バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第七問   学園長(ババア)

  side 昂哉

 

 学園長室に着いたとき、中で何やら話し声が聞こえてきた。

 

教頭「……賞品の……として隠し……」

ババア「……こそ……勝手に……如月グランドパークに……」

 

 ここは少し………

 

雄二「これはチャンスだな。中に学園長がいるなら話は早い。入るぞ。」

昂哉・明久「「マジかよ⁉︎」」

雄二「失礼しま〜す!」

 

 待たないんかい‼︎ということで雄二の強引な行動のもと、俺たち3人は中に入った。

 

ババア「本当に失礼なガキどもだねえ。普通は入る前に返事を待つもんだよ。まあ1人はガキじゃないけれど。」

 

 そして、かなりのゴミみたいな態度で接してきたのは学園長ことババア。ちなみに俺の実のばあちゃんとかいう訳じゃないよ!

 

教頭「やれやれ、とんだ来客ですね。これでは話は続けられません。まさか学園長、貴女の差し金ですか?」

ババア「馬鹿を言わないでおくれ。どうしてこのアタシが負い目があるわけでもないのにそんなセコい手を使わなきゃいけないのさ。」

教頭「それはどうだか。学園長は隠し事がお得意のようですから。」

ババア「さっきから言ってるように隠し事なんてないね。アンタの見当違いだよ。」

教頭「そうですか。それではこの場ではそういう事にしておきましょう。では失礼させて頂きます。」

 

 そう言って失礼したのは教頭。こっちはジジイって呼ぶ程老けてないから呼び方に困るんだよね〜。ジジババコンビって名付けたいのに!まあそれはババアと赤田のじっちゃんのコンビか!

 

 それはともかく、俺たちはババアと話をしに来たんだった!

 

昂哉「やぁやぁばあさん、久しぶりですね!酒の話でもしましょうか?それとも麻雀ですか?パチンコですか?スロットですか?」

ババア「雲雀丘かい。アンタはまた懲りずに酒を持ってきてるそうだね。」

昂哉「当たり前ですよ!しかも俺はもう20歳なんで1年のときみたいに停学には出来ないですよ〜。」

ババア「そりゃ困ったもんさね。アタシが校則を変えてやろうか。」

昂哉「それは酷いですよ!俺はただ飲み物を学校に持ってきてるだけなのに!それにちゃんと未成年には飲ませてませんから安心して下さい!」

ババア「飲むのをやめる気はないんさね。」

昂哉「当たり前じゃないですか!これは成人の特権ですからね!」

 

 実は1年の時にまだ19歳なのにもかかわらず何回かお酒を飲んでたのがバレてその度に期限つき停学処分をくらってるんだよね〜。その度にババアとは何度か会ってるからこうして顔見知りになったのさ。

 

雄二「昂哉、学園長と知り合いだったのか。」

昂哉「まあね〜。みんなも何度か停学になれば嫌でも顔を覚えるよ!」

明久「停学ってそう何度もなるものじゃないけどね……」

 

 逆になんでこの2人は停学になってないんだろう?俺は別に学校の物品を破壊するとかしてないのにね〜。ちょっと飲み物を間違っただけでアウトとか、全く酷い世の中だぜ!

 

ババア「んでガキども。アンタらは何の用だい?」

雄二「今日は学園長にお話があってきました。」

ババア「アタシは今それどころじゃないんでね。学校の経営に関する事なら教頭の竹原に言いな。それとそっちの2人は面識もないんだしまずは名前を名乗るのが社会の礼儀ってモンだ。覚えておきな。」

 

 いやお前も大概だけどね〜。まあ俺は当てはまってないみたいだしいっか〜。

 

雄二「失礼しました。俺はこのクズと同じ2年Fクラス代表の坂本雄二、そしてこっちが同じクラスの2年を代表するバカです。」

昂哉「おい雄二!俺はクズじゃないよ!」

明久「あと僕の名前もちゃんと言ってよ!」

ババア「ほう、そうかい。アンタ達がFクラスの坂本と吉井かい。」

明久「ちょっと待って下さいよ、学園長!僕はまだ名前を言ってませんよ!」

 

 バカで明久だと通じてるのが面白いよね〜w。さて、ババアはどうでるかな?

 

ババア「気が変わったよ。話を聞いてやろうじゃないか。」

 

 どこをどう気が変わったら話を聞く気になったんだ?

