バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第五十問  お・か・た・づ・け、出来るかな?

  side 昂哉

 

 翌日俺は学校に着くと、明久に奇妙な事を言われた。

 

明久「昂哉、美波って猿に恋してるんだって。」

 

 その日本語合ってるのかな?もう一回聞いてみよう。

 

昂哉「ごめん、もう一回言って。」

明久「美波って猿に恋してるんだって。」

 

 どうやらそれで合ってるらしい。

 

昂哉「そうだったのか〜。そうなると、島田は俺の兄貴たちよりも守備範囲が広い事になるね。」

明久「だよね〜。まさか人外が好きだったとは………」

 

 いや待てよ?これはもしかしてこういう事かもしれん‼︎

 

昂哉「明久………それって直接は言えないから何かを例えて言ったんじゃないかな?」

明久「例えて?美波の部屋には猿のポスターがあったからそう思ったんだけど………」

 

 何それ。凄い変な趣味だね。でもまあ、それも照れ隠しと捉えればこれが言えるね‼︎

 

昂哉「なるほど〜。でもその猿自体が誰かの代わりだと思わない?」

明久「猿か〜。誰だろう?」

昂哉「ほら、ここに居るじゃん‼︎猿と知能レベルが近い人間が‼︎」

 

 明久の事だね。

 

明久「殺すよ?

 

 どうやら自覚はあったみたいだ。

 

昂哉「自覚あるなら猿から人に進化しないとね!という事で今日も勉強会だ〜!」

明久「まあそうだね。ところで今日はどうする?」

昂哉「う〜んと………」

 

 2人で話していると、そこに姫路と島田が来た。

 

姫路「おはようございます、明久君に雲雀丘君。」

昂哉「はろ〜♪」

島田「おはよ……ってアキ⁉︎昨日のは勘違いだからね‼︎」

明久「そうだったの?」

島田「当たり前でしょ‼︎」

 

 とうやら島田は猿好きでは無いらしい。

 

 まあそれはさておき、本題に入るか!

 

昂哉「んで2人とも、今日も明久と一緒に勉強会やらない?」

姫路「誘って下さるのは嬉しいのですが………」

明久「ん?」

昂哉「何かあるの?」

島田「今日は既に優子の家で女子会兼勉強会をやるのが決まっててね〜。」

 

 なるほど………優子の家で女子会か………これはチャンスだ‼︎

 

昂哉「よし‼︎じゃあ男子は秀吉の部屋で勉強会やるか‼︎」

姫路・島田「「えっ⁉︎」」

明久「あ、それいいね!」

昂哉「お〜い、秀吉〜‼︎」

 

 そして俺は秀吉を呼んで、

 

秀吉「なんじゃ、昂哉?」

昂哉「今日秀吉の部屋で勉強会しても大丈夫?」

秀吉「おお!それはいいぞい‼︎」

昂哉・明久「「やった〜‼︎」」

 

 許可を得た‼︎

 

昂哉「よし、それじゃあ決まりだね‼︎あとはムッツリーニと雄二でも呼ぶか‼︎」

明久「ムッツリーニ‼︎」

昂哉「雄二〜‼︎」

ムッツリーニ「………何だ?」

明久「秀吉の家で勉強会しない?」

ムッツリーニ「………馳せ参じよう。」

 

 ムッツリーニは承諾したみたいだが………雄二がどうやら居ないみたいだ。アイツ今日はサボりなのかな?そう思ってスマホを見ると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二(LINE)『たすてけ』

 

 ダイイングメッセージが書いてあった。多分助けて、と打つつもりだったのだろう。

 

昂哉「雄二は無理っぽいから、俺、ムッツリーニ、秀吉、猿のメンツで‼︎」

ムッツリーニ・秀吉「「了解‼︎」」

明久「おい‼︎誰が猿だ‼︎」

姫路「木下君の家にこんな人数で押しかけて大丈夫なんでしょうか?」

島田「女子会も同時開催だけど……」

秀吉「大丈夫じゃ、問題ないぞい。」

 

 ということで、今日の放課後は秀吉&優子家で勉強会になりました‼︎

 

 

 

 

 そして放課後、俺は男子2人と秀吉と一緒に木下家に向かって歩いていた。

 

明久「それにしても、昂哉が素直に木下さんの家に行くとはね!」

ムッツリーニ「………ようやく認めたか!」

昂哉「いや、俺は好きだから行くわけじゃないんだよね〜。」

明久・ムッツリーニ「「えっ?」」

明久「じゃあ秀吉の部屋に行きたいとか?」

昂哉「まあそれもあるね〜。」

ムッツリーニ「………でも他に目的がある、と。」

昂哉「正解!」

秀吉「お主…………もしや姉上への復讐を考えておるな?」

 

 わお!秀吉にはやっぱり見抜かれちゃったね!

