカすぎ!ちょっとは場の雰囲気を考えてよ!まあ服を着ているだけマシだけどさ‼︎
スタッフ(CV.秀吉)「関数tをラプラス変換するとどうなるでしょうか?」
おかしくはない。だが純粋に問題の意味が分からない。
優子「はいっ‼︎sの-2乗‼︎」
スタッフ(CV.秀吉)「正解です‼︎優子さんは高校生でありながら大学2年生レベルの数学が分かるんですね。流石です!」
力哉・克哉「「流石だぜ‼︎」」
優子「ありがとうございます‼︎」
これに関しては何も言えることないか。あと妹が他人行儀で姉を褒めてるのがウケるよね。
昂哉「優子、あれよく分かったね。流石だよ♪」
優子「あ、ありがとう///」
雄二「………」ギロッ!
昂哉「………」テヘッ♪
雄二から睨まれてるけど、こればかりはしょうがないでしょ!流石に大学2年生レベルの数学は俺でも分かんないし!雄二の睨みに笑って返したところで、次は第三問だ!
スタッフ(CV.秀吉)「それでは第三問!坂本雄二さんと翔子さんにお聞きします。」
交互に聞いていく感じなのね!それじゃあ頼んだよ、雄二!
スタッフ(CV.秀吉)「お二人の出会いの場所はどこでしょうか?」
雄二、これならいけるぞ……って
雄二「ぐわぁぁぁぁぁ‼︎」
霧島に目潰しされてる‼︎
霧島「…小学校。」
スタッフ(CV.秀吉)「正解です!お二人はその頃からの付き合いで、今日の結婚に至るなんとも仲睦まじい幼馴染みなのです!」
いやどこが仲睦まじいのさ。さっき思いっきり目潰ししてたでしょ。
さてと、次は俺の番か!こういうときは問題が言われる前に解答してしまえば確実に間違えられると聞いた事がある。だから今、それを実践してやるぜ‼︎
スタッフ(CV.秀吉)「それでは第四問!ひ……」
昂哉「国士……」
スタッフ(CV.秀吉)「正解です♪」
ちょ待てや!俺まだ答え終わってないでしょ‼︎これじゃあ完全に出来レースじゃん!ふざけんなよ‼︎
スタッフ(CV.秀吉)「………」ニコッ♪
んんんんんん!秀吉の笑顔が可愛いから許す‼︎それと頼むから優子と交代してくれ!
スタッフ(CV.秀吉)「それでは最終…」
秀吉が最後の問題を言いかけた瞬間、
ヤンキー女「ちょっとおかしくな〜い?」
記念撮影の時に揉めてたヤンキーたちが邪魔してきた。
ヤンキー女「アタシらも結婚する予定なのに、どうしてそんなコーコーセーとオッサンがトクベツ扱いなワケ〜?」
スタッフ(CV.秀吉)「あの、お客様〜。イベントの最中ですので〜」
ヤンキー男「あ?グダグダうるせ〜んだよ‼︎俺たちはお客様だぞゴルァ‼︎」
ヤンキー女「アタシらもウェディング体験ってヤツ、やってみたいんだけど〜」
スタッフ(CV.秀吉)「で、ですが……」
こいつらなんでそんなに偉そうなんだろうね〜。別にお客様は神様ではないのにな〜。
ヤンキー男「オレたちもクイズに参加してやるって言ってんだろボケ!」
ヤンキー女「じゃこうしよ〜よ!アタシらがあの四人に問題出すから答えられたらあの二人の勝ち!間違えたらアタシらの勝ちってことで!」
スタッフ(CV.秀吉)「そ、そんな……」
待てよ?これチャンスじゃね?雄二と作戦会議だ!
昂哉「……雄二、これはチャンスだね!絶対にものにしよう!……」
雄二「……ああ。俺たち4人の中で誰かが間違えればいいんだよな……」
昂哉「……そうだね。そのためにも、女子側の手を封じるんだ!……」
そして俺は自分の手を優子の手の上に置く!これで…
優子「た、昂哉///」
昂哉「俺に任せろ‼︎」
優子「う、うん///」
ヤンキー男「じゃあ問題だ………」
さあ、なんでもかかってこい!
