バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第四十六問 入れ替わってる〜⁉︎

  side 昂哉

 

 ある朝、俺は登校してくると、

 

秀吉「な、なんじゃ昂哉、明久?」

 

 ある違和感を覚えた。

 

明久「なんかいつもと違うような……?」

 

 明久も意外と気づくんだね。普段は鈍感なくせに。

 

秀吉「き、気のせいじゃろ?」

明久「いつもはもうちょっと可愛いような……」

昂哉「それな‼︎」

秀吉「えへへへへ!」

 

 ただ明久は確信には至ってないようだ。だが俺は分かる。この違和感の正体が‼︎

 

昂哉「秀吉、ちょっと屋上に来てくれない?2人きりで話がしたいんだ!」

秀吉「い、良いぞい!」

明久「昂哉、僕も混ぜろ……」

昂哉「ダメ!これは優子絡みの話だから!」

明久「そうか!それなら僕は教室で待ってるね!」

昂哉「よろしく〜。んじゃ秀吉、行くよ!」

秀吉「わ、分かったのじゃ!」

 

 こうして俺は明久の説得に成功し、屋上に行った後、秀吉…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂哉「んで、どういうつもりなの、優子?」

 

 のフリをした優子に話しかけた。

 

優子「やっぱり昂哉は気づくよね………」

昂哉「なんたって殺気とか可愛らしさとか、そういうのが全然違うからね!」

優子「あっそう。そりゃど〜も。」

 

 前にも言った通り、拗ねるなら怒らないようにすれば良いのに‼︎まあそれは置いといて、本題に入るとするか〜。

 

昂哉「んで、なんでこんなことしてんの?」

優子「えっと……」

久保(盗聴)『クラスメイトに同志がいると分かっただけでも心強いよ。』

 

 ん?

 

昂哉「ねえ、今の何?」

優子「秀吉に付けた盗聴器。今アイツとアタシは入れ替わってるの。」

 

 優子と、秀吉が、入れ替わってるぅぅぅぅ⁉︎

 

昂哉「前前前世から僕は♪」

優子「その歌はさて置き、この盗聴器はアイツが変な事しでかさないように付けたのよ。」

昂哉「ちなみに本人の許可は?」

優子「とってあるわ。」

昂哉「ならいっか。」

 

 まあ秀吉は可愛いけどおバカちゃんだからね。失言はしそう………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久保(盗聴)『まさか木下さんも、同性の恋愛に興味があったとはね。』

優子「昂哉、秀吉のとこ行くわよ‼︎」

 

 ん?優子は今の言葉の何に反応したんだ?よく分からんけどとりあえず合わせとくか。

 

昂哉「ほ〜い!」

 

 ということで、俺たちはAクラスの教室に走って行った。

 

 

 

 

 

 そして早速教室に着くと………

 

昂哉「Hello, Yuko!」

秀吉(CV.優子)「あ、姉上‼︎ちょっとよろしいかのぅ‼︎」

優子(CV.秀吉)「秀吉に昂哉?どうしたのかしら?」

秀吉(CV.優子)「いいから早う‼︎」

久保「?」

 

 優子のフリをした秀吉を屋上に連れ出した。

 

 

 

 

 屋上に着くと、早速優子は秀吉に詰問し始めた。

 

優子「秀吉。なんの話をしていたのか、教えてもらおうかしら?

秀吉「たわいのない雑談じゃが……」

優子「何の話をしてたらアタシが同性の恋愛に興味があるって事になるのよ‼︎」

昂哉「BLの話じゃないの?」

秀吉「その通りじゃが………」

優子「それとこれとは別よ‼︎あれじゃあアタシの恋愛対象が女の子みたいじゃないの‼︎」

 

 あっ、そう言うことね!

 

昂哉「そうか、優子は百合だったのか!なら邪魔してすまない‼︎俺は別れてあげるとするよ♪」

優子「違うって言ってんでしょ‼︎」

秀吉「ま、まあとにかく、次は頑張るのじゃ‼︎」

優子「頼んだわよ。」

 

 ということで、俺たちは秀吉を送り返した。

 

優子「上手く行くかしら?」

昂哉「どうだろうね?」

 

 しばらくすると、

 

霧島(盗聴)『…優子、スカートめくれてる。』

 

 早速やらかした。

 

優子「あのバカ‼︎何してんのよ‼︎」

昂哉「まあまあ、うっかりってこともあるじゃない?」

優子「そ、そうしとくわ。」

 

 まあ、コレでいいでしょう!

