未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side 昂哉
霧島の夢を侮辱したヤンキー共。それに対して今反論すべきなのは………
昂哉「おやおやお2人さん、随分な言い様ですね〜♪」
俺だ。
ヤンキー男「あぁ⁉︎なんだよオッサン⁉︎文句あんのかぁ⁉︎」
昂哉「俺はオッサンじゃあありません‼︎ピチピチの20歳です‼︎しかも高校生です‼︎」
ヤンキー男「嘘だろ……」
ヤンキー女「アレでアタシらより歳下なの……」
ヤンキー男「しかも20歳高校生って……」
そうだよ‼︎老け顔で悪かったな‼︎
昂哉「まあそれはさておき、さっきからお2人さんは色々と言ってくれちゃってますけど、そういうお2人の夢はなんです?」
ヤンキー女「夢?」
ヤンキー男「んなもんねぇに決まってんだろぉ⁉︎ガキじゃあるまいし!」
なるほどね〜。ならこう返そう!
昂哉「ですよね〜。俺だって夢なんてもんは持ってないっすよ。ただ自由に生きたい、遊びたい以外特に思う事はありません。」
ヤンキー男「ただのクズじゃねえか。」
ヤンキー女「だね!」
昂哉「だからこそ凄いと思いません?夢を持ってる人って。」
ヤンキー男「あぁ⁉︎んな事ねえだろぉ‼︎」
ヤンキー女「ただのガキ丸出しじゃない‼︎」
ヤンキー男「高校生らしくねえよなぁ⁉︎」
ヤンキー女「大人じゃあり得ないよね〜w」
うんうん。大人だったらまず優子や霧島みたいな一途な人はいないね。でも………
昂哉「ガキ丸出しで何が悪いんです?子供っぽくて何が悪いんです?むしろ素晴らしい事だと思いません?」
こう言う事が出来るよね?
ヤンキー男「あぁ⁉︎どこがだよ⁉︎」
昂哉「皆誰でも子供の頃には夢を持ってたじゃないですか〜。プロ野球選手になりたいだの、お笑い芸人になりたいだの。」
ちなみに俺は法の番人、裁判官でした!今では全くそんな事は思わないけどね〜。
昂哉「でもそれらってだいたい大人になるにつれて興味が変わったり、自分の能力を知ったりして諦めるか夢そのものが変わっていったりするもんですよね?」
ヤンキー女「そりゃそうよ!」
ヤンキー男「だからあの女はおかしいんだろぉ⁉︎」
昂哉「人は自分が理解できないものに対して時に拒絶をする事があります。今がまさにそうですね。でも逆に考えてみてくださいよ。彼女らは自分が理解できないほど凄い人物なんだって!」
ヤンキー男「はぁ⁉︎意味わかんねえ⁉︎」
ヤンキー女「どういうこと⁉︎」
昂哉「だって普通の人だったら諦めるはずの小さい頃からの夢をずっと諦めてないんですよ?これって凄くないですか?」
ヤンキー男「バカなだけだろ⁉︎」
昂哉「もちろん彼女らだって楽な人生を送ってきたわけではないです。途中で様々な困難にぶつかって、その度に自分の限界とかを知ってきました。そこで俺や貴方達みたいな普通の人だったら、そこで諦めるか気が変わったりします。でも彼女らは変わらなかった。変わらずにここまで生きてきた。そしてこれからも生きようとしている。ガキの頃と同じような夢を持ち続け、どんな困難があっても突破する。これって凄いことだと思いません?」
俺が優子を好いてたり、雄二が霧島を好いてたりするかどうかはともかく、優子や霧島のこの気持ちがブレてない事は凄いことだと思うけどね。
昂哉「彼女らはどんな困難があってもガキのままでい続けられてるんです。そんな人たちを拒絶するのではなく、認めてみるのはどうでしょうか?」
ヤンキー男「いや、う〜ん。」
昂哉「別に彼女らを認めたところで貴方達の人生に損があるわけではないでしょう?むしろ寛大な心を持つ大人としてより素晴らしい人になれると思うんですけどね。そしてお互いが更に素晴らしい人になれれば、自分の恋人は素晴らしい人なんだって、思えるようになりません?」
力哉「素晴らしい‼︎」
克哉「それでこそ我が弟だ‼︎」
ヤンキー男「な、なるほどな……」
