ジェダイ×ジェダイ   作:メソ…

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8話 天空闘技場×パダワン

屈辱の敗戦から19日後、俺はようやく200階に到達していた。

今まで俺は負けた相手には今度は勝つ!という精神で臨んできたのだが、バクテリアンとはもう二度と戦いたくない。

心が完全に折れてしまった。俺の若干天狗だった鼻も折れた。

どうやらまだ50階あたりでくすぶっている(奴が燻るとか字面が悪夢のようだ)ようなので、彼が200階にまで上がってこない事をただただ祈る事にしよう。

二度と会いたくないのは勿論だが、もし奴が200階に来て念能力を開発したらきっとこんなのになるはず。

 

【意思持つ臭気】

・操作系能力

自身が放つ臭気や汚物を凝縮しオーラを核にそれらを人形として操作する

その人形が何をするかは考えたくもない

 

 

【拡散する悪意】

・放出系能力

当たった対象から自身と同じだけの臭気が発生する念弾を作ることができる

当たっても悪夢、外れても悪夢。リングという限られた空間においては無敵に近い。

 

 

他の系統については夢に出てきそうなので割愛する。

最近は悪の芽は早めに摘んでおくかとゼノさんの名刺を見つめている自分に気付く事が多くなってきた。

 

閑話休題。

 

何はともあれ毎日一勝ずつこつこつ進め200階に到達した。今までは念を使えない雑魚ばかりだったが…雑魚ばっかりだったんだが!

この階では念能力の習得が前提となっているようで、一応選手はみんな纏を纏っている。

が、ほとんどの奴らは200階に来て初めて念能力を習得したような情弱ばかり、つまり200階到達と同時に手痛い歓迎を受け、念の開眼と共に体に致命的な損傷を受けたり、そもそも念を開眼しても大抵は四大行練と纏と発だけしか出来ず。六性図にいたっては存在も知らないような残念な集団のようだ。

どおりで糞みたいな纏なわけだ。今まで出会った念能力者って何気にみんなエリート集団だったからなぁ。こういうのは初めてみた。

そう考えれば、この有様も当たり前か。まぁ変化系能力者の癖に操作系の技を2個も持ってる俺が言って良い事じゃないんだけどな!

そんなへなちょこ念能力者達は俺が隠でオーラを隠しているのに気付かないのか、先を争って俺との対戦を望んできた。

どうやら談合のような制度も生まれているらしく突然じゃんけん大会を始め、そして勝ったサダソとかいう隻腕の男と勝負する事になった。

 

リングに上がり試合が始まるが彼の念【レフトハンド】(俺命名)はもし腕を切り落す事を制約に念能力の強化を狙ったのなら恐ろしい左手になっていたと思われるが、そんなわけも無く纏状態の俺が喰らっても無傷ですみそうだ。

勿論そんな義理も無いので後頭部に華麗にチョップを決めてKO。

200階以降はファイトマネーは出ないが、これまでのファイトマネーの合計3億を今回のサダソ戦で自分にオールインして10億もの大金を手に入れた。もう十分すぎるほど稼いだし、強い奴もあまり居ないので、ここには用は無いかなぁと思い、去る事に決めたのだがキモイ奴に出会ってしまった。

 

「ククク、君はなかなか美味しそうだね❤」

「そういうあなたはかなり気持ち悪いですね」

 

このキモピエロの事は流石に俺も覚えていた、キャラが立ってるし割とメインの登場人物だったな。

そのオーラは気持ち悪いの一言。自己愛に発する歪んだ他者に対する感情が伝わってくる、とは言えそこまで強そうではないな。

もちろん俺よりはオーラの総量が多いし経験も豊富っぽいけど、その自信過剰さからくる油断、慢心を突けば俺でも初戦なら楽に勝てると思う。

慢心なしでも五分ってところだろう。あとはこいつの念能力次第だけどどんな能力だったかな?

