未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side 昂哉
ある日の放課後、俺はいつものFクラスのメンバーに加えて優子と一緒に集まっていた。ちなみに集めたのは俺だ。
昂哉「それじゃあ本日は………」
他7人「「「「「「「………」」」」」」」ゴクリ
今日は皆とある議論をするために集まってもらった。その議題とは…………
昂哉「『吉井明久の恋人問題』について議論する‼︎」
身近にある未解決問題だ。
雄二「これはかなりの難問だな。」
ムッツリーニ「………果たして俺達で解決できるか……」
島田「難しいわね………」
明久「皆僕のことバカにしてない⁉︎」
まあここは一つ、明久を励ましてやるか!
昂哉「だけどね明久、もしこの議論で解決策が見つかったら?」
明久「はっ………!」
姫路「明久君に………?」
島田「恋人が出来る………?」
明久「んんんんんんよっしゃあぁぁぁぁぁ‼︎」
喜んでくれたようで何よりだ‼︎
昂哉「テーマは決まったね。」
優子「それじゃあ解決法について論じるわね。」
秀吉「明久が恋人を作る方法かのぅ。」
そしてしばらく考えた結果、次の2つが思い浮かんだ。
1、金銭を用いる
2、力ずくで強引に
昂哉「この2つが妥当だね。」
雄二・ムッツリーニ「「そうだな。」」
明久「『告白する』って選択肢は⁉︎」
昂哉「それじゃあ………」
1、金銭を用いる
2、力ずくで強引に
3、相手を洗脳した後告白する
昂哉「これでいいかな?」
明久「3に余計な言葉がついてない?」
気のせいじゃないかな?そんな事を思ってると、
姫路「あの、雲雀丘君………」
姫路が発言した。
昂哉「何、姫路?」
姫路「犯罪行為を手段にするのは如何なものでしょう……?」
昂哉「確かに!」
秀吉「モラルに反するのぅ。」
明久「無いものに反するもクソもないでしょ。」
道を踏み外すのは確かにちょっと良くないね。そんな事を思ってると………
雄二「ならこの問題は、解決不可能という結論で。」
雄二が結論を出した。
ムッツリーニ「………やむを得ない。」
島田「解決手段が無いんだからね!」
明久「皆酷くない⁉︎」
まあ流石に結論を出すのは早すぎるよね〜。だから………
昂哉「それじゃあ議論のやり方を変えてみよっか!」
明久「変える?どうやって?」
昂哉「身近な人を取り敢えず挙げていって、その人との可能性を考えるんだよ!」
この方式に変える事にするね!
明久「なるほど!」
秀吉「確かにそれはいいのぅ。」
姫路「い、一理ありますね!」
島田「そ、そうね!」
雄二「だが昂哉、身近な人をとりあえず挙げる、って言ってもキリがなくないか?」
おっ!雄二がこの方法の欠点に気づいたみたい。でもそれを回避する方法ならある!
明久「確かにそうだね。」
優子「吉井の知り合いってだけでもかなりの人数がいるからね。」
昂哉「議題が多すぎる議論は混沌を生む。そこで俺は縛りを設けたいと思う!」
議題を限定するんだね!
ムッツリーニ「………なるほど!」
雄二「議題に挙げる人を絞るのか。」
昂哉「もちろん!」
恋人の候補を予め絞るのさ!
明久「確かに、それならかかる時間を減らせるね〜。」
秀吉「ところで、お主はどのような縛りをするつもりじゃ?」
昂哉「それはね………」
明久「…………」ゴクリ
もちろん……………
昂哉「議題に挙げるのは男性のみとする!」
性別縛りだ。
明久「ちょっと⁉︎僕はホモじゃないんだけど⁉︎」
雄二「ほう。この縛りはいいな。」
ムッツリーニ「………賛成!」
島田「アキってやっぱりそうだよね………」
姫路「男の子にしか興味無いですよね……」
明久「違うから‼︎それと、木下さんも昂哉になんか言ってあげてよ‼︎」
優子「素晴らしい議題ね。アタシの知識が役に立つわ。」
昂哉「優子は男性同士の恋愛における知識人だからね。」
秀吉「じゃな。」
明久「木下さぁぁぁぁん⁉︎」
優子が常識人だと思ったら大間違いだぞ!
明久「とにかくこの縛りは嫌だよ‼︎」
昂哉「じゃあ縛りをゆるくしてあげるね!」
明久「本当⁉︎」
昂哉「ではこれから議題に挙げるのは男性に加えて……」
まあ、ちょっとだけ優しくしてやるか!
