バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第五十八問 秘密兵器

  side 昂哉

 

 俺は優子の折檻を終え、無事皆の元へと戻った。

 

昂哉「ビッチとエロをぶっ倒してきたぜ!」

工藤「お疲れ〜♪」

霧島「…お疲れ。」

美穂「お疲れ様です。」

秀吉「お主は全く凄い事をするのぅ……」

ムッツリーニ「………とても濃い会話だった。」

 

 ホントにね。まさか小暮先輩が素人至上主義者だとは思わなかったよ。

 

昂哉「いや〜、それほどでも〜♪」

雄二「褒めてないんだがな。」

優子「アンタ、まさか反省してないの?」

昂哉「してますしてます。本当にすいません。」

優子「ならいいけど。」

 

 危ない………。危うく死ぬところだった…………

 

 

 

 ところで、若干名足りないような?

 

昂哉「あれ、明久とかは?」

雄二「俺達はまず明久と島田を送り込んだ。そしてその次に、秘密兵器を投入した、というわけだ。」

昂哉「秘密兵器?」

雄二「それについてだが、モニターを見てみろ。」

 

 そして俺がモニターを見るために顔を上げると、そこには………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清水『逃しませんわよ、お姉様?今日こそお姉様と豚野郎を引き剥がしてみせます!あははは!

久保『清水さん。今の君はどの妖怪よりも妖怪じみてるよ。』

 

 化け物がいた。

 

昂哉「なるほど、こっちもお化けで対抗するわけね。」

雄二「その通りだ。これで並大抵の仕掛けは強引に突っ切る事が出来るだろう。」

 

 実際、仕掛けているはずの3年生側もその恐ろしさを目の当たりにしたのか、ほとんど動いて来なかった。

 

 

 

 

 そんな事を思ってると、モニターの画面に、

 

島田『これで大丈夫かな……、アキ?』

 

 島田と、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久『大丈夫じゃない、美波?』

 

 何故か可愛らしい女の子のお化けのコスプレをした明久がいた。確かアレはチラッと見えた秀吉のオカルト召喚獣である、猫又のコスプレだったような?いや、それとも優子のオカルト召喚獣か?いや、アレはただの化け猫だったから違うか………

 

昂哉「ねえ、アレどういうこと?」

優子「アタシも気になる。」

雄二「島田ってどう見てもお化けが苦手だろ?」

昂哉「まあそうだけど。」

雄二「だから好きな人をお化けにしてみたんだ。」

昂哉「だからってあんな可愛かったら意味なくない?」

玉野「私が育てたのよ‼︎」ドヤァ

 

 玉野、お前の仕業だったのか。

 

ムッツリーニ「………ちなみに衣装制作協力は俺。」

 

 ムッツリーニ、お前もか。

 

昂哉・優子「「なるほど………」」

雄二「まあ島田が他のお化けにビビってちゃあ意味ないんだけどな。」

優子「あれじゃあ単に吉井が女装しただけね。」

 

 それな。

 

昂哉「でも似合ってるからいいんじゃない?」

玉野「そのと〜り♪」

秀吉「そうじゃな。」

美穂「女の私でも嫉妬しちゃいます……」

霧島「…分かる。」

 

 女でも嫉妬するなら、尚更アキちゃんは可愛いって事だね!そしてアキちゃんといえば、

 

工藤「あとはムッツリーニ君がすれば完璧だね!」

昂哉・雄二・優子・秀吉「「「「それな!」」」」

ムッツリーニ「………それは違う‼︎」

玉野「はい、これ香美ちゃんの分♪」

ムッツリーニ「………要らん‼︎」

 

 香美ちゃんも居るよね‼︎後で写真撮って兄貴に送っとくぐらいには可愛いからね‼︎ちなみにアキちゃんの写真はとっくに撮ってあるよ。後でこっそり兄貴たちだけじゃなくて玲さんにも送っとこう。

 

 

 

 そんな事を思ってると、

 

明久「ただいま〜。」

島田(気絶)「……………」

 