 

昂哉「正解‼︎」

秀吉「じゃろうな。」

明久・ムッツリーニ「「はい?」」

昂哉「まあまあ、じきに分かるさ!」

 

 そんな事を言ってるといよいよ秀吉の家、そして俺の家の近くまでやって来た。ちなみに俺と秀吉や優子は家が隣同士だから幼馴染みなんだよね。さてと、優子への復讐の準備を…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

力哉*1・克哉*2「「ゆりゆららららゆるゆり、ゆりゆららららゆるゆり、ゆりゆららららゆるゆり大事件〜♪」」

 

 考えてたら兄貴たちの低音ボイスによる可愛らしい歌が聞こえてきた。

 

明久「ねえ、何あれ?」

ムッツリーニ「………昂哉の兄貴達だよな?」

秀吉「そうじゃの。」

昂哉「明久は襲われるかもしれないから屈んだ方がいいよ〜。」

明久「怖い事言わないで‼︎」

ムッツリーニ「………というか秀吉と家近かったんだな。」

明久「というか隣じゃん。」

 

 そういえば秀吉と優子と姫路以外は俺の家知らないんだっけ。ムッツリーニと麻雀打つ時はいつも秀吉の家だから俺の家の事はスルーしてるし。なら普通に教えてあげるか。

 

昂哉「そうだよ。まあ幼馴染みだからね〜♪」

ムッツリーニ「………殺したい程羨ましい。というか何度も秀吉の家で一緒に麻雀打ってたのに何故教えてくれなかったんだ?」

昂哉「麻雀やるときは他の事考えられないからね〜。」

ムッツリーニ「………そんな理由かよ!」

明久「クソが‼︎」

秀吉「明久よ、そんな大声出すと昂哉の兄たちがやって来るぞい?」

明久「怖‼︎」

昂哉「んじゃ、明久が卒業する前に秀吉の家行くよ〜!」

 

 ということで俺たちは無事兄貴たちに見つかる事なく秀吉の家にたどり着く事が出来た。

 

 

 

 

 そして俺たちは秀吉の部屋に入った。中にある本棚には歴代の台本、引き出しには沢山の演劇に関するDVDと、大好きな演劇のためにあるような部屋だ。有名人のサインなんかも綺麗に飾ってあるところから、本気で好きだという事が感じ取れる。正直こういう趣味全開の、整理整頓された部屋は俺は大好きだよ。

 

明久「お〜、久しぶりに秀吉の部屋来たよ〜。」

昂哉「実は久しぶりなのって明久だけじゃね?」

秀吉「そうじゃの。」

明久「えっ⁉︎ムッツリーニは⁉︎」

ムッツリーニ「………秀吉の部屋でよく麻雀打つからな。」

明久「この裏切り者がぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 発狂している明久はさておき、俺は復讐へと向かいますか!

 

昂哉「んじゃ、俺はちょいと用事を済ませてくるね〜。」

ムッツリーニ「………用事⁉︎」ブー

明久「ムッツリーニ、鼻血‼︎」

昂哉「いや、そういう用事じゃないから。」

秀吉「姫路たちが来るまで姉上と、『保健体育の実習・タイムアタック』でも……」

昂哉「そういう用事じゃないって言わなかったっけ⁉︎」

秀吉「すまないのじゃ♪」

 

 最近普通に秀吉にもからかわれるから、今度からまた女扱いしてやろう。そう思った日だった。

 

 

 

 

 それはさておき、俺は秀吉の部屋の向かいにある優子の部屋のドアをノックした。もちろん日頃の復讐のためだ。

 

昂哉「優子〜!」

優子「た、昂哉⁉︎なんで今ここに⁉︎」

昂哉「秀吉の部屋で男子会やるからね〜。それはともかく、今日は女子会なんでしょ?」

優子「そ、そうだけど‼︎それがどうしたのよ⁉︎」

昂哉「ならちゃんと、お・か・た・づ・けしたの?」

優子「もちろんしたわよ‼︎」

 

 ふ〜ん。なるほどね〜。

 

昂哉「なら入っていい?」

優子「いいよ〜。」

 

 そして俺が部屋の中に入ると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋中に薄い本や男性キャラのフィギュアが散らかっていた。特に床には大量に薄い本が散乱していた。

 

昂哉「お前は何を片付けたんだよ⁉︎」デュクシ!