昂哉「人間以外の女性も対象とする!」
これならいいでしょ!
明久「ちょっと⁉︎なんで人間だけ抜くのさ!」
雄二「安心しろ明久。人間以外の生き物でも、例えばゴリラなんかは人間に近いと言われてるからな。これでいいだろ。」
明久「ゴリラと付き合えと⁉︎」
昂哉「ではこれから議論を始めたいと思う!」
明久「始めるな!」
さて、明久に相応しい人を決めようじゃないか‼︎
ーーーーー1人目ーーーーー
昂哉「ではまず基本で王道の、坂本雄二からいこうと思う。」
最初は簡単なヤツからだよね!
ムッツリーニ「………意義なし!」
島田「アキってやっぱり坂本の事が………」
姫路「やっぱりそうなんですね………」
雄二「おい!誰が基本で王道だ⁉︎どう考えても邪道だろ‼︎」
明久「そうだよ!僕は雄二なんかと付き合いたくない!」
昂哉「ではまず専門家の意見を伺うか。優子、よろしく!」
優子「はい!」
秀吉「姉上が生き生きしておる………」
さて優子、お前の力を見せてやれ!
優子「この2人は1年の時からクラスが一緒であり、共にライバル同士として有名だよね。」
雄二「ライバルというより敵だがな。」
明久「だね。」
優子「だがお互いを憎いと思っていた存在が、片方が居なくなった時にふと気付かされるの!アイツのいない人生なんてつまらないな、と!」
雄二「んなわけねえだろ‼︎」
明久「むしろ清々するよ‼︎」
優子「そして互いの存在の重要性に気づき、お互いの事を好きだと気付く!嫌よ嫌よも好きのうち!そして2人はケンカをしながらもくっつき合うという、王道なケンカップルになっていくの!ね、凄いカップルでしょ⁉︎」
昂哉・ムッツリーニ「「その通り‼︎」」
流石優子。この手の話題になると口が止まらない!
雄二「ならねえよ!」
明久「昂哉、自分の彼女でしょ⁉︎なんとかして!」
昂哉「嫌。」
これが優子だからね。
昂哉「それで優子、攻めと受けについてはどう考えてるの?」
優子「このカップルの凄いところは状況に応じて攻めと受けが逆転するところ!どちらかの役割に固執する事なく両方になれる、王道でありながら完璧であるカップルなのよ‼︎」
攻守についても素晴らしい意見をお持ちなようで!
昂哉・ムッツリーニ「「おお!」」
明久・雄二「「アホか‼︎」」
秀吉「息もぴったりじゃしのぅ……」
姫路「やっぱり王道には勝てませんね………」
島田「完璧すぎるわ………」
明久・雄二「「どこが⁉︎」」
昂哉「それでは、ひとまず雄二は置いといて、次の人物に移ろうか!」
さてと、次行くぞ!
ーーーーー2人目ーーーーー
昂哉「では次はちょっとした変化球、土屋康太ことムッツリーニについていこうと思う!」
まあ超変化球よりは少しずつ変えてくのがいいよね!
雄二「おお、それはいいな。」
ムッツリーニ「………ちょっとどころか超変化球だろ‼︎」
明久「僕からすれば全部変化球だよ‼︎」
島田「確かに、強力な候補ね……」
姫路「土屋君も侮れません………」
昂哉「では優子、意見を!」
優子「はい!」
秀吉「さて、姉上は何を言うのか……」
楽しみだね!
優子「この2人はさっきの坂本と比べて仲の良い友達ということになるわ。」
明久「たまに喧嘩するけどね。」
ムッツリーニ「………だな。」
優子「だから程よい距離感のカップルに思われるよね。」
昂哉・雄二「「確かに………」」
島田・姫路「「なるほど………」」
明久・ムッツリーニ「「いや、違う!」」
雄二の時との相違点を述べたのね。いい議論の仕方だ。
優子「でもこの2人は、ある秘密の趣味で繋がってるのよ!」
明久「秘密の趣味?エロ写真のやり取りとか?」
ムッツリーニ「………俺はエロに興味は無い。」
優子「いいや違う。それは…………女装よ‼︎」
なんと!それは考えてなかった‼︎流石優子‼︎
昂哉「おお!」
雄二「素晴らしい発見だ‼︎」
姫路「確かにそうですね………」
島田「シスターカフェの時とかまさにそうね。」
明久・ムッツリーニ「「違えよ‼︎」」
優子「女装は中々人に話せない趣味………しかしお互いが秘密の趣味を持つ者と知ったとき………その心の縮まり具合はハンパないわ‼︎秘密を知る者、そして同志同士親密になっていくのよ‼︎」
昂哉・雄二「「おお‼︎」」
島田・姫路「「確かに………」」
明久・ムッツリーニ「「ならねえよ‼︎」」
理由も含めて天才だと思うよ、コイツ。
優子「ちなみに吉井が攻めで土屋の方が受けだと思うわ。なんせ土屋はムッツリだから。土屋は興味無いと否定するけれども、それを吉井が攻め立てる!口は嫌がってるけど、身体は正直なんでしょ、ってね!」
雄二「素晴らしい。」
明久「ねえ昂哉、木下さんをなんとかしてくんない?」
ムッツリーニ「………キャラの壊れ方が尋常じゃない。」
昂哉「いや、腐女子も込みで優子だから。」
秀吉「そうじゃの。」
明久・ムッツリーニ「「ええ………」」
昂哉「んじゃ、次行くよ!」
さてと、3人目は誰かな?
