未成年の飲酒や喫煙は法律で固く禁じられています。
また18歳未満の風俗、雀荘、パチンコ屋などの
入店も法律で固く禁じられています。
更には賭博、アルコールの強要や暴飲、
作中での破廉恥な行為・発言などについても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお楽しみ下さい。
side 昂哉
俺たちがAクラスの教室にに居ると、
小山「失礼、雲雀丘君はいるかしら?」
小山がやって来た。
昂哉「居ません!」
小山「いや、どう見ても居るじゃない。」
昂哉「じょ〜だん!それより何の用?」
小山「ちょっと屋上に来て欲しいの。」
なにか秘密の話でもあるのかな?
昂哉「屋上?分かったよ!そうだ、優子も来る?」
小山「いや、2人きりで話がしたいからナシで。」
昂哉「えっ⁉︎」
優子「分かったわ。昂哉、アタシに気を遣わずに行っていいわよ。隠れて聞いたりもしないわ。」
昂哉「ごめんね、優子………」
ということで、俺は小山と2人で屋上に来た。優子に申し訳ない気がするが、大事な話なのかもしれないから、相手の言うことに従うことにした。
屋上に来たとき、一応リンネが言ってたことを警戒するようにした。だが周りには誰も居ない。カメラのような存在もない。
一安心したので、
昂哉「で、話って何?」
俺は小山に話を振った。すると…………………
小山「ハッキリ言うと、私は雲雀丘君に興味があるの。」
まあそうだろうね。屋上で2人きり。告白と考えるのが自然だろう。優子を避ける理由にもなるしね。
昂哉「俺はそんなに頭が良い人じゃないと思うけど?」
小山「この前のFクラスとの勝負、ルールの穴を使って一気に逆転したんだもの。私が雲雀丘君を見る目が変わっても不思議はないでしょ?」
昂哉「まあ他人の感情をとやかく言う権利は無いか〜。」
人間、何を好きになるかなんて自分で決められないしね。
さてと、告白となったら、言うことはハッキリ言うべきだろう。例えそれで三年生との試召戦争に亀裂が入ったとしても、それでも俺には優先させたい人が居る!
昂哉「ごめん小山、俺は君の期待には応えられないよ。」
そう、俺がすべきことは、ハッキリと振ることだ。
小山「えっ、どうして………?」
昂哉「だって俺には彼女が居るし。」
小山「それって木下さんのこと?あんなの無理矢理付き合わせただけじゃない?」
昂哉「確かに最初はそうだった。でも一緒に過ごしているうちに、段々と気持ちが変わって来たんだ。コイツなら一緒に居てもいいって。俺の好意は本人に否定されちゃったけどね。」
小山「それって彼女が怖いとか、段々と洗脳されてきたとかじゃないの?」
昂哉「違うよ。アイツはそんなことをするような奴じゃない。」
小山「………でも………」
昂哉「辛いのは分かる。でも諦めて。」
小山「…………分かったわ。」
昂哉「ありがと。」
小山「それじゃあさようなら………」
昂哉「バイバイ。」
小山は泣きながら帰っていった。まあショックを受けるのも当然だろう。でも俺は自分の気持ちに正直に生きたいんだ。許してくれなんて言わない。だけどこの俺の決断を受け入れてくれ。
さてと、そろそろ教室に戻りますか…………ってリンネの手紙………まさか⁉︎
キーンコーンカーンコーン
やべっ、チャイムが鳴っちまった!とりあえず次の休み時間に聞かないと!
そして次の休み時間、俺は一目散にAクラスの教室に向かい、
昂哉「はぁっ………優子、優子は居る⁉︎」
優子を呼んだ。
優子「居るけど………どうしたの、昂哉?」
昂哉「お前、なんか酷い目に遭ってたりしない⁉︎」
優子「へっ⁉︎い、いや、そんなことはないけど………」
良かった、
昂哉「安心したよ………それと………」
優子「分かったけど、ホントにアタシは大丈夫だから!」
昂哉「そうか………」
そうだ、あとあのことを話さないと。
昂哉「それと、さっきの小山のは告白だったよ。フったけど。」
優子「えっ⁉︎そ、そうなんだ!」
心なしかホッとしている優子。嬉しそう。こっちまで嬉しくなるよ!まあちょっとびっくりしてるようにも見えたけど。
昂哉「それじゃあ授業あるからまた!」
優子「うん!バイバ〜イ!」
そして俺は優子に別れを告げ、再び自分の教室へと戻った。
そしてその2日後、俺は朝登校すると、
雄二「う〜ん………」
何やら不満そうな雄二を見かけた。確か昨日はクラス代表同士で作戦会議があったはず。俺は作戦会議の内容をすぐに聞きたかったが、
力哉「雲雀丘家の人間はな、服なんて着ないし、飲み会を絶対に断らないし、」
克哉「やることなすこと全てがめちゃくちゃでなきゃいけねえんだ。」
力哉「そして今日は家族での飲み会。」
克哉「だからすぐに帰ってこい。」
家での飲み会のせいで早く帰らざるを得なかったが。それにしても、なんか思うようにいかなかったことでもあったのかな?
