バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
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試召戦争に関して
もしかしたら原作の設定と違う点が
あるかもしれません。
多分ルール上は問題ないはずですが………


第七十五問 リア充・秋の断罪祭り

  side 昂哉

 

 早退した翌日、俺は学校に着くと、薄気味悪い笑顔を貼り付けた明久と雄二に話しかけられた。

 

雄二「よう昂哉、昨日は仮病がぶり返して大変だったらしいな。」

明久「治ってくれたようでなによりだよ!」

昂哉「ありがとう!」

 

 コイツらに労わる気持ちが無いことはずっと前から分かってから、ここは気にしないでおこう。そんな事を思ってると、明久が話題を変えた。

 

明久「ところでその格好は?」

昂哉「ハロウィンも近いってことで、コスプレをしたのさ!トリック・オア・トリート‼︎お金をくれなきゃいたずらしちゃうぞ、ってね♪」

雄二「借金取りみたいなこと言うな。」

 

 ちなみに俺は今厚手の白い布を全身に被ってお化けみたいな格好をしている。そして他のクラスメイトはというと、

 

Fクラス男子「「「「「吉井、坂本、雲雀丘、殺す………っ!」」」」」

 

 当然のようにめちゃくちゃ殺気立ってた。

 

昂哉「俺と明久は分かるけど、なんで雄二まで?」

雄二「明久のせいで翔子と無理矢理同棲させられる事になったんだよ。」

昂哉「マジかよ。」

 

 最近は同棲が流行ってるんだね。あと明久のせいってどういう事だろう?

 

明久「知るかんなもん‼︎」

 

 いや、知らないんかい‼︎

 

雄二「全く、これだから明久は………」

昂哉「まあとにかく、今奴らは俺たちの断罪に夢中ってわけね。」

明久「そういうこと。」

 

 そんな話をしていると、鉄人がHRにやってきた。

 

鉄人「おはよう………ってまた意味分かんないコスプレをしてんのは雲雀丘か?」

昂哉「違います。」

明久・雄二「「違いません。」」

昂哉「違います。」

鉄人「違わないだろ。声と身長で分かるぞ。」

昂哉「まあまあ、これは上着という事で♪それより早くHR始めましょ♪」

鉄人「じゃあHRが終わったら俺のところに来い。」

昂哉「は〜い………」

 

 ということで、鉄人のHRが始まった。奴が何かの連絡事項を告げてる間にも、俺たちはクラスメイトの殺意と怨嗟の声に晒され続けた。またクラスメイトは俺たちと同様いつでも飛び出せるように準備をしている。もちろん鉄人が居なくなった瞬間に狩るつもりなのだろう。まあ俺は先に鉄人に狩られるが………

 

鉄人「連絡事項は以上だ。今日もしっかり勉学に励むように。」

 

 そして毎度お馴染み締めの定例句。これで鉄人はいなくなり、俺たちの断罪が幕を開ける予定なのだが、恐らくそうはいかないだろう。多分この辺で来るはずだ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小山「失礼します。」コンコン

 

 ほら、やっぱり。Cクラスの小山が教室のドアをノックした後入ってきた。まあ代表本人がやって来るとは思わなかったが。

 

小山「すいません、西村先生。Fクラスの皆に連絡事項がありまして。」

昂哉「やあやあ、Cクラスの代表さん。もしかして俺たちの中から新たな根本(かれし)を見つけに来たのかな?」

小山「アイツの事は放っておいて‼︎それより何よその格好は………」

昂哉「これはただのコスプレさ!そんな事より、要件は?」

小山「えっと、我々Cクラスは、本日9:30より、Fクラスに対して試召戦争を申し込みます!」

Fクラス男子他「「「「「なにぃぃぃっ⁉︎」」」」」

雄二「だろうな。」

 

 やはりそうきたか!雄二の狙いとしては万全の体制を作ってから挑むつもりだったのだろう。そしてAクラス戦のときに利用しようと思っていたはずだ。

 

 そしてクラスの状況だが………俺が予め警戒するように言っておいたとはいえ、昨日恐らくあったであろう断罪騒ぎのせいで、万全の準備が出来ているかと言われたらそうではない。

 