ーーーーー3人目ーーーーー
秀吉「雄二にムッツリーニときたら、次はワシかのぅ?」
秀吉だと⁉︎それは違う事を説明してやる!
昂哉「いや、秀吉はそもそも議論の対象ではない!」
秀吉「何故じゃ⁉︎ワシは男じゃぞ⁉︎」
明久「いいや、女の子じゃない?」
昂哉「いや、そのどちらでもない。最近秀吉専用の風呂やトイレを見てみると分かる通り、秀吉は第三の性別、『秀吉』だ!」
秀吉「なんじゃそれは⁉︎」
合宿所だけでなく、学校のそこら中に出来てるよ!
雄二「確かに、男性でないのなら対象外だな。」
ムッツリーニ「………昂哉の意見はもっともだ。」
明久「僕も納得したよ!」
島田・姫路「「確かにそう(です)ね。」」
昂哉「ということで、次行くよ〜。」
優子「ええ…………」
秀吉をうまく対象外に出来たところで、次だ‼︎
ーーーーー4人目ーーーーー
昂哉「んじゃ次は、俺かな?」
まあ自分も入れておかないとね。
雄二「あれ、素直に入れるんだな。」
ムッツリーニ「………意外。」
昂哉「まあまともな議論にならないと思うけどね〜。」
明久「それって最初からじゃ………」
島田「いや、雲雀丘は坂本に次ぐ候補なんじゃない?」
姫路「坂本君の時みたいなケンカップルでしょうか?」
昂哉・明久「「違えよ‼︎」」
雄二と俺は別物でしょ!
昂哉「まあ、とりあえずここは専門家の意見を聞くか〜。優子、何かある?」
優子「えっと、昂哉と吉井………」
姫路「優子ちゃん、自分の気持ちを正直に言っていいんですよ?」
なんだと⁉︎姫路は優子に何を言わせるつもりなんだ⁉︎
優子「正直って………」
島田「優子ったら、照れてもいいからちゃんと言うのよ!」
姫路「議論なんか無視しちゃいましょう!」
秀吉「そうじゃ姉上!自分の気持ちを正直に言うのじゃ!」
何この流れ⁉︎意味不明なんだけど⁉︎いったい優子に何を言わせようとしてるんだ………
優子「た、昂哉は吉井とじゃなくてアタシとがいい……///」
おい‼︎そう言うことかよ‼︎
秀吉・島田・姫路「「「おお‼︎」」」
昂哉「優子!ちゃんと意見を……」
明久「よく言った木下さん‼︎安心して!僕は昂哉なんて要らないから!」
雄二「確かに、木下は昂哉の彼女だもんな。」
ムッツリーニ「………議題に挙げてすまなかった!」
昂哉「何この流れ⁉︎おかしくない⁉︎」
雄二「では次に行こう。」
なんか俺だけ優子が照れたせいで議論が無くなったんだが⁉︎
ーーーーー5人目ーーーーー
昂哉「え、えっと、次は俺の兄2人、雲雀丘力哉と克哉だね。」
兄貴たちは明久の事を気に入ってるからね!
明久「いや、その2人を挙げるの⁉︎」
雄二「清涼祭で明久の事を気に入ってたからな。」
島田「確か恋人って言ってたっけ?」
昂哉「うん!」
明久「違うから‼︎あっちはそうでも僕にとってはマジで違うから‼︎」
昂哉「んじゃ優子、お願い!」
優子「任せて!」
優子はあの2人とも幼馴染みだからね。さて、何を言うのか………
優子「この2人は吉井のお兄さん的なアプローチが考えられるわね。まだ男同士の味を知らない吉井に優しく手ほどきしてあげる、という意味でね。」
昂哉「よかったね明久!俺の兄貴に色々と教えてもらえるんだよ!」
雄二「年上に教えてもらえんのか。」
明久「嫌だよ‼︎僕は教えられたくないよ‼︎」
なるほど!同級生では出来ないようなアプローチに着目したわけね!
