バカとクズと召喚獣   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。


最終章  試召戦争最終決戦
第八十三問 宣戦布告


  side 昂哉

 

 今、俺たちのクラスでは、

 

雄二「………次、新田佑。聖典(エロ本)一冊を与える。次吉井明久、美術品(エロDVD)を与える。」

明久・新田「「ありがたき幸せ‼︎」」

雄二「次、須川亮。聖灰(エロ本の燃えカス)を与える。」

須川「……………」

 

 雄二の手からエロ本が贈呈されていた。何故こうなったのか?それは単純に言うと、俺たちはEクラスの教室を使っているからだ。先日、たった1分で終わったCクラス戦の後、俺たちはCクラスの教室を手に入れた。しかしその後、俺たちはEクラスと試召戦争をし、Eクラスの教室を手に入れてそこへと移った。普通に考えたら損な行為であるが、これにはもちろん理由がある。それはAクラスとの再戦のためだ。その作戦の都合上、このように俺たちはEクラスの教室を使っている。

 

 ただしそれだと不平不満も多いだろう。そこで考案されたのがこのエログッズ贈呈会だ。不平不満を褒美を与えることにより揉み消す作戦だ。エロにおいて潤沢な知識を持つムッツリーニが提供する極上のエログッズは、男子高校生の舌と股間を唸らせるには充分だった。

 

 もちろん男子だけではない。

 

雄二「次、島田美波と姫路瑞希。馬鹿者の壁画(明久タペストリー)を与える。尚2人だけの秘密の品のため、厳重な梱包の元贈呈する………って姫路は居ないのか。」

昂哉「うん。」

島田「ありがとう!………それはそうとウチのアレはどこに………」

ムッツリーニ「………職人ならば当然のことをしたまでよ。」

雄二「次、木下秀吉。機械力学の叡智(バ○ブ)*1を与える。尚教師にバレると最も大変なため、厳重な梱包の元贈呈する。」

秀吉「おお、美穂と使いたかったやつじゃ!」

 

 女子や秀吉にも褒美は存在する。若干一名明らかに高校生らしからぬ生々しいものがあるが、気にしないでおこう。

 

 そしていよいよ次は俺の番だ‼︎

 

雄二「そしてCクラス戦において我がクラスの危機を救った英雄、雲雀丘昂哉にはこれを授ける。」

 

 そうして雄二は俺に…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子の写真集をくれた。

 

昂哉「ちょい待てや‼︎もっと何かあったでしょ‼︎スロットのメダルとかさ‼︎」

雄二「これはムッツリーニが持って来てくれた。」

ムッツリーニ「………昂哉に合うかと思って。………工藤の協力の元作った。」

昂哉「いや、その、嬉しくないわけじゃないんだけどさ‼︎なんかこう、もっと凄いのが来るかと思ったよ‼︎」

 

 それこそ歌舞伎町全店舗無料券とか。まあ俺が風俗行かない現状を考慮したのかな?というか、よりによってなんで優子の写真集なんだよ‼︎しかもどう見ても盗撮じゃないか‼︎工藤の協力ってそういうことかよ‼︎

 

明久「あっ、嬉しいんだ♪」

秀吉「やっと素直になったのぅ!」

島田「これでめでたく優子と結ばれたってわけね!」

昂哉「おいこらそこ!揚げ足を取るな‼︎」

雄二「別に揚げ足は取ってないと思うが………まあいいか。次は作戦会議に移るか。」

昂哉「流すな‼︎」

 

 コイツら後でぶっ飛ばしてやる‼︎

 

 それよりこれからAクラス戦に向けての作戦会議だ‼︎

 

雄二「それでは以上で贈呈会を終了とする。さて、次は………」

リンネ「タカヤ、ソレナニ?」

 

 ってリンネ?何故ここに⁉︎

 

昂哉「いや、これはただの固体さ‼︎それよりなんでお前がここに⁉︎」

雄二「昂哉、その子供は?まさか年下の男の子までたぶらかしたのか?」

ムッツリーニ「………男子小学生を誘拐する成人男性………危険すぎる‼︎」

秀吉「姉上に知らせねば………」

明久「大丈夫、君?このおじさんに何かされなかった?」

昂哉「違えよ‼︎この子は函館で会ったリンネ・クライン君さ‼︎毎年行われている交換留学*2で文月に来たってわけ!」

リンネ「そのトーリ‼︎キョウからココの1ねんデス‼︎みんな、ヨロシクね‼︎」

雄二「なるほど、海外に行ったときに誘拐してきたってわけか。」

昂哉「違えっつってんだろこの妻帯者‼︎」

雄二「それも違えよ‼︎」

 

 そう否定出来るのも、後何ヶ月かな?