ヤンキー男「ヨーロッパの首都はどこだか答えろ‼︎」
え?ヨーロッパって国じゃなくね?流石に明久でもわかるぞ、これ。アイツ、頭大丈夫かな?
スタッフ(CV.秀吉)「………坂本雄二さんと翔子さん、それに雲雀丘昂哉さんと優子さんに『ウェディング体験』をプレゼントいたします。」
ヤンキー男「ちょ待てよ!こいつら答えてねえじゃねえか!」
まあ答えられないのが正解だしね〜。今回はしょうがないか。
出来レースクイズを終えて外に出るとスタッフ(CV.ムッツリーニ)とスタッフ(CV.明久)が待っていた。どうやら明久は着ぐるみを脱いだみたい。
スタッフ(CV.明久)「おめでとうございます‼︎ウェディング体験が当たって良かったですね‼︎」
スタッフ(CV.ムッツリーニ)「………それでは今後のことについて連絡します。」
さて、次はどうするんだろう?
スタッフ(CV.ムッツリーニ)「………女の子はこちらのドレスコーディネーターについて行って下さい。」
コーディネーター1「私が翔子様を、」
コーディネーター2「私が優子様を担当させていただきます。」
コーディネーター1・2「「よろしくお願いします。」」
霧島「…はい//」
優子「ほ、本格的ね……」
なるほどね。思った以上に本格的だね……。さて、俺たちは何をするんだ?
スタッフ(CV.ムッツリーニ)「………男の子はこのスタンガンで気絶して下さい。」
昂哉・雄二「「はい?」」
なんだそれ…………… バタン
目を覚ますと、俺たちはどうやらウェディング体験の会場にいた。しかもいつの間にか結婚式用のタキシードに着替えてるし。全く、強引な着替えさせ方だな‼︎
そんなことを思ってると、ついにウェディング体験が始まった。
スタッフ(CV.島田)「それではいよいよ本日のメインイベント、ウェディング体験です‼︎皆様、まずは新郎2人の入場を拍手でお出迎え下さい‼︎坂本雄二さんと雲雀丘昂哉さん、よろしくお願いします‼︎」
最初は単なる悪ふざけだと思ってたけど、よく考えるとこれ結構ヤバいよね〜。だってこれいろんな人に見られてるんだよ?メディアにも拡散するらしいし。世間公認のカップルにされたらそれこそ自由に女の子と遊べなくなっちゃうよ〜。だとするとやることは一つ!
昂哉「……雄二、どさくさに紛れて逃げるよ!……」
雄二「……俺もそのつもりだ、昂哉……」
逃亡だ‼︎ここまで何度か失敗してきたけど、最後こそは成功させてやる‼︎
スタッフ(CV.島田)「それでは新郎2人のプロフィールの紹介を…………」
あとこれ結構本格的な会場だね〜。やはり本物の結婚式みたい………。プロフィールも紹介する辺り………
スタッフ(CV.島田)「省略します。」
ブチ殺すぞ。そこまでやったんならちゃんとやれや‼︎そんなことを思ってたら、
ヤンキー男「まあ、紹介なんていらね〜よな。ここが俺たちの結婚式に使えるかどうかが問題だし‼︎」
またあのヤンキーカップルがいちゃもんをつけてきた。
ヤンキー女「だよね〜。コイツらのことなんて知りたくもないし♪」
スタッフ(CV.島田)「他のお客様のご迷惑になりますので大声での私語はご遠慮頂けますようお願いいたします。」
ヤンキー女「コレ、アタシらのこと言ってんの〜?」
ヤンキー男「違ぇだろ。俺らはなんだってお客様だぜ‼︎」
ヤンキー女「だよね〜。」
コイツら、『他の』って単語が聞き取れなかったのかな〜?日本語のリスニングの勉強をちゃんとした方がいいと思うよ。もしかしたら日本に来て1年しか経ってない島田よりも酷いんじゃね?
ヤンキー男「要は俺たちの気分がいいか悪いかってのが問題だろ?な、コレ重要じゃね?」
ヤンキー女「うんうん!リュータいいこと言うね!」
でも主催者もあんまり強く出れないよね〜。悪評を流されたらたまったもんじゃないし。
それはそうと、そろそろ新婦の入場かな?
