未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side 昂哉
俺たちはとうとう、宿に到着したぜ‼︎しかもまさかの貸し別荘‼︎沖縄らしい平屋の建物に、20畳くらいあるLDK*1、更には少し大きめの風呂に個室が2つと、めちゃくちゃ綺麗な上に広いぜ‼︎おまけに超綺麗な海がすぐそこに‼︎なんて最高のロケーションなんだろう‼︎
昂哉・明久・優子「「「すご〜い‼︎」」」
秀吉「まるで金持ちの別荘じゃな。」
力哉「風呂トイレも別だしな。」
克哉「玲、ありがとな。」
玲「いえいえ。」
ただひとつだけ問題があって……………
秀吉「昂哉、この部屋に5人入るのかのぅ?」
昂哉「絶対に無理だね。」
4人部屋に男4人+秀吉で寝なければいけない事だ。俺や兄貴たちがまあまあ背が高いせいで、絶妙にスペースが足りないのだ。
俺たちが悩んでると、
克哉「なら俺が女子部屋で寝ようか?そうすれば4人になって少しはマシになるだろ。」
力哉「克哉よりは俺の方が女子部屋に行くべきだろ。」
昂哉「どっちもダメでしょ。」
兄貴たちが解決策を出してくれたが、ろくなものじゃなかったので却下した。さて、どうするべきか?あれこれと策を考えてると、
明久「なら、秀吉が女子部屋で寝るべきじゃない?」
明久が名案を言ってくれた。
昂哉・力哉・克哉「「「それだ‼︎」」」
秀吉「いや、ワシも男なのじゃが………」
明久「いや、秀吉でしょ。」
力哉「性別・秀吉か。」
克哉「なら妥当だな。」
秀吉「妥当じゃないのじゃ‼︎ワシは普通に男なのじゃ‼︎」
秀吉は相変わらずごねてる。何故そこまでして自分の性別を認めたくないのだろうか?理解しかねる。でもとりあえず、ここは秀吉のやる気を出させるか!
昂哉「ねえ秀吉、あのナイスバディな玲さんと同じ部屋で寝られるんだよ?興奮しない?」
秀吉「ししし、しないのじゃ‼︎」
嘘つけ。目が泳いでるじゃん。このレズビアンめ!そんな事を思ってると、
秀吉「それに、そんな事をしたらワシが美穂に殺されるのじゃ。」
秀吉が変な事を言った。
昂哉・明久・力哉・克哉「「「「どういうこと?」」」」
昂哉「バレなきゃ殺されなくない?」
秀吉「それが、このイヤリングは盗聴器になっていてのぅ。」
昂哉・明久・力哉・克哉「「「「えっ?」」」」
マジで?秀吉の耳についてる炎色の可愛らしいイヤリングって、盗聴器だったの?佐藤が沖縄旅行に行けないから、てっきりお守りでつけたものだと思ったんだけど…………
秀吉「ワシの言動が全てコレによって美穂に筒抜けなのじゃ。そしてワシが他の女にうつつを抜かした場合、この盗聴器から電流が流れるようになっとるのぅ。」
昂哉・明久「「怖⁉︎」」
力哉「なかなかに物騒な代物だな。」
克哉「それだけ彼女からの愛が重いってことか。」
秀吉「そうじゃの!」
重すぎるでしょ、佐藤⁉︎完全に恋人殺す気じゃん‼︎霧島でもしないでしょ、そんなこと‼︎
明久「というか、秀吉はいいの、それで?」
昂哉「かなりヤバいよね⁉︎」
秀吉「安心せい。ワシも美穂に同じのをつけておる。」
昂哉・明久「「嘘でしょ⁉︎」」
コイツらバカなの⁉︎重すぎて地面突き抜けちゃってるよ‼︎束縛しすぎて、互いの首に縄巻いて引っ張り合ってる状態だよね⁉︎それで死んでも、俺は責任を取んないよ?
