バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


第七十九問 対戦型シャルピー衝撃試験

  side 明久

 

 物理の授業ってめんどくさいんだよね〜。教科書は何書いてあるか分からないし、授業は全部先生の武勇伝。しかもその武勇伝の途中で何故か指される。この前も、

 

家角「では、この前説明した、俺のM1*1のときの学会発表の題目を答えろ。それじゃあ雲雀丘。」

昂哉「えっと…………トランスジェンダー薬を服用したときにみられるおちんちん相対性理論の数値解析、ですかね?」

家角「貴様、きちんと話を聞いていなかっただろう?先週あれほどこの私が時間を割いて説明してあげたというのに。罰として雲雀丘昂哉に-10点。」

昂哉「へ〜い。」

家角「では坂本雄二、答えてみろ。」

雄二「吉井明久と雲雀丘昂哉の脳に見られる重要な問題についての知見。」

昂哉・明久「「貴様は俺(僕)の脳に問題があると言うのか⁉︎」」

家角「事実だが下らん。坂本雄二と吉井明久と雲雀丘昂哉にそれぞれ-10点。」

昂哉・明久・雄二「「「ふざけるな‼︎」」」

家角「黙れ。では島田美波、答えてみろ。」

島田「えっと………」

清水「ドイツと日本が生み出した奇跡の美少女、島田美波のぺったんこに関する理論研究、ですわ‼︎」

島田「ちょっと美春、何でここに居るの⁉︎」

清水「お姉様に会いたくて、来てしまいました‼︎」

家角「清水、私はそんな下らない事を研究した覚えはない。罰として-20点。」

清水「はぁ⁉︎貴方は何を言ってるのですか⁉︎お姉様の魅力が分からない貴方みたいな豚野郎こそ、減点ですわ‼︎」

家角「なんだと⁉︎貴様は俺に指図するというのか⁉︎清水美春に更に-100点だ‼︎」

島田「そもそも美春がここにいることの方を注意して欲しかったのですが………」

 

 とかいう下らない話を聞いていたかを答えさせてたし。おかげで普段文句を言わない姫路さんも、

 

姫路「あまり言いにくいのですが、家角先生にはもう少しきちんと授業をしてもらいたいですね………」

島田「いや、ハッキリ言っていいのよ。」

昂哉「ついでにクビにしちゃえ!」

 

 文句を言ってたくらいだし。

 

 

 

 

 そんなケツ先生が今日はこの間持ってきた実験器具と、この間にはなかった追加の器具を持って現れた。

 

昂哉「え〜、またシャルピー衝撃試験ですか〜?」

家角「その通りだ。だが今回は今までとは違う。」

 

 今までとは違う?いったいどういうことだろう?

 

家角「今回の実験ではこのシャルピー衝撃試験機の両側にそれぞれ1人ずつ人を固定させて行う。まずこれが固定装置だ。試しに吉井と坂本が使え。」

 

 なんだろう、すごく嫌な予感がする………また股間を痛めたくないし………

 

明久・雄二「「遠慮します。」」

家角「では留年だな。」

明久・雄二「「なっ⁉︎」」

 

 クソ、このゴミ教師め‼︎船越先生みたいな脅しを使うんじゃないよ‼︎

 

明久・雄二「「是非ともやらせていただきます………」」

 

 ということで、僕と雄二は固定装置にセットされる事になった。

 

 

 

 

 

 僕たちは固定装置にセットされると、

 

固定装置「ウィ〜ン。」

 

 それはしばらく動いた後、止まった。ちなみに僕と雄二の間には試験機がセットされている。

 

明久「先生、これはどういうことですか?」

雄二「位置を自動で調整したようにみえるが……」

家角「それについては後で話す。まずはこの試験機に新たに取り付けられた(ひも)について説明しよう。」

 

 ということで、僕たちは金属メインで出来た試験機に似合わない、取ってつけたような紐についての説明を受けた。

 

家角「俺は今回この試験機の振り子部分の両端に2本の紐を取り付けた。実験対象者の2人には振り子部分が真上の状態で、それぞれこの紐を持ってもらう。」

 

 ということで、僕と雄二は振り子に付いている別々の紐を持った。ちなみに振り子は真上、時計の針で言うところの12時の向きにセットされている。

 