鉄人「良いのか小山。下位クラスに対して戦争を行っても、得られるものは何も無いが?」

小山「いえ、西村先生、そんな事はありません。得られるものはきちんとあります。」

昂哉「奴隷として使うには、頭が悪い連中しかいないけど?」

小山「別に奴隷にする気はないわ。ただ経験と3ヶ月間の平和を得たかっただけよ。」

昂哉「そういうことね………」

 

 思ったより平和で良かったよ。ただ3ヶ月間このボロ小屋が確定するのは地味に辛い。だからここで勝たなければならないが………

 

昂哉「くそっ‼︎それにしても、来るの早すぎなんだよ‼︎」

 

 そして思ったよりも早すぎる‼︎今が8:45だから、試召戦争まであと一時間もないじゃないか‼︎準備なんて出来るわけ………いや、待てよ?

 

小山「あら、アタシの動きは予想外だったかしら?頭のいい雲雀丘君や坂本君ならもっと対策を練ってくると思ったけど………」

昂哉「ずる賢い雄二ならともかく、卑怯な手を嫌い正々堂々と勝負をするのが好きなこの俺が、そんな事など思いつくはずがないじゃないか‼︎」

雄二「お前こそ自己分析が出来てないじゃないか。」

小山「そんな事を言いながらスマホを必死にいじってるあたり、何か策を考えてるのが見え見えよ。」

昂哉「うるさい‼︎俺は今必死に調べてるんだ‼︎お前らに勝つ方法を‼︎」

小山「ヤホー知恵袋にでも書いてあると思ったの?」

昂哉「今書いてるんだ………って返信が来た‼︎なになに、開戦を9:00に早めるだって?よし、それでいこう!」

小山「アンタ思ったよりバカね…………。まあ早まる分には別にいいけど………」

鉄人「本当にいいのか?そんなの信用して……」

昂哉「だだだだ、大丈夫です‼︎」

 

 こうして開戦の時間が9:30だったのが9:00に早まった。

 

昂哉「さて、こうなった以上は早く他の作戦を考えないと………」

 

 そして俺は雄二の方をチラ見する。

 

雄二「……………」

 

 雄二は何も言わずに俺を見つめ返してきた。

 

小山「坂本君もダメみたいね。」

昂哉「くそっ‼︎」

小山「ちなみにボツになった作戦はどんなだったの?」

昂哉「それは影武者大作戦だ!最初は俺がこの中に入り動き回る。そして途中で着替えて、この中に俺の声を演技した秀吉が入る。身長も超厚底の靴を履いて誤魔化してな。そして俺は別の衣装に変装し、お前にこっそり近づいて奇襲をかける予定だった………」

 

 もちろんそのために変装用の衣装だって持ってきた。付け髭にスーツ、そして伊達メガネだ。そして髪型もいつもとは異なり、オールバックにしている。ちなみに秀吉用のお化け布*1だって別で持ってきている。俺のこの服が鉄人に取られちゃ意味ないからね。

 

小山「それはそれはたいそうな作戦ね。実際にやられたら厄介だったわ。」

昂哉「でもお前のせいで、準備する時間がなくなってしまった………」

小山「今からトイレに行ってやってくれば?まあ無駄だと思うけど。というかさっき自分で開戦時間を早めちゃったじゃない。」

昂哉「あっ…………」

小山「なに、もしかして気づいてなかったわけw?」

昂哉「くそっ‼︎これを書いたヤツは誰だ⁉︎まさかCクラスの連中とかか⁉︎」

小山「さあ?ネットリテラシーには気をつけることね。」

鉄人「その通りだな。後そのスマホは没収な。」

昂哉「くそっ‼︎くそっ‼︎」バタバタ

小山「地団駄を踏んだところで無駄よ。」

 

 小山がいい気になっている。それと同時に俺に少し落胆しているのが見て取れる。恐らくは俺が自分のタイプである頭のいい男ではないと分かったからなのであろう。

 

小山「まあ、せいぜい足掻いてみなさい。」

昂哉「うぅ………分かったよ。」

小山「それじゃあまた会いましょう。」

 

 そう言って小山は踵を返して自分の教室へと戻……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小山「って何これ⁉︎帰れないんだけど⁉︎」

 

 ろうとしたのだが、その周りをFクラスの人ががっちり囲んでいた。そう、俺がスマホをいじってたのは知恵袋に投稿している()()をしただけなのさ!後は雄二に目線で合図を送り、俺の意図を察してくれるようにした。ここは部の悪い賭けだったけど、雄二を信じて良かった!