こんな事なら主要キャラの念能力ぐらい書き留めて置けばよかった。

それにしてもこの獲物を前に舌なめずりをしたようなオーラは、ちょっとむかつくかも。俺の事を完全に弱いと思ってやがるなこのピエロ。

普段からライトセーバーにオーラを注いでいる所為で、オーラが乱れているように、またMOPもAOPも少ないように見えるのかゼノさん曰く俺をオーラから判断すると実力がかなり下に見えるそうだ。

今なら勝てると思うし、まだ人殺しする勇気の無い俺でもこういう殺人鬼の四肢を刎ねる事に罪悪感を覚える事はない。

あれ?それで良くないか?こいつをぶちのめした後ブラックリストハンターに通報すれば終わりな気がする。他のハンターとは違って

ブラックリストハンターの連絡先はネットに載ってるしね。よし…

 

「つれないなぁ♠今度ボクとヤろうよ❤君はなかなか美味しそうだ❤」

「え?いいんですか?俺ここに修行で来てて、強い人と戦いたいなぁ、と思ってたんです!でもここに居る奴らみんな雑魚ばっかで…」

「お、いける口だね♠場所、日時はいつにするかい?❤」

「じゃあ明後日でいいですか?」

「オーケイ♦楽しみにしてるよ❤」

 

 

 

 

 

 

 

『アキン選手VSヒソカ選手!! 注目の試合が始まろうとしています!ご存知ヒソカ選手は4勝0敗、その勝ちは全て相手の死を意味するまさに死神です!

対する常にフードを目深く被った怪しげなアキン選手は1勝0敗、ですが200階に到達するまで一階での一敗を除き19日19試合連続勝利を決めており、その全試合時間の合計はなんと19秒、1試合平均時間1秒という前人未到の記録を打ち立てました。なお彼の戦績に傷をつけたのは、例のバクテリアン選手ということで…』

 

あーあー聞こえなーい。バクテリアンに負けた後は慢心を一切捨てかなりマジで戦ってきたのでこんな事になってしまった。

大観衆の中俺とヒソカはリングに入場し、アナウンサーの紹介を聞いている。

ヒソカは嬉しくてたまらないのか、ニヤニヤ笑いと共にズボンの上から分かる程にサンがエレクトしていて、とにかく気持ち悪い。

野次もかなりひどいな。この会場のほとんどが俺の残虐な死に大金を賭けているようだ。

俺はギャンブルは嫌いなので、自分に3億だけ賭けておいた。倍率5倍だしこれで十分だろう。

ちなみにサダソ戦の時は自分の勝ちを客観的に確信していたので全財産オールインしてもそれは賭けではないのだ。

これが金持ちが金を持っている理由だと思う。

 

 

 

そして会場のボルテージが最高潮に達した時、審判が舞台の俺たちに宣言した。

 

「ポイント制&KO制、時間無制限!!始め!」

 

試合開始と共に俺はヒソカに向かって一気に突撃するが奴は俺の初撃を足を動かさずに受けようとしているらしい、そのオーラからは避けよう、防ごう、反撃しようという積極的な意図が全く感じられない。ヒソカは品定めする事しか考えていないらしい。

アホやな…。

まぁゆるゆるの俺はヒソカを殺す気が全く無いので当然俺のフォースには殺気が全く篭ってないからそのせいもあるのだろうけどね。

とは言え勝負の最中油断しているような奴を見逃すほど俺は甘ちゃんではない。

直前で急加速を行いライトセーバーの間合いに入った瞬間ライトセーバーの隠を解くと同時に起動、ブォンという爽快な音と共に一閃した。

 

「右足戴きます。」

「ぐぅ…?」

「クリーンヒット&ダウン!」

 

 

奴の右足を焼ききってやった。苦し紛れかそこら中にオーラを飛ばしてくるがそれもバレバレな上に激痛のせいか非常に稚拙な攻撃だ。

あっさりと避けてみせる。

 

 

『おーっと!!、先制攻撃を決めたのはアキン選手!私には何があったのか全く見えませんでした!気付いたらヒソカ選手の脚が切断されているというまさに速攻!』

 

 

普通の人間はここで「油断したなキリ」とか言って相手の回復を待つのかもしれないが、俺はさらに畳み掛ける。

予想通り異常なメンタル力により既にクラウチングスタートの様な体勢を整え終わったヒソカの後ろに回り、さらに左足を切断しようとする、がヒソカは離れた場所まで伸ばしたオーラに引っ張られていき外してしまった。なるほどさっきオーラを適当に飛ばしたと思ったのは、機動力の確保のためだったのか。あの土壇場ですごいな、本気モードになってきたようだ。

