未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
第四十七問 来訪者
side 昂哉
週末のある日、俺は明久の家で格闘ゲームをしていた。
昂哉「クソ!明久はやっぱりゲームが強いね‼︎」
明久「はっは〜ん!お金の全てをゲームに費やしてる僕をナメるんじゃない‼︎」
そう言う明久の腕前は確かなものだ。この間雄二&ムッツリーニ&秀吉&俺の連合軍で明久1人をボコろうとしたが、全員返り討ちに遭ったのは鮮明に覚えている。
昂哉「あ〜もう!また負けた!」
明久「昂哉ったら、少しはギャンブルに使う金を減らしてゲームに費やしたら〜?」
昂哉「俺は将来ギャンブルで稼ぐと決めたのさ!だからそこへの投資は妥協しない!」
明久「さ、流石………」
ちなみに大学に行く気も就職する気もございません!ニートがやっぱり最強だからね!なんせ俺は自由が好きだから!
そんな事を思ってると…………
ピンポ〜ン
インターフォンが鳴った。
昂哉「明久、宅配でも頼んだの?」
明久「いや、そんなはずは無いんだけど………」
昂哉「なら全裸の人が助けを求めて来たんじゃね?」
明久「それは昂哉でしょ。」
昂哉「懐かしいなぁ。」
あの時は明久に殴られた挙句、締め出されて優子を呼ばれたんだっけ。酷い話だよね。
明久「まあとにかく、出てくるよ。」
昂哉「ほ〜い。」
そう言って明久はドアへと向かった。
そして明久がドアに近づき、
明久「は〜い。」ガチャ
ドアを開けると…………
千華「隣に住んでるんだけど、アンタらうっさい………って雲雀丘と吉井⁉︎」
タバコを吸ってるビッ千華が居たので、俺もドアまで走ってきた。
明久「うわっ、ビッ千華先輩⁉︎」
昂哉「マジだ‼︎ビッ千華じゃん……ってタバコキツいな‼︎」
千華「アンタらにも吸わせてあげようか?」
昂哉「俺はともかく明久は犯罪だからね。」
千華「別にコイツが捕まろうと知ったこっちゃ無いわ。」
明久「うわぁ、クズだ‼︎紛れもないクズだ‼︎」
昂哉「あとビッ千華、お前も捕まるからな。」
千華「それは御免ね。」
俺たちを目の前にしてもタバコを吸うのをやめず、堂々とクズ発言をする。それでいて自分の危機だけにはしっかり対応する。流石としか言いようがない。
明久「というか、先輩隣に住んでたんですね。」
千華「悪い?」
昂哉・明久「「悪い。」」
千華「はぁ⁉︎何よそれ‼︎」
だってこんな性悪女が隣に住んでたら嫌じゃん。
昂哉「というか俺たちの声って気づかなかったの?もう何回も来てるけど………」
明久「普通は気付きますよね?」
千華「今まではバイトが忙しくてあまり家に居なかったのよ。」
昂哉「嘘でしょ⁉︎お前働けるの⁉︎」
コイツのことだからバイトの面接すら落ちるのかと思ったよ。
千華「バイトすらする気のないクズに言われたくないわ。」
昂哉「だって働くのってコスパ悪いじゃん。やっぱり世の中ギャンブルっしょ!」
明久「ごめん昂哉。正直ビッ千華先輩のがまともだと思う。」
昂哉「あぁん⁉︎」
千華「呼び方は気に食わないけど、その通りね、吉井。」
俺からすれば働く人の神経が理解出来ないよ‼︎
まあそんな事より………
明久「それで、先輩が何の用ですか?」
昂哉「確かに。俺も気になる。」
来た目的を確認しないとな。
千華「アンタらが隣でギャーギャーうっさいから来たのよ。こっちは受験生なんだから。」
そう言うことね。
明久「それはなんかすいません。」
昂哉「というかお前、大学受けるんだね。」
千華「はぁ⁉︎当たり前でしょ⁉︎」
昂哉「てっきりイケメンのヒモになるのかと思ったよ。」
まさか普通に大学出て稼ごうとするとはね。コイツも意外とまともなんだな。
千華「ヒモになる相手を選ぶためにいい大学行くのよ。一般的に高学歴の方が収入も上がる傾向があるからね。あとイケメンは絶対条件ね。」
昂哉「理由を聞いて納得したわ。」
明久「なんていうか、流石ですね。」
千華「でしょ?」
前言撤回。流石ビッ千華だ!