昂哉「どしたの、雄二?」
雄二「いや、なんでもない………」
昂哉「嘘つけ。昨日の作戦会議でなんかあったでしょ?」
雄二「あ〜、まぁ………」
昂哉「なんか面倒なことでも押しつけられたの?」
雄二「バカ言え。面倒ごとぐらいで俺がキレるか。」
キレると思うけど。でもまあ、そうじゃないって事は………
昂哉「意見が聞き入れられなかったってこと?」
雄二「う〜ん、まあ、当たらずとも遠からずだ。」
当たらずとも遠からず?なら…………
昂哉「発言権を無くした、とか?」
雄二「正解。クラス間の纏まりを得るためにな。」
ドンピシャだ。雄二はあれこれと指示を出したいタイプだから、自分が意見出来ないなんてのはかなりキツいはず。そしてこれは全体にとってもかなりの大打撃だ。
昂哉「それはキツいね………他に頼れる人は居るかな?クラス代表の中で。」
雄二「翔子は…………頭は回るがあまり前に出てまとめるタイプじゃないし、根本は根本だ。小山も………アレだし、清水もまとめるタイプじゃない。中林も正直微妙だな………」
昂哉「確か…………に?」
ん?なんか今おかしいところがなかったか?
昂哉「なんでDクラスは平賀じゃなくて清水なの?」
確か代表は平賀なはず………
雄二「確かに………休みだったのか?」
雄二も言われて気づく。どうやらこっちも相当気が参ってるようだ。
昂哉「かもね。」
雄二「まあ、そうだろうな。」
まあ多分ただの体調不良だろうけど、一応確認しに行くか〜。
昂哉「んじゃ、俺はDクラスに行ってくるわ〜。」
雄二「ああ。」
ということで、俺はDクラスの教室へと向かった。
途中、隣のF教室から出てきたトオルに話しかけられた。
黒崎「よう、昂哉。なんか俺の教室が臭いんだけど、気のせいか?」
昂哉「うっすトオル。多分気のせいじゃない?」
黒崎「そうか。ちなみに蜘蛛の巣が張ってるんだが………」
昂哉「気のせいじゃない?」
黒崎「そうか…………」
どうやら彼はF教室の酷さに頭を悩ませてるらしい。
黒崎「ところで小山がお前に告って粉砕したらしいな。」
そしてやっぱりその話題か………
昂哉「そうだよ。まさかお前、小山のこと狙ってたの?」
黒崎「なわけねえだろ。」
昂哉「恥ずかしがらずに言ってごらん♪」
黒崎「恥ずかしがってねえって。それで小山のことなんだが………」
昂哉「奴がどうかしたの?」
黒崎「今度はFクラスの坂本って奴を狙ってるらしい。」
昂哉「マジで⁉︎」
黒崎「マジで。」
確かに雄二は俺とは違って小山が求めるずる賢い奴に相当する。俺からフラれてすぐ次を狙えるほど立ち直りが早いのには個人的に嬉しいが、試召戦争的には嬉しくない‼︎もしや昨日雄二が揉めた原因ってそれじゃないよな⁉︎だってあの場には霧島に根本が居たんだぞ⁉︎でもそれなら発言権を無くしたのにも納得がいく。雄二ならクラス間の調和を考えて言わなくてもおかしくはない。そして奴は異性関係にめっぽう弱い‼︎
昂哉「アイツは既に婚約者が居るんだけどな………」
黒崎「マジで⁉︎それ誰⁉︎」
昂哉「霧島翔子。」
黒崎「マジかよ………。全く、羨ましい奴だぜ………」
昂哉「だよね〜♪そんじゃあ、俺用事があるからこれで!」
黒崎「ほ〜い。そんじゃあ試召戦争、頑張ろうぜ!」
昂哉「ああ!」
ということで、俺はトオルと別れてDクラスの教室に来た。のだが…………
清水「平賀君は体調不良でしばらく学校に来れないため、しばらくは美春がクラス代表の代わりをやりますわ!」
なんか凄いことになっていた。
玉野「あっ、アキちゃんのスポンサー*1だ!」
昂哉「ど〜も、スポンサーです〜!んで、平賀は大丈夫なの?」
玉野「しばらく来れないって事は、ちょっと重い感じなんじゃないかな〜?」
昂哉「やっぱそうなのか〜。」
ゆうてまだ5日あるけど来れないって事は、インフルか何かなのかな〜?