 

雄二「ありがとうございます。」

ババア「礼なんか言う暇があったらさっさと話しな、このウスノロ。」

雄二「分かりました。本日はFクラスの設備について改善を要求しにきました。」

ババア「そうかい。それは暇そうで羨ましいことだね。」

 

 ババアの乱暴な言葉遣いは相変わらずだね〜。それにしても雄二がキレないって珍しいね〜。いつもだったらすぐにタメ口になってそうなのに。

 

雄二「今のFクラスの教室はまるで学園長の脳味噌のように穴だらけで、隙間風が吹き込んでくるような酷い状態です。学園長のように戦国時代から生きながらえてる老いぼれならともかく、今の普通の高校生は健康に害を及ぼす可能性が高いと思われます。要するにボロい教室のせいで体を壊す生徒が出る前にさっさと直せクソババア、というわけです。」

 

 前言撤回。いつもの雄二じゃないか!さてと、ババアの反応は……

 

ババア「……ちょうどいいタイミングさね……」

 

 どういうこと?タイミングとはなんぞや?

 

ババア「よしよし、お前達の言いたいことはよく分かった。」

明久「え?それじゃあ直してもらえるんですね!」

昂哉「ばあさん、やっさし〜♪」

ババア「却下だね。」

 

 ブチ殺すぞ。でも俺は大人だからキレないぜ!

 

明久「雄二、このババアをコンクリに詰めて捨てて来よう。」

雄二「明久、もう少し態度には気を遣え。」

昂哉「そうだよ〜!ちゃんと礼儀を弁えなきゃ!」

雄二「全くこのバカが失礼しました。どうか理由をお聞かせ願えますかババア。」

明久「全くですね、教えて下さい、ババア!」

昂哉「ダメだね〜2人とも!ここは俺が大人の対応を見せてやるよ!」

明久・雄二「「昂哉‼︎」」

 

 さて、俺は手元にあった水筒を取り出して……

 

昂哉「ばあさん、この2人がご迷惑をおかけしました!お詫びと言ってはなんですがこの水を飲みませんか?」

ババア「感謝するよ、雲雀丘。」

 

 そう言ってババアはおもむろにポケットからライターを取り出して俺が渡した水に火をつけた。

 

ババア「ところで、なんでこの水に火がついたんだい?」

昂哉「可燃性の水です!」

ババア「水と称して酒を渡してくる奴のクラスの設備を改善するとでも?」

昂哉「黙れババア。」

雄二「結局お前も一緒じゃないか。」

明久「さすが昂哉だね!」

 

 クソ!ババアを酔わせて判断力を奪い、教室改修の言質を取る作戦が台無しになったじゃないか‼︎

 

ババア「まあとにかく設備に差をつけるのはこの学園の教育方針だからね。ガタガタ抜かすんじゃないよ、なまっちょろいガキども。」

明久「それは困ります‼︎僕らはともかく身体の弱い子が……」

ババア「といつもなら言ってるんだけどね。可愛い生徒の頼みだ。こちらの頼みも聞くなら相談に乗ってやろうじゃないか。」

 

 なんかなんとかなりそう!それと頼みってなんだろう?

 

昂哉「ばあさん、俺たちは何をすればいいんですか?」

ババア「清涼祭で行われる召喚大会は知ってるかい?」

昂哉「ええ、まあ。というか俺はそもそも出ますしね。」

ババア「そうなのかい。じゃあその優勝商品は知ってるかい?」

昂哉「白金の腕輪と如月グランドパークのプレオープンプレミアムペアチケット×2組、ですよね?」

ババア「その通りだね。」

昂哉「それに何か問題でも?」

ババア「このペアチケットの方に問題があってね。出来れば回収したいのさ。」

 

 腕輪じゃなくてペアチケットの方なんだね。開発した腕輪にバグがあったからとかなら分かるけどペアチケットにバグって意味分からないしね。それに……

 

昂哉「回収?それなら賞品に出さなければいいんじゃないっすか?」

明久「昂哉の言う通りですよね?わざわざ面倒なことをしなくてもいいと思いますが………」

ババア「けどね、教頭が進めた話とはいえ、如月グループとかわした正式な契約を今更覆すわけにはいかないんだよ。アタシが白金の腕輪の開発に手一杯だった上に最近になって悪い噂が出てきたのさ。」

 

 悪い噂?ペアチケットでやってきた人を捕獲して他国に奴隷として密売するとか?そんなんじゃない限り大したことにはならないと思うんだけど……。まあいいか、聞いてみよう。

 

明久「それで、その悪い噂ってのは何ですか?」

ババア「如月グループは如月グランドパークに一つのジンクスを作ろうとしてるのさ。ここを訪れたカップルは幸せになるってね!」

明久「それのどこが悪い噂なんですか?良い話じゃないですか?」

 