優子「ただ吉井も次第に色々と覚えていって、やがて自分から攻めるようになってくる。吉井の成長が見られる、という意味では面白いカップルね。」
島田「アキが今より成長しちゃうの………?」
姫路「明久君………」
明久「いやしないからね‼︎絶対‼︎」
俺は見てみたいな〜。明久が成長した姿を。
優子「ただ一つ欠点があるの。それを昂哉、教えてあげて頂戴。」
昂哉「了解!」
明久「いや、一つどころの話じゃないんだけど………」
確かに。やっぱりあの点がちょっと問題だよね!
昂哉「奴らは歌舞伎町の守護神と呼ばれているのさ!」
ムッツリーニ「………守護神?」
雄二「守り神ならむしろ良くないか?」
明久「確かに。頼りになりそう。」
秀吉「守護神って言うのは『守備範囲がとてつもなく広い』という意味じゃ。」
雄二「それ言ってる事……ってまさか⁉︎」
昂哉「そう、そのまさか。奴らの守備範囲は老若男女、この世の全ての性癖に渡っていると言われている。」
明久・雄二・ムッツリーニ「「「はぁ⁉︎」」」
還暦過ぎた爺さんに欲情する男は多分あの2人くらいじゃないかな?
優子「だからお気に入りの子も結構多いのよね。」
昂哉「常夏コンビとかがいい例だね。」
優子「それ故に、吉井は彼らにとっての1番になりにくい。ある程度以上は関係が進みにくい、というのが欠点だね。」
明久「むしろ利点なんだけど………」
昂哉「ということで、兄貴たちは問題の残る形だけど、次に行こうと思う!」
まあこれ以上議論してもアレだからね。
ーーーーー6人目ーーーーー
姫路「明久君の周りにいる男子ですと、他には久保君ぐらいでしょうか………?」
島田「そうね。」
雄二「姫路に島田、それだけはまずい。」
昂哉「パンドラの箱は開けない方がいいからね。」
ムッツリーニ「………奴は禁忌の存在。」
優子「触らぬ神に祟りなし、ね。」
秀吉「とりあえず次に行くのじゃ。」
明久・島田・姫路「「「えぇ………」」」
セーフ‼︎危うく全てがバレるところだった………
ーーーーー7人目ーーーーー
昂哉「では次はどうしようか?」
雄二「もうあらかた出尽くしたか。」
ムッツリーニ「………あとは………」
もうネタが無いんだよね。そんな事を思ってると……
優子「ちょっと視野を広げてみるとか?例えば………」
視野ね〜。確かに広げた方が良さそう。例えばだと、次はじっちゃんとかかな?それとも他の人かな?そんな事を思ってると………
優子「担任の西村先生とか?」
明久「いやいやいやいや‼︎それは……」
昂哉・雄二・ムッツリーニ「「「それだ‼︎」」」
優子が凄い事を言った。やはり奴は腐女子界の天才なのでは⁉︎
雄二「鉄人は厳しいが話の分かる人間だ。それになんと言っても面倒見がいい。」
ムッツリーニ「………そして、強いから明久を守れる!」
昂哉「更に、勉強も出来るから全教科教えられるしね!」
秀吉「とても頼もしいのぅ。」
明久「確かにそうだけどさ‼︎」
姫路「スタイルもいいですし………」
明久「それはバランスよく筋肉をつけてるだけでしょ‼︎」
島田「胸も大きいし………」
明久「それはただの胸筋‼︎」
どう考えてもメリットだらけじゃないか‼︎
優子「これは決まりね。」
昂哉「ということで、吉井明久の恋人は西村先生に決定したいと思います‼︎」
明久「おい!ちょっと‼︎」
昂哉・明久以外「「「「「「意義なし‼︎」」」」」」
明久「そんなぁぁぁぁぁぁ‼︎」
ということで、明久×鉄人がベストカップリングだという結論が得られました!これにて議論は終了です!ご静聴いただき、誠にありがとうございました!
という事で吉井明久の恋人に関するグループディスカッションでした。優子が珍しくボケまくる話が書きたくてこうなりました。趣味オープンになった優子による熱い腐女子トークは如何だったでしょうか?
さて、次回は何の話をやるのでしょうか?お楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。