秀吉「しかもこれ、いつでも美穂と話せるから便利なのじゃ。」
力哉「意外とメリットが大きいのか。」
克哉「それならアリだな。」
昂哉・明久「「ナシだよ‼︎」」
デメリットがデカすぎるでしょ‼︎何お洒落な小型携帯みたいな事言ってるのさ⁉︎
まあそれはともかく、
昂哉「となると、秀吉は死ぬから女子部屋行きは無理か〜。」
秀吉が女子部屋無理なら、アイツしか行けるやつが居ないぞ‼︎
昂哉・明久「「なら明久(昂哉)しか居ないよね‼︎」」
ってコイツも同じ事考えてやがったか‼︎誰が優子と一緒に寝るもんか‼︎
明久「おい昂哉‼︎僕が姉さんと一緒に寝ろって言うのか⁉︎そんな事出来るわけないでしょ‼︎それよりも昂哉が大人しく木下さんと一緒に寝ればいいじゃん‼︎」
昂哉「嫌に決まっとろうに‼︎秀吉と一緒ならまだしも、優子と一緒なんていつ殺されるか分からないじゃん‼︎それに、明久も久しぶりにお姉さんと一緒に寝なよ‼︎」
明久「絶対に嫌だ‼︎」
昂哉「俺だって‼︎」
昂哉・明久「「ぐぬぬぬぬぬぬ‼︎」」
気づいた時には、俺たちは既にジャンケンの構えに入っていた。さて、これで勝負を……………
力哉「お前ら、とりあえず海に行かないか?」
つけようと思ってたら、力哉兄貴に水をさされた。
昂哉「ま、まあそうだね………」
明久「ですね………」
克哉「せっかく海まで来たんだしな。」
秀吉「なら楽しまないといけないのぅ!」
確かにね。海は昼しか楽しめないから、勝負はその後でいいか………
昂哉「よし明久、一時休戦だ!」
明久「だね!」
ということで、俺たちは休戦協定を結んだ後、水着に着替えた。
それにしても、友達と海って、最高だね!しかもマイエンジェル秀吉までいるんだよ‼︎
明久「昂哉、楽しそうだね!」
昂哉「そういう明久こそ!」
明久「だって友達と南の島の海に来てるんだよ!」
昂哉「しかもこんな綺麗な別荘で!」
昂哉・明久「「全く、夏休みは最高だぜ‼︎」」
この感覚を味わえただけでも、高校に入ってよかったと考えるべきだね!
そしていよいよ海にやってきました!ちなみに他の人たちは、兄貴たちが先に海に入っていて、女性陣は着替え中、明久はトイレ中、秀吉は佐藤と何かお話し中だよ。
昂哉「お待たせ〜‼︎」
克哉「お〜!」
力哉「早く来いよ〜‼︎」
昂哉「ほ〜い‼︎」
ああ、幸せだ‼︎これが俺の青春の1ページ‼︎心のアルバムを飾る大切な思い出‼︎なんて最高な日なんだ…………
兄貴たちが全裸である事を除けば。
昂哉「俺のアルバムモザイクだらけぇぇぇぇ‼︎」
こんなのゴミ過ぎて人には見せられないよ………
力哉「いや〜、貸切状態は気兼ねしなくていいな。」
克哉「全くだな。」
昂哉「移動するよ、兄貴。」
力哉「何故だ?」
克哉「ここなら人がいなくて自由な格好でいられるだろ。」
昂哉「移動するでしょ?」
力哉「お、おう………」
克哉「よく分からんが了解だ。」
そうして俺は言葉の圧で無理矢理兄貴たちを、トイレから戻ってきた明久と一緒に、人のいるビーチに連れて行った。
昂哉「ここならいいね〜。」
力哉「普通のビーチだな。」
克哉「お前がいいと言うならここでもいいが。」
明久「これはこれで楽しそうだね!」
力哉「ちなみに女性陣は飲み物を調達しているらしい。」
克哉「そろそろ来る頃じゃないか?」
そうは言ったものの、しばらく待っても来なかった。
昂哉「どうしたのかな?」
力哉「何かトラブルでもあったのか?」
明久「何もないといいけど………」
そしてさらに待つこと5分……………
玲「お待たせしました。」
優子「遅くなってごめん!」
ようやく女性陣が現れた…………って‼︎玲さんの水着、スケベすぎる‼︎姫路よりも、な‼︎流石は20代だ‼︎
昂哉「此方も抜かねば、無作法というもの……」
優子「昂哉は何を言ってるのかしら?」
昂哉「優子、気にしないで……って‼︎」
お前はこの間の黄色い水着を着てきたんかい‼︎それめちゃくちゃ似合ってて可愛いし、目を合わせづらいから嫌なんだよ‼︎とりあえずここは他の話題で!
昂哉「の、飲み物持ってきてくれてありがとね………///」
優子「どういたしまして!」
明久「ほら昂哉、他に言うことがあるでしょ?」
昂哉「またその水着なんだね……///」
優子「へ、変かな……///」
昂哉「いや、似合ってるよ……///」
優子「ありがとう……///」
クソ!なんとかしてこの緊張を破らないと………ってそうだ‼︎
昂哉「ところで2人は何があったんですか?」
これでいいでしょう!
