これは自分が三月にpixivに投稿した作品です。良かったら批評や感想待ってます
七耀暦1204年8月31日
そこはエレボニア帝国とクロスベル自治区を挟む様に作られた要塞「ガレリア要塞」そこは軍の中でも優秀なグレイブ中将によって両国間の関係を維持し、抑制している
だが今日だけは違った。ガレリア要塞内は今非常に混乱した状態に包まれていた。新型の戦車の試運転行われる訓練場「演習場」は不規則に耳を突く爆煙と爆音により崩れ始めていた
そこには味方戦車である馬の紋章が刻まれている筈の数台の戦車が、同じく兵士が乗車している戦車に向かい砲台を向ける。負けじと兵士の方も砲台を向けるが相手の方が素早くきめ
放つ
その放った弾丸は垂直に兵士戦車の真ん中を射止め、粉々に砕いた。乗っていた兵士は戦車内のオイルが漏れる匂いを嗅ぎ急いで上の扉から出て、戦車の影に潜む
「くっそ一体どうなってる⁉︎何で味方戦車が俺達を襲う?」
「分からない一体誰が操縦している⁉︎このままだと持ち堪えられないぞ!早く第四機甲師団に連絡。グレイブ中将の助けを呼ぶんだ」
兵士達はこの場の静寂を、急がんと各々に連絡や味方の誘導に力を注いでいた。
そんな時無数の黒煙と焼夷弾の匂いが立ち込める。ガレリア要塞内に続く入り口に途中線と数十名の紅の立ち上がる馬の紋章を肩につけ走る青年達その先を走る。
マントを着込む清潭な顔立ちの男性と、その隣を走る桜色のロングヘアーを靡かせる旨の谷間を強調される服を着込んだ美しい女性が入り口内に突入すると、外の同じ様に硝煙弾の鼻に突く匂いとそれと同時に何か死んだ様な腐敗臭が強烈な匂いが襲う
「これって!」
「全員死んでいる?」
「何でこんな事が‥」
そこには先程要塞内にいた多くの兵士達が転がっていた。だが彼等の目には全く生気が感じられる。体には無数の銃弾が撃ち込められた後が残り、何人か生きている者がいるか立ち上がる者はいないのか平均な東洋人の男は見渡したが一人として立ち上がる者がいなかった。
先程先頭を走っていた金髪の男性はこの状況を冷静に分析していた。恐らく彼はこういう状況に耐性があるのであろう。恐らく彼等の教官的立ち位置の二人
「図られたな、恐らく演習場の戦車の暴走は恐らく揺動だろう」
「えぇ、クロスベルの通商会議を本気で狙うつもりでしょう、目的はやはり二問の「列車砲」ね」
桜色の髪の女性も同じく隣の男性の分析に賛同する。「列車砲」の単語が出た時後ろの青年、少女達は全員驚愕を表した。その中で成る程と黄色の髪をした整った顔の青年が理解した。
「やはり狙いは鉄血宰相の首だろう」
「嘘だろう⁉︎一人の人間を殺す為にそこまでやるのかよ。」
「‥うん、本気で正気じゃないな」
「愚かな‥こんな暴挙に出るとは」
列車砲の威力を全員実際に見た事は無いが、ここに来るまで、色々と教わった生徒達は背中に氷を突きつけられた様に、背筋が冷たくなる感覚が襲う
打たせてはいけない。黒髪の生徒は確信した
彼は真剣な顔つきで先頭の二人に進言する
「時間がありません。俺達も協力させて下さい」
その隣にいた東洋人に青年も同じ様に真剣な顔つきで手を挙げた。その手は汗がついていた。拳を握りいろいろな感情があらわれなのであろう
「俺も行きますよ。こんな胸糞悪いもん見せられて、コソコソ帰れる訳ないすっよ。こんな計画ぶっ壊す!」
「ふん‥流石はブラザーだぜ俺も賛成だぜ。いつも通りクールに行こうと思ったがどうやら俺も怒りでグラサンが粉々に砕けそうだ」
2番目の位置にいた東洋人の青年と瓜二つのサングラスをかけた青年が言う
「そうだこんな暴挙を見過ごせるものか!」
「早く止めようよ。街に打たれる前に!」
各々に、戸惑いながらも前に進もうとするものと、義務感を感じるもの、皆それぞれ反応は違うが同じ様に戦おうとしている
「やれやれ、止めても無駄みたいね」