 

 まあそんな事より、今は大切な作戦会議中だからリンネには帰ってもらわないと。

 

昂哉「リンネ、申し訳ないんだけど、今は忙しいからまた後で………」ボトッ

 

 ん?リンネが何か落としたぞ?なになに…………Tagebuch?英語以外は分かんないけど、ぱっと見ドイツ語っぽいし、恐らくリンネが母国語で書いた何かだろう?でもどこかで見たことある筆跡なのは気のせいか?

 

昂哉「リンネ、落とし物だよ〜。」

リンネ「あっ、アリガト、タカヤ!」

昂哉「ど〜も〜!それより、今忙しいからまた後でね!」

リンネ「ワカッタ!ボクもショクインシツにいくネ!」

昂哉「職員室?」

リンネ「ウン!ゴゴのシュウカイでハナシをするジュンビをしてくるんダ‼︎マタネー‼︎」

昂哉「ばいば〜い‼︎」

 

 ということで、リンネは元気よく去ってった。それにしても、ちょっと気になることがある。

 

雄二「午後の集会?」

 

 雄二も同じことを思ってたようだ。

 

昂哉「確か3年生の進路ガイダンスだよね。」

雄二「3年の集会に1年が出るのって変だよな。」

昂哉「それ。確かにアイツは飛び級してて学力的には高3だけど、それが理由になるとは思えないし………」

雄二「今年の交換留学の話だったら俺達2年にするはずだ。」

昂哉「3年は去年高天原が行って、さっき帰ってきたばっかりだしね〜。」

雄二「だよな。」

 

 高天原か高城先輩が紹介でもするのかな?

 

 

 

 まあそれより、今はあの話だ‼︎

 

雄二「ということで、作戦会議を始めたいのだが…………姫路がまだ来てないから、HR後とする。」

 

 って後でやるんか〜い‼︎確かにここ最近の姫路は珍しく登校時間が遅めである。別に遅刻とかはしてないが。それと、優子もここ最近なんか変だ。なんか忙しいらしく、あまり会えていない。家に居る時に事情を聞いたら、

 

優子「言える時になったら、ババーンと発表してあげる‼︎」

 

 とテンション高めに返された。もしやこの2人で何かしてるのか?

 

秀吉「明久、何か姫路の事情を知っておるかのぅ?」

明久「いや、僕は何も知ら…………」

秀吉「そうかのぅ。」

雄二「姫路に関しては、試召戦争を気負いすぎてる気がするが………」

 

 まあ明久が姫路のために、ってのを姫路は知ってるからね。気負うのも仕方ないか………

 

明久「もしかして僕が姫路さんに変態って思われてるかもしれないんだ………」

雄二「お前は何を言ってるんだ?」

昂哉「それは今更でしょ。」

ムッツリーニ「………様子がおかしくなる理由にはならない。」

 

 さっきの話から何故ああなったのか………明久の思考回路には謎が多い。

 

 結局姫路が来たのはHRの少し前、鉄人と同じタイミングだった。

 

 

 

 

 

 HRの後、俺たちはいよいよ、

 

雄二「よしお前ら、よく聞け‼︎これから俺達の試召戦争の総決算、Aクラス戦の作戦概要を説明する‼︎」

 

 作戦会議だ‼︎クラスのメンバーはもちろん全員揃っている‼︎

 

姫路「………Aクラスに勝てば………」

島田「………アレを早く見つけないと………」

 

 女性陣の様子がちょっと変だが。

 

雄二「とその前に。向こうのクラスに通達の使者を出さないと………待て明久、どこに行く?」

明久「嫌だ‼︎僕は絶対に行かない‼︎宣戦布告の使者なんて金輪際御免だ‼︎」

昂哉「子供みたいに駄々こねないの、明久!」

明久「やったことない奴が言うな‼︎」

 