明久「確かに気になる……」
昂哉「混んでたの?」
玲「いえ、それが………」
優子「並んでる途中にナンパされちゃって……」
玲「ホント、ああいうのって困りますよね。」
優子「上手くかわせなくて時間を取っちゃった。ごめん………」
なるほど、そういうことね。
昂哉「優子、ナンパした人殺してない?大丈夫?警察行く?」
優子「アタシは見ず知らずの人には暴力を振るわないから。」
昂哉「よく知ってる奴にも振るうな。」
優子「嫌♪」
ホント、コイツの見た目だけで騙された、ナンパした人が可哀想だよ。南無阿弥陀仏………。そんな事を思ってると、
明久「それにしても、ナンパって適当にあしらっとけば良かったのに〜。」
明久がちょっとアレな発言をした。
玲「アキくん、それはダメですよ?女心が分かってませんね。」
力哉・克哉「「確かにな。」」
昂哉「モテないよ〜。」
明久「何を失敬な!それに、この2人にモテなくたっていいもん!」
力哉・克哉「「確かに………」」
なんだと⁉︎それは違うという事を、教えてやる‼︎
昂哉「明久、実は今優子半額をキャンペーンやってるからさ!どう、欲しくない?今ならセットで秀吉もついてくるよ‼︎」
明久「要らない。木下さんは昂哉に永久就職してるから。」
優子「いや、その……///」
昂哉「じゃあ玲さんだ!」
明久「何でそこで姉さんが出てくるのさ⁉︎僕は実の姉をそんな目で見ないよ‼︎」
玲「アキくん、姉さんは悲しいです。こんなにもアキくんの事を1人の異性として見てあげてるのに………」
明久「それが嫌なんだよ‼︎」
ここに姫路と島田と葉月ちゃんと久保も連れてくれば良かったな〜。そうすれば明久の本来の反応が見れたかもしれないのに。
まあとにかく、これだけは言っておくか!
昂哉「明久はナンパされた事ないから、2人の気持ちが分からないんだろうな〜。」
要するに嫉妬してほしいんだよね。まあ俺はしないけど♪そんな事を思ってると、
明久「そういう昂哉はナンパされた事あるの⁉︎」
明久が反論してきた。
昂哉「あるよ、もちろん!」
明久「なっ⁉︎」
優子「もしかして中学生のとき?」
優子も食いついてきた。
昂哉「いや、つい最近。先週の補習期間の事さ!」
明久・優子「「えっ、そうなの⁉︎」」
そうです!つい最近のことなんです!
side 明久
こんな老け顔の昂哉がナンパされただって⁉︎嘘でしょ⁉︎僕はコイツに負けたの⁉︎最悪だよ‼︎
更に昂哉はナンパの詳細を自慢し始めた。
昂哉「しかもかなり強引なナンパだったんだよ‼︎最初にいきなり、『うちまで来てくんない?』って言われたし!その後は自分の職業を自慢してきたし!挙げ句の果てには強引にうちに連れ込もうとしたんだよ‼︎酷くない⁉︎」
優子「やっぱり昂哉って人気あるよね………」
明久「嘘だ‼︎絶対嘘だ‼︎」
昂哉「ホントだよ〜。」
そんな肉食系女子に捕まるなんて‼︎彼女というものがありながら‼︎死ね‼︎死んで詫びやがれ‼︎
玲「ちなみにどんな職業の方だったのですか?」
昂哉「警察官ですね〜。」
明久「………クソ‼︎羨ましい‼︎」
婦警さんに逆ナンされたのかよ‼︎そんな事を思ってると、
優子「それって職質されただけじゃない?」
木下さんが凄い事を言った。
昂哉「いや、その………」
優子「あの、正直に言って欲しいかな……」
昂哉「その通りです。」
そういう事だったんだね!それなら納得だよ!確かにその顔なら怪しまれてもおかしくないよね!
明久「やっぱり昂哉は昂哉だね!」
昂哉「うるさい明久!職質だって立派なナンパだ!」
それは絶対に違うと思う。
優子「ちなみにアンタ、何したの?」
昂哉「ホントに何もしてないから!」
優子「じゃあ何で職質されたの?」
昂哉「俺の服装が警官に刺さったらしい。」
優子「ちなみにどんな服装?」
昂哉「サングラスにマスクに帽子にコート。」
優子「それって先週の話だよね?」
昂哉「うん。」
優子「アンタアホなの?」
昂哉「いいや違うね。」
真夏にそんな服装をしてたら怪しまれるに決まってるじゃん‼︎やっぱりコイツは頭いいけどバカだよね〜。
優子「じゃあ何でそんな服装をしてたの?」
明久「僕も気になる!」
昂哉「優子にバレたくなかったから。」
優子「学校サボってるのを?」
昂哉「うん………って言っちまった‼︎」
明久「しょ〜もな!」
昂哉「うるさい‼︎」
理由が理由過ぎて話にならないよね!しかも隠してるつもりだったんだ‼︎それなら木下さんに自白できて良かったね!