 

優子(CV.秀吉)(盗聴)『でも、大丈夫なの!』

 

 え?大丈夫?どう言う事?

 

霧島(盗聴)『…いや、でも………』

優子(CV.秀吉)(盗聴)『だって………』

 

 だって…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子(CV.秀吉)(盗聴)『今日はきちんと下着を穿いてるもの♪』

 

 えっ?

 

昂哉「ゆ、優子って普段ノーパンなの……?」

優子「なわけないでしょ‼︎」

 

 だ、だよね〜。

 

優子「とにかく、秀吉を連れてくるわよ‼︎」

昂哉「ほ〜い。」

 

 ということで俺たちはAクラスの教室に再び行って秀吉を連れ戻し…………

 

優子「何か言い訳は?

 

 詰問した。

 

秀吉「じゃからアレはスパッツを穿いてるという意味で……」

優子「だ〜か〜ら〜‼︎」

昂哉「あれじゃあ普段優子がノーパンで過ごしてる事になるよね〜。」

秀吉「なんと⁉︎昂哉は姉上がノーパンで過ごす事をご所望なのか‼︎」

 

 はい⁉︎

 

昂哉「なわけないでしょ‼︎」

優子「殺すわよ、秀吉?

秀吉「す、すまないのじゃ!」

優子「とにかく、スカートに気をつけて過ごしなさいね‼︎」

秀吉「じゃ、じゃが姉上のスカートはやたらとウエストが緩くて……」

 

 でしょうね。

 

優子「あのねえ………」

昂哉「いや、当たり前でしょ。秀吉は生物学的には男だからね。むしろ体格が同じ双子なら、男の方がウエストが細くて当然なはず。女の子は出産とかがあるから、ウエストはある程度必要だからね〜。」

優子「そ、そうなのね………」

 

 ごめん、若干怪しいかも………。でも確かコレで合ってるはず。

 

秀吉「と、とにかく気をつけるのじゃ‼︎」

優子「そうしてね。」

昂哉「俺的にはもっと優子が変態扱いされていいと思うんだけど〜w」

 

 ここぞとばかりの仕返しだ‼︎

 

優子「アタシは嫌よ‼︎」

秀吉「なんと⁉︎昂哉は姉上が変態の方が好みなのか‼︎ならワシも………」

優子「ひ〜で〜よ〜し〜?」

秀吉「じょ、冗談じゃ!とにかく頑張るぞい!」

昂哉「ファイトー!」

 

 秀吉の頑張るぞいポーズが可愛かったのはさておき、アイツの今後の活躍に期待しましょう!

 

 

 

 

 そしてしばらくすると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横溝(盗聴)『よ、横溝浩二です!木下さん、す、好きです!ひ、雲雀丘なんかじゃなく、こ、この俺と付き合って下さい‼︎』

 

 なんかとんでもない事になった。というか奴め、秀吉にフラれたからって優子に告りやがったな‼︎でもちょうどいい‼︎これはチャンスだ‼︎

 

優子「えっ、えっと………」

昂哉「秀吉、頼む‼︎その告白を引き受けてくれ‼︎そして俺を自由にして欲しいんだ‼︎」

優子(CV.秀吉)(盗聴)『ごめんなさい。気持ちは嬉しいんだけど……』

昂哉「秀吉ぃぃぃぃぃぃ⁉︎」

 

 ああ………目前にまで迫った俺の自由が無くなった……………

 

横溝(盗聴)『じゃあ、好みのタイプを教えて下さい‼︎』

優子(CV.秀吉)(盗聴)『ごめんなさい。アタシ………』

 

 もしや俺にしか興味は無いって言うのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子(CV.秀吉)(盗聴)『酒臭いおじさんにしか興味は無いから♪』

 

 気がついた時には、俺たちは秀吉を連れ出していた。

 

秀吉「何かおかしいのかのぅ?」

優子「秀吉‼︎アタシは昂哉が好きなだけであって、酒臭いおじさん自体が好きなわけじゃないわよ‼︎」

昂哉「それに、俺は酒臭いおじさんじゃない‼︎」

秀吉「姉上の言い分はともかく、正直昂哉の言い分は否定出来んぞい。」

 

 えっ?嘘でしょ⁉︎言い返してやる‼︎

 

昂哉「はぁ⁉︎たった3つ上でしょ⁉︎それに、そこまでお酒は飲んでないからね‼︎だから勘違いしないで♪」

秀吉「そうは見えんからのぅ。それに、ワシらから見たら浴びるように飲んどるがな。いつも臭くて臭くてたまらないぞい。」

 

 クソ、コイツめ‼︎

 

昂哉「秀吉、やけに今日は喧嘩腰だね?