優子「痛っ⁉︎」

 

 いや、待てよ………?ある事を怪しんだ俺は押し入れを開けると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには大量の薄い本やグッズが無造作に詰め込まれていた。

 

昂哉「まさかこれでも本当に片付けた後だとは………」

優子「言ったでしょ!アタシはちゃんと片付けたって‼︎見てよ、だいぶ綺麗だと思わない?」

昂哉「全然汚いわ‼︎昨日の雄二の部屋とか、秀吉の部屋とか、俺の部屋を知ってるならダメな事くらい分かるでしょ⁉︎」

優子「流石に除菌とか消毒とかはする暇がなくて………」

昂哉「そういう問題じゃない‼︎」

 

 コイツマジで整理整頓ダメだよな。なんでそういう発想になるのさ?

 

昂哉「というか前に片付けが出来てなかったら薄い本を燃やすって言わなかったっけ?

優子「やめて‼︎それだけはやめて‼︎確かに言ったけど‼︎」

昂哉「というかこんなに雑に置かれている物が大切なわけないじゃ〜ん?」

優子「あ、アタシなりの規則があって置いてたのよ……」

昂哉「ならその規則をちょいと見直して、本棚に入れるとかすればいいのに〜。」

優子「だってめんどくさくって………」

昂哉「普段人に偉そうに説教垂れてるくせに、自分の事は棚に上げるんだね?

優子「ご、ごめん‼︎本当にごめん‼︎い、今からちゃんと片付けるから‼︎」

昂哉「とりあえず今日のところは応急処置で済ませるとして、期末テスト終わったら大掃除をやろうね〜。もちろん俺と一緒に‼︎」

優子「うぅ…………」

 

 あぁ^〜♪日頃の復讐は楽しいね〜♪

 

昂哉「さて、さっさと応急処置をやるよ!」

優子「う、うん‼︎」

 

 こうして俺と優子は急いで片付けを………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路・島田・工藤・美穂・千華「「「「「お邪魔し………失礼しました。」」」」」

 

 している時に女子会のメンバーが来た。

 

昂哉「ごめんごめん!もう少しで終わるから!」

工藤「別に30分……いや2時間くらいしててもい〜よ♪」

昂哉「それは何の時間だ⁉︎」

工藤「さあ?」

千華「ゴム……」

昂哉「それ以上言うな。さもなければ貴様のタバコを全て売り払う。」

千華「チッ‼︎」

優子「と、とにかくすぐ終わらせます‼︎」

 

 という事で、誤解を生まないためにも俺と優子は大慌てで片付けをする事になった。

 

 

 

 

 片付けが終わると、早速俺と優子は女子たちを呼びに行った。

 

優子「愛子たち〜、どこ〜?」

工藤「ここ〜!」

 

 どうやら奴らは秀吉の部屋に居るようだ。そう思って秀吉の部屋のドアを開けると、本当にいたのだが………

 

工藤「聞いたよ雲雀丘君!優子と雲雀丘君はそれぞれ自分の部屋の窓を開けるとお互いの部屋が目の前に見えるんだって?」

 

 知られるとめんどくさい事を知られていたようだ。

 

優子「そうだよ……///」

工藤「やっぱり!」

昂哉「ちょっと秀吉⁉︎勝手に教えないでよ‼︎」

秀吉「良かれと思って。」

昂哉「どこをどう良かれと思ったのさ⁉︎」

千華「というかお互いの家が示し合わせて部屋の配置を決めたんだよね〜♪」

 

 何それ?初耳なんだが…………

 

昂哉「秀吉、それどういう事⁉︎」

秀吉「姉上がお主の事を昔から好いておったから、父上や母上に頼んで部屋割りを決めたのじゃ。もちろんおじ上とおば上*3にも頼んであるぞい。」

昂哉「マジかよ⁉︎」

優子「そ、そうなんだ………///」

 

 窓を開けると優子の部屋が目の前に見えるのは偶然じゃなかったのか‼︎

 

昂哉「クソ‼︎だったら今から兄貴たちに頼んで部屋を変えてもらうか‼︎」

明久「そんな事より早く勉強会しようよ〜。」

ムッツリーニ「………そうだな。」

美穂「ですね!」

千華「さんせ〜い♪」

島田「さあ、始まるざますよ♪」

姫路「行っくでがんす。」

工藤「ふんが〜♪」

優子・秀吉「「まともに始めなさいよ(始めるのじゃ)‼︎」」

昂哉「おいコラ‼︎無視すんなや‼︎」

 

 20年間全く知らなかった事実を目の当たりにし、俺は自分の両親や優子の両親に恨みを覚えた。そんな日だった。

*1
CV.安元洋貴

*2
CV.小西克幸

*3
昂哉の父親と母親




 ということで、霧島家の前に優子&秀吉の家で勉強会をしました。優子が片付け苦手な設定をようやく活かせましたね。あと、昂哉の家と優子の家が隣同士で、かつお互いの部屋が窓を開けると目の前に見える事が分かりましたね。

 それと、翔子は雄二を誘拐していたため居ません。

 さて、次回からようやく原作に合流します。霧島家です。よろしくお願いします。

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