 明久の言う通り、むしろ企業としては普通の話だよね〜。

 

ババア「話は最後まで聞きな。それで如月グループはそのジンクスを作るためにプレミアムチケットを使ってやってきたカップルを結婚までコーディネートするつもりらしい。企業として多少強引な手を用いてもね。」

 

 な〜んだ、それくらい普通じゃ……

 

雄二「な、なんだと〜⁉︎」

昂哉・明久「「どうしたの、雄二⁉︎」」

 

 急に雄二が発狂した………ってもしや!雄二は霧島を嫌がってたし、こういうことかもしれん‼︎

 

昂哉「あ、なるほど!霧島雄二的には都合の悪い話だもんね〜w」

雄二「ぶっ殺すぞ木下昂哉!」

昂哉「誰が木下昂哉だ‼︎」

雄二「お前だよ‼︎」

 

 木下昂哉だと⁉︎そうなると、日本の法律的に戸籍上男ではある秀吉とは結婚出来ないから優子と結婚していることになるじゃないか‼︎そしたら鬼嫁に尻に敷かれるルートにまっしぐらじゃん‼︎

 

昂哉「ごめん雄二、俺お前の気持ちが全て分かったわ。」

雄二「分かってくれたようで何よりだ。とにかくこれは大変なことなんだ‼︎どういうわけかうちの学園は美人揃いだし、試験召喚システムという話題性もたっぷりだからな!」

昂哉「それに加えて学生から結婚までいけば申し分ないし如月グループが目をつけるのも当然だよね‼︎」

ババア「流石は2人とも神童と呼ばれていただけはあるね。頭の回転はまずまずじゃないか。」

 

 畜生!今はお前の気持ちが全部手に取るように分かるよ‼︎まあ優子が店長業務のせいでこの大会に参加しないのが唯一の救いだね!

 

明久「2人とも彼女を大切にしなよ〜w」

昂哉・雄二「「ブチ殺すぞ‼︎」」

 

 このバカはとっとと最近凶暴化しつつある姫路と元々凶暴な島田の尻に敷かれて欲しいな〜。

 

ババア「ま、そんなわけで本人の意思を無視して、うちの可愛い生徒の将来を決定しようって計画が気に入らないのさ。」

昂哉「なるほど、じゃあ俺たちが優勝してそれを手に入れるか、優勝者から譲ってもらうかすればいいんですね!」

ババア「自力優勝だけ許可するよ。」

昂哉「え〜!」

 

 明らかに譲ってもらった方が楽なんだけどね〜。曲がりなりにも教育機関だから正攻法を好むのかな?そんなことを思ってたら俺よりも長い時間バグっていた雄二が正気に戻って口を開いた。

 

雄二「分かりました、その話を引き受けましょう、と言いたいが既に昂哉と姫路のペアが出る予定だ。だからその2人に任せるのはどうだ?」

ババア「アタシは一組だと不安だから坂本と吉井にもペアを組んで出て欲しいね。それが条件だ。」

 

 保険というわけね。まあこの2人の成績じゃああんまりアテにならないと思うけど。

 

雄二「なるほどな。それならこちらからも提案がある。対戦表が決まったらその科目の指定を俺にやらせてもらいたい。」

ババア「ふん、点数の水増しとか言ったら一蹴しようと思ったけど、それくらいなら協力してやるよ。」

雄二「ありがとうございます。」

 

 どうやら雄二の提案は受け入れられたみたい。

 

ババア「さて、ここまで協力するんだ。絶対に優勝するんだろうね。」

昂哉「もちろん!」

雄二「昂哉姫路ペアには勝てないかもしれないが、俺達も善戦してみせるぜ‼︎」

明久「バカの意地を見せてやる‼︎」

ババア「それじゃ、ボウズども、任せたよ。」

昂哉・明久・雄二「「「はい‼︎それじゃあ失礼しました‼︎」」

ババア「あいよ。」

 

 そして俺たちは一緒に意気揚々とババア室を出ると………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子「それで昂哉、さっきの件について話してくれない?」

島田「アキ、女子更衣室に居たってどういうこと?」

姫路「吉井君、そこは入っちゃいけない場所ですよね?」

霧島「…雄二、ちゃんと話して。」

 

 そこには悪魔が沢山いた。

 

 

 

 

 

 ババアと対談して優子たちの折檻を受けてから数日後、遂に清涼祭初日がやってきたぜ‼︎




 ということでババアとの対談でした。そして遂に可燃性の水が登場しましたね!ちなみに中身はスピリタスです。

 さて、次回から清涼祭がスタートします!お楽しみに!

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