 まさかの明久が気絶した島田を連れて帰ってきた。

 

全員「「「「「どういうこと(です)?」」」」」

明久「美波があまりの怖さに気絶しちゃってさ〜。」

 

 そう言うことね。

 

全員「「「「「なるほど〜。」」」」」

明久「とりあえず、僕は美波を保健室に寝かせてくるよ〜。」

昂哉「よろしく〜。」

 

 そう言って明久は島田を連れて保健室に行った。

 

姫路「み、美波ちゃん…………」

 

 そう言えばコイツ居たな。さっきからずっと怖がって口を閉じてたから気づかなかったわ。

 

昂哉「どうしたの、姫路?」

島田「い、いや、なんでもないです……」

雄二「島田に嫉妬してんのか?」

姫路「えっ?」

 

 図星みたいな顔しやがって。恐らくさっきまでいちゃついてたのが羨ましいんだろう。

 

姫路「い、いや………そ、そうなんですけど………でも………」

昂哉「でも?」

優子「何が言いたいの?」

姫路「美波ちゃんだって自分の苦手な事に頑張って向き合ってたので、私も向き合わなきゃいけないと思い………」

 

 なるほど〜。凄い事に気がついたんだね。その調子なら多分大丈夫そうだな‼︎

 

昂哉「その通りだね!」

雄二「幸い、島田はただの気絶だから、明久は失格になってないはずだ。」

優子「だから一緒に行くといいわね!」

霧島「…瑞希、ファイト‼︎」

美穂「です!」

姫路「はいっ‼︎」

 

 ただ、俺はある事に気がついた。

 

昂哉「まあ久保と清水が最後のチェックポイントの人をぶっ倒しちゃったら、意味ないんですけどね〜。」

 

 俺たち2年が勝っちゃうからね。そんな事を思ってたのだが、

 

雄二「いや、それは無いだろう。」

 

 雄二に否定された。

 

昂哉「どういうこと?」

ムッツリーニ「………最後のチェックポイントの科目は物理。」

秀吉「そして相手はあの常夏コンビじゃな。」

 

 え?その2人なの?

 

昂哉「あれ?高天原は留学中で来れないから分かるとして、高城先輩は?最後にラスボスを持ってくるのが普通なんじゃないの?」

雄二「それがな、お前が学校サボった日に俺&明久と常夏コンビで揉めてな。最後のチェックポイントでお前含めて個人的な勝負をする事になってたんだ。まあお前は失格になったがな。」

昂哉「マジかよ。」

 

 そんなん知らんかったわ。すまんな常夏コンビ、勝手に失格になって。

 

雄二「まあこの勝負を持ちかけてきたのは高城なんだがな。奴は最初のチェックポイントに居たぞ。」

昂哉「いきなりラスボス戦だったわけね。」

雄二「まあそうだな。」

 

 俺が気絶してる間に凄い事になってたんだね。というか高城先輩がなんでこんな勝負をふっかけてきたんだろう?よく分かんないや。

 

 

 

 

 そんな事を思ってると、

 

優子「皆、あの2人がチェックポイントに到着したみたいよ。」

 

 久保と清水が常夏コンビのところに辿り着いた。

 

久保『すいません。ここに吉井君と島田さんは来ませんでしたか?』

夏川『あぁ?来てねえよ。』

久保『そうですか。では始めましょう。』

清水『うふふふ。

久保・清水・常村・夏川『『『『試獣召喚(サモン)』』』』

 

 さて、点数はどんな感じなのかな?