ヤンキー女「く、悔しいけどアンタの言う通りかも……」
昂哉「そう言ってもらえて感謝します!出来ればその気持ちを彼女に………」
そう言って俺は後ろを振り向いたのだが………
霧島と雄二は居なかった。まあヤンキーたちが言った言葉を聞いたらショックを受けて逃げちゃうよね。俺の演説に周りも気を取られてたのか、雄二くらいしか気付いて無かったみたい。
昂哉「言って欲しかったのですが、居なくなってしまったので代わりに俺が伝えときますね〜。」
ヤンキー男「お、おう……」
ヤンキー女「よ、よろしく……」
昂哉「それじゃあこんな感じですし……とりあえず俺は降壇しますね〜。」
と言って俺はそのまま舞台裏に下がった。
舞台裏に下がると、よく見知ったスタッフたちがいた。
姫路「雲雀丘君、凄いですね……」
ムッツリーニ「………ああ持ってくとは……」
昂哉「センキュー!それで、雄二と霧島は?」
姫路「霧島さんはショックで既に着替えて逃げたそうです。」
ムッツリーニ「………今は雄二、明久、木下姉妹が探しに行ってる。」
昂哉「なるほどね〜、って優子まで探しに行ったのか。」
姫路「はい………。着替えて行ってしまいました……」
自分の事よりも友達の事を優先させて行っちゃうあたり、アイツらしいな〜。
昂哉「じゃあこの感じだとお試し結婚式は出来なそうだね。」
姫路「はい……残念ですが……」
ムッツリーニ「………あとでお前の分はちゃんとやってやる!」
昂哉「それは遠慮します。」
優子が俺の事を好きなのはともかく、俺は優子の事を好きなわけじゃないからね!優子には悪いけど。
姫路「えっと、それじゃあ預かってた荷物です。」
ムッツリーニ「………木下のもあるぞ。」
姫路「こぼれるとマズいので横にしないで下さいね。」
昂哉「は〜い!それじゃあまたね〜!」
姫路・ムッツリーニ「「優子ちゃん(木下)と末長くお幸せに!」」
昂哉「それは遠慮する‼︎」
ということで、俺は外に出ることにした。
外に出てしばらく歩いていると、元の私服姿の優子が帰ってきた。ここだけの話、優子のウェディングドレス姿はちょっと見てみたかったら残念だ。
優子「ご、ごめん!代表を探しに抜け出しちゃった!」
昂哉「い〜よ〜!とりあえず、お前の作ってきた弁当を食おうぜ‼︎俺まだ昼食ってないし。」
優子「えっ?何でそれを………」
昂哉「こぼれちゃいけない物ってさっきスタッフに言われたからね。それって弁当くらいしかないでしょ?」
優子「そ、そういうことね///」
という事で、ようやくランチタイムです‼︎他の奴らがクイズ大会の会場で飯食ってる間、俺は兄貴たちに胴上げされながら戻されてたから食ってないんだよね。
そして食ってみたんだけど………
昂哉「お前、こんなに料理上手かったっけ?めちゃくちゃ美味しいんだけど!持ってきたビールにも合うし‼︎」
バリ美味え‼︎
優子「昂哉はお酒が好きだから……よく飲んでるビールに合う味を追求してみたの………アタシは飲めないけど……///」
昂哉「お前すげ〜な!俺のためにここまでやってくれるとは……ありがとう‼︎」
優子「ど、どういたしまして……///」
ここで自分がさっきヤンキーたちに言ったセリフを思い返す。コイツもずっと俺の事が好きで、俺に好かれるためにずっと努力してきたんだよな………。いつも怒りまくってるのはともかく、こうして色々と俺のために努力してくれたのは素直に嬉しいよ!もしかしたら昔と違って学校で優等生やってるのだって……?いや、考えすぎかな?
それにしても、コイツはいつから俺の事が好きになったんだろう……?聞いてみよう。
昂哉「優子!」
優子「何?」
昂哉「いつから俺の事好きなの?」
優子「えっと……、小さい頃から気になってはいたんだけど……好意を意識し始めたのは昂哉が中1でアタシが小4のときかな?」
そんな前なんだ!でも……
昂哉「なんでその時なの?」
そうなった理由はなんだろう?