清水「ななな、なんでおじさ………雲雀丘君がここに⁉︎」
おい清水、今俺のことおじさんって言おうとしたでしょ。
昂哉「いや、平賀のことが気になってさ〜。」
清水「あああ、貴方は平賀君と仲良かったのですか⁉︎」
昂哉「いや、そんなことないけど〜。」
清水「そそ、それなら良かったのですわ‼︎」
正直平賀とは喋ったことないし、ハッキリ言って顔もあまり覚えていない。でもなんで清水はこんなに動揺してるのだろう?そういえばこの間の
昂哉「まあ、なんとなく事情は掴めたよ。それじゃあ、試召戦争一緒に頑張ろうね〜♪」
清水「は、はい‼︎」
玉野「それと、アキちゃんに着せたい服なんだけど………」
昂哉「試召戦争終わったらカタログ見せてね〜♪」
玉野「分かった!」
とりあえず、リンネの手紙と関係あるのかは分からんが、清水も少し警戒することにしよう。そう思いながら俺はDクラスの教室を出て、自分の教室へと帰った。
教室へ帰ると、早速俺は、
昂哉「雄二、ここ屋上から近いんだけどさぁ、焼いてかない?」
雄二「あ、ああ、別に構わんが………」
雄二を屋上へと呼び出して、
昂哉「聞いたよ、小山に告られたんだって〜w?」
今話題の話を振った。
雄二「何故知ってる?」
昂哉「人から聞いた♪もしかして発言権無くしたのってそれでしょ〜w?」
雄二「………ちっ!そうだよ!」
不貞腐れる雄二。やっぱりトオルの言ってた事は真実だったわけだ。
昂哉「そんな怒んないでよ〜。せっかくクラスの皆がいないところで話振ってあげてるんだからさ〜♪」
雄二「そうかそうか。そりゃど〜も。」
昂哉「ちなみに2日前には俺も告られたよ、小山に♪」
雄二「………マジで?」
昂哉「うん、マジ♪フったけどね〜。」
雄二「………だから小山は俺のところに来たのか?」
昂哉「さあ、それは知らな〜い♪」
ぶっちゃけ一番好きなのが俺で、二番手が雄二って感じだと思うけどね。俺がダメだったのなら、気を取り直して雄二を狙ったのだとしてもおかしくはない。
昂哉「まあとにかく、一つの判断材料は与えました!あとは自分の頭で考えて、どっちが好きかを選んで下さい!すぐにとは言わないけど。」
雄二「……………」
昂哉「告白してきた側も勇気を振り絞ったわけだから、された側もフる勇気を出すのは当然のことだよ。そしてどっちを優先させるかは雄二次第。時間をかけてでもいいから、きちんと自分の頭で考えること!」
雄二「…………ああ。」
昂哉「もしそれで試召戦争に負けるような事があったら、小山をフった俺のせいにでもすればいいよ。俺がアイツを受け入れてたらこんなことにはなってないわけだし。」
雄二「………お前や木下はそれでいいのかよ?」
昂哉「俺はいいよ!というか良くないと言わないし。あと優子にもし非難がいくようなら、俺がそれを受けるね。あくまで判断したのは俺だしさ〜。」
雄二「………分かった。ありがとう。」
昂哉「んじゃ、試召戦争ではよろしくね〜。」
雄二「…………ああ。」
これで試召戦争の不安の種が消えたとは言い切れないけど、一応雄二の助けをする事は出来た。あとは雄二が決めるだけ!そのための憎まれ役なら、いくらでも買ってやる‼︎
そして試召戦争までのしばらくの間は全て勉強と点数稼ぎのテストに費やした。伸びに伸びた点数は霧島を超え、既に高城先輩にまで匹敵するようになった。流石に高天原クラスには遠く及ばないけど、やれるだけのことはやった。後は全力でぶつかるのみだ‼︎
そしていよいよ2020年12月1日、三年生との試召戦争が幕を開けた。
ということで昂哉が小山をフる回でした。昂哉は元々中学時代にモテてたため、フるのにも慣れています。そして最初は悪魔だの貶してた優子の存在が、もはや無視出来ないほどに大きくなってきていますね。そして小山はその後は原作通り、雄二にアタックします。
さて、次回からはいよいよ三年生戦の開幕です。お楽しみに!
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