 

 ちなみに雄二は、

 

雄二(紙)『お前ら、ここは一旦休戦だ。小山にずる賢い男である事をアピールするぞ!』

 

 紙を使ってクラスメイトを無理矢理説得している。

 

昂哉「何これ、って酷い言い方だな〜、小山さんよぉ。仮にも同じ高校の同級生だぜ?」

小山「アタシが言いたい事はそういう事じゃないわよ‼︎なんでこんなにワラワラと廊下に人がいるわけ⁉︎」

昂哉「別に廊下に人がいるのは普通の事でしょ。なんでそこに突っかかるのさ?」

小山「アタシは9:00までに教室に戻らないといけないの!」

昂哉「なんで?」

小山「そりゃあ試召戦争だからでしょ⁉︎」

昂哉「試召戦争の開始地点が、自教室じゃなきゃいけない決まりでもあるわけ?」

小山「なっ⁉︎」

 

 普段は特に役に立たないルールの穴。仮にこれで敵クラスの教室に潜伏していたとしても、クラスにいる敵に殲滅させられてしまうからだ。仮にクラス全員が敵クラスの中に開始時点でいたとしても、開始時に敵全員と大乱闘スマッシュブラザーズをやる事になり、格下の我がFクラスにとってはかなり不利になる。

 

 だが敵クラスの使者が代表本人だった場合、話は別になる。この穴は最高のものとなる。流石に縄で縛ったり身体を押さえつけたりするのはアウトだが、周りを囲むだけなら別に問題はない。開戦時刻まで敵代表を孤立させ、開戦と共に全員で叩く。敵代表さえ倒せばいい試召戦争において、この穴は下克上のチャンスをくれる、最高の代物なのさ!だから俺は急遽作戦を変えた。小山が短絡的でかなり思い上がりやすい性格をしているのも含めて、こっちの方が上手くいくと賭けたからね‼︎

 

鉄人「まあルール違反ではないな。ただスマホについてだが………」

昂哉「この通り、きちんと電源を切ってあります!」

鉄人「なら問題無いな。」

小山「くそっ!」

 

 もちろんスマホは使ってません!うちの高校は持ち込めるけど使えないが校則だからね!

 

昂哉「カジノにいる凄腕のディーラーは最初にわざと失敗したフリをして客の傲慢を買うのだという。相手の予想外の動きに動揺して見せたり、ネットの知恵袋に藁にもすがる思いで投稿してるように見せかけたり、挙げ句の果てに当てにならないネットの意見にすぐに従って開戦時間を早めたり…………、それだから君は俺たちが万策尽きたと勘違いしてしまった。」

小山「それじゃあ今までのおしゃべりは、私を油断させるための作戦だったってわけ………っ⁉︎」

昂哉「もちろん♪コスプレして誤魔化す程度の策で、格上のクラスに勝てるはずもあるまい?」

小山「くっ…………‼︎」ガクッ

 

 小山が膝を落として絶望する。勝った気になって舞い上がってた事を、後悔するがいい‼︎

 

昂哉「おっと、そんな事をしてたら開戦時間になったね。それじゃあ始めようか。Fクラス全員は、只今よりCクラス代表小山友香に英語勝負を挑みます。」

鉄人「………承認する。」

 

 こうして俺たちの試召戦争は1分で幕を閉じた。

 

 

 

 

 小山を倒し終わった後、他の皆から俺は労いの言葉をかけられた。

 

雄二「昂哉、正直今回はマジで助かった。」

昂哉「俺も同じだよ!雄二が察してくれなかったら厳しかった‼︎」

姫路「2人とも、まさかそんな短時間であの作戦を思いついた上に意思共有まで出来るだなんて、凄いですっ!」

明久「ほんと、びっくりしたよ!」

昂哉「いや〜、それほどでも〜♪」

島田「どこが正々堂々としてるんだか……まあ助かったけど♪」

ムッツリーニ「………同感。」

昂哉「一応ルールの範囲内!それに物理的な拘束はしてないから問題なし!」

秀吉「まあ、お主らしいのぅ。」

須川「流石だな、雲雀丘。」

昂哉「いや〜、それほどでも〜♪」

 