秀吉「前々からお主には言いたい事が山ほどあったからのぅ。

昂哉「ほう、それは?

 

 ちゃんと聞いてやろうじゃないか‼︎

 

秀吉「いい加減ワシを男として認めるのじゃ‼︎あとセクハラをやめて欲しいのじゃ‼︎」

 

 なるほど、そんな事だろうと思ったよ!

 

昂哉「やだね♪」

秀吉「それならワシは今後一切お主と話さんぞい‼︎」

 

 えっ?

 

昂哉「ちょっと秀吉⁉︎そんな酷い事を言わないでよ⁉︎」

秀吉「…………」

昂哉「秀吉、返事して‼︎」

秀吉「…………」

 

 うっ………無言が1番困る…………

 

昂哉「わ、分かった‼︎分かったから‼︎お前は立派な1人の男です‼︎見た目が可愛いだけの男です‼︎この間卒業した立派な男の子です‼︎そして俺は女の子が恋愛対象です‼︎だから今後一切セクハラをしません‼︎これでいい⁉︎」

秀吉「良いのじゃ♪」

昂哉「やったぁぁぁぁ‼︎」

 

 よし!これで秀吉と仲直りが出来たぜ‼︎

 

優子「あの、今はアタシの話じゃなかったっけ?」

 

 そう言えばそうだってね。

 

昂哉「すまんすまん。で、女の子好きでノーパンでアル中のおじさんがタイプな優子はどうしたの?」

優子「アンタマジでぶっ飛ばすわよ?」

昂哉「ごめんなさい。」

秀吉「はてさて、姉上は何故そんな誤解をされておるのじゃ?」

優子「全部アンタのせいよ‼︎」

秀吉「す、すまないのじゃ。」

優子「とにかく、今後一切変な事は言わないでよね‼︎」

秀吉「わ、分かったのじゃ……」

 

 そう言って秀吉は教室に戻って行った。

 

 

 

 

 

 それにしても、優子がここまでこだわるとは………。何か隠したい事でもあるのかな?だとするとチャンスだ‼︎普段はほとんど無い優子への復讐の機会、逃してたまるか!

 

昂哉「んで、なんでこんな事してるの?」

優子「昂哉の監視♪」

昂哉「それ俺に気づかれちゃあ意味ないよね?」

優子「あっ………えっと………」

 

 俺が気づくのは優子も知ってるはずだからね。

 

優子「た、たまには一緒に過ごしたくて………」

昂哉「勉強真面目になったお前が授業をサボってまでする事なのかな?」

優子「あっ………」

昂哉「正直に言って欲しいな〜。じゃないと俺全員にバラしちゃうよ〜♪」

優子「そ、それはやめて!分かった!ちゃんと話すから!」

昂哉「初めからそうすれば良かったのに〜w」

 

 よしよしよし!その事情とやらを聞いてやろうじゃないか‼︎それにしても、復讐って気持ちいいね〜♪

 

昂哉「んじゃ、説明よろしく〜。」

優子「実は高橋先生から学園のプロモーションの撮影を頼まれててさ………それでアタシが校歌を歌う事になったの……」

昂哉「んで自分は音痴だから秀吉に入れ替わるよう頼んだわけ?」

優子「うん………」

 

 なるほどね〜。

 

昂哉「あはははははは‼︎やっぱり優子はバカだね〜w」

優子「ちょっと昂哉⁉︎ぶっ飛ばすわよ‼︎」

昂哉「音痴なんだから素直に断れば良いのに〜w」

優子「だ、だって!アタシは学校ではなんでも出来る優等生を演じてきたじゃない⁉︎だからここで引くわけにはいかないの‼︎」

昂哉「見栄っ張りなんかしてもろくな事ないのに〜w。後でバレたらどうすんの〜w」

優子「うるさい‼︎そんなのバレなきゃいいの‼︎」

 

 チャンスチャンスチャンスチャンス‼︎日頃の仕返しだ‼︎

 