家角「次に試験機の真下に鉄球を設置する。」

 

 そう言ってケツ先生は鉄球を時計の針で言うところの6時の部分、試験機の一番下のところにセットした。

 

 ケツ先生は続けて説明する。

 

家角「そして今から2人には、俺の合図があった後にこの紐を引っ張ってもらう。」

 

 振り子についてる紐を引っ張るのか〜。でも両側から引っ張ったら、振り子は動かないと思うけどな〜。

 

家角「ちなみにこの紐は意外と弱い。だからある程度力で引っ張ると、それは切れてしまうだろう。」

昂哉・雄二「「なんだと⁉︎」」

 

 紐の弱さを先生が説明した時、頭だけがいいクズ2人が反応した。いったい何がヤバいんだろう?

 

家角「2人は分かったようだな。では雲雀丘、簡単に説明してやれ。」

昂哉「分かりました!皆に順序を………」

雄二「やめろ昂哉!まだ言うな‼︎」

 

 言うな?雄二はなんで焦ってるんだろう?

 

昂哉「言わないと明久が不公平になるから先に説明するね。」

雄二「クソっ‼︎」

明久「おい、このクズめ‼︎」

雄二「うるせえ‼︎」

 

 雄二は僕をはなからハメようとしてたんだな‼︎許せない‼︎

 

昂哉「んじゃ、順を追って説明すると、

 

 

 

1、振り子の両端についてる紐を2人で引っ張り合う!

2、力が強い人の方に振り子は引っ張られる!

3、力が弱い人の方の紐は引っ張られて切れる!

4、支えを失った振り子は力が強い人の方に倒れる!

5、振り子が一番下にある鉄球に、強い人側からぶつかる!

6、ぶつかった鉄球は逆側である弱い人側に飛んでいく!

 

 

以上‼︎」

家角「ちなみに固定装置によって、鉄球の当たる位置が股間になるように自動調整されている。」

昂哉「マジっすか⁉︎」

雄二「クソ!さっきの固定装置の動きはそういうことだったのか………」

 

 どういうことだろう?僕バカだから何言ってるか分かんないや………

 

昂哉「要するに、負けるとちんこに鉄球がぶち当たる綱引きだよ‼︎」

 

 そういうことかよ‼︎このクソ教師め、なんてものを考えるんだ‼︎

 

Fクラス男子全員「「「「「はぁ⁉︎」」」」」

家角「ということで、島田と姫路にはいつも通りTA*2を頼む。」

姫路・島田「「はい………」」

秀吉「わ、ワシはその、お、女の子………じゃから………実験補助員に………」

家角「貴様は男だろう?」

昂哉「普段男ってしつこく言ってるくせに、こういう時だけ女って言って逃げるのはどうなのかな〜、秀吉?」

秀吉「うう………し、仕方ないのぅ………」

家角「では吉井vs坂本の開始だ。」

 

 ということで、僕と雄二の男の尊厳を賭けた戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

 さてと、このゴリラをどう攻略しようか…………

 

雄二「明久、残念だな。まさか使う間も無く股間が死んでしまうとは………」

明久「雄二こそ残念だね。何故なら既に君の息子は僕の人質だからさ!」

雄二「よく言うよ。喧嘩じゃ俺には勝てないくせに!」

明久「それは雄二が本当の僕の強さを知らないからだね!」

雄二「じゃあ見せてみろよ‼︎テメェの息子を犠牲にして、な‼︎」

明久「上等‼︎」

 

 見せてやるよ、僕の本気を‼︎そう意気込んで僕は思いっきり振り子についてる紐を引っ張った。

 

明久「うぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

雄二「おぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

明久「死ねぇぇぇぇぇぇぇ‼︎」

雄二「お前こそぉぉぉぉぉ‼︎」

 

 クソ!流石は野生のゴリラ、力が強すぎる‼︎しかも今は授業中だから、()()弱点は使えない‼︎クソ、どうすれば………ってアレは⁉︎どうしてあそこに………ってめちゃくちゃ都合いいじゃん‼︎これは利用するしか無いよね‼︎

 

