未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side ムッツリーニ
待ちに待った女子大祭の日、俺は…………
玉野「シスター香美、シスター秀吉、注文をお願いします。」
秀吉「かしこまりました。」
ムッツリーニ「………かしこまりました///」
シスターのコスプレをして接客をしていた。
遡ること1時間前………
工藤「うわ〜、すごいお客さんだね〜。」
優子「チケットで入場制限したのにこれか〜。」
秀吉「本当に凄いのぅ‼︎」
ムッツリーニ「………だな!」
俺は工藤や木下姉妹と一緒に皐月女子大祭に来ていた。昂哉やじっちゃん、須川、横溝とは午後1時から合流する予定だ。ちなみにこの時は午前9時。合流するまではこの4人で行動することになっていた。
工藤「それにしても優子。」
優子「何よ愛子?」
工藤「雲雀丘君と一緒じゃなくて良かったの?」
秀吉「ブーッ‼︎」
優子「ちょっと秀吉⁉︎吹いてんじゃないわよ‼︎」
秀吉「ゴホ……ゴホ……。す、すまんのぅ。姉上がこの間昂哉と一緒に行けないと分かって、とてもがっかりしてたのを思い出してつい………」
優子「アンタぶっ飛ばされたいの?」
秀吉「滅相もないのじゃ。」
工藤「なるほどね〜。」
まあ理由はあるんだがな。
ムッツリーニ「………ナンパの手伝いをやらせてすまん。」
須川、横溝、赤田爺の、な。チケット争奪戦において抽選会をズルしてすっ飛ばしたからこうなっている。
工藤「そういうことなの⁉︎」
秀吉「そういうことじゃ。」
優子「それに、昂哉はアタシたち未成年が行っても意味ない醸造部にも行く予定だからね〜。だから今日は別行動にしたの。」
ムッツリーニ「………そういえばそういう理由もあったな。」
工藤「彼は本当にお酒が好きだね〜。」
ムッツリーニ「………それな。」
俺もあと3年後はああなるんだろうか?出来ればなりたくないが。
優子「まあ、たまには自由にしてあげてもいいかな、って思って。」
秀吉「とか言いながら昨日はずっとしょぼくれてたり……」
優子「うるっさいわね‼︎」
秀吉「逆に如月グランドパークでのデートの前日はソワソワしすぎててずっと落ち着かなかったり………」
優子「ひ〜で〜よ〜し〜?」
秀吉「なんじゃ姉上?ワシはただ姉上の可愛さを伝えようと………」
優子「余計なお世話よ‼︎」
工藤「確かに。一番伝えたい相手がいないからね〜。」
秀吉「そうじゃったな‼︎」
ムッツリーニ「………連れ出してすまなかった。」
優子「アンタらまとめてぶっ飛ばすわよ?」
ムッツリーニ・工藤・秀吉「「「まあまあ!」」」
優子「ったくもう!」
こんなに木下が好いてくれてるんだから、昂哉ももっと木下の事を思ってやればいいのに。そんな事を思ってると…………
玉野「あ、優子ちゃんじゃん!丁度よかった!」
Dクラスのアキちゃん大好き女、玉野美紀が現れた。
優子「あれ、美紀じゃん!何故ここに?」
玉野「お姉ちゃんのクラスの出し物を手伝っててね。」
優子「なるほどね〜。」
玉野「それの件で優子ちゃんたちに頼み事が………」
優子「出し物を手伝えって事かしら?」
玉野「うん!お願い………出来るかな?」
優子「ちなみにどんな出し物?」
玉野「シスターカフェよ!ウェイトレスが教会にいるシスターのコスプレをするの!」
シスターだと⁉︎厳かな雰囲気でありながらどこかエロさを感じる修道服は最高じゃないか‼︎
ムッツリーニ「………ぜひ俺に店のカメラマンを担当させて欲しい。」
工藤「ムッツリーニ君、反応早いね〜。」
秀吉「じゃあワシもカメラ………」
玉野「実は秀吉ちゃんにもシスターのコスプレをして欲しくて………」
秀吉「な、何故じゃ⁉︎」
優子「美紀、コイツ男よ?」
玉野「いや、女よ‼︎」
秀吉「男じゃ‼︎」
ムッツリーニ「………女だ。」
欲を言えば修道服を着た秀吉が見てみたい。めちゃくちゃ見てみたい。あと色んな人、特に昂哉に高額で売れそう。
工藤「ま、まあ!今は猫の手も借りたい状況なんじゃないの?」
玉野「うん………」
秀吉「そ、それなら仕方ないの………」
工藤「安心して。ボクも着るから!」
優子「じゃあアタシと愛子と秀吉がシスターのコスプレをして、土屋がカメラマンなりなんかの手伝いをすればいいのかしら?」
玉野「それで…………いや待って………」
ん?何故コイツは否定した?人手に困ってるんじゃないのか?