 クラスメイトに称賛されるのは悪くない。むしろいい!こんな感覚は久しぶりだ。それこそ中学以来5年ぶりかな。ああ、こんな感覚を味わえるなんて、全く、高校は最高だぜ‼︎

 

須川「まあそれはそれとして…………」

 

 優子よ、高校に無理矢理通わせてくれてありがとう‼︎放課後一緒に帰る時にお礼言お〜っと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須川「只今より、リア充・秋の断罪祭りを始める。罪人・雲雀丘、坂本、吉井をこの手で裁くのだ。」

 

 やっべ…………それ忘れてたわ。

 

他Fクラス「「「「「了解‼︎」」」」」

昂哉・明久・雄二「「「クソがぁぁぁぁぁ‼︎」」」

鉄人「それよりまずは服装の件で指導だな。」

昂哉「あっ…………」

 

 こうして俺たちは鉄人に指導された後、一日中授業そっちのけで、再び鉄人にシメられるまで鬼ごっこを続けましたとさ…………

 

 

 

 

 

 放課後、俺は優子と久しぶりに一緒に帰る事にした。

 

優子「アンタ、その傷どうしたのよ?」

昂哉「えっと、これはクラスメイトと鬼ごっこで遊んだらちょっと怪我しちゃって………」

優子「大丈夫?保健室行く?」

昂哉「一応行ったから心配しないで。」

優子「分かった。それとアンタももう若くないんだから、あまり無理するんじゃないわよ。」

昂哉「俺まだ20だけど⁉︎」

 

 17歳にとっては20歳って歳とって見えるかもしれないけどさ‼︎大人から見たらまだ全然だよ‼︎

 

 

 

 

 そんな事を思ってると、

 

久保「吉井君、今日は僕と帰らないかい?」

明久「ごめんね久保君、今日は用事があって………」

久保「そうか………」

 

 前の方で明久に話しかけてる久保を見た。

 

優子「久保は片想いで辛いわね。」

昂哉「ビッ千華もだけどな。」

千華「誰がビッチよ。」

昂哉・優子「「うわっ⁉︎」」

 

 嘘だろ⁉︎コイツいつの間にいたんだ⁉︎全然気づかなかった………

 

昂哉「タバコのにおいがしないビッ千華なんて………」

千華「アンタはあたしをなんだと思ってるのよ。」

昂哉「ヤニカス。」

千華「黙れアル中、パチンカス、雀ゴロ。」

 

 全く、酷い言いようだぜ‼︎そんな事を思ってると、優子が予想通りの話題をビッ千華振った。

 

優子「それより先輩はアプローチしないんですか?今ならいけますよ!」

千華「いやいや、そういうのいいから。」

昂哉「奥手キャラなんてやめとけ〜。」

千華「キャラじゃないわよ‼︎」

昂哉「普段は自分優先の図々しい人間なのに、どうして久保相手には奥手なの?」

千華「アイツだけは特別なのよ………だって好きだから///」

 

 そういうものなのか?それじゃあ最近俺が優子に抱いている、大切にしたい、見栄を張りたいといった感情はもしかして………?でもこの前それを優子本人に否定されたから、俺の場合は違うんだろうな〜。まあ人によって色々と違うし、コイツの場合はそういうもんなんだな〜。

 

 そんな事を思ってると、

 

優子「それでも踏み出す勇気って大切ですよっ!」

千華「そ、そうかな………///」

 

 優子がビッ千華を励ました。まあここは俺も励ますか!

 

昂哉「ヤらないで後悔するより、ヤってから後悔した方がいいよ♪」

千華「死ね。」

 

 何故だ?何故俺は拒絶されたんだ?

 

優子「まあとにかく、応援してますよ!」

昂哉「無理せず自分のペースで頑張ってね〜。」

千華「ありがとう、2人とも。それじゃあ行ってくるわ。」

 

 まあとにかく、ビッ千華がちょっとだけ積極的になってくれたようでなによりだ!