昂哉「別になんでも出来る人なんて居るわけ無いのにな〜w」

優子「で、でも………」

昂哉「隠し続けたボロは後になればなるほど、バレたときのデメリットが大きいと思うよ?」

優子「そ、そんなのバレなきゃいいじゃない‼︎」

昂哉「そんなのは理想論。いつかはバレるさ。それに、実際なんでも完璧な人が居たら妬まれるのは当然だし、妬んだ人によってバラされるリスクがかなりあるよね〜。」

優子「そ、それは………」

昂哉「だから苦手な事は素直に言うの!人は誰しも向き不向きがあるから!それに、自分をよく見せようと嘘で塗り固めてる人は俺は嫌いだな〜。」

優子「わ、分かったわよ………。先生に全部話すから………」

昂哉「それでよし‼︎ま、俺もそん時はついて行くから安心して!もしそれで何か先生が言うようなら言い返してやるから!」

優子「ありがとう……///」

 

 理解してくれたようで何よりだ‼︎

 

昂哉「ふぅ、日頃の仕返しになったぜ!」

 

 ヤベ、本音と建前が入れ替わってるぅぅぅぅ⁉︎

 

昂哉「前前前世……」

優子「アンタねえ⁉︎」

昂哉「ごめんごめん!あと、嘘は言ってないから!」

 

 コレはホントだよ。

 

優子「まあ、それくらいは分かってるわ。んで、今から先生のとこ行く?」

昂哉「そうした方がいいね〜。」

優子「分かったわ。」

 

 ということで、俺たちは高橋女史のところに向かう前に………

 

昂哉「ねえ優子、入れ替わり解除した方が良くね?」

優子「確かに………」

 

 秀吉を屋上に呼びつけた。

 

秀吉「今度はなんじゃ、お主ら?」

昂哉「簡単に言うと、入れ替わりはもうやめていい、って話。」

秀吉「えっ⁉︎まさか姉上が歌うのかのぅ⁉︎」

昂哉「いや、高橋先生に頼んで秀吉に普通に歌わせる事にした。」

優子「それで、今からその交渉に行くの。」

秀吉「どういう心変わりがあったのかは知らぬが、まあいいじゃろう。」

優子「秀吉、アタシの迷惑に付き合ってくれてありがとね。」

秀吉「素直にお礼を言われると照れるのぅ……///」

 

 あぁ^〜、秀吉ったら、可愛いんだから♪

 

昂哉「結婚してくれ、秀吉。」

 

 ヤベ、つい本音が………

 

秀吉「お主、言う相手を間違えとるぞい。」

昂哉「ごめんごめん!それはさておき、早く着替えて先生のところへ行こうぜ!」

優子「秀吉もついてきてくれるかしら?」

秀吉「もちろんじゃ!」

 

 ということで、俺は2人の着替えを待った後、高橋女史のところに向かった。

 

 

 

 

 

 職員室にある先生の机のそばに着くと、早速俺たちは先生に話しかけた。

 

昂哉「先生、お忙しいところ失礼しま〜す。」

優子「失礼します。」

秀吉「失礼するのじゃ。」

高橋「なんでしょう、雲雀丘君たち?もしかしてこの間のドライブデートの感想でしょうか?」

昂哉「あん時はよくもやってくれましたねぇ‼︎お陰でめちゃくちゃ疲れましたよ‼︎」

秀吉「LINEのトプ画を2人のツーショット写真にするほど楽しんだ、という意味じゃな。」

昂哉「秀吉、余計な事は言わないの‼︎」

高橋「それはそれは楽しんで頂けたようで。教師としても生徒の恋愛を応援できた事を誇りに思います。」

 

 コイツもっぺん酒で潰してやろうかな?

 

 それはともかく、本題を話さないと!

 

昂哉「まあそれはさて置いて、プロモーションビデオの事で木下姉弟から話があるそうです。」

優子「は、はい!」

高橋「プロモーションビデオの件ですか。木下さん、そんなに緊張しなくて大丈夫ですよ。貴方なら大丈夫です。」

優子「いや、その………実はアタシ歌が苦手で………。あの時は見栄を張って受けちゃったんですけど………その………今更なのですが降りさせていただきたいと思ってまして………」

 

 すごく言い難そうに優子が言ってる。まあ気持ちは分かるけどね。

 

高橋「そうは言われても………困りましたね………」

秀吉「そこで代わりにワシが歌おうかと思ってのぅ。」

高橋「まあ確かに。貴方はオペラをこなすほどの実力がありますからね。」

 

 えっ?