 

 

 

物理

 

2年生

    清水美春 24点

    久保利光 348点

     VS

3年生

    常村勇作 684点

    夏川俊平 705点

 

 

 

 なんだよ、あの点数⁉︎

 

昂哉「アイツらの点数、絶対におかしいでしょ⁉︎」

秀吉「あの2人は物理が得意なのじゃろう。」

雄二「いいやそれだけじゃない。恐らく物理学教師である家角亜成(けつのあなる)に相当媚を売ったのだろう。」

美穂「じゃないとあの点数は無理ですね。」

 

 あの人には媚を売れば売るほど点数が上がるからね。あと清水の点数がFクラス並なのは、きっと清水自身の男嫌いのせいだろう。そのせいでケツ先生からの評価は最低ランクっぽいね。

 

霧島「…優子が居ればどうにかなったけど……」

昂哉「マジでごめん。」

優子「昂哉は気にしなくていいのよ。」

昂哉「ありがとう……」

 

 熱戦になってテンションをぶち上げるんじゃなかった………。普段は厳しい優子の優しい慰めが心に染みる…………

 

 

 

 その後は、もちろんあの2人じゃ常夏コンビに勝てるはずもなく、

 

 

 

物理

 

2年生

    清水美春 0点

    久保利光 0点

     VS

3年生

    常村勇作 478点

    夏川俊平 482点

 

 

 

 そのまま戦死した。

 

雄二「となると、いよいよ明久と姫路ペアの出番だな。」

姫路「そうですね!怖がってなんかいられません‼︎」

 

 姫路が自分を鼓舞している。頑張れ、姫路‼︎頑張れ‼︎

 

明久「ありがとう、姫路さん‼︎あとは、雄二と霧島さんも行くんじゃないの?」

美穂「確かに、もうその2ペアしか残ってませんからね。」

 

 マジか………

 

雄二「いいや、真打ちは本当の最後に登場するべきだ。」

 

 コイツ、霧島と一緒に行きたくないだけでしょ。ならここは俺が後押ししてやるか‼︎

 

昂哉「はいはいはいは〜い‼︎雄二と霧島のちょっと良いとこ見てみた〜い‼︎」

雄二「そんなものは無い‼︎」

霧島「…そう言われたら行くしかない。…雄二、行くよ‼︎」

雄二「おい、ちょっと待て翔子‼︎俺を引っ張るなぁぁぁぁ⁉︎」

明久「僕たちも行こうか、姫路さん!」

姫路「はいっ!」

 

 ということで、俺はラストバッター4人組の送り出しに成功した。

 

 

 

 

 ただ送り出してからしばらくすると、

 

ムッツリーニ・工藤「「モニターが暗転した⁉︎」」

 

 謎の事態が再び発生した。

 

秀吉「一体何が起きたのじゃ?」

美穂「見当もつきませんね。」

昂哉・優子「「お前(アンタ)らが言うな。」」

 

 まさか2組とも同じタイミングで実力行使を?いやいやいや、そんなまさか…………

 

 

 

 

 しばらくすると、モニターが再び明るくなったのだが、

 

明久『だいじょう………ブサイク⁉︎』

雄二『殺すぞ。というかなんで明久がここに?』

明久『さあ?』

 

 まさかの事態が発生した。気になったのでもう1ペアを確認すると、

 

姫路『うぅ………うぅ………』

霧島『…大丈夫、怖くない、怖くない。』

 

 なんとなく事態が掴めてきた。

 

優子「要するに瑞希吉井ペアと代表坂本ペアが暗転した時に入れ替えられたわけね。」

昂哉「そうだね。」

美穂「でもなんでそんな事をしたのでしょうか?瑞希さんと代表さんのペアって結構強力な気がしますが………」

秀吉「確か常夏コンビと明久&雄二がもめてたからのぅ。確か常夏コンビは昂哉&明久&雄二と個人的な勝負をしたかった気がするのじゃが。」

昂哉「それでわざわざご丁寧に分かれさせたわけね。」

 

 どっちにしろ明久と雄二を倒したところで姫路と霧島に倒されるのがオチなんですけどね。

 

 

 

 そんな事を思ってると、

 

雄二『あのなぁ明久。俺は翔子と2人でお化け屋敷を歩いていると、何故か金属バットで襲われた記憶が蘇るんだが、何故だろうな?』

明久『さあ?知〜らな〜い♪』

雄二『お前も金属バットで殴られないか?』

明久『怖いよ雄二‼︎お化けより‼︎』

 

 雄二が如月グランドパークでの出来事を思い出させる発言をした。

 