それからも攻撃をしかけなんとか意をつかもうとするが、オーラが収縮しているらしくなかなか攻撃を当てる事が出来ない。

そんな事を繰り返しつつそのまま戦いは持久戦の様相を呈してきたが、持久戦ならこちらに分がある。どうやらオーラによって止血をしているようだが、完全に止める事は出来ていないし、いくら変態でも足を切断されるのは精神的にかなりきているはずだ…きっと。

それに気付いたのかヒソカは天井にオーラを飛ばしそれを収縮させものすごい勢いで上昇、スパイダーマンよろしく天井に張り付いてしまった。

それにしてもアホみたいに高い天井だなぁ、よくオーラが届いたもんだ。

 

「逃げるなんてあなたらしくなさそうですけど」

「くっくっく、流石に左足まであげたらボクが負けちゃうからね❤」

 

そういうとヒソカは天井でニヤニヤ笑いながら作戦タイムに入ったようだ。あそこまでジャンプして攻撃してもまたスパイダーマン避けをやられるか、カウンターを食らうだけだな。

公衆の面前で念動力まで披露するのは避けたいし、ヒソカは休憩タイムのようなので、攻撃に時間をかけても問題ない…とも思ったが、出し惜しみは慢心の始まりである。ここでヒソカを確保しておかないと後々の悔恨になりかねないし、俺の念動力って解ってても対処法があるタイプの能力でもないのでもう一気に攻撃に出る事にした。

ライトセーバーを腰に戻し、俺はリングの中央に立ち精神を集中させ、両手を徐々に上げていく

 

『なんとぉオオオオ、アキン選手の周りでリングの石板が30枚近く浮き上がっています!さらに回転し始めたぞおおおお!。』

 

これだけ多くの物体をそれぞれ別の操作をする事はできないが、同じように操作する事は出来る。浮いている石板に回転をかけどんどん回転数を上げていく。遠くになればなるほど操作精度がにぶるので近い位置にある時の準備が重要なのだ。

そして回転数が十分になったので石板をヒソカに向けて撃ち放つ。

ちょっとパルパティーン的な絵面になるがいたしかたない。俺の唯一の遠距離攻撃技だからなこれが。

 

『大量の石板がヒソカ選手に殺到します!これは避けれないヒソカ選手!』

 

石板は堅で防げば致命傷にはならないが、全方位から来るので凝によって功防力をあげる事は出来ない、よって衝撃を全て殺す事は無理。

念動力でヒソカに石板を飛ばし始めた直後、ライトセーバーを抜き俺もヒソカに向かってジャンプする。そして石板が砕けた事で生まれた粉塵を目隠しに、石板のダメージを隠し切れないヒソカの左足をとどめとして切り飛ばし―これによってさすがの変態ヒソカも苦しむかと思ったが、なぜか大喜びしている―まだ余裕そうなので、俺の全フォースを込めた念動力で地面へ叩き落してやった。

さて俺も降りるか、と思った瞬間ヒソカの左足が俺の顔面に向かって飛んできた。文字通りの意味で。

く、今度は俺の油断か!すでにヒソカの意は途切れ失神してたから全く警戒していなかった!

無意識で俺にオーラを貼るとは伊達に戦闘狂じゃないみたいだ。

とっさに腕でガードするが、かなりのオーラが篭っており右腕に凄まじい激痛が走る。激痛により着地を誤りかけるが念動力により体勢を調整し、なんとか上手く着地した。

俺の右腕が折れてしまったが、ヒソカはすでに両足を失い失神している。

 

「KO!勝者アキン選手!」

 

 

ここで審判によるKOのコールと共に俺の勝ちとなった。

基本的にいい感じで試合を進められたのに、詰めを誤まったなぁ。

まぁこの腕もこの感じなら、綺麗に折れているだけっぽいので大丈夫だろう。開放骨折や粉砕骨折じゃなくて良かった!