スタッフ(CV.島田)「それでは、いよいよ新婦2人の入場です‼︎まずは霧島翔子さん、よろしくお願いします‼︎」
お、まずは雄二と霧島の番か……。どれどれ、特等席で見届けさせてもらおうじゃないか!そう思ってると………
霧島「…ゆ、雄二……どうかな///」
純白のドレスに身を包んだ、とても綺麗な霧島が現れた。
客1「わぁ……!」
客2「綺麗……!」
力哉「まるで雪の妖精みたいだな。」
克哉「こんな綺麗な女の子をもらえるなんて、羨ましいぜ‼︎」
観客や兄貴たちからの評価もだいぶ良いみたい!
昂哉「ほら雄二、ちゃんと感想を言ってあげないと!」
雄二「あ、ああ………。しょ、翔子か?」
霧島「…う、うん。…私、お嫁さんに見えるかな……?」
雄二「……ああ、大丈夫だ……。少なくとも婿には見えない……///」
いや、もっと褒めてあげなよ‼︎
霧島「…雄二///」
雄二「お、おい、翔子?」
霧島「嬉しい///」
そう言うって霧島は泣き始めた。これは嬉し泣きだね!
雄二「お、おい、どうした?」
霧島「…ずっと夢だったから……///」
夢?まさか?
昂哉「雄二のお嫁さんになることが?」
霧島「…そう………小さい頃からずっと夢だった……///」
やっぱりね!だからこんなに雄二にべったりなんだね!
霧島「……私と雄二の2人で結婚式を挙げること……私1人だけじゃ絶対に叶わない、小さい頃からの私の夢………だから本当に嬉しい………他の誰とでもなく、雄二と一緒にこうしていられる事が……///」
ひゅ〜‼︎霧島にここまで言わせるなんて、雄二は大した野郎だぜ‼︎
スタッフ(CV.島田)「どうやら嬉し泣きのようですね。花嫁は相当一途な方のようです。さて、花婿はこの告白にどう答えるのでしょうか?」
昂哉「ほら雄二、霧島がここまで言ってるんだからさ、ちゃんと答えてやれよ♪」
雄二「しょ、翔子……俺は……」
さて、雄二の答え…………
ヤンキー女「あーあ、マジつまんなーいこのイベントぉ〜。人のノロケじゃなくて早く演出とか見せてくれな〜い?」
を聞く前にヤンキー共が邪魔してきた。
ヤンキー男「だよな〜、お前らのことなんでどうでもいいっての。ってかさ何この茶番?キャラ作り?台本でもあんの?ぶっちゃけキモいんだよ‼︎」
ヤンキー女「純愛ごっこでもやってんの?そんなん観たって時間の無駄ってカンジぃ〜。」
ヤンキー男「あの女マジでアタマおかしいんじゃない?ギャグにしか思えないんだけど。何が一途だよ、バカなんじゃね?」
ヤンキー女「ってかこれコントでしょ。本物だったらマジキモくね?っていうか、そんな人いないよね〜。」
ヤンキー男「どうせもう1人の女も大したことねえだろ。さっさと終わらせろや、この茶番をよォ⁉︎」
なるほど……
明久「んだとテメェら‼︎もっぺん言ってみやがれ‼︎」
姫路「あ、明久君、落ち着いて下さい‼︎ステージが台無しになっちゃいます‼︎」
優子「アンタたち、何も知らないくせに人の夢をバカにして、タダで済むとでも思ってんの⁉︎」
秀吉「あ、姉上も落ち着くのじゃ‼︎」
わお!まあ袖で待機しているこの2人はすぐに怒るよね〜。優子はともかく、明久たちみたいなスタッフがここでどうこうするのは如月グランドパーク的にはあまり良くない。花嫁の優子にはウェディングドレス姿でキレ散らかして欲しくない。だとすると、ここで動くべきは………
昂哉「おやおやお2人さん、随分な言い様ですね〜♪」
俺だ。
ということで出来レースクイズ大会からのお試し結婚式でした。観客席にあの兄貴たちがいるのがなかなかな光景ですよね。似合わねえ………
さて、次回で如月グランドパーク編は終了です。果たしてどうなるのでしょうか?それは次回のお楽しみに!
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