 もう慣れてるんだから無駄な抵抗をしなければいいのに。全く、馬鹿な奴だなぁ。

 

雄二「お前らの明久に痛い目に遭って欲しいという気持ちは分かるが………」

明久「分かるな‼︎」

雄二「今回はちょっと違う事をやる。」

明久「へっ?」

 

 実は俺は予め雄二と2人である程度の作戦を立てている。それを軽く説明しますか〜。

 

昂哉「ここで皆さんに前回のCクラス戦について思い出して欲しい。」

雄二以外「「「「「Cクラス戦?」」」」」

昂哉「俺たちはどのようにして勝ちましたか?」

秀吉「………使者兼代表である小山を取り囲んで半拘束みたいなことしたのぅ。」

昂哉「正解‼︎」

雄二「俺達が先にこの作戦をやった以上、Aクラスにやられても文句は言えないわけだ。だから従来の使者1人を送り込むやり方は戦力の低下を招きかねない。」

 

 召喚獣の操作が上手い明久を失うのは痛すぎるからね。ましてや代表である雄二が1人で行くなんてことがあったら、それこそ小山の二の舞になりかねない。

 

昂哉「ということで今回は全員で使者をやろうと思います!」

 

 だからこうするのさ!これなら最悪乱闘で済むからね!それに、クラス全員を半拘束するのは極めて難しいだろう。

 

雄二「作戦会議はその後でする予定だが、万が一乱闘になった時のために昂哉の新しい腕輪の力による脅しを行う。」

明久「昂哉の腕輪の力?何か変わったの?」

昂哉「はっきり言えば乱闘向きの技だね。自身の点数を半減させるものの、かなり強力な技になったんだ〜♪」

 

 正直、Aクラス5〜10人程度なら纏めて殲滅できる気がする。俺の新しい技は攻撃範囲と威力が共に強すぎるため、代償として点数の消費が非常に激しい。

 

秀吉「そう言われるとちと見てみたいのぅ。」

昂哉「もし乱闘になったら見せてあげるよ!」

雄二「まあ見せる事態は避けたいがな。なにせ点数差は歴然だ。昂哉が翔子を超え、姫路が久保を超えた今ですらかなりの差がある。」

 

 なにせそれ以下もかなり強いからね。そのための作戦は次の通りだ。

 

昂哉「そのために基本は多対一で潰す事!」

雄二「少しでも消耗したら撤退して点数補充をし、態勢を整えて再度勝負する。」

昂哉「またリンチを実現するために、戦場を広げて敵を分散させるのさ!教室をCじゃなくてEにしたのはこのためだよ!」

秀吉「なるほどのぅ。」

 

 C教室はA教室の隣で一番奥。開始位置に指定が無いとはいえ、点数補修のためにA教室の前を通らないといけないのはかなり不利である。

 

明久「じゃあ元の教室のままでもよかったんじゃない?」

雄二「BとCクラスは余計な茶々を入れられる前に予め潰しておきたかったからな。」

明久「なるほど〜。」

 

 一度試召戦争に負ければ後3ヶ月は宣戦布告が出来ないからね。Dクラスは万が一の事があれば清水を脅せばいいし、これで大丈夫なはず‼︎

 

秀吉「戦い方についてはよう分かった。それで、勝つための他の作戦はあるかのぅ?」

雄二「それについてだが………」

 

 昨日まで俺と雄二が考えていた作戦を皆に説明…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久「まさか、雄二が霧島さんを誑かすとか?」

 

 瞬時、俺に流れる一筋の電流‼︎これほどまでに聡明なアイディアを、何故俺は思い付かなかったんだ⁉︎

 

雄二「誰がそんな事………」

昂哉「それだ、明久‼︎」

明久「やっぱり⁉︎」

雄二「違えよ‼︎」

昂哉「まずはワイシャツのボタンをちょっと開けて鎖骨をアピールしつつ、」

明久「腕を捲って手の筋肉と血管をアピールする!」

秀吉「それじゃあプロポーズの言葉はワシが考えるとするかの。」

ムッツリーニ「………写真撮影とその後の流れは俺に任せろ‼︎」

雄二「勝手に話を進めるな‼︎」

須川「それじゃあ俺達で結婚式(ごうもん)の準備をするか。」

雄二「おい!俺の命を危険に(さら)すつもりか⁉︎」

昂哉「たった1人の命で皆が救えるならさ、やらない手はなくない?」

 

 トロッコ問題であったよね。線路を切り替えて1人を救うか大勢を救うか。あれの1人がもし明久や雄二だったら、間違いなく1人の方にトロッコを走らせるよ!