先頭の女性教官はやれやれと首を横に振るう。呆れたよりも予感していた為であるだろう。しょうがないと真剣な顔つきに変え、これからに行動を話す為口を開く
「リィン以下a班はこのまま私について来なさい。b班は少佐についていく事」
少佐とは金髪のマントを羽織る軍服の男性の事である。その班決めには不服はなく全員覚悟を目に灯していた
黒髪の青年と東洋人の青年は同時に後ろを振り返り、仲間達に顔を向ける
「これよりⅦ組によるミッションを開始する。日々の成果をここで発揮するぞ」
「全員生きてまた会う為に余り無理をするな、特に女性陣には!女の子は体を大事に!」
「おそ松兄さんその言葉余計だよ。だからクソ松なんだよねぇー」
「って酷くないトォティ。後お前も無理するな、人殺しを平然とする野郎どもだ。気をつけて行けよ」
「いや、おそ松兄さん達も僕の事殺そうとしたときあったじゃん。女子と楽しく話しているだけで」
「それはそれ、今は今だ」
「おい!誤魔化すなクソ長男!」
「はいはい兄弟喧嘩は、後でやって気を引き締めていくわよ」
少し場が和んでしまうが各々の武器を構えると、それぞれ東と西に分かれ、それぞれの目標の為に左右に分かれる
別れる前におそ松と言われた青年は、同じ顔の真面目そうなライフルを両手に持ち、真顔で手が小刻みに震える弟の前に来た
「チョロ松大丈夫か、お前めっちゃ震えてるけど、大丈夫かトイレちゃんと行っとけよ」
「いやこの震えはそういうことじゃないから、全く余裕だなおそ松兄さんはまぁ僕なりに修羅場を超えているから、何とかなるかも」
そうかと安心して自分が分けられた東のa班の元へと歩く。ふと彼は足を止めると振り返らずに一言後ろの兄弟に言う。
その顔は真剣な顔つきでシワを寄せていた
「そっちの二人の松を頼んだぞチョロ松」
「あぁ分かってる、そこまで心配しなくていいよ。おそ松兄さんも頑張って‥‥って既にいない!?」
やれやれと妙に今日は心配症な兄に呆れながら。睫毛をへの字にして呆れたポーズをしながら振り返ったチョロ松は既にいない兄貴に驚いている
見ると彼は桜の教官が先頭にいる東棟へ進む集団の後方を走っていた。今自分も兄に対して多少なりとも、元気付けようとしたのだが、躱されたので眉間のシワを寄せた。
「チョロ松松野、早く行くぞ遅れるな!」
「は、はいっ!」
少し先に走っているメンバーに追いつくため西棟のメンバーの元へと走り出す。その足取りは、少し震えているが、身体もう一度振り返る事はなかった。
彼方此方から銃弾による火薬の匂いと、血による鼻につく異臭が濃く全ての神経を撫でる。
黒煙に包まれる階段を駆け上り、ガレリア要塞内の司令区画と兵舎区画を繋ぐ回廊に到着する
兵舎区画には一階からでも行けるのであるのだが一階は煙と破壊された戦車の残骸が多く、比較的まだ被害が少ない回廊を伝い兵舎の奥にある列車砲を目指す。
此処まで戦闘行為はなく比較的スムーズに進む事ができている。しかし兵舎の扉の前まで着くと教官は立ち止まり何かの気配を感じる
「やっぱりこの先にいるはね。全員武器の準備は大丈夫よね」
「大丈夫すっよ全員準備万端っす!」
「よーしぃ敵さんの頭で野球するマッスル!いやプロレスかな!キャッチャー頼むよカラ松兄さん」
「十四松君。その表現は控えた方がいいですよ‥‥とても怖いです」
魔道杖を両手に持つロングヘアーのメガネの女生徒が思わず困った顔で、焦点が合わない目でトゲが多く刺さるバットを振るう男性に遠慮がちにツッコミをした。
この青年も東洋人の少年と酷く酷似していた。
扉が開くとそこには人の形をしない小型の機関銃を内蔵した無機質な機械と、二つのカメラが左右に二つと両方に固定されたカメラが内蔵した小型機の機関銃よりも巨大な物が付いている数台が、目の前を塞いだ。