昂哉「おかしいな〜。俺も何故かお化け屋敷の中で金属バットで襲われた気がするんだけど?」

ムッツリーニ「………気のせい。」

昂哉「お前も金属バットで殴られないか?」

ムッツリーニ「………助けて、木下!」

優子「昂哉、友達を殴っちゃダメだよ♪」

昂哉「恋人をいつもボコボコに殴ってるお前が言える事か?」

優子「恋人はいいの♪」

昂哉「頼むから死んでくれ。」

優子「やだ♪」

 

 正直最近の優子がよく分かんない。優しいんだか怖いんだか。期末テストの時に言った事も、正直俺の中で飲み込めてないし。コイツは本当に俺が高天原大門に勝てると思ってるように見えたのだが………、もし仮にそうだとしたら、奴の真の目的は何だ?

 

 

 

 

 そんな事を考えてると、

 

姫路「あの………」

霧島「…到着。」

夏川「あっ……ってなんだ、お前らか!失格になったんじゃなかったのかよ‼︎」

常村「飛んだ邪魔が入ったな〜。まずはクズどもを叩きのめすつもりだったのによ〜。」

 

 どうやら姫路と霧島ペアが到着したようだ。なるほど、姫路がお化け苦手なのを知ってたから、こうやって霧島諸共失格にしようとしたのね。中々に良い作戦だったようだけど、失敗だったね。姫路はお前らが思っているよりも強い女なのさ‼︎

 

 そんな事を思ってると、

 

夏川「やっぱり逃げたんじゃねえのか?」

常村「所詮はクズだな‼︎」

霧島「…雄二達はクズじゃない。…クズじゃない‼︎」

夏川「あいつらがクズじゃないだと〜⁉︎面白えな‼︎」

常村「すぐに問題は起こすわ、成績は悪いわ、アイツらをクズって呼ばずになんで呼ぶんだ⁉︎あっ、雲雀丘は成績だけは良いのか〜w。まあ奴は調子乗って失格になったけどな‼︎」

 

 なんか常夏コンビと霧島の喧嘩が始まった。まあ確かに調子乗って失格になったのは否めないし、クズなのも否めない。

 

夏川「こんなのはどうだ!クズ改め、社会のゴミ!」

常村「いや、それはゴミに失礼だよね〜。ゴミはゴミらしくゴミだめに埋まってろや‼︎」

夏川「全くだぜ!アイツらみたいなクズでバカでどうしようもねえゴミ野郎が……」

姫路「どうしてそんな酷いことを言うんですか⁉︎」

 

 姫路が大声でキレた。流石に明久や雄二の事を言われて耐えられなかったのだろう。

 

姫路「確かに明久君や坂本君はそんなに成績は良くないし、雲雀丘君も含めて問題行動を起こしてるのは認めます‼︎」

 

 わお、俺も入ってんのかい‼︎あと雄二は意外と成績良いんだよ?知ってた?まあ俺らほどじゃないけどね!

 

姫路「でも、どうしてそれだけでそんな酷いことを言えるんですか⁉︎知らないくせに⁉︎明久君たちがどれだけ優しいのかも知らないくせに‼︎」

夏川「は?お前アイツらがどれだけ頭悪いのか知らねえんじゃねえのか?まあ雲雀丘は成績だけは良いが、それ以外が問題だがなぁ‼︎」

常村「だよな。中学の頃強姦事件を起こしたような奴なんか、いくら学年トップクラスの成績を持とうが問題ありまくりだろぉ‼︎」

 

 そりゃそうだよね〜。過去にそんな事件を起こしちゃ、いくら成績が良くてもクズ呼ばわりがふさわしいよね〜。




 ということでAクラスに突入しました。明久×美波、同性愛コンビ、そして明久×姫路に雄二×霧島と、一気に進みましたね。この辺はアキちゃんがコスプレしてる以外原作と変わらなかったので、視点を観客席からに変えた上でサクサク進めました。

 さて、次回はいよいよ昂哉の過去が判明します。お楽しみに!

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