明久「分かったよ雄二!僕は負けていい!」

雄二「ようやく諦めてくれたか。ならさっさと……」

明久「その代わり、」

雄二「その代わり?」

明久「週末はずっと霧島さんと過ごすこと‼︎」

雄二「バカを言え。この場に居ない翔子にどうやってそれを伝える?俺がお前の口を潰した時はどうするんだ?」

 

 さらっと酷いことを言う雄二。昂哉と合わせて危険人物として指名手配されればいいのに。全く、そんな事を言われたらどうしようもないじゃないか……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通なら、ね‼︎

 

明久「雄二、廊下を見てごらん?」

雄二「廊下………って⁉︎」

 

 そう、なにせ廊下には、

 

霧島「…雄二とデート///」

雄二「しょ、翔子⁉︎」

 

 トイレのついでに雄二の勇姿を見に来た霧島さんが居たからね‼︎そして雄二が霧島さんに気を取られた隙に…………

 

明久「今だ‼︎」 グイッ‼︎

雄二「しまった‼︎」

 

 一気に紐を引っ張る‼︎

 

雄二「クソ、負けてたまるか‼︎」グイッ

明久「死ねぇぇぇぇぇ‼︎」

雄二「お前こそぉぉぉ‼︎」

明久「オラァ‼︎」ブチッ‼︎

雄二「なっ⁉︎」

 

 よし、雄二側の紐が切れた‼︎後は振り子が落ちて僕の方から鉄球に当たる‼︎そして雄二の雄二めがけて鉄球が飛んでいき、

 

雄二「ぬわぁぁぁぁぁぁ‼︎」キーン

 

 クリティカルヒット‼︎

 

明久「イェーイ♪僕の勝ちだ〜♪」

 

 こうして僕の股間は守られましたとさ。めでたしめでたし!

 

雄二「………………」

 

 そして雄二は悶えている。ざまあみろ!日頃から僕を虐めてる罰だ…………って‼︎

 

雄二「………………」ヒュン!

 

 あの野郎、固定装置を解除した後、僕に向かって鉄球を投げやがった‼︎僕はまだ固定装置で固定されているのに!早くしないと!

 

明久「クソ‼︎外れろ‼︎」ガチャ、ガチャ

 

 しかもこのままだとちょうど股間に当たる!なんて正確なコントロールなんだ‼︎外れろ、外れろ‼︎外れ…………

 

明久「グブァ…………」キーン

 

 

 

 

  side 昂哉

 

 雄二が仕返しとばかりに明久のちんこめがけて鉄球を投げ、見事ストライクからのバッターアウトを成功させた。デッドボールだけど。

 

 さてと、この恐ろしい実験もといちんこマシーン付き綱引きをどう攻略しようか……………

 

 

 

 

 俺が対策を考えているうちに、

 

秀吉「えっと、次はワシと………」

横溝「俺の番か………」

 

 小悪魔天使ちゃんとそのファン3号*3の番になった。とりあえずはこの2人の様子を見るか………

 

秀吉「横溝…………は、話があるのじゃ………」

横溝「ど、どうした木下………?///」

秀吉「ワ、ワシはなんでもするのじゃ!だからこの勝負に負けてくれんかのぅ⁉︎」

横溝「な、なんだと⁉︎」

 

 やはり、ここで秀吉が命乞いに出たか……………。秀吉にしては意外な発言だと思う人もいると思うが、アイツは結構生存本能が強い。姫路飯を人一倍早く回避したり、殺してくる優子のことを上手く避けたり、佐藤に浮気と捉えられそうな事を先回りして考えたりなど…………。だから今回も命乞いを選ぶことは、結構簡単に予想出来た。さて、前秀吉にフラれた横溝はどうするのかな?

 

横溝「それなら…………俺と付き合ってくれ‼︎俺はお前と付き合えるのなら、ちんこなんでどうだっていい‼︎」

Fクラス男子「「「「「なんだと⁉︎」」」」」

 

 やっぱりそうなるか‼︎まだ諦めてなかったんだね!さて秀吉は佐藤と横溝、正確に言えば自分のちんこと横溝のどっちを取るのかな…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秀吉「すまぬ、なんでもとは言ったのじゃが、それだけは出来ん………。ワシにはもう既に心に決めた人がいるのじゃ………」

 

 おお!やっぱり秀吉は佐藤一筋か!カッコいいね!