生徒達は驚いた。別に機械がこちらに拳銃を向けている事ではない。彼等は此処に来る迄結構な戦闘経験を持つ、「見覚えがある」のだ
「おいおいこれって見覚えがあるぞ?」
「‥これは実習に現れた!」
「機械仕掛けの魔獣か‥」
「うわぁ〜〜いっぱいいるよ〜〜!でも人じゃないからあれを殴っても大丈夫だよね、ね!」
「話は後さっさと片付けるはよ。私が先頭を切るはリィンとおそ松さん、ユーシス、十四松はその後に、ガリウスとラウラは中編を、カラ松は後方のエマを援護しつつ防御を」
了解全員が一斉に返事をするとそのタイミングを待っていたように全ての機械が一斉に彼等に銃口を剥き出し発射する。
前方に出た教官は軽みのこなしで銃を避け、後ろに続く二人も、先ほど抜いた刀で上手く銃弾を弾きながら走り抜け、
でかい機械の懐におそ松さんが入り込んだ。彼はニヤリと笑うと懐に入る前に収めた刀を抜く
「赤塚道場水魚式抜刀術1の構え、「鯉の滝登り」ぃぃ!」
水が彼の刀に集中し一つの塊になると、刀を縦に切り上げたとき、まるで滝を素早くかつ大胆に登る鯉の様にアッパが決まった様上に上がる、重心をあげられる機械
機械は懐に入られ反撃するマモなく、体を地面に倒してしまった。反撃する暇を与えず機械に目の部分に刀を突き刺し爆発する暇を与えない。すると彼の背後に入り込んだ機械が彼に銃口を向ける。
しかしその銃弾が彼に届く事はなかった。
機械の後ろをとった。黒髪の青年が刀を振るい、機械を銃口ごと切り裂いた。鉄が切り裂けるシャッキーンと音と共に小さな爆発が起こった。青年は素早くそれを避ける東洋人の少年に刀を構えながら背中を預ける様にしてお互いに敵を倒していってる
「サンキュウーなリィン、お前前よりも剣の切り裂き具合よくなってきたんじゃねぇえの!」
「それはお互い様だ。あの銃口を向けられながら冷静な判断力と大胆さお前も成長してるよ。」
「でもまだ先生には勝てないけどな‥」
彼等の隣には複数の機械兵器に上手く立ち回る自分達の教官の姿が視界に映った。相手の機械の銃口範囲を計算し銃の弾丸を数台の機械に内、相手の銃口が自分に向く様に仕向け、打った瞬間姿勢を低くし、敵が対軸にくる様に仕向ける。そして打った瞬間姿勢を低くし、銃弾を相手同士に当てる様に仕向ける
反撃しようともう一度合わせる瞬間に銃と片手剣で内切り裂く。そして素早く「ARCUS」を起動して、土の属性で砕いた
プロの技を見せつけられると、自信を無くしそうになり失笑する。
「あの所まで行くのめんどくせぇなー‥っていうか全然自信ねぇよ‥」
「確かにな、教官の場合そうだな。他の皆も上手く出来てるみたいだな」
他のメンバーも機械性魔獣の戦闘で上手く立ち回っている様で、敵を的確に仕留めている。しかしおそ松さん苦虫を口に入れた顔をして、道の先端から続々と隊をなす機械魔獣の方をみる
「二人とも中々にコンビプレイね。教官としてはとても誇らしいはよ」
「でもいくら倒してもゴキブリみたいに沸いてきやがるすねこいつら、敵どれ位金あんの俺にも少し分けて欲しいな‥」
「確かにこのままだと前に進むのは難しいな、こっちは急いでいるのに‥‥」
二人の青年は戦いながら考える。敵を掃討しすつ、先に進む方法を考える列車砲が撃たれる時間は短い早くそして迅速に確保しなくてはいかないどうしたものか、そしてお粗末も視界にある人物が映った。
「やほぉー、丸い人形さんは打ちやすいなまるでボールみたいだなよいっしょ!でも全然遠くまで行かないなこれじゃあすぐアウトで取られちゃうなはははは!スリーアウト感じはははは」
そこには小さな機械を彼方此方にバットで打ち上げる十四松の姿が見えた。幸いにも周りを気を遣っているのか、味方の方には投げておらず、壁など地面などに打ち付ける。
本人はどうやら遠くに打ちたい様だが、人が通る為の道などでホームランを打てるほどの広さではない。