あとはどこ行くか聞くとするか。
昂哉「ちなみに大学はどこ目指してるの?」
千華「東大。」
昂哉・明久「「えっ?」」
コイツそんなに頭良かったのか………。中学の頃は俺の方が成績良かったのに。
千華「もう一回言う?」
昂哉「いや、言わんでええ。」
明久「あっ、でも先輩ってAクラスか!なら当然ですね!」
昂哉「いや、全然当然じゃないから。姫路ですら厳しいとこだよ。」
明久「はぁ⁉︎マジで⁉︎そんなに難しいんだ……」
まあ明久にとって姫路は異次元の成績だからね。そう思うのも仕方ない。それと、姫路はAクラスに入れたとしても2位か3位の成績だからね。当然並のAクラスの人じゃあ東大なんか無理だ。
千華「まあ目指すだけなら誰でも出来るから。」
明久「と言っても………」
千華「それに、うちの学年にはアタシより上に化け物2人がいるから。アイツらレベルにならないと正直キツイのよ。」
確か高城先輩と高天原大門だよね。
昂哉「アイツらっつっても、高天原は無理じゃない?高城先輩レベルならまだ分かるけど。」
千華「まだ分かるってだけで、実際は高城もヤバいわよ。」
明久「僕には全員がヤバく感じるよ。」
明久には分かりやすく説明してあげるか。
昂哉「明久に分かりやすく説明すると、高城先輩は恐らく霧島以上だね。」
明久「えっ⁉︎霧島さんより上なの⁉︎」
千華「確かアンタらの学年首席だっけ?」
昂哉「そうだよ。ソイツもソイツでかなり点数は高いけどね。」
千華「まあ恐らくアタシよりは上だろうね。」
正直霧島も凄いけどね。ただそれ以上にヤバい化け物が居るんだよ。
明久「えっ、じゃあもう片方の人って……」
昂哉「高天原大門ね。アイツは高橋女史以上、これは確実に言えるね。」
明久「はい⁉︎」
千華「正直文月の教師でアイツより点数取れる人は居ないわ。」
明久「えええええ⁉︎そんな高校生が居るとは………」
明久の気持ちはマジで分かる。正直奴だけは異次元だ。
千華「ちなみに高天原は西村先生をレスリングで秒殺する程運動神経も抜群なの。」
明久「はぁ⁉︎なんですかそれ⁉︎あの鉄人よりも強いって……」
信じられないでしょ?事実なんだよ、その話。
千華「まあそんな感じで、アタシはソイツらに追いつかなきゃいけないの。だから邪魔しないで。」
正直コレを言われると返す言葉が無い………
昂哉「分かった。じゃあ俺の家で遊ぶよ。」
明久「なんかすいません………」
千華「協力ありがとね。その代わり、勉強を教えるとかならいつでも頼って。」
あれ?ビッ千華から意外な発言が…………
昂哉「珍しいね。お前が人助けをするだなんて。」
千華「人に勉強教えればアタシのためにもなるでしょ?だからよ。」
昂哉「なるほど………」
自分につながる事だったらやるのね。そこは流石だ。
明久「まあ、僕は勉強する気が無いんで大丈夫です!」
玲「アキくん、それはどういうことですか?」
ん?誰だ今の?そう思って声がした方を見ると…………
バスローブ姿のめちゃくちゃ妖艶な女性が居た。歳は俺と同じくらいだろうか。
昂哉「明久、デリヘルでも呼んだの?」
明久「なわけないでしょ‼︎これは僕の姉さん………ってなんて格好してるの、姉さん⁉︎」
なるほど、前に明久が言ってた頭のおかしい姉ね。でも頭がおかしいって言うならせめて全裸にならないとダメだよね。これじゃあ兄貴たちには勝てないよ?