玉野「土屋君、だっけ?」
ムッツリーニ「………ああ。」
玉野「貴方には女装の才能がある‼︎」
ムッツリーニ「………は?」
えっ?マジで?俺がシスターのコスプレをしろと?
ムッツリーニ「………冗談はやめてほし……」
工藤「それいいね‼︎」
優子・秀吉「「確かに‼︎」」
ムッツリーニ「………工藤に木下姉妹まで⁉︎」
何故みんな俺の女装に肯定的なんだ⁉︎
工藤「ムッツリーニ君は男子にしては小柄だし、」
優子「口数が少ない上、声も可愛い感じだから似合うんじゃない?」
ムッツリーニ「………似合わない‼︎………絶対に似合わない‼︎」
秀吉「いつもワシだけが女装をするのは恥ずかしいからのぅ〜。たまにはやってみんか?」
ムッツリーニ「………絶対に嫌だ‼︎」
玉野「どうしても人が足りない状況なの‼︎だからお願い、香美ちゃん‼︎」
ムッツリーニ「………勝手に女装後の名前をつけるな‼︎」
そういうのはアキちゃんだけで充分だ‼︎でも………
ムッツリーニ「………でも、人が足りないなら仕方ない………」
ここで助けるのを拒否するのは流石に悪い気がする………
玉野「ありがとう‼︎それじゃあよろしくね、香美ちゃん♪」
工藤・優子・秀吉「「「香美ちゃん♪」」」
ムッツリーニ「………うるせえ………」
ということで現在に至る…………
とにかく、この格好はめちゃくちゃ恥ずかしい………。しかも工藤や木下姉妹、それに玉野にめちゃくちゃ写真を撮られたし………。正直言って今すぐにでも帰りたいが、昂哉達との約束もある。まあ他の知り合いに会ってないのが幸いか…………。こんな姿を見られたら最悪…………
明久「すいませ〜ん!」
姫路「4人でお願いします!」
葉月「わあっ!綺麗なお姉ちゃんがいっぱいいますぅ!」
島田「そうね!」
だなぁぁぁぁぁ⁉︎マジかよ⁉︎よりによってこの4人に会うとは………。というかチケットはどうやって手に入れたんだ?明久はあの抽選会に参加出来なかったはずでは?まあいい、ここは気づかれないように…………
島田「あれ、この子土屋じゃない?」
明久「あ、ホントだ!ムッツリーニじゃん!」
姫路「そうですね!とても似合ってますよ!」
葉月「エッチなお兄ちゃん、可愛いですぅ!」
するのは無理だった…………なら誤魔化すか
ムッツリーニ「………人違い……」
工藤「ムッツリーニ君で合ってるよ♪」
おい。バラすなや。
明久たち「「「「やっぱり!」」」」
ムッツリーニ「………おい工藤!………余計なことを言うな!」
工藤「だって可愛いからみんなに紹介してあげたいと思って♪」
島田「自分の彼氏として?」
工藤「ちちちち違うよ‼︎なな、何言ってんの、美波⁉︎」
工藤が彼女?俺はいいけど奴にとっては良くないだろう………
工藤「とにかく、ここには可愛いムッツリーニ君だけでなく、可愛い木下姉弟もいるよ!」
明久「マジで⁉︎秀吉もいるの⁉︎」
姫路「優子ちゃんもいるんですね!」
ムッツリーニ「………秀吉ならあそこに。」
そして俺が指差した先には………
秀吉「食ハ命ノ息吹。飲物ハ命ノ解放。飯ハ飯トシテ、其ノ命ヨ、永遠ノ
客1・2・3「「「ラートム。」」」
この店オリジナルである、『食前の祈り』を捧げる秀吉とお客さんがいた。
島田「なんか修道院っぽいわね。」
工藤「そりゃシスターカフェだからね。」
葉月「ドイツにもあった気がしますぅ!」
姫路「確かに、ありそうですよね!」
ムッツリーニ「………まあそれはともかく、とりあえずこちらの席へ。」
明久たち「「「「は〜い!」」」」
ということで、明久たちを席につかせた。
ムッツリーニ「………ではご注文をお伺いします。」
島田「う〜んと、ウチは『聖なる小麦(パン)』と『新緑の恵み(野菜ジュース)』で!」
姫路「私もそれでお願いします。」
葉月「葉月もそれでっ!」
ちなみにこの店ではパンと飲み物がメインであるが、野菜や魚系の軽食も頼むことが出来る。あと、現実のシスターにちなんで肉は無い。
さて、明久は何を頼むのだろう?
明久「僕は『聖水』と、付け合わせに『聖なる塩』で!」
その単語の組み合わせ、エロ過ぎる‼︎は、鼻血が……っ!