 

Fクラス男子「「「「「ナイス‼︎」」」」」

横溝「クソっ!やはり俺ではダメか…………」

秀吉「そうじゃの。」

横溝「くっ……………」

 

 それに対して横溝が落ち込む。まあ二度もフラれたのなら当然か………。ここは俺なりに励ますか…………

 

昂哉「横溝。」

横溝「どうした、雲雀丘?俺はお前と付き合う気はないぞ。」

昂哉「俺もね〜よ。お前に言いたいことはそんな事じゃないんだ。」

横溝「じゃあ何だよ?」

昂哉「それはね………」

 

 もちろん、俺が言うことは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂哉「秀吉は女の子だから、股間に鉄球がぶつかっても大丈夫だよ!」

 

 秀吉の性別だ!

 

秀吉「昂哉、全くお主はぁぁぁ‼︎」

横溝「ありがとう雲雀丘!俺紐を引く勇気が出たよ!」

秀吉「出ないで欲しかったのじゃ………」

昂哉「それなら良かった!それじゃあいっちょやっちゃいな!」

秀吉「何も良くないのじゃ‼︎」

横溝「おう!やってやんよ‼︎」グイッ

秀吉「やらないで欲しいのじゃぁぁぁぁ‼︎」キーン

 

 こうして俺はクラスメイトの背中を押す事が出来た。やったね!ちなみに結果は横溝が意外と力が強かったこともあり、秀吉の敗北で終わった。

 

 

 

 対戦を終えた秀吉が、鉄球を持って俺を睨んできた。

 

秀吉「お主…………これでも………食らうのじゃ………」

昂哉「俺はフラれたクラスメイトを慰めただけなのにな〜♪それに、俺はまだこれから出番があるんだから許してよ〜。」

 

 結果として秀吉の股間が死んじゃっただけだからね!しょうがないよね!

 

 そんな事を思ってると、秀吉が、

 

秀吉「まあどうせ………お主は………誰にも………勝てんじゃろうから………大丈夫じゃが………」 

昂哉「くっ…………」

 

 痛いところを突いてきた。確かに俺はこのクラスの男子の中で一番力が弱い。女子も秀吉が意外と力があり、島田もあの通りなので、俺は姫路の次に弱い。姫路が参加しない以上、俺の股間が助かる事はほぼ無いだろう。だが歴代の偉人たちはどんな状況でも、0から1を作り出してきた。そうして社会は変わっていった。だから俺もその人たちに倣うべきだろう‼︎そして俺は……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂哉「…………」テクテク

 

トイレへの立て篭もり作戦を開始した。これなら授業が終わった後出てくれば、無事にこの実験を回避出来るだろう。

 

秀吉「どこに行くのじゃ?トイレならワシがついて行ってあげるぞい。」

 

 そしてすぐに失敗した。

 

昂哉「いや、うんこかと思ったら屁だったわ〜。」

秀吉「それはそれで臭いからやめて欲しいのぅ。」

昂哉「顔の前でこいてあげる?」

秀吉「お主はワシに浣腸されたいのかのぅ?」

昂哉「お前の浣腸結構痛いから、遠慮しておきます………」

 

 クソ、このままでは俺の息子が死んでしまう‼︎父親としてきちんと守らなきゃいけない‼︎そして俺は奴と対戦する事になっている‼︎なんとか奴の弱点を考えないと……………

 

 

 

 

 

 そして何人かが対戦し終わり、いよいよ俺の番になった。何を隠そう、俺の対戦相手とは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムッツリーニ「………相手が昂哉で良かった‼︎」

 

 保健体育の王だ。

 

昂哉「よりによって結構力が強い*4ムッツリーニか〜。」

ムッツリーニ「………大人しく諦めたらどうだ?」

昂哉「生憎そうは問屋がおろさないんでね。なんとしてでも勝たせてもらうよ。」

ムッツリーニ「………いい心意気だ。………だがお前の力が俺に通用するかな?」

 

 もちろん通用などするはずがない。だから明久が雄二にやってみせたように、何らかの策を用いる必要がある。とりあえず簡単に思いついたものからいくか。

 

昂哉「ムッツリーニ、悪いけど負けてくれない?そうすれば風俗のレビュー書をいくつかあげるからさ〜。」

ムッツリーニ「………息子無しでは保健体育の自主練は出来ない!」

 