優子「それは………」
そうして優子はきっかけを話してくれた。
side 優子
アタシが小4の頃、昂哉が中学に行ってしまって寂しかったのか、よく昂哉の中学の前まで行っては昂哉が出てくるのを待ってた。
優子「昂哉お兄ちゃ〜ん‼︎」
昂哉「あれ、優子じゃん!また来たの?」
優子「うん、来ちゃった♪」
友達1「あれ、もしかして昂哉の彼女?それとも妹?」
友達2「いいな〜!」
昂哉「どっちも違うよ‼︎ただの幼馴染みさ!」
まあよくよく考えるとこの頃から好きだっのかもしれないけど、当時のアタシはまだそれに気付いていなかった。
当時の昂哉は今とは違って成績だけでなく人間関係や学校生活での態度など、全てにおいて優等生だった。そのため沢山の人から人気があって、ファンクラブなども存在した。だから幼馴染みでいつも迎えに行ってたアタシのことは良くも悪くも昂哉の学校中に知れ渡ってたそうだ。
そしてとうとうある日、アタシは…………
昂哉ファン1「おい、そこのアンタ‼︎」
ファンクラブの女子たちに目をつけられてしまった。まあ当然だろう。
優子「な、何?」
昂哉ファン2「昂哉の事を誑かすんじゃないよ‼︎」
昂哉ファン3「幼馴染みだからって調子に乗ってんでしょ‼︎」
昂哉ファン1「これ以上近づくとぶっ飛ばすわよ‼︎」
優子「な、なんで?アタシはただ昂哉お兄ちゃんに会いたいだけなのに………」
小さい頃のアタシはただ本音を喋っただけなのだが、後々考えると、このセリフでファンの女子の地雷を踏んだ事は容易に分かった。
昂哉ファン2「どうする、このメスガキ?」
昂哉ファン1「とりあえず喋らなくなるまで殴る?」
昂哉ファン2「それいいね♪」
昂哉ファン3「お姉さんたちがきちんと教えてあげないとね〜。」
優子「い、嫌‼︎」
昂哉ファン1「覚悟しなさい‼︎」
もうダメかと思ったそのとき………
昂哉「ねえねえ、女子中学生3人が女子小学生1人を相手に何しようとしてんの〜?」
昂哉が助けに来てくれた。
昂哉ファン1「えっ?いや、これは……その……」
昂哉ファン2「お姉さんたちが優しく色々と教えてあげようと思って……」
昂哉「思いっ切り手を上げようとしてたよね〜。全く、酷い事をするもんだな〜。」
昂哉ファン3「でも、これは昂哉のために……」
昂哉「なってないね〜。その子幼馴染みだから傷つけられると俺はショックなの‼︎だからその子から離れて!あとは一生手を出さない事!いい?」
昂哉ファン1・2・3「「「はい……」」」
こうしてファンクラブの人たちをどけてもらえた……
優子「あ、ありがとう、昂哉お兄ちゃん///」
昂哉「ど〜も♪怪我は無かった?」
優子「う、うん///」
昂哉「それじゃあしばらくは俺が小学校まで行くことにするよ!優子がああいう子たちに絡まれると危ないし!」
優子「え?いいの?」
昂哉「もちろん!」
優子「うん!ありがとう///」
アタシのためにここまでしてくれるなんて………。あの子たちは友達だろうから友達を少し失いかねないのに………。この時に初めて、アタシは自分の恋心を自覚した。
side 昂哉
なるほどね〜。確かにそんな事もあったな〜。
昂哉「それ以来俺の事が好きなんだね。」
優子「うん///」
昂哉「そっか。」
という事はまだ世間を知らずに正義感に溢れていた昔の俺を好きになったわけか………。だったら言うことは一つだ。
昂哉「じゃあ別れた方が良くない?」
優子「えっ、何で⁉︎」
昂哉「だってそれは昔の俺を好きになったってことでしょ?クズになった今の俺とは全然違うよね?今の俺を好いてくれるんなら何も言わないけど、昔の俺がきっかけならやめた方がいいと思って。」
優子「な〜んだ、そんなことか!」
え?なんでそんなに軽く言うの?
昂哉「そんな事って、お前……」
優子「昂哉は確かに昔に比べて不真面目にはなったと思うけど、変わってないところも結構あると思う‼︎」
変わってないところ?そんなのなくね?
優子「なんだかんだ優しいところとか!さっきの代表を庇った時の演説みたいに。あとは本気で人が傷つく事はしない事とか!」
昂哉「そうでもないと思うけど……」
優子「そうでもあるの!それに、人の根本的な性格ってそう簡単には変わらないと思うよ?昂哉は変わってしまった自分を卑下している節があるけれど、アタシから見たらその必要は無いと思う‼︎」
そうかな?
昂哉「別に卑下してるわけじゃないよ……。ただ自分の本質を知っただけで……」
優子「そう言うあたり、やっぱり卑下してるよね。どこか人生を諦めてるような節も感じる。でもね、その必要はないの‼︎だから昂哉にはもっと自信を持って欲しい‼︎アタシが保証するから‼︎そしてもっと幸せな人生を歩んで欲しい‼︎」
そうか………
昂哉「なら怒るのをやめて欲しい‼︎」
優子「それとこれとは話が別。」
昂哉「そんな〜‼︎」
まあとにかく、意外と変わってなく見える部分もあったんだね。
昂哉「まあとにかく、ありがとね、優子‼︎ちょっと元気が出たよ‼︎」
優子「それはよかった!」
昂哉「それと、弁当美味かったよ‼︎作ってくれてありがとね!」
優子「ど、どういたしまして///」
昂哉「それじゃあ帰るか‼︎」
優子「うん!」
最初は行くのが嫌だったけど、終わってみればいい事も結構あった遊園地デートでした。連れてきてくれてありがとね、優子‼︎
優子「ちなみに………」
昂哉「何?」
優子「勝手に人前で野球拳をやって公然猥褻をした事について、まだ色々と聞いてなかったよね?」
昂哉「あっ………」
優子「帰ったらアタシと
昂哉「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
でも悪い事も結構あった遊園地デートでした………
ということで如月グランドパーク編、終了です!優子が昂哉への恋心を自覚したきっかけが分かりましたね。
さて、次回からは女子大に行きます!9/26の12:00〜です。お楽しみに‼︎
最後に、評価・感想をお願いします。