千華「バスローブって………」
玲「そんな事はどうてもいいんです、アキくん。」
明久「良くないよ‼︎」
昂哉「明久、安心して。俺の兄貴たちは全裸だから。」
明久「レベルが低過ぎるよ‼︎全く、なんで僕の周りには変態しか居ないの〜⁉︎」
類は友を呼ぶ………って明久に言っても伝わらなそうだからやめとこ。
千華「んじゃアタシは勉強があるから………」
玲「それとアキくん、この女性は誰ですか?」
どうやらお姉さんもビッ千華の事知らないんだ。ちゃんと挨拶とかしてなさそう、2人とも。まあバイトが忙しくて知らなかっただけかもしれんけど。
明久「隣に住んでる人‼︎」
昂哉「ビッチです。」
千華「違うわよ‼︎」
玲「不純異性交遊の現行犯ですね。ですので………」
千華「アタシはアンタの弟とそんな事する気は全くありません‼︎それではさようなら‼︎」バタン
そう言ってビッ千華は自分の部屋に戻ってしまったので………
昂哉「あの………とりあえず中に入りますか?」
玲「そうしましょう。」
明久「なぁぁぁぁ⁉︎」
昂哉「ビッ千華に怒られるから早く入るよ〜。」
俺は明久の姉さんを家の中に引き入れた。
家の中に戻ると、俺は早速自己紹介をした。
昂哉「初めまして!俺の名前は雲雀丘昂哉、20歳の高校2年生です!明久の友達ですね!趣味はお酒に麻雀、パチスロです!あと、昔は風俗巡りもしてました!よろしくお願いします!」
玲「私の名前は吉井玲、23歳です。吉井明久の姉です。趣味はアキくんとお医者さんごっこをする事です。」
おお!実の弟とお医者さんごっことは………。おもしれ〜女だね!
昂哉「それはそれは素晴らしいご趣味をお持ちのようで!」
玲「はい♪」
明久「ちょっと姉さん⁉︎昂哉に変な事を言わないで⁉︎僕たちはそんな事してないじゃ〜ん‼︎」
玲「あら、アキくん、忘れたのですか?」
明久「やってないと言う事を忘れてるのは姉さんの方だ‼︎」
明久が振り回されてんの、ウケる〜w
明久「それと姉さん、なんでバスローブ姿で来たのさ!おかしいでしょ!」
昂哉「安心して明久。俺はここにどんな格好で着たか、覚えてる?」
明久「全裸よりはマシだけどさ!そういう問題じゃなくない⁉︎」
玲「アキくん、姉さんは身だしなみに気を遣った結果、こうなったのです。」
明久「気を遣った結果がそれ⁉︎」
昂哉「きっと汗かいてたからバスローブにした、とかじゃない?今日暑いし。」
明久「なわけないでしょ⁉︎」
玲「正解です♪」
明久「嘘でしょぉぉぉぉぉぉ⁉︎」
伊達に変人の兄貴2人と暮らしてないからね!玲さんを奴らに重ねて行動を予想するなど、簡単なものさ!
そんなことを思ってると、俺は玲さんからあることを聞かれた。
玲「ところで雲雀丘君。」
昂哉「はい、なんでしょう?」
玲「もしかして雲雀丘力哉さんと克哉君の弟だったりします?」
昂哉「はい、そうですが………」
玲「私、実は克哉君の同級生なんです。あと力哉さんは2個上の先輩でした。」
昂哉「マジですか⁉︎」
明久「もしかして昂哉のお兄さんのこと?」
昂哉「そう!金髪の方!」
明久「マジか⁉︎」
世界って狭いね!それなら兄貴がどんなだったか聞いてみるか〜。
昂哉「あの、克哉兄貴はどうでした?同級生の目から見て。」
玲「えっと………あまり服に囚われない人でしたね。力哉さんもですけど。」
昂哉・明久「「えぇ………」」
学校でも服脱いでたんだ。そして、それを『あまり服に囚われない』だけで片付ける玲さんは流石としか言いようがない。
そんな事を思ってると、
玲「では、今度から雲雀丘君……だとお兄さんと紛らわしいので、昂哉君に私が聞きたい事があります。」
今度は俺が質問される番になった。
昂哉「はい、なんでしょう?」
玲「アキくんはゲームを………しているようですね。」
ん?ゲームが何かまずいのかな?
明久「あはははははは‼︎姉さんは疲れて幻覚でも見てるんじゃないかな〜?」
明久の壊れっぷり………理由は知らないけどかなりマズいみたい。だったらここは助け舟を出すか!
昂哉「玲さん、もしかして明久がやるゲームの時間を制限してたとか、ですか?」
玲「はい、そうです。一人暮らしの条件として、ゲームは1日30分までとしております。」
明久「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
わぉ!どっかの県の条例よりキツイね、それ!