 やはりもっともな事を言われてしまったか。それなら次はこれだ‼︎

 

昂哉「では素晴らしい提案をしよう。お前は女にならないか?」

ムッツリーニ「…………ならない。」

 

 断られるのは百も承知!本番はここからだ‼︎

 

昂哉「俺が負けたら玉野に女装したがってた、ってチクるよ?」

ムッツリーニ「………好きにしろ。………なんせ俺が奴から逃げればいいだけだからな。」

昂哉「女装すれば簡単に女子更衣室に入れるよ?」

ムッツリーニ「………データは既にある。」

昂哉「女の子の生々しい事情が聞けるかもよ?」

ムッツリーニ「………工藤が勝手に言ってくるからいい。」

昂哉「性転換召喚獣の時に改めて思ったんだけど、女体化ムッツリーニが俺のタイプなんだ‼︎」

ムッツリーニ「………知るか、気持ち悪い‼︎」

昂哉「俺は土屋香美と工藤愛子の百合が見たい‼︎」

須川「それは………俺も見たいな。」

福村「俺も俺も‼︎」

ムッツリーニ「………断る‼︎」

 

 くっ、中々意思がブレない奴だな‼︎クソ、一体どうすれば………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムッツリーニ「………というか工藤に迷惑をかけるな‼︎………俺とくっつくなんて、奴も嫌だろ‼︎」

昂哉「いや、そんな事は………」

ムッツリーニ「………ある‼︎」

 

 ムッツリーニが声を荒げて否定する。さっきまでのおちゃらけた雰囲気はどこかに行ってしまった。彼的には相当ダメみたいだ。

 

昂哉「ん〜、なんでそう思うの?」

ムッツリーニ「………俺は奴に相応しくない‼︎………奴はもっと良い人と………」

 

 そう言うことか。だとすると………

 

昂哉「もしかして自分に自信が無いの?」

ムッツリーニ「………………」コクッ

 

 ムッツリーニが無言で首を縦に振る。やはりそうだったか………。なら俺が言えることは、これくらいかな?

 

昂哉「でも工藤に無理矢理良い人と付き合うっていう理想を勝手に押し付けるのも、傲慢なんじゃないかな〜。」

ムッツリーニ「………そんなはずは………」

昂哉「もし工藤がムッツリーニを好きだった場合、どうなると思う?」

ムッツリーニ「………そんな事はないはず。」

昂哉「そう言い切れるの?あんなに構ってくれる子なのに?しかもムッツリーニばっかりに。」

ムッツリーニ「……………………」

 

 どうやらムッツリーニもようやく気づいたみたいだ。

 

昂哉「工藤があそこまで構ってくる男は他に居ないと思うけどな〜。」

ムッツリーニ「………でも………」

 

 だが彼はまだその事を整理出来てないというか、認めきれていないようだ。だったらもう一声か…………

 

昂哉「俺が知らないだけで、お前は過去に色々あったのかもしれない。それこそ色んな酷いことを言われたのかもしれない。迷惑だとか言われたのかもしれない。でも人間どうせ生きてれば何かしかの迷惑はかける。それこそムッツリーニの工藤への気遣いが、逆に工藤にとっては迷惑になるかもしれない。」

ムッツリーニ「………だったらどうすれば………」

昂哉「自分のやりたいようにやりなよ!それで成功すればよし、迷惑だったのなら反省して今後やらなければよし!何事もやる前からあれこれ考えてやらないのは勿体無いよ?」

ムッツリーニ「……………」

昂哉「まあこれも俺の自論の受け売りだけどね〜。とにかく、自分のやりたいようにやりなよ!この話を受け入れるもよし!受け流して今まで通りにするもよし!全てはムッツリーニに任せるよ!」

ムッツリーニ「……………」コクッ

 

 ムッツリーニが無言で頷く。先程までの怒りと不安に満ちた目は、既に自信とやる気に変わっていた。彼の心が変わったようで何よりだよ!