 

昂哉「あの、それ知っててなんで秀吉に頼まなかったんです?」

 

 普通それなら秀吉に頼むはずだからね。

 

高橋「彼は歌唱力は抜群ですが、成績や授業態度があまりよろしくありませんからね。」

秀吉「うっ…………」

昂哉「なるほど〜。」

高橋「それで、学校の顔にするには少しどうかと思ったので、代わりに成績が優秀で社交性にも富んだ木下さんに頼んだわけです。双子なら同じく歌唱力もあると思ったのですが、どうやら私の早合点だったようですね。」

 

 あ、そう言うことね!納得しました!

 

優子「すいません………」

昂哉「なるほど、知らなかったんですね!それなら仕方ないです!」

高橋「こちらこそすいません。ではプロモーションビデオは弟の秀吉君に頼む事にしましょう。出来ますか?」

秀吉「もちろんなのじゃ!」

高橋「分かりました。では木下君はプロモーションビデオの撮影をお願いします。」

優子「お願いね、秀吉。」

昂哉「よろしく〜。」

秀吉「分かったのじゃ!」

 

 ということで、万事解決です!やったね!

 

高橋「それと、残り2人は幸せな家庭の構築をお願いします。」

 

 はぁ?

 

昂哉「先生‼︎さらっとヤバいこと言わないで下さいよ‼︎」

高橋「えっ?別に普通の事だと思うのですが……」

昂哉「全然普通じゃない‼︎」

秀吉「ワシからもお願いするのじゃ!」

昂哉「断る‼︎それじゃあ失礼しま〜す‼︎」

優子「し、失礼します………///」

秀吉「失礼するのじゃ。」

高橋「は〜い。」

 

 この女については、今度先生方の飲み会に俺が乗り込んでボコボコに潰してやろう。そう思った日だった。

 

 

 

 

 

 その日の放課後、俺と優子は………

 

秀吉「♪♪♪♪♪」

 

 プロモーションビデオの撮影で校歌を歌う秀吉を離れたところから見ていた。

 

優子「相変わらず上手いわね〜。」

昂哉「だね〜。流石秀吉!」

優子「だよね。なんでアイツに出来てアタシは出来ないんだろう……」

 

 優子のその発言はダメだからしっかり言ってあげないと。

 

昂哉「優子、それは酷いと思うよ。」

優子「えっ?な、なんで?」

昂哉「だって、秀吉が出来ることは自分にも出来るって言う前提がおかしくない?」

 

 それって秀吉の事を見下してる事になるよね。

 

優子「そ、それは………双子だから………頑張ればアタシも出来るようになると思って………」

昂哉「双子だからと言って得意不得意はあるでしょ。優子に出来ないことが秀吉に出来るのはあって当然だし、逆もまた当然だよ。」

優子「そ、そうだね………ごめん、秀吉………」

昂哉「分かればいいのさ!」

 

 素直に反応してくれて何よりだ!そんな事を思ってると………

 

 

ドサッ

 

 

 何かが落ちた音がした。

 

昂哉「う〜んと、コレは……?」

優子「アタシの財布ね。拾ってくれてありがとう。」

昂哉「ど〜も……ってめっちゃレシート入ってるじゃん!」

優子「あっ………す、捨て忘れた………」

 

 相変わらず片付けるのが苦手…………ってこのレシートは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カラオケのレシート?しかも1人で?これも、これも、これもそうだ。何枚も入っている。優子は自分なりに歌えるように努力してたのか………。それでもダメだったから急遽秀吉に入れ替わるよう言ったわけか…………

 

昂哉「優子。」

優子「な、何⁉︎こ、今度こそちゃんと片付けるから!」

昂哉「まあそれはさて置いて、優子も優子なりに頑張ってたんだね!」

優子「えっ?い、いや、その………」

昂哉「さっきは頭ごなしに否定してごめんね!優子が自分なりに努力してるの知らなくてさ………」

優子「で、でもダメだった事に変わりはないし……」

昂哉「それはそうかもだけど、人知れず努力を重ねてたのは凄いと思うよ!しかもそれを言い訳にしないどころか一切言わないでさ!本当に凄いよ!」

優子「い、いや……でも……」

昂哉「そういうとこ、好きになったよ!」

優子「あ、ありがとう……///」

 

 いつも側にある人の凄さを知れたと同時に、偉そうに説教垂れてた自分が恥ずかしくなった、そんな日だった。




 ということで、双子入れ替わりの話でした!最後は原作と大きく変えてみましたが、如何だったでしょうか?

 さて、次回から期末テスト編になります。10/25の12:00〜です。お楽しみに!

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