 

 

『結局何がなんだかわかりませんでした。ヒソカ選手両足、意識を絶たれ完全に戦闘不能!前評判を覆し「バクテリアンのうんこ」こと、アキン・アースウォーカー選手の勝利です!』

 

俺が余りにも速くバクテリアンの後ろに回り込んだせいで、屁と共に俺が気絶した時観客のほとんどが俺がバクテリアンのお尻から突然現れたように見えたらしい。その後俺の強さとバクテリアンがあれな感じなのでこんな2つ名になってしまった。

 

まぁ何はともあれ…ゼノさんの名刺はどこだあああああ。ぐすん、ごめんじいちゃん。俺穢れちゃった。

 

俺が頭を抱えていると舞台の上に5人の男達が現れる。どうやら俺が連絡しておいたブラックリストハンターブシドラ=アンビシャスとその仲間のようだ。

ヒソカと約束をした2日の間にブラックリストハンターのブシドラさんと連絡を取ったところ、ヒソカの名前は知られていたなかったが、顔と通り名「ピエロの殺人鬼」として30億Jの賞金がかけられている事が判明した。別に賞金はいらないので厳重に捕まえといて欲しいと言うと、すぐに来てくれた。俺が勝っても負けてもヒソカ確保に動くそうだが、というか最初は子供にあんな危険人物と戦わせるわけにはいかないと俺を止めてきたぐらいだ。

でもこの人がヒソカと戦ったら死んじゃうだろうなぁ。

ブシドラさんからは濁った欲望はあまり感じず、まともなブラックリストハンターであると伝わってくるので、出来れば死んで欲しくないと今回俺らしくもなく本気の本気を出し足を切り飛ばして勝つことにしたのだ。

ブシドラさんの仲間がオリのようなものを具現化しヒソカは連行されていった。足は牢獄にて完全に拘束できたら治療してあげるそうだ。

最後にブシドラさんは俺にプライベート用の番号を手渡しながら

 

「よくやったアキン。しかしお前かなりの凄腕だな!その腕をブラックリストハンターとして役立てるべきだ!」

 

と熱く語り始めて若干うざかった、まぁ俺もジェダイを目指す身としてそんな道も悪くないかとも思ったし、元々ハンター試験を受けるつもりだったので、試験を受ける時には必ず連絡する事を約束した。

なんでもナビゲーターを紹介してくれるらしい。ありがたい!

仲間に急かされるように会場を後にするブシドラさんを見送り俺はリングを後にした。

しかし今回の件で俺の念能力についての情報はかなり漏れてしまうだろうなぁ。

とは言え一番重要なオーラに対する脆弱性は多分露見していないはず、いやもしかしたら最後のヒソカの最後っ屁を受けた俺を見て気付いた奴がいるかもしれないな。

これが強い人が天空闘技場にいない一番の理由なんだろう。

天空闘技場に全てをかけるならまだしもここで洩れた情報が何時か命取りになるなるかもしれないリスクとフロアマスターの名誉だったら俺はリスクを回避したいと思う。そもそもフロアマスターになりたいとも思わないしね。

 

そんな考えもあり、さらに路銭も十分稼いだし、インタビューとか色々めんどくさくなってきた俺は天空闘技場を去ろうかと思っていたのだが、あまりにも新人達が可哀想だったので200階に上がりたての奴らの精孔を開けてあげたり、洗礼によって中途半端に精孔の開いた奴の矯正とか色々していたら50人近い人間が集まってきてしまった。

だがどいつもこいつも醜い欲望でオーラが濁っており、こいつらに六性図と水見式を教えてもろくな事にならないと直感的に分かるので、あくまで纏と練と堅だけ教えておいた。まぁ基礎だけなら問題あるまい。

だが半年ぐらい教えてもなかなか上手にならないのこの子達。

座禅を教えても集中力すぐ切れるし、基礎トレをしろという俺の言葉をシカトして遊んでたりしてやる気が見えない。

まぁ俺だって結構長い間真面目に修行して今に至るしこんなので簡単に上達する訳ないわな。

そんなこんなで俺の教える気が急低下していたある日のこと。

最近では受付の人も新人が来るととりあえず俺のところに案内するという風習が出来てしまい、これにより俺はさらに天空闘技場から離れ辛くなっているのだが、ある時カストロという新人が俺の部屋にやってきた。

 