 

 そしてビッ千華は久保の元へと歩いていった。多分ちょっと話しかけるだけだろうけど、ビッ千華はガチガチに緊張している。そのせいか俺と優子まで緊張してきちゃった。頼むから久保よ、上手くいかせてくれ…………っ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千華「久しぶりね、吉井。」

 

 ってそっちかよぉぉぉぉぉぉ⁉︎

 

明久「あっ、お久しぶりです、ビッ千華先輩♪」

千華「ねえ知ってる?燃えかけのタバコって肌に当たると火傷するらしいわよ?」

明久「怖⁉︎何をする気なんですか⁉︎」

久保「すまない吉井君、少し用事を思い出してね。僕はこれで失礼するよ。」

明久「あっ、久保君、バイバ〜イ!」

 

 しかも久保帰っちゃったし‼︎ってか用事あったんかい‼︎

 

明久「えっと………まあ次の機会がありますって!」

千華「ありがとう、吉井。」

 

 あとやっぱりビッ千華の好きな人は明久じゃなくて久保なんだな。それじゃあまずは話しかけやすい明久の方に話しかけたってわけか。それなら納得だ。

 

 俺たちはビッ千華に近づいて励ました。

 

優子「気を取り直して次ですよ!」

昂哉「というかアイツも暇ならいけるって!」

千華「アンタらもありがとね。」

明久「2人ともいたんだ〜。」

昂哉「まあ明久が気づかないくらい後ろにいたからね。」

明久「なるほどね〜。」

 

 その後俺と優子はしばらく4人で談笑した後、明久やビッ千華と別れ、再び2人で下校した。

 

 

 

 

 俺は優子に今日の試召戦争のことを話す事にした。

 

昂哉「そういや今日Cクラス戦があったんだけどさ、わずか開始後1分で終わったんだよね〜。」

優子「早くない⁉︎一体何があったの⁉︎」

昂哉「クラス代表が直々に使者としてうちのクラスにやってきたからさ〜、皆で開戦時刻まで取り囲んで殲滅したんだよ。」

優子「それってアリなの?」

昂哉「物理的な拘束はしてないから大丈夫!」

 

 さてと、優子にあの事のお礼を言わないとな。普段からの感謝も込めて…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高天原「木下、話があるから俺のところに来い。」

 

 そう思っていたのに、まさかの3年学年首席に優子が呼び出された。

 

優子「あっ、はい、分かりました‼︎ 昂哉、ごめんね!アタシのことは気にしなくていいから先帰ってて!」

 

 3年の学年首席、高天原大門。高橋主任を超える学力と鉄人を超える身体能力を持つ、銀髪のイケメン。同じ中学の頃から2歳年下であったにもかかわらず、異次元の天才っぷりからとても有名だった。

 

高天原「早く行くぞ、木下。」

優子「は、はいっ!」

高天原「………」ジー

 

 ただイケメンではあるのものの、声と顔にかなりの威圧感がある。そして天才ということもあってか、割と近寄り難い雰囲気なんだよね〜。今の俺を見る目もなんか怖いし。それだからあまり友達がいた話を聞かない。悪いやつじゃないと思うんだけどね。なんていうか、色々と損してるタイプ。ホント可哀想!今度会ったら話しかけてみようかな!そう思った日だった。

*1
今昂哉が被ってるやつ




 ということで、まさかの急展開で第十一章が終了です(新作のために無理矢理巻いたわけじゃないので悪しからず)!そしていよいよ最強キャラが満を辞して登場です‼︎高城を超えるスペックを持つ彼の今後にご期待を‼︎

 ストーリーを考えてる時に試召戦争のバグを見つけてしまったのがこうなったきっかけでした。確かアニメ1期12話のAクラス戦でも校庭からスタートしてましたよね(アニメと原作に多少の齟齬はありますが)。そして小山が直々に使者としてやってくる。その結果こうなりました。もし設定の解釈が間違っていたらごめんなさい。

 ちなみに当初の予定では昂哉が喋ってくれた作戦を使うつもりでした。その中身なのですが、敢えて昂哉のフリをした秀吉がBクラスに勝負を挑み失格になることで小山を油断させ、その隙に教育委員会に変装した昂哉が何かと寛容な遠藤先生を連れて小山を襲う予定でした。ただそれだと服装面で校則違反にかかりかねないので、この作戦は中止にしました。

 さて、次回からは短編集をお届けします。まあ既にしてますが。それと、恋活の後に1話だけやる予定の最後の話はまだ決めていません。そして、それに関するアンケートを実施します。期限は2/6の23:59までとします。

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