おそ松さんはそれをニヤリと笑うと、自分に銃口を向ける機械を切らずに十四松の方への思いっきり、かっ飛ばした。
「十四松いっまそっちに投げたぞそれでホームランを決めとけ!よ未来の一郎」
「おそ松さんいきなり何してるんだよ⁉︎あんな物を十四松に投げるなんて」
「まぁ見てなって」
十四松に投げた機械魔獣はまっすぐに、十四松の方へと飛んでいった。十四松は一瞬目を光らせると、口から息を重く吐き、左足を後方に下がらせ、右脚に力を込め、自分のバットを思いいっきり振り上げる
「ホームラン王に俺はなるゥゥ!」
十四松はバットの芯が丁度当たると先頭に接近している。敵集団に向けて放つ
小型の魔獣人形を高速のスイングで打った。それは機械群にぶつかると大きな爆音と共に爆発した。
その破片が彼方此方に突き刺さり、爆音と共に一部の道に破片による穴が出来ていた
「えぇぇ!どうなってるのかスルイングで殆ど敵倒してるんだけど、敵木っ端微塵!流石に結構危なくないかあれ‥」
「そうね‥これ被害は報告すべきかしら、正直したくないは‥ね」
「まぁ魔獣のせいで壊されましたって報告しましょうよ。その時はしましょう。偽装は良くないですけど、この場合は仕方ないですよ。相変わらず十四松は凄いな」
「でしょう。あいつのスイングは兄弟1だからな時間もないしこれでスムーズに進めますよ。よっしゃ十四松次行くぞ。」
教官の女性は、思わず眉間のシワを手で押してしまう。まぁ機械魔獣のせいにすればいいかと
彼女もかなり軽い方なので別にいいかと納得する
ほい足元に転がる。魔獣を十四松に振るうおそ松それを素早く打つ十四松。
彼が野球が好きで武器をバットにしている事は皆知っているが、スポーツをする為の道具をそれに使っていいのか未だに全員どうなのだろう。と首を傾げてしまう
「十四松ゥゥゥゥゥゥ!マイブラザーぁぁぁぁ!敵を爆破させるのはいいが残骸が少しこっち飛んできて危ないんだけど、イッテ!聞いているかブラザー、委員長大丈夫か」
「大丈夫ですよ。カラ松さんの剣で弾かれているので後方の私は無傷です。ってカラ松さん破片が頭に!良かったら回復魔法を此処で展開しましょうか?」
後方にも残骸は少し飛んでいるらしく後方にもいるエマにも多少飛んでいってしまっている様だ。けどその前に大きな剣を持つサングラスをしたカラ松がそれを弾いている。
「何これくらいの傷は直すほどのものじゃない。これ位で心配してくれる委員長は優しいな。この後の戦闘の為に委員長は温存しておいてくれ」
「はいでしたら、いいですが無茶はしない様に」
はいと返事をしたカラ松は笑顔で応じる。その顔を見て委員長は少しため息を擦る
「よし道が開けたぞ。一気に突破する」
ユーシスの言葉を合図に十四松が吹っ飛ばした魔獣の残骸を乗り越えて、一気に前進する。走りながらおそ松さんと十四松は先ほどに動きを続け、機械魔獣の残骸が進む道に積み上がっていく。
[newpage]
しばらく要塞内の魔獣と戦闘をしながら進み。しばらくすると先頭から陽の光が差込で来た
そこを出ると前方には巨大な谷が存在し、谷の狭間には深い底が存在した。谷の側面に回廊を歩くメンバー
「此処は‥‥「ガレリア峡谷」ですね向こう側はクロスベル自治州です」
「高いなぁー!落ちたら死んじゃいそうな深さだね。やほぉぉー」
十四松が回廊の手摺りに捕まりながら、腹から出した大声で叫ぶ。するとガレリア要塞内に振動した。
振動源が近くにあると思い少し上の階層を見ると巨大な門が開きレールに引かれた何かがレール上を前方に動き始めていた。
それは巨大な車両に積まれた。砲台だったそれは帝国が作り上げた兵機である。その大きさは帝国で使われている既存の物より遥かに大きく銃弾の射程範囲も桁違い
その大きさに思わず驚いてしまう。メンバー
「あれは‥列車砲」