 

雄二「それに、翔子の事を間違いなく止めてくる木下はどうすんだよ⁉︎なぁ、昂哉⁉︎」

 

 瞬時、俺に流れる一筋の電流……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂哉「いや、別に俺は構わ………いや、それだと困るか………」

 

 は流れかねていた。

 

雄二「おい!お前木下のこと嫌いじゃなかったのか⁉︎」

秀吉「昂哉はもうかなり落ちてるのぅ。」

明久「最近木下さんが忙しくて寂しそうにしてるもんね!」

須川「これは殺さざるを得まい。」

昂哉「う、うるさい‼︎これは俺が良くても優子が真面目だから絶対に乗ってこない‼︎だからこの作戦は中止だ‼︎///」

雄二「だろうな。」

明久「ちぇっ、つまんないの。」

秀吉「まあ姉上はそういうところで真面目じゃからの………」

 

 むしろ3秒で断られる気がするからね。

 

雄二「ということで今回は違う作戦でいくとする。」

明久「は〜い………」

 

 そしてこの後は雄二と俺による、作戦説明会が行われた。

 

 

 

 

 

 作戦会議の後、明久を作戦のためにEクラスに放り込んだ後、残り49人でAクラスに足を踏み入れた。

 

優子「た、昂哉⁉︎何しに来たの⁉︎///」

 

 最近あまり顔を合わせていない優子はちょっと動揺しているみたいだが、まあ問題ない。

 

昂哉「俺たちの新しい教室の下見に来ました〜♪」

優子「あら、そういうことね。」

昂哉「Yes!」

 

 ちなみにクラスの連中は後ろの方で、

 

須川「個人用パソコンで美術品(エロDVD)を見ようぜ!」

横溝「リクライニングチェアに腰掛けながら聖本(せいほん)読みてえ〜!」

福村「なんならパソコンで電子界旅行(エロサイト閲覧)も出来ちゃうしな!」

 

 教室の使い道について議論してた。

 

優子「アンタら、もっと有意義に教室を使えないのかしら………」

昂哉「まあ別にいいでしょ、なんだって。」

雄二「それよりさっさと済ますぞ。」

昂哉「うん!」

 

 さあ、いよいよアレを言う時だ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂哉「クラス格差の出現から今日に至るまで、我々Fクラスはボロ小屋にとらわれ虐げられてきました‼︎沢山の花粉が侵入してきた春、直射日光が正面衝突してきた夏、そして隙間風が肌に染みた秋‼︎腐った畳の部屋で蜘蛛と一緒に過ごした日々は、とてもかけがけのないものでした‼︎だがそれも今日でお別れ‼︎皆で力を合わせて勝利を勝ち取れば、そこには最高級の部屋と暮らしが待っていることでしょう‼︎だからFクラスの皆さんは、俺に協力して欲しい‼︎共に勝利を掴み取って欲しい‼︎2020年11月24日、俺たちはここに宣言します‼︎Aクラスの悪魔共に、宣戦布告を‼︎」

高城「するのは私たちです。」

 

 えっ、今なんて?気になったので後ろを振り返ると、高城先輩をはじめ、ビッ千華、常夏コンビ、小暮先輩、リンネ、そして学園長であるばあさんがAクラスの教室に入ってきた。

*1
機械力学とは、振動を扱う学問である

*2
原作と設定変更。ちなみに今年は高天原が行った。




 ということで、最終章がスタートしました‼︎Aクラス戦をやろうとした矢先、いきなり3年生に宣戦布告されるというね。そして今後は3年生との戦いをお送りしたいと思います。

 さて、次回は原作10巻ラストから11巻にかけてです。お楽しみに!

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