姫路「あ、明久君⁉︎な、何言ってるんですか⁉︎」
明久「どうしたの姫路さん?僕はただ単に水と塩を頼んだだけなんだけど?」
ムッツリーニ「………」ダラー
島田「土屋、鼻血‼︎」
葉月「だ、大丈夫ですかっ?」
ムッツリーニ「………へ、平気だ。………止血は慣れている。」
明久「あ、確かに僕の略し方だとムッツリーニが反応しちゃうように聞こえるね!」
ムッツリーニ「………俺はエロに興味は無い。」
明久「というか姫路さんは知ってたんだ。」
姫路「いいいいいや‼︎ここここれはたまたまクラスの男の子が話しているのを聞いて意味を調べちゃっただけで‼︎///」
嘘つけ。お前が割とスケベなのは日々の注文内容から既に把握してるからな。明久がトイレで用を足してる写真とか。
姫路「ととととにかく、注文は以上です!」
ムッツリーニ「………それでは注文を確認します。」
ということで俺はしばらく明久たちの相手をした。
明久たちが料理を食べて席を立とうとした時、俺はある事を思い出した。
ムッツリーニ「………少々お待ち下さい。」
明久「どうしたの、ムッツリーニ?」
そうして俺は………
ムッツリーニ「………玉野、あそこに明久がいるが、どうする?」
玉野「ホント⁉︎それじゃあ行く‼︎」
玉野を明久のところに呼んだ。
玉野「アキちゃん!」
明久「えっと、玉野さん?」
姫路「明久君に何の用でしょう、玉野さん?」
玉野「えっと、アキちゃんにはシスターのコスプレをして欲しいの‼︎」
もちろん狙いはこれだ‼︎
明久「へっ?いや、ちょっとそういうのは………」
島田「賛成!ウチも協力するわ!」
姫路「私もいいと思います!」
玉野「絶対似合うと思うよ!」
ムッツリーニ「………俺が女装してるんだからお前もしろ。」
俺1人だけだと恥ずかしいからな‼︎
明久「嫌だぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
葉月「あのっ、葉月も着たいです!」
ムッツリーニ「………任せろ!………ついでに島田姉と姫路もな!」
島田・姫路「「えっ?」」
明久「2人が着るならやってもいいかな〜w」
玉野「私からもお願い!」
島田「しょ、しょうがないわね〜。」
姫路「そ、そういう事なら私も着ましょうか!」
玉野「ありがとう!」
ということで俺は急いで島田妹の分の修道服を作った。
服を作ってる途中、俺は工藤と木下姉妹に話しかけられた。
工藤「ムッツリーニ君、それ美波の妹の分?」
ムッツリーニ「………もちろん!」
優子「なんか随分シスターが増えたわね………」
秀吉「これで楽できるんだからいいじゃろ。」
優子「確かにね。」
まあ学祭の出し物なので人件費はこの際気にしないでおこう。きっと気前のいい大学生のお姉さんたちが出してくれるはず!
島田妹の分の服を作り終わってちょっとだけ暇になったので、俺は廊下を眺めていた。すると………
霧島「…雄二、次はどこ行きたい?」
雄二「早く自由になりたい。」
霧島と、霧島に手枷をはめられた雄二が一緒に歩いていた。頼むからこの店には入って来ませんように…………。一応ベール(シスターが被る帽子)はさっきよりも深く被ったからばれにくくはなってると思うけど…………。というかなんでコイツらもチケット持ってんだ?お前らも抽選会に参加してなかっただろ。
霧島「…じゃあこの映像研って部活が作った、『地獄の黙示録・完全版』を観る。」
雄二「それよく見たら3時間23分あるじゃねえか‼︎」
霧島「…2回観る。」
雄二「おい待て、それ1日の授業より長いじゃねえか‼︎」
霧島「…授業で雄二に会えない分の、う・め・あ・わ・せ♡」
お・も・て・な・し、みたいに言うな‼︎
雄二「やっぱ帰る‼︎」
霧島「…今日は帰さない。」
雄二「な、なんだ翔子、それはぁぁぁぁ⁉︎」 バタン
霧島「…これでよし!」
霧島が雄二のことスタンガンで気絶させて映像研の部屋に行ってくれたおかげで、俺は事なきを得た。それと凄い物を作るな、ここの映像研は。恐らく中にも変人が多そうだから、手を出さないようにしとこ…………
しばらくした後、午前11時半になった。もう少ししたらお昼休憩か…………。頼むから変な客だけは来ないで…………
昂哉「すいませ〜ん!4人で!」
須川「しっかし、今日は暑いな〜。」
赤田爺「喉が渇いちまったわい。」
横溝「だな。」
欲しかったな…………。というか何故奴らが今ここに⁉︎約束の時間は午後1時のはずでは⁉︎
ということでムッツリーニが玉野に女装させられました。ムッツリーニのシスター姿は絶対に似合いますよね♪
ちなみに『食前のお祈り』の元ネタは炎炎ノ消防隊です。シスターカフェにしたのも炎炎が理由です。
さて、次回はいよいよ昂哉たちが登場です。9/26の12:00〜です。お楽しみに!
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