「初めまして、カストロと申します。ここに来ないと200階での試合の準備が終わらないと受付の人に言われてきたのですが」

「準備が終わらないというか、その状態で試合に臨むとひどい目にあうという事ですよ」

 

カストロのオーラは垂れ流しの状態ではあるが、とても穏やかで凛としたオーラを感じた。

すでに俺とヒソカの試合を見ていたらしく、俺に対してどこか尊敬のまなざしを向けてくるし、俺の念に関する説明も素直に聞いてくれる。

なんかこのピュアな視線は俺の心のどこかをくすぐるな。だが次の一言はもっとすごかった。

俺が念についての説明を終えとりあえず座禅を組んでみてと言うと

 

「わかりました師匠(マスター)」

「!?」

 

つ、ついに俺がマスターと呼ばれる日が来るとは!

この一言により俺のやる気は天空闘技場を越えクルルーマウンテンよりも高くなった。

将来有望そうなこの青年を育てるのはジェダイ・マスターとしての義務かもしれないな!

 

「カストロよ、俺の修行は長く退屈で険しい、それでも最後までついてこれれば、一端のジェダイとなれるだろう…。俺のパダワンになる気はあるか?」

「イエス、マイマスター。」

 

 

最初は無理やり起こそうと考えていた俺だったが、普段からしているらしい堂に入った座禅を組むカストロを見て、これなら無理やり起こさなくても付きっ切りで教えれば、準備期間の90日以内には精孔を自力で開く事が出来るだろうと思い、今まで教えてきた50人ぐらいいる弟子(?)を一堂に集め彼らに向かって掌をかざし、

 

「俺が今まで教えたように、真面目に修行していなさい」

 

と、指示(マインド・トリック)を与え、カストロの修行に専念する事となった。

 

精孔が開くまでは座禅と基礎トレーニングを繰り返す毎日を過ごす。

カストロと組み手を行ったが彼の虎を模した象形拳である虎咬拳はかなりすばらしく、非念能力者の世界ではおそらくトップクラスに入るだろう。

そもそも下手な念能力者なら倒せるかもしれない。

と言うかフォースの強化が無かったら絶対に勝てないし、なんか師匠としてはずいわ。

座禅は俺のライトセーバー式座禅法を採用する事にした。

 

「パダワンよ。お前には何か好きなものがあるか?形のあるものがいいのだが」

「そうですね。やはり虎が好きです」

「よしならば座禅の時は常に虎の形のみを思い浮かべる事を心がけよ」

「分かりましたマスター」

 

カストロが使うのは象形拳だし、上手くシナジーしてる感じがあっていいな。

23日目でカストロは精孔を開け、あっさりと纏をこなしてみせた。練、絶の習得にはさらに15日ほどかかった。

比較的早く終わったのは、練と絶が武道家の訓練の延長線上にあるから勝手知ったると言った具合だからだろう。

水見式で彼の系統が強化系であることもわかり、六性図と発の最大習得率の事も伝えた。

俺の考えでは強化系で虎咬拳の威力の増強を、変化系でオーラに切断力を、放出系で虎咬拳で届かない遠距離への念弾をが有効だと思うが、自分の念能力は自分で考えないと全く意味が無い。

彼が系統別の修行や堅の持続時間の延長などオーラに関する修行をこなしている間、俺はそれにアドバイスを出しながら、今後パダワンに教えるためにあまり使わない流の練習をしたり教える事をメインとして自身の修行を行っていた。

 

だが俺はライトセーバー式座禅法の欠点に気付いていなかった。

 

 

 

@@@@@@@@@

 

 

一年後…。

 

パダワンに呼ばれ、彼の部屋にやってきた俺はとんでもないものを見た。

巨躯に太い前足、ふわふわの体毛につぶらな瞳、唸り声を上げる喉。

 

「マ、マスター!見てください!ついに完成しました。」

『グルルルルル』

 

 

パダワンが虎を具現化しやがった!

 

 

 

 

 




おまけ

ふん、ヒソカの奴あっさりやられちまったね。
あいつを助けてやる義理もないし、なによりあのアキンとかいう奴がやばい。あの光の剣と私の糸の相性は最悪といってもいいだろう。
それに奴とは関わらないほうがいいと私のカンも告げている。
とりあえず団長に報告かな…。
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