「スゲェーデカさだな。どれ位の威力があんだよ。っていうかマジで一人の人間を殺す為にあんなもん持ち出すのかよ!」
「鉄血宰相の首はそれ程大きいという事だ」
「起動が早すぎる。まさか狙いもつけずにぶっぱなすつもり‥‥!」
「ヤベェーすね!早く行きましょう盗塁王。確かあそこに入り口がって‥‥うあっしゅ!?」
砲弾の起動の速さに全員にさらに緊張が走る。景色を楽しむ余裕がない為次のエリアに向かおいと足を踏み出そうとしたが、
十四松の一歩先の道に高速の何かが放たれた。打たれた道には小さな丸い点に黒く焦げた様な黒色の点があり小さな煙がもくもくと上がっている
「教官どうやらまだ先に進めてはくれない様ですね」
リィンは何かの気配を感じると、谷が一望できるデッキの先を見た。全員の視線がそこを見るとビリビリと電光の輪が現れる、
そこがら現れたのは黒い眼光で此方を見下ろし規則的に動く機械音を鳴らす空中に浮かぶ二体の機械魔獣だった
その右に現れた一体が此方を識別すると迅速に行動し始める
規則的に回る背後のゼンマイの様な背後と両腕の凹の腕を振り上げ、此方に急速に接近する。
仲間達は魔獣が接近する前にそれぞれ全方八方に分かれる様に飛び、魔獣の腕が叩き疲れる前に避ける。
「くっそ此処にも配置してるのかよ!もういい加減前に進みたいんだけど!」
「それに先程の魔獣とは形状が異なりますよ。恐らく別種の機械魔獣!」
「っく厄介なこれも迅速に片付けるぞ。カラ松行けるか!」
おうっと。頭に刺さる先程の残骸も気にせず、グラサンをぐいと上げカラ松は走り始める。地面に拳を振るった魔獣に一気に距離を詰めようとする。
体勢を立て直そうと立ち上がる機械魔獣の動きはそこまで早くない。これなら行けるカラ松はそう思ったがもう一台の機械魔獣を視界に入れると、それは視線を此方に向けアークスを起動し始めていた。
カラ松はやばいと両足を地面に擦る様に急停止したが、一瞬魔法を展開する魔獣に視線が向かれていた。時に既に体勢を立て直した魔獣が此方にレーザー砲を向けていた。その場から離脱しようとするが、相手のレーザー砲の展開が早くレーザーのエネルギーが充電完了しようとしていた。
「エレキボトル!」
その時横から小さな電撃が、魔獣にヒットする多少よろけたが、そこまでダメージが入っていない様で、すぐ視線を横槍入った方に向けた。
そこには槍を片手に持ち、茶色の肌が目立つ青年が片手を前に出し魔法を展開していた。
その背後から金髪の青年が走り、機械魔獣に剣の標準を合わせ、素早い剣先で剣筋を見せずに切る
空中に浮かぶ機械魔獣は、いけないともう一度レーザーを金髪の青年に標準を合わせる。しかし、
「いやほぉぉぉぉー!」
「!!!?」
自分に向かって飛来物が急接近する。それは槍でも銃弾でもない魔法でも、センサー圏内に入れば直ぐに防御姿勢に入りダメージは最小限に抑えられる。でもそれはどちらでもない、飛んできたのは「人」である。
それはこちらに巨大な棒の様な物で此方を攻撃しようとしている。咄嗟に小攻撃ほどのレーザーをそちらに向け、連写する
「ワハハは大丈夫リオネルね。よっと。全然聞きませんよぉ〜!ってあつ!バットで張り倒してるのにやっぱちょっと通る。あっつ!」
至近距離からバットを振ろうとする為、隙が出来てしまう。その為にレーザーが数発程体を掠めるだが、松野家六子の中で一番丈夫な為に多少痛がるが、敵から視線を外さず、魔獣の懐に入り込む。
「どせぇぇぇぇぇぇぇぇ!ホームラン!」
一気に溜め込んだ腕に溜まる力を一気に出し、バットを敵の胴体に叩きつける。魔獣は至近距離に入り込んだ十四松に、両方に装備されている。二つのアームの右手を十四松に振り上げる。
そうなる前に十四松は動く。敵を天に向かって投げ飛ばすのではなくリィン達がいる地上に叩き落とそうと。回転がきくバットで、叩きつける。
魔獣は負けじとアームを振り下ろし、十四松の上半身を左方に叩きつける。
「っぐ!ゲルゥ!」
十四松は思わず敵の打撃に痛みを感じて。感傷が響く声を上げる
「十四松!くっそあの野郎十四松に叩き落とされる前に決めるきか」
十四松の声に反応するおそ松。でも彼はバットを離さず敵を叩きつける。忍耐力と体力の限界を余り知らない十四松の攻撃に少しずつ追い詰められ
魔獣は攻撃するのではなくなっはらい除けようと、前後左右に体を揺らし、力任せで現状を打開しようとするが、両足を体にガッチリと挟み外さない。
装甲も認識人工も、十四松に殴られ続け弱り切り行動が短調になり始める。その隙を彼は逃さなかった。
「これで最後だぜぇぇぇぇ!」
十四松は最後に巻きつけている両手を離し、魔獣を踏み台にそれよりも高くジャンプした。そしてバットの目標をリィン達が戦っている魔獣に向けてかっ飛ばした。
魔獣は踏ん張れず、そのまま垂直にもう一体に激突しそうになる
「ラウラ、おそ松今だ大技で一気に決めるぞ!」
「分かったリィン。確実に決める!」
リィンの指示にラウラは大剣を強く握りしめて答え、おそ松は軽く手を挙げて任せろと答える。茶色の肌の青年と自分の兄弟に顔を向け、今絶賛降下中のもう一人の弟に指を指して
「二人とも十四松の事を頼む」
二人は頷くと落ちてきている十四松の方へ走り出した。それを確認したおそ松は真剣な表情で、リィン達と同様に魔獣の方へ駆け出す。
「炎と我が剣に集え!はぁ!」
先に先頭を走るリィンは剣に炎を纏わせ魔獣を切り裂く。その後ろから現れたおそ松は自分の周りに水を纏いそれが鯉の様な魚に変化する
「滝を昇りし鯉お前らの障害を今打ち砕け、「崩し滝登りぃぃ!」
それが勢いよく魔獣を上空へと飛ばした。魔獣は抵抗できずもう一体の魔獣と接近する。そして最後に青髪の少女が剣に集約する力を込め、踏み出す
「我が渾身の一撃喰らうがいい!奥義「洸刃乱舞」」
そしてその力を衝突した魔獣に向けて放った。魔獣は抵抗できず光に切り裂かれ爆散した。爆散した破片は多少落ちてくるが余り多くないので対処ができた。
谷に落ちそうになる十四松に手を伸ばし、掴み取ったカラ松そしてそれを支えるガリウス。それを見たおそ松は一安心とした
「十四松ぁぁぁぁつ!マイブラザー余り無茶をしないでくれ上からのレーザーは確かにキツかったけど、いきなりぶん投げて何て二度しないでくれいいな!ok」
「すいませぇぇん!次上がる時はカラ松兄さんを上げるよ。」
「十四松ぁぁぁぁつ!それは返答の答えになっていないぞ。俺を投げる意味は何で何だブラザーうるさいって言いたいのかな。酷いぜぇぇ!」
「まぁ取り敢えず無事だな。十四松は無事そうだ。何とかまだ進めそうだ」
十四松を救い上げたメンバー達。機械魔獣の戦闘が終わったがまだ危機的現状は変わらない。
「っく時間が惜しいわ!私だけでも先行する。君達は安全を確保しながら」
教官は列車砲の装填が始まっている。そう思うと他の生徒達に視線を向けると、素早く指示をする
この戦闘の間に列車砲は狙いを定め、砲身を収納していた砲身を伸ばし始める。三本目の砲身を伸ばし切るとそれは上昇して定まる
「!?」
「列車砲が!くっそ戦闘で時間が遅れた!」
「しまった。思っていたよりも早く!」
「おいおい嘘だろうまさかもう打つ気かよ。くっそこの位置からじゃ何も!」
黒髪の青年は顔を蒼白する。まさかもう全身から鳥肌が立つ。この二問の砲弾で何百人もの人間の命が奪われるのだ。命の火が消え去るのだ。
「やめろ‥」
「やめやがれ」
「「やめろぉーーー!!」」
もう一人の青年の言葉も加わる叫びが響く。しかしそれは無残にも、巨大な爆音にかき消された。
序章完
やはりまだ戦闘シーンが上手く書けません。どんどん頑張っていくつもりなので長い目で見て下さい