 

ムッツリーニ「………ありがとう、昂哉。」

昂哉「どういたしまして!」

ムッツリーニ「………それじゃあ、早速実践させてもらう。」

昂哉「おお!早速自分のやりたいようにやるのか!」

ムッツリーニ「………ああ!」

 

 もしや工藤に電話でもするのか?楽しみだな〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムッツリーニ「………俺は俺の息子を守る!」グイッ

 

 えっ?話が違うんだけど?

 

昂哉「ちょっと待ってよムッツリーニ‼︎俺が言いたい事はそういうことじゃなくて………」グイッ

ムッツリーニ「………昂哉の息子を犠牲に自分の息子を守ることは、昂哉にとっては迷惑かと思ったけど、よくよく考えてみたらそんなの分からないからな。………やらぬ後悔よりやる後悔‼︎」グイィィッ

昂哉「いや、俺のちんこが死ぬのはめちゃくちゃ迷惑だからね⁉︎」グイィィッ

ムッツリーニ「………いや、失ってわかるものもある‼︎」グイッ

昂哉「ねえよそんなの‼︎」ブチッ

 

 あっ…………俺の紐が切れて、試験機の振り子がムッツリーニ側に………そして鉄球がムッツリーニ側から俺に飛んできて………まずい、死ぬ……………

 

 

 

 

 

  side ムッツリーニ

 

 昂哉が自分の息子を犠牲に色々と言ってくれた。おかげで少し自分に自信が持てた………というよりは、もう少し積極的に行動してみようと思えた。ありがとう、昂哉。これで愛子*5とも、もっと仲良くなれるのかな…………

 

 

 

 

  side 昂哉

 

 俺はちんこに食らった痛みから回復すると、ある事を実行した。

 

昂哉「それじゃあ最後に、皆で先生にお礼を言いましょう‼︎」

家角「おお、それはいい心がけだな。では頼む。」

昂哉「よし、それじゃあ皆でやるぞ!」

Fクラス男子「「「「「オー‼︎」」」」」

 

 ということで、俺たちは………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家角「おい貴様ら‼︎ふざけるな‼︎」 ガシャン

 

 ケツ先生を固定装置にセットした。

 

雄二「それじゃあこれから家角亜成大先生に、生徒一人一人からお礼を述べたいと思うのだが………」

昂哉「一人一人言うと長いから、代わりに試験機に思いを乗せてもらう事にするね。」

家角「なんだと⁉︎」

雄二「ということで、お礼参り、開始‼︎」

Fクラス男子「「「「「オー‼︎」」」」」

 

 ということで、Fクラス男子+秀吉の48人は1グループ24人の2グループに分かれ、片方は先生と対戦する側となった。

 

明久「では先生、よろしくお願いします‼︎」

家角「ちょっと待て‼︎何故吉井の後ろに23人いるのだ⁉︎」

昂哉「これは先生と生徒の学力差を考慮してのものとなります。物理の成績において家角亜成大先生は私たちFクラスの生徒24人分に相当すると考えたので、こちらの対戦型シャルピー衝撃試験でも先生1人vs生徒24人の構図にさせていただきました。ただし先頭の生徒しか紐を掴めないため、先頭の生徒を変えて24回行いたいと思います。」

家角「クソ‼︎こうなったら無理矢理にでも逃げて………」

 

 もちろん、それについても策がある。

 

雄二「ちなみに後の24人は先生の拘束用だ。」

家角「なっ⁉︎」

昂哉「もちろん、そっちの24人分もやってもらいますからね〜♪」

家角「ふざけるな貴様らぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 ということで、ケツ先生のちんこには合計48回鉄球が打ち込まれましたとさ。めでたしめでたし‼︎

*1
大学院修士1年

*2
実験補助員

*3
1号は昂哉(自称)、2号は佐藤美穂

*4
運動神経が抜群なので、力も結構あるだろう、という設定。少なくとも非力の昂哉が勝てる相手ではない。

*5
ムッツリーニは本当は工藤愛子の事を下の名前で呼びたいが、出来ていない。




 ということで、シャルピー衝撃試験三部作の最終作は対戦型でした。男たちによる、己の息子を賭けた戦いは如何だったでしょうか?

 さて、次は恋愛絡みの話をやります。第一話の最初以外で全くスポットを浴びてなかった美波と昂哉の絡みをやります(昂哉が浮気するわけじゃないよ!)。お楽しみに!

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