side 昂哉
話しちまった………全部………優子に………
優子「アンタにも秀吉と美穂みたくイヤリングつけようかしら?」
昂哉「マジでやめて。」
優子「冗談よ。でも今度サボったらタダじゃおかないから。」
昂哉「はい………」
とか返事しておきながら、合法的にサボる理由を考えている俺であった。優等生になれた事を証明しつつ、きちんとサボる方法………。そんな方法を考えてると、
明久「嫁さん、ちゃんと旦那さんを管理しといてね!」
明久がゴミみたいな事を言った。
優子「もちろんそのつもりよ。」
昂哉「誰が嫁さんで誰が旦那さんだ⁉︎」
明久「言わないと分かんない?」
昂哉「分かるから嫌なんだよ‼︎もう‼︎そうだ、お前は玲さんと結婚しろ‼︎それなら俺も優子と結婚してやる‼︎」
玲「アキくんが姉さんと結婚……?いいですね!」
明久「バカじゃないの⁉︎実の姉なんかと結婚できるわけないじゃん‼︎」
そうやって皆とごちゃごちゃ揉めてる時…………、
秀吉「皆、お待たせなのじゃ〜‼︎」
秀吉が遂にやって来た……………
上裸で。
昂哉「俺のアルバムモザイクだらけぇぇぇぇ‼︎」
こんなのプレミア過ぎて人には見せられないよ‼︎俺だけのアルバムにしておこう‼︎
秀吉「昂哉⁉︎急にどうしたのじゃ⁉︎」
女係員「そこの貴女、止まりなさい‼︎」
秀吉「どうしたのじゃ?」
女係員「ちゃんと水着を着ないとダメでしょう⁉︎」
秀吉「じゃからちゃんと男物の水着を着ておるぞ。」
女係員「女の子が男物の水着を着ちゃダメでしょう⁉︎」
秀吉「いや、ワシは男……」
女係員「とにかく、こっちに来なさい‼︎」
まあ当然のように係員に呼び止められたんだけどね。こればかりはしょうがない。
しばらくすると、上着を着た秀吉が納得いかなそうな顔をしてやってきた。
秀吉「何故じゃ………何故ワシが男じゃと理解してもらえないのじゃ……」
昂哉・明久・力哉・克哉「「「「えっ?男だったの?」」」」
秀吉「全くお主らは‼︎もう‼︎」
怒ってる秀吉も可愛い♪もっと怒らせたい‼︎まあホントに怒ると口きいてくれなくなるからこの辺にしとこ。
秀吉「というかどうやったら男に見えるのかのぅ?」
玲「男の子っぽくマッチョになるとかはどうでしょう?」
秀吉「それはアリじゃな。」
マッチョな秀吉だと⁉︎
昂哉「どうかそのままのお前でいてくれ………」
秀吉「いたくないから悩んでおろうに。」
秀吉は秀吉だからいいんだよ!まあとりあえず、他の案を考えてあげるか〜。俺としては女の子っぽい方がいいんだけどね。
明久「なら、俺は男だ、って言い続けるとか?」
秀吉「それはさっき失敗したのじゃ………」
優子「それじゃあ、保険証とかを持ち歩くとかは?」
昂哉「無くしたらヤバくない?」
優子「確かに………」
秀吉「おでこに貼るとかはどうかの?」
昂哉「ただのバカな人でしょ。」
俺たちがあれこれと悩んでいる時に、
克哉「要するに、男って事を誰が見ても分かるようにすればいいんだろ?」
力哉「ならもう方法は決まってるじゃないか。」
兄貴たちがどうやらいい策を思いついたみたいだ。さて、それは何だろう?
力哉・克哉「「チ○コ丸出しで歩けば良いんだよ‼︎」」
昂哉「ダメに決まってんでしょ‼︎」
コイツらに期待した俺がバカだった。
ということでアルバムがモザイクだらけになる話でした。秀吉が上裸になったり、兄貴たちが全裸になったりと大変でしたね。ムッツリーニの写真に匹敵する量のモザイクが必要になるでしょう。
さて、次回はバナナボートと魚市場の話です!お楽しみに!
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