昂哉「なるほど、それは知りませんでした。ではこれについては、その事を知らずに俺が明久をゲームに付き合わせたということで、どうか許してもらえますか?」
明久「昂哉……っ!」
玲「なるほど、それなら分かりました。ではアキくん、今後気をつけて下さいね。」
明久「は〜い!」
分かってもらえたようで何よりだ!それと、今ので明久に大きな恩を売れたぜ!やったね!
玲「それと、もう一つ質問があります。」
昂哉「はい、なんでしょう?」
玲「アキくんは不純異性交遊をしていますか?先程の方とか怪しいのですが………」
明久「なっ⁉︎さっきの人は本当に関係ないから‼︎」
不純異性交遊ね〜。
昂哉(裏声)「実は私、女なんです‼︎」
明久「はぁ⁉︎」
玲「なるほど、それでは不純異性交遊の現行犯として-200点減点します。」
明久「姉さん姉さん‼︎コイツ男だから‼︎騙されないで‼︎
玲「そうなのですか?」
明久「そうなの‼︎あと昂哉は変な事言うと木下さんに日頃の悪事をチクるよ?」
昂哉「男です。」
玲「なるほど、それなら良かったです。」
明久、それは卑怯だぞ。それ言われると従うしかないじゃないか‼︎
あと、一個気になった事があるんだよね〜。
昂哉「それと他人の家庭の事情に首突っ込むようですいません。さっきの点数は何ですか?」
玲「これはアキくんの生活態度や勉学の結果から評価を下し、点数化するものです。最終的にその点数が一定値に満たなかった場合は、アキくんに一人暮らしは不敵であるという結論を母さんに報告します。」
明久「嘘でしょ⁉︎」
なるほどね〜。なかなかいい指標だね!
昂哉「なるほど!ちなみにそれが何点以下になるとアウトなんです?」
玲「期末テストの点数が明確になった時点での総計が0点以下であった場合です。」
昂哉「なるほど、それは分かりやすくていいですね!」
明久「ああ………」
あと、明久が勉強する羽目になったね。可哀想!
昂哉「それと明久、隣のビッチに勉強を教えてもらえば?」
明久「それじゃあ不純異性交遊に………はならないか……」
玲「参考までに言いますと、異性と手を繋いだ場合が100点減点ですね。」
随分と基準が厳しいな、オイ‼︎俺の点数なら余裕だけど、明久だと3・4教科分の点数に相当するね。
明久「それ完全にアウトじゃん‼︎じゃあ昂哉、教えてよ〜。」
昂哉「テスト前に教科書軽く見直す!これだけでだいぶ違うと思うよ?」
ちなみに俺はこれだけで学年10位ぐらいでした!今は優子からの解放のためにもっと勉強してるけどね。
明久「それだけで僕がこの減点ラッシュに耐えられると思う⁉︎」
昂哉「まあ、厳しいか………」
玲「確かに、アキくんには難しいですね………」
まあ人には向き不向きがあるしね〜。
昂哉「じゃ、とりあえずしばらく真面目に勉強してみたら?俺で良かったら力になるし。」
明久「うん、そうするよ!」
玲「昂哉君、ありがとうございます。」
昂哉「いえいえ、困った時はお互い様なんで〜!」
ちなみにこの言葉の意味は、俺が困ったら明久を何の躊躇いなく利用する、という意味です!
さてと、用も済んだし…………
昂哉「んじゃ、俺はそろそろ用事があるんで帰りますね〜。」
明久「用事?」
昂哉「ちょっとね。んじゃ、さようなら〜。」
明久「バイバイ!」
玲「さようなら。」
帰りますか!まあ姉弟水入らずの時間も過ごして欲しいしね。
そして週明け、俺は登校すると、教室に……………
雄二「明久の奴、絶対許さねえ………」
裸ワイシャツにパンツという格好をした雄二が居た。
ということで、期末テスト編、開幕です!平気でパンイチや全裸になる兄貴たちのせいで、バスローブの玲が霞んでしまいましたね。あと、さらっとビッ千華が明久の隣に住んでる事が判明しましたね。
次回は昂哉が明久の事情を知ってる影響で、原作をかなりカットします。昂哉が事情を言えば一発なので